新型コロナウイルスの影響により、最近では自宅から仕事を行う『リモートワーク』や、授業などの講義をオンライン上で受ける『オンライン授業』などが一般的になりつつありますよね。
そこで今、需要が高まりつつあるのが "ノートパソコン" や "タブレット端末" などのガジェットです。
特にタブレット端末はノートPCに比べてコストが抑えられ、なおかつ持ち運びにも長けているため、非常に大きな人気を博しています。
しかしこれからタブレット端末の購入を検討していつか他の中には、種類が多すぎてどの製品を選べば良いのか分からない... という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回オススメするのが、『New Fire HD 10 Plus タブレット』です!
▼高いコストパフォーマンスを誇る10.1インチタブレット
製品名 | Fire HD 10 Plus |
世代 | 第11世代(2021年発売) |
ディスプレイ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200(フルHD) |
OS | Fire OS |
CPU | 2.0GHz オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
バッテリー持続時間 | 最大12時間 |
通信規格 | Bluetooth, Wi-Fi対応 |
マイクロSDカード | 対応 |
SIMカード | 非対応 |
カメラ | 前面:2メガピクセル 背面:5メガピクセル |
本体サイズ | 247 x 166 x 9.2mm |
本体重量 | 約468グラム |
『New Fire HD 10 Plus』は、アマゾン(Amazon)が開発・販売する10.1インチタブレットです。
▼タブレット単体
ディスプレイ解像度は フルHD(1920×1200)に対応しており、十分に綺麗で色鮮やかな映像を楽しむことが出来ます。
CPUにはオクタコアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は4GBを搭載。ストレージは32GB・64GBの2種類のモデルが販売されています。
スペック的には、同価格帯(2万円以下)のタブレットのなかでも、かなりコスパに優れている機種であると言えます。
OSはAndroidをベースとした『Fire OS』を採用しており、多少使い勝手は異なるものの、iOSやAndroid端末と同様の感覚で操作可能です。
▼音声AIシステム『アレクサ(Alexa)』を搭載しているほか、IoTなどのスマートホームデバイスと接続、遠隔で操作することも可能。
▼ワイヤレス充電にも対応しています(別売りの充電スタンドが必要)
そして何より、本製品が真価を発揮するのは、別売りの『キーボード付きケース』を装着した時です!
▼キーボード付きケース装着時
キーボード付きケースを接続することで、普通のノートPCと同じ感覚で文字入力(タイピング)することが可能となるため、利用の幅が一気に広がります。
▼FireタブレットをノートPCのように使用できる!
個人的に、『New Fire HD 10 Plus』を購入するのであれば『キーボード付きケース』も一緒に購入することを強く推奨します。
2万円以下の価格に対して非常に汎用性の高いタブレットとなっており、初めてタブレットを購入する方や、仕事用にサブでタブレットを所有しておきたい方にもオススメです。
何よりAmazonブランドの製品ということもあって、安心感があります。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などをレビューしていきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼タブレット本体と付属品が分かれて梱包されています。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- 説明書一式
- USB Type-Cケーブル
- 充電用アダプタ
▼説明書は日本語にも対応しています。
タブレット本体
▼タブレット本体の外観(表面)
▼裏面。見づらいですが、アマゾンのロゴが入っています。
▼本体重量は約468グラムほどであり、片手で持っても非常に軽いです。
▼厚みは9.2ミリほど。カバンに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼前面には2メガピクセルのカメラを搭載。ウェブ会議やオンライン授業にも活用できます。
なお、前面カメラの横には光センサーも内蔵されているため、ケースを閉じたときは自動でタブレットがスリープ状態になります。
▼背面には5メガピクセルのカメラを搭載。
▼本体右側面。画像左から『3.5mmオーディオポート』『USB Type-Cポート』『マイク穴』『電源ボタン』『音量調節ボタン』が用意。
▼本体下部には『カードスロット』が用意。
▼最大1TBのマイクロSDカードを挿入して、ストレージ容量を増やすことが出来ます。
本製品はSIMカードの挿入には対応していないため、LTE回線による4G・5G通信は行うことが出来ません。
▼本体上部には、2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が搭載。
以上の通り、一般的なタブレットと大差ない構成となっています。
ただし本体重量自体は他タブレットと比べてもかなり軽いため、長時間手に持ち続けても疲れづらいでしょう。
キーボード付きケース
今回は専用の『キーボード付きケース』も提供していただいたので、コチラについても紹介していきます!
