以前の記事において、約1万5,000円というリーズナブルな価格に対して、AnTuTuベンチマークスコアで約16万点という好スコアを記録した高コスパタブレット『VASTKING KingPad K10』を紹介しました。
▼1万円台モデルの中で最高クラスのコスパを誇るAndroidタブレット。
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『VASTKING KingPad K10』レビュー!コスパ抜群のAndroidタブレット
最近では新たな働き方や学び方を実現するために、自宅で仕事を行ったり(リモートワーク)、オンライン授業で学習する家庭も増えてきましたね! そこで今、タブレット端末が大きな注目を集めています。 しかしひと ...
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今回は、そのKingpadシリーズの最新機種として2021年7月に発売されたモデル『VASTKING Kingpad SA10』について紹介していきたいと思います!
▼よりリーズナブルな価格になったAndroidタブレット
ブランド | VASTKING |
型名 | Kingpad SA10 |
ディスプレイ | 10.1 インチ |
解像度 | 1920×1200(FHD) |
OS | Android 10 |
CPU | オクタコアプロセッサー |
RAM(メモリ) | 3GB |
ストレージ | 32GB |
SIMカード | 非対応 |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
カメラ | フロントカメラ:5MP リアカメラ:13MP |
本体サイズ | 258mm×150mm×7mm |
本体重量 | 約620g |
今回紹介する『VASTKING Kingpad SA10』は、約14,000円というリーズナブルな価格 のAndroid 10搭載タブレットです。
RAM(メモリ)やストレージなど基本的なスペック構成は旧モデルである『VASTKING Kingpad SA10』とほぼ同じですが、価格が安い分、CPUの面において性能がやや低めとなっています。
ディスプレイは10.1インチ、解像度は1920×1200(フルHD)に対応しており、満足度の高い映像視聴が可能です。
▼高品質スピーカーを2基搭載。
CPUにはオクタコアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は3GBを搭載。大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけのパフォーマンスを実現しています。
32GBのストレージを内蔵していますが、もしも容量に不足を感じる場合は、別売りのマイクロSDカードを挿入することで最大512GBまで拡張(増設)することが可能となっています。
そして本体の前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラを内蔵しており、リモートワークやウェブ会議、オンライン授業などの用途にも利用可能です。
以上のように、リーズナブルな価格に対して充実したインターフェースと汎用性の高いスペックを備えた、エントリーモデルとして最適なAndroidタブレットとなっています。
ただしSIMカードには対応していないため、LTE回線での通信を行うことが出来ない点に注意してください。
今回、提携先より本製品を提供して頂いたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などをレビューしていきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプター
- 説明書
- ユーザーガイド
- 保証カード
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書やユーザーガイドは日本語にも対応しています。
タブレットの外観
▼タブレット正面の様子。全体的にコンパクトなサイズ感となっています。なお、購入時点ではディスプレイに保護シートが貼られています。
▼左右のベゼル幅はそこそこ薄いです。
▼本体正面には、5メガピクセルのカメラが内蔵されています。ウェブ会議やオンライン授業用としても重宝するでしょう!
▼本体背面の様子。金属特有の光沢が見られ、手触りも高級感があります。
▼また、背面には13メガピクセルのカメラが内蔵されています。
▼本体重量は約620グラムと非常に軽く、長時間持ち続けても疲れることはないと思います。
▼厚みは約7ミリと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも邪魔に感じることは無いでしょう。
このように、本体デザインはスタイリッシュかつコンパクトになっており、持ち運びに適したタブレットであると言えます。
搭載インターフェース
続いて、搭載インターフェースについて紹介していきます。
▼本体右側面。『電源ボタン』『音量調節ボタン』『マイク穴』が用意されています。
▼本体下部。2基のスピーカーに加え『USB Type-Cポート』『3.5mmオーディオポート』が用意。
▼そして本体上部には、カードスロットが用意されています。
付属のピンを用いることでカードスロットを開き、最大512GBまでのマイクロSDカードを挿入してストレージを拡張できます。
インターフェース構成も、旧モデルである『VASTKING KingPad K10』とほぼ同じです。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『VASTKING Kingpad SA10』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約11万点 でした!
1万円台前半のタブレットとしては、十分に高いスコア結果となりました。
ウェブサイト閲覧や動画視聴、そしてリモートワークなどの作業も快適にこなすことが出来るでしょう。
ただし、旧モデルである『VASTKING KingPad K10』では、2,000円ほどしか値段が変わらないにもかかわらず、約16万点の高スコアを記録しています。
そのため、コスパ的には『VASTKING KingPad K10』の方が優れていると言えますね。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひタブレット選びの参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『VASTKING Kingpad SA10』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれのサイトもスムーズかつ迅速にページが表示されました。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
▼色合いも自然で、画質もクリアなため小さな文字でも見やすいです。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
▼実際に直撮りした様子。発色は良好で、カラフルな映像を楽しむことが出来ます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用にタブレットを購入した場合でも、ストレスなくタブレットを利用できるでしょう。
そこそこ高品質なサウンド
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
上述した通り、本機下部には2基のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されているため、立体感こそないものの、透き通るようなクリアなサウンドを楽しむことが出来ます。
音質自体がクリアで、中~高音域に関しては明瞭で聞き取りやすいです。
ただし低音には弱く、EDMなどの低音がズンズン響く曲を流しても、迫力はあまり感じられません。もしも音質に不満な場合は、イヤホンや外付けスピーカーなどを使用すると良いでしょう。
実用的なカメラ品質
前後のカメラ性能について確認してみました。
まずは前面(フロント)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
フロントカメラの画質はクリアであり、ヒトの輪郭から背景の様子まで明瞭に映し出されます。
色合いも、実際に肉眼で見た場合と大差ありません。カメラの前で素早く動いても、気になる残像などは発生しませんでした。
リモートワークやウェブ会議、オンライン授業用に利用するには十分な品質を実現できていると言えます。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像(遠景)
▼実際に撮影した画像(近景)
上画像を見ても分かる通り、さすがは13メガピクセルに対応しているだけあって、遠景から近景まで綺麗に撮影することが出来ました。
色合いもフロントカメラと同様に良好であり、肉眼で見た場合とほぼ同様の色温度で映し出されていました。
旅行時に記念撮影を行うなど、