最近では新たな働き方や学び方を実現するために、自宅で仕事を行ったり(リモートワーク)、オンライン授業で学習する家庭も増えてきましたね!
そこで今、タブレット端末が大きな注目を集めています。
しかしひとえにタブレットと言っても、非常に多くのモデルや種類が販売されており、どの製品を選んでよいのか迷っている方も多いと思います。
- 出来るだけ安価なモデルを購入したい!
- だけど性能が低すぎて使い物にならないのもイヤ...
そんな方々に今回オススメするのが『VASTKING KingPad K10』です!
▼コスパ抜群の10インチAndroidタブレット
ブランド | VASTKING |
OS | Android 10 |
画面サイズ | 10 インチ |
解像度 | 1920×1200 |
RAM(メモリ) | 3 GB |
ストレージ | 32 GB |
CPU | UNISOC T610 オクタコアプロセッサー |
対応通信規格 | Bluetooth, Wi-Fi |
本体サイズ | 0.8 x 25 x 15 cm; 550 g |
カメラ | 13MP 背面カメラ 5MP 前面カメラ |
マイクロSDカード | 対応 |
SIMカード | 非対応 |
『VASTKING KingPad K10』は、Android 10を搭載した10インチのタブレットです。
ディスプレイ解像度は1920×1200のフルHD対応。美しく鮮やかな映像を楽しむことが出来ます。
CPUにはオクタコアプロセッサーの "UNISOC T610" を、RAMには3GBを積んでおり、リモートワークやオンライン授業まで、様々な用途に利用できるスペックを擁しています。
▼最大12時間持続するバッテリーも内蔵。
本体ストレージは32GBとなっており、必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで、最大512GB分の拡張も可能となっています。
通信規格としてはBluetoothとWi-Fiに対応。ただしSIMカードの挿入には非対応となっているので、LTE(4G・5G)通信を行うことが出来ません。注意してください。
そして本製品は専用のキーボードケースを装着することで、PCのようにタブレットを使用できる "2-in-1" での利用も可能です。
▼専用のキーボードケース
本体価格は約18,000円と、1万円台の非常にリーズナブルな値段に設定されています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などをレビューしていきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼外箱の様子
▼フタを開けるとタブレット本体がスッポリ収まっています。
▼付属品をすべて取り出した様子。
付属品一覧
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル(日本語対応)
- スタートガイド
- 保証カード
- 充電アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉ピン
▼説明書は日本語にも対応しているので、扱いに困ることはないでしょう。
▼マイクロSDカード挿入口を開けるためのピンも付属しています。無くさないようにしましょう。
▼タブレット本体。購入時にはディスプレイに保護フィルムが貼られています。
▼タブレット裏面。高級感はそこまで感じませんが、手触りはヒンヤリ・サラサラして心地よいです。
▼本体重量は約550グラムほど。長時間持ち続けても疲れない軽さです。
▼厚みは8ミリほど。下手なノートよりも薄いです。
続いて、搭載インターフェースについて紹介していきます。
▼タブレット前面中央には5メガピクセルのカメラを搭載。なお、顔認証によるロック解除機能も備えられています。
▼背面には13メガピクセルのカメラ(発光ライト付き)が用意されています。
▼タブレット上部。左から『電源ボタン』『ボリューム調節ボタン』『リセット穴』『USB Type-Cポート』が搭載。
▼右側面には『カードスロット』および『3.5mmオーディオポート』が用意。
▼付属のピンを使用してカードスロットを開け、マイクロSDカードを挿入することが可能です。
▼そしてタブレット左側面には2つのスピーカー穴と、キーボードケースを取り付けるための専用端子が用意されています。
この端子に別売りの『専用キーボードケース』を取り付けることで、タブレットPCとしての利用が可能となります。
以上のように、一般的なタブレットとして充実したインターフェース構成となっています。
3.5mmオーディオジャックを搭載しているので、外部オーディオデバイスへの出力が可能な点も嬉しいですね。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『VASTKING KingPad K10』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
計測結果は、約159,000点 でした!