▼『キーボード付きケース』外箱の様子
▼ケースを開くと、下画像のようにノートPCのような形態になります。
▼110~120度ほどの角度まで開くことが可能。
▼キーボードは日本語配列ではないため、慣れるまで少しかかるかもしれません。あとタッチパッドが無い点も残念。
▼ただ、Shiftキー + スペース押しで日本語/英語切替が可能です。
▼各キーには以下の機能が割り振られています。使いこなせば、かなりスピーディに各作業を行うことが出来るでしょう。
▼ケース右側面には『電源ボタン』および充電用の『USB Type-Cポート』が用意。
ちなみに本キーボード付きケースは、Bluetooth接続タイプとなっています。
▼実際にFire タブレットを装着した様子。
もはやノートPCにしか見えませんね!( ゚∀゚)
▼キーボード付きケースを装着することでディスプレイ部が守られるため、持ち運びの際にも便利です。
▼閉じたときの厚みは若干増しますが、それでも持ち運びに支障をきたさないレベルです。
▼キーボード付きケースを装着しても、手のひらに乗るコンパクトさ!
▼ケースを着けたままでも、縦持ちで使用できないこともありません。邪魔な場合は、キーボード部分のみを切り離すことも可能です。
ペアリング方法
ちなみにキーボード付きケースはBluetooth接続式であるため、初起動時にタブレットとの接続(ペアリング)を行う必要があります。
▼キーボードの『Fn(ファンクションキー)』と『Cキー』を同時押しすることで、ペアリングスタンバイ状態に。
▼タブレット側の『設定』より、キーボードを選択しましょう。
一度接続すれば、以降はキーボードケースを開くと自動的にタブレットへ接続されるようになります。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『New Fire HD 10 Plus』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約15.5万点 でした!
1万円台のタブレットとしては、十分に高いスコアを出せていると思います。
ウェブサイトの閲覧や動画視聴はもちろんのこと、軽~中程度のゲームアプリであれば快適に遊ぶことが出来るでしょう!
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『New Fire HD 10 Plus』を実際に使用した感想について紹介していきます。
フルHD対応の画質は十分綺麗
本製品はフルHD(1920×1200)の解像度に対応しており、実際に見ても、十分綺麗で色鮮やかな映像を楽しむことが出来ました。
▼Fire OSの操作性はAndroidに近い。
▼映画やアニメを視聴した場合でも、キチンと陰影の表現された滑らかな映像を楽しむことが可能です。
また、ウェブサイト閲覧時も、小さな文字まで明瞭で見やすく表示されていました。
画質の点で不満に感じることはないでしょう。
ウェブサイト閲覧・動画視聴はスムーズ
ウェブサイト閲覧から動画視聴、各種アプリの使用に至るまで、様々な用途におけるパフォーマンスを確認してみました。
まずブラウザから複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合も速やかにページが読み込まれ、ストレスに感じることはありませんでした。
▼画像多めのサイトでもあっという間に表示される。
スクリプトを多用したサイトを訪れた場合でも、多少の読込時間は発生しましたが、数秒後には問題なく全ての要素を読み込むことが出来ていました。
続いて、YouTubeやアマゾンプライムビデオなどで動画を視聴してみました。
画質を "最高設定" まで上げてみましたが、この時でもスムーズに動画を再生・視聴することが可能でした。
ウェブサイト閲覧や動画視聴目的でタブレットを購入した場合でも、満足度の高い体験が可能なパフォーマンスであると言えるでしょう。
作業用ソフトも快適動作
また、Microsoft Officeの各ソフトも利用してみました。
▼Excel(エクセル)を使用した場合。文字入力から表計算に至るまで、デスクトップPCの場合と同様、快適に動作しました。
▼PowerPoint(パワーポイント)でプレゼン用の資料を作ることも十分可能です。
▼キーボード付きケースさえあれば、Word(ワード)で長文を入力する作業もラクに行うことが出来ます。
以上の通り、各種Officeソフトを利用した場合でも、通常のノートPCなどと変わりない快適な動作が可能でした。
外出先でちょっとした作業を行いたい場合にも重宝すると思います!
