最近ではリモートワークやウェブ会議、オンライン学習などの広まりに伴い、タブレット端末の需要が高まりつつあります。
中でも、iPadよりもリーズナブルな価格で入手でき、なおかつ仕事からプライベート、ゲーミングなど幅広い用途に対応できるスペックを擁するAndroidタブレットが、特に人気を博しています。
しかしタブレット選びを間違えると、『スペックが低すぎて使い物にならなかった,,,』なんて事態にもなりかねないので注意が必要です。
そこで今回は、高精細の11インチディスプレイを搭載したオススメのAndroidタブレット『CHUWI Hipad Plus』について紹介したいと思います!
▼2021年3月に国内発売された最新モデルです
ブランド・メーカー | CHUWI |
製品名称 | CHUWI-Hipad Plus |
本体サイズ | 24.8 x 17.95 x 0.69 cm; 500 g |
ディスプレイ | 11 インチ OPSディスプレイ |
解像度 | 2176 × 1600 |
OS | Android10.0 |
CPU | MediaTek MT8183 |
RAM(メモリ) | 4 GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 GB |
対応通信規格 | Bluetooth, Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac) |
入出力ポート | USB Type-C, microSDカードリーダー, 3.5mmオーディオジャック |
バッテリー容量 | 7,300mAh |
内蔵スピーカー | 4基(クアッドスピーカー) |
内蔵カメラ | 内側カメラ:5 MP 外側カメラ:13 MP |
SIMカード | 非対応 |
『CHUWI Hipad Plus』は2K(亜2K)QHD解像度対応、迫力のある11インチディプレイを搭載したAndroidタブレットです。
▼外側・内側にそれぞれ13メガピクセル・5メガピクセルのカメラを搭載しており、リモートワークやオンライン授業にも対応可能。
Androidタブレットといえば 9~10.1インチあたりのディスプレイサイズが一般的ですが、Hipad Plusはより大型で、なおかつ高精細なディスプレイを備えておりゲーミングやメディア視聴にも最適です!
▼クワッドスピーカー(4基のスピーカー)が内蔵されており、立体的なサウンドを楽しむことが可能。
『MediaTek MT8183オクタコアプロセッサー』のCPUと、4GBのRAM(メモリ)を搭載。ウェブブラウジングはもちろんのこと、動画再生時やゲームアプリプレイ時でも快適に動作するスペックとなっています。
128GBの内蔵ストレージを積んでいるほか、Micro SDカードスロットを用意しており、外付けでストレージを増設することも可能。
本体価格は、購入サイトによって異なりますが、概ね2~3万円台で購入可能です。
価格に対するスペックは十分に高く、特にディスプレイは他のAndroidタブレットと比べてもかなり高めの品質となっています。
メディア視聴からゲーミング、仕事などにも対応できるオールマイティなAndroidタブレットです!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かったなどを分かりやすく紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱
▼タブレット本体と、付属品一式の入った箱が同梱されています。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- USB Type-Cケーブル
- コンセントアダプタ
- カードスロット開閉ピン
- 説明書
- 品質証明&保証カード一式
▼説明書は日本語にも対応しているので安心です。
▼タブレット本体。購入時には保護フィルムが貼られています。
タブレット本体の重量は約500グラムであり、11インチタブレットとしてはかなり軽量な部類です。
▼長時間持ち続けても疲れない軽さ。
▼厚みは0.69センチ(69mm)と 非常に薄い。
タブレット本体の素材はアルミニウム合金であり、実際に手に取ってみると、金属特有の鈍い光沢とヒンヤリ感が感じられ、結構な高級感があります。
▼所有感のあるデザイン。
10.1インチタブレットとの比較
私が所有している他の10.1インチタブレットと大きさを比較してみました。
▼『iPad Air2』および『Alldocube iPlay 40』との比較。