1万円台の10インチタブレットにもかかわらず16万点近いスコアを出せているので、かなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
20万点超えの『Teclast M40』や25万点超えの『ALLDOCUBE iPlay 40』にはさすがに敵いませんが、それでもウェブブラウジングから動画視聴、ゲーミングなど、大抵の作業を快適にこなせるスペックとなっています。
一般的なタブレット利用において、スペック不足で不便に感じることはほとんどないでしょう。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、本タブレットを実際に使用した感想について紹介していきます。
ウェブ閲覧・動画視聴などは快適
まずはウェブブラウジング(ウェブサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。
ブラウザアプリより複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合においても実にスムーズに表示されました。
▼画像多めのサイトでも、ページスクロール時にカクついたり、止まったりすることはありませんでした。
続いてYouTubeなどのサイトにて動画を再生してみました。
画質を最高に設定した場合でも、動画を快適に視聴することが可能でした。
映像の色合いに関しても、フルHD解像度対応のディスプレイは実に鮮やかに映し出してくれます。
▼実際に直撮りした様子。鮮やかで濃淡が良く表現された映像が楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧から動画視聴など、一般的なタブレット用途には十分活用できる性能を擁しています。
近距離では鮮明に撮影可能なカメラ
続いて、タブレットに備え付けられているカメラ(背面カメラ)について、性能をチェックしてみました。
まず近くの被写体を撮影した場合について。
近距離からの撮影時には、被写体の輪郭がクッキリと映し出されており、色合いも実物に近いです。
一方、遠景を撮影した場合。
遠くの風景を映した場合、なぜかピントが合わず、撮影画像が上のようにどうしてもボヤけてしまいました。
ちなみにこの特徴は前面カメラでも同様でした。
近くの対象物は明瞭に映し出されるものの、遠くの風景は若干ぼやけてしまいます。
リモートワークやオンライン授業などで用いるには全く問題ありませんが、風景撮影には向いていないと言えるでしょう。
立体的ではないがクリアな音質
また、音質についても確認してみました。
▼Spotifyで様々なジャンルの曲を再生。
本タブレットには、スピーカーが2つ、本体右側面に搭載されています。
そのため、音の出力方向には偏りが感じられ、立体的なサウンドであるとは言えません。
しかし音質自体は想像以上にクリアであり、透き通るような音を楽しむことが出来ました。
低音こそ響かないものの、中~高音域に関しては澄み渡っており、映画のセリフや曲のボーカル音などは聴き取りやすいです。
イヤホンなど外部出力デバイスに接続せずとも、個人的には十分にクオリティの高いサウンドを楽しめると感じました。
ゲームアプリも快適にプレイ可能
そして最後に、ゲームアプリをプレイした際のパフォーマンス(ゲーミング性能)についても確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずは試しに、人気オンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定では、画質クオリティを『HD』まで選択可能でした。
そして実際に試合にも参加。
遠くの風景テクスチャが貼り遅れることはありますが、それ以外はいたって快適にゲームをプレイすることが出来ました。
▼スムーズに移動・射撃などを行うことが可能。
▼HD画質対応で、遠くのプレイヤーも視認することが出来ます。
木々などのオブジェクトにジャギは見られますが、陰影などはクッキリと描画されており、普通にプレイするには十分な画質であると思います。
マインクラフト(旧マイクラPE)
続いて人気ゲームである『マインクラフト』(旧マイクラPE)もプレイ。
実際にワールドを作成して、散策してみました。
マイクラでも、基本的に移動や攻撃、クラフトといった各種操作をスムーズに行うことが可能でした。
木々の生い茂るバイオームなどを読み込む際にはフレームレート低下によるカクつきが若干発生することもありましたが、それ以外ではいたって快適にクラフター生活を楽しむことが出来ました。
また、グラフィックを向上できる『影MOD』も導入してみました。
▼影MOD導入時。
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影MODを導入すると流石にフレームレートは落ち込みますが、それでもプレイ自体は可能です。
フレンドとマルチサーバーで一緒にプレイする場合でも、問題なく楽しめるだけのパフォーマンスとなっています。
原神などの重量級ゲームはキツめ
ちなみに、『原神』などの重量級のゲームアプリも試してみました。
『原神』などの激重アプリでは、グラフィック設定を最低まで下げても、流石にカクつきが酷く、快適とは程遠いパフォーマンスとなってしまいました。
『PUBG』や『マイクラ』といった低~中程度のゲームアプリであれば、ある程度快適に遊ぶことが可能です。
ただし『原神』などの重いゲームを遊びたいのであれば、より上位機種のタブレットを購入する必要があるでしょう。
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価格に対して全体的にクオリティの高いAndroidタブレット
【個人的な評価】
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆3.5)
- 扱いやすさ:(☆4.5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『VASTKING KingPad K10』について、感想をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 1万円台のリーズナブルな価格
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- AnTuTuスコア約160,000点のスペック
- 大抵の作業は快適にこなせるパフォーマンス
- 比較的音質の良いデュアルスピーカー
- ゲームアプリもある程度快適にプレイ可能
悪かった点
- SIMカード非対応
- 遠景撮影時のカメラ性能はイマイチ
- サウンドは立体的ではない
以上のように、1万円台のタブレットとしては、実にスペックの充実したモデルとなっています。
SIMカードの挿入こそ出来ないものの、インターフェース全般は充実しており、筐体自体もコンパクトかつ軽量なデザインとなっています。
パフォーマンスに関しても、ウェブブラウジングや動画視聴は快適にこなせるほか、ゲームアプリもある程度快適にプレイすることが可能です。
カメラは風景撮影には向きませんが、リモートワークやオンライン授業などで使用するには十分な品質です。
サウンドは立体的とまでは行かないものの、十分にクリアな音質を実現できていると感じました。
この価格帯でコスパの良いタブレットを探しているのであれば、間違いなく候補に入れて良いでしょう。
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