十分に優れた音質
本製品は上部に2基のスピーカー(デュアルスピーカー)を内蔵しています。
実際に音楽を再生してみたところ、予想以上にクリアなサウンドを楽しむことが出来ました。
確かに音に立体感はなく、低音の響きも弱いです。
しかし中~高音域に関しては明瞭に響き渡っており、映画のセリフからボーカル音声まで、かなりクリアに聴きとることが可能です。
同価格帯のタブレットの中でも、個人的には最も優れたレベルの音質を実現できていると思います。
ビデオ通話から風景撮影まで活躍できるカメラ性能
カメラ性能についても確認してみました。
まずはフロント(前面)カメラについて。
解像度が高く、色温度も自然なため、ウェブ会議やオンライン授業用に使用するには十分な性能であると言えます。
実際にフロントカメラで撮影した様子。
続いてリア(背面)カメラについて。
遠景・近景の両方を撮影してみましたが、いずれの場合においても、十分に綺麗な写真を撮影することが出来ました。
▼遠景を撮影した様子。
▼近景を撮影した様子。
上画像を見ても分かる通り、クリアでキレイな写真が撮れています。
リモートワークやオンライン授業用、そして純粋に風景撮影用としても十分に活用できる高いカメラ性能となっています。
ゲームプレイ時のパフォーマンス
そして最後に、ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンス(ゲーミングパフォーマンス)についても確認してみました。
『荒野行動』プレイ時
まずは人気バトルロワイヤルゲームである『荒野行動』をプレイした場合について。
▼画質レベルは『HD』まで選択可能。
実際に試合に参加してみましたが、十分快適に遊ぶことが出来ました。
▼ラグやフリーズなどが起きることも無く、普通に遊ぶことが出来た。
▼HD画質設定時には、高速移動する際に多少のカクつきを感じることがありました。気になる場合は "標準" に設定することで、スムーズな動作となります。
パフォーマンスにストレスを感じることなく、各試合を最後までプレイすることが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて統合版『マインクラフト(Minecraft)』をプレイした場合について。
マイクラの場合も、実際にワールドを作成して参加してみましたが、問題なくスムーズに操作することが可能でした。
▼動作が重くなりがちなジャングルにおいても、ラグることなく快適に移動可能。
▼バイオーム読み込み時にもカクつきはほとんど感じられませんでした。
数時間ほど遊んでみましたが、非常に快適にクラフター生活を堪能できました。
以上のように、『荒野行動』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、問題なく快適に遊ぶことが可能です。
少なくとも、Amazonの公式アプリストアで配信されているタイトルであれば、動作に問題はないものと思われます。
アプリの種類が制限されている
『New Fire HD 10 Plus』を使用していて個人的に不満に感じることは、アプリストアにおけるバリエーションの少なさです。
▼Amazonアプリストア
Fireタブレットシリーズは各種アプリをAmazonのアプリストアから購入(ダウンロード)するのですが、そもそものアプリストアに並んでいるラインナップが、『Appストア』や『Google Playストア』に比べて少ないです。
例えば現時点(本記事執筆時点)において『ネットフリックス』や『LINE』、『PUBG』や『原神』といった人気アプリが、Amazonアプリストアにはありません。
普段からスマホや他タブレットで使用しているアプリが、Fireタブレットにおいては使えないことが多々あるので、個人的にはもっとバリエーションを充実させてほしいところです。
キーボードのタイピングには慣れが必要
タブレット本体のレビューとは異なりますが、キーボード付きケースのタイピングには多少の慣れが必要です。
そもそものキー配置が日本語配列とは異なるため、普段の感覚で使用すると、タイプミスを連発します。
また、1つ1つのキーが結構小さめなので、指が大きい方は慣れるまでタイピングしづらいでしょう。
あと『Enterキー』が小さいです。個人的には右側のShiftキーを潰して、その分Enterキーを大きめにしてくれると助かります。
リーズナブルな価格に対して高い性能(実用性)を誇るタブレット
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4)
- 扱いやすさ:(☆3)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『New Fire HD 10 Plus』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- リーズナブルな価格に対して高い性能
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- キーボード付きケースの装着で、ノートPCのような利用が可能
- (ゲームを含め)たいていの作業は快適にこなせる
- 実用的なカメラ性能
- デュアルスピーカーのクリアな音質
- アレクサが結構便利
悪かった点
- Amazonアプリストアのバリエーションが少ない
- キーボード付きケースにタッチパッドが非搭載
- キーボードが少々タイプしづらい(慣れが必要)
以上のように、1万円台のリーズナブルな価格に対して高い性能を誇る、実用的なAmazonタブレットとなっています。
ウェブサイトの閲覧から動画視聴、各種アプリを用いた作業はもちろんのこと、ゲームアプリも快適に動作します。
また、専用のキーボード付きケースを購入することで、作業効率をさらに高めることが出来ます。
音質も良く、カメラ性能も優れています。
あと上では述べていませんが、AI音声機能である『アレクサ(Alexa)』が搭載されている点が、かなり便利に感じました。
▼天気などを聞くと、充実した情報をタブレット上に表示してくれます。
総合的に見ても、かなりコストパフォーマンスに優れた製品であると言えます。
仕事や学業用、または外出先でちょっとした作業を行いたい方には、非常にオススメ度の高いタブレットです!
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