このように見てみると、いかにディスプレイサイズが大きいかが分かると思います。
▼Androidタブレット同士の比較。やはり画面の大きい方が迫力がある。
ボタン・入出力ポート
『CHUWI Hipad Plus』本体に搭載されているボタン・入出力ポート類について紹介していきます。
▼正面上部には、5メガピクセルのフロントカメラ、およびセンサー類が搭載。
▼本体上部。画像左から『電源スイッチ』『USB Type-Cポート』『マイク穴×2』が搭載。
▼本体右側面。画像左から『スピーカー穴』『リセット穴』『ボリューム調節ボタン』が搭載。
▼本体左側面には『カードスロット』が用意されています。
▼付属の開閉ピンを挿し込むことで、スロットを開いてMicro SDカードを挿入することが出来ます。
▼128GBまでのマイクロSDカードに対応しています。
そして左右にスピーカーが2ずつ、計4基のスピーカーが搭載されており、立体的なサウンドを出力することが可能となっています。
▼Androidのミドル~上位機種において見られるクアッドスピーカー機構。
このように、シンプルかつコンパクトな筐体に、必要なボタン・ポート・カメラ類をすべて盛り込んだ洗練されたデザインとなっています。
ただ、SIMカードに非対応な点は残念ですね。格安SIMでWi-Fiの無い環境でもインターネット通信を行いたい場合は、対応するAndroidタブレットを購入すると良いでしょう。
▼SIMカード対応の、おすすめAndroidタブレット
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また、本製品にはオーディオ端子が用意されていません。
そのためイヤホンでサウンドを楽しみたい場合は、USB Type-C端子対応のもの、もしくはBluetooth対応製品を用意しましょう。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『CHUWI Hipad Plus』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
計測結果は、約144,000点 でした!
2~3万円台の11インチタブレットとしては、まずまずのスコアです。
20万点超えの『Teclast M40』や25万点超えの『ALLDOCUBE iPlay 40』にはさすがに敵いませんが、それでもウェブブラウジングから動画視聴、ゲーミングなど、大抵の作業を快適にこなせるスペックとなっています。
一般的なタブレット利用の際に、スペック不足で不便に感じることはほとんどないでしょう。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『CHUWI Hipad Plus』を実際に使用した感想について紹介していきます。
ディスプレイが大きく、発色が良い
私は普段、おもに10.1インチタブレットを使用しています。
今回、初めて11インチの『CHUWI Hipad Plus』を使用してまず感じたことは、ディスプレイが想像以上に大きくて迫力があるということです。
▼ベゼル幅(画面のフチ)が狭いため、タブレット本体のサイズに対してディスプレイが大きく見える。
10.1インチと11インチでは0.9インチしか大きさが変わりませんが、この小さな数字の違いが、想像以上に迫力の違いをもたらしていました。
また『CHUWI Hipad Plus』のディスプレイは、同価格帯のタブレットの中では発色がかなり良いです。
▼タブレット画面を直撮りした様子。アニメや映画まで、実にカラフルな映像を楽しむことが出来ます。
動画サイトやメディア視聴目的でタブレットを購入した方でも、十分に満足できるクオリティだと思います!
ウェブブラウジング・動画視聴などは実に快適
ウェブブラウジングと動画視聴時のパフォーマンスについて確認してみました。
ウェブサイトをいくつか閲覧してみましたが、いずれの場合においても非常にスムーズで快適に閲覧することが出来ました。
▼画像の多いサイトでも読み込みが早い。
また、YouTubeやネットフリックスで動画をいくつか視聴してみましたが、いずれの場合においてもカクつくことなく、滑らかでキレイな映像を楽しむことが可能でした。
▼YouTubeで最高画質に設定してもスムーズに再生できる。
▼ネットフリックスやAmazonプライムビデオなどのオンデマンド配信アプリで視聴する際も、素早く読み込んで、ストレスのない視聴が可能でした。
この通り、ウェブブラウジングや動画視聴など、一般的なタブレットの用途で使用する分には全く問題はありませんでした。
さすがはオクタコアプロセッサーを採用しているだけはありますね!
リモートワークやオンライン授業といった用途にも、十分に対応することが可能でしょう。
立体的なサウンドを出力するクアッドスピーカー
続いてサウンド品質について確認。
上述した通り、本機は4基のスピーカーを内蔵しており、映像・音楽視聴時に両側からサウンドが出力されるため、立体的なサウンドを楽しむことが出来ます。
普通の格安タブレットでは、スピーカーが2基しか用意されておらず、サウンド出力に偏りを感じてしまうものが多いです。
しかし本製品の場合、タブレットの両側からにサウンドが均等に出力されるため、気持ち悪い偏りを感じることなどはありません。
音質自体も良く、低音こそ弱いものの、中~高音域に関しては実にクリアなサウンドを楽しむことが出来ます。
カメラ性能が結構良い
内蔵カメラの性能についても確認しました。
前面カメラ・背面カメラの両方で写真を撮影してみましたが、いずれの場合においても 概ね高画質な写真を撮ることが出来ていました。
▼リア(後部)カメラで遠景を撮影した様子。遠くの建物まである程度明瞭に撮影できている。
▼フロント(前面)カメラで近くの植木鉢を撮影した様子。発色が良く、実物に近いカラフルな写真が撮影できた。
このように、数あるAndroidタブレットの中でもカメラの性能が比較的優れており、旅行時の記念撮影用としても十分に活用できる品質となっています。
Androidタブレットはスペック値に対してカメラ性能が微妙なモデルが多かったため、個人的にはかなり進化した点であると感じました!
ゲームプレイ時のパフォーマンス
ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンス(ゲーミング性能)についても確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずは人気ゲームアプリである『PUBG』をプレイ。
多少重めのゲームアプリですが、グラフィック設定では『HD』画質 までを選択することが出来ました。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼画面が大きいので、遠くの風景が見やすい。
また、クアッドスピーカーのおかげで、銃声や敵の近づく方向を立体的に把握することが出来るため、有利に立ち回ることが出来ました。
ゲームアプリで上位ランカーを目指したい場合にもオススメできるタブレットです!
『マインクラフトPE』プレイ時
続いて『マインクラフトPE』プレイ時についても確認。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズにプレイすることが可能です。
大規模なチャンク読み込み時には若干のカクつきを感じることはあるものの、それ以外は ヌルヌル快適に動かすことが出来ました。
ちなみに、グラフィックを大幅に向上させる "影MOD" を導入した場合でも問題なく動作しました。
▼光と影の表現が格段に向上!
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『原神』などの重いゲームアプリはやや厳しいかも
以上の通り、大抵のゲームアプリは快適に動作します。
一方で、他にも『原神』や『CODモバイル』などの、最も重い部類のゲームアプリも試してみました。
『CODモバイル』に関しては、グラフィック設定を最低に下げることで、十分に快適なゲームプレイが可能でした。
一方『原神』の場合、グラフィック品質を最低にしても、映像がカクついて操作時に結構なストレスを感じるレベルでした。
そのため、重めのゲームアプリでも快適にプレイしたいのであれば、AnTuTuスコア20万点超えの『Teclast M40』や『ALLDOCUBE iPlay 40』の方を選ぶことをオススメします。
ゲームからメディア視聴、リモートワークまで幅広い用途にオススメ
今回紹介した『CHUWI Hipad Plus』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 迫力のある11インチディスプレイ
- 発色の良い2K・QHD対応グラフィック
- 高級感のある本体素材・デザイン
- ディスプレイサイズに対してコンパクトかつ軽量な筐体
- 大抵の作業を快適に行えるスペック
- クアッドスピーカーによるクリアで立体的なサウンド
- ゲームアプリもある程度快適にプレイ可能
悪かった点
- SIMカードに非対応
- RAM(メモリ)は6GB以上あればよかった
以上の通り、ゲーミングから動画視聴、リモートワークからオンライン授業まで幅広い用途に適した、オールマイティなAndroidタブレットとなっています。
発色の良好な11インチディスプレイとクアッドスピーカーは、特に映画などのメディア視聴用途に向いているでしょう。
そして内蔵カメラの性能も良いため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に対応可能です。
一方で、この価格帯であれば、RAMはせめて6GBは欲しかったところですね。
また、SIMカード非対応な点はちょっと残念ですね。Wi-Fi環境の無い場所でもインターネット接続を行いたい場合は、スマホによるテザリングなどを活用しましょう。
何はともあれ、全体的にパフォーマンスのバランスが取れたタブレットです。10.1インチタブレットよりも迫力のある映像が楽しめるため、動画視聴目的でタブレットを探している方にはぜひオススメしたいモデルです!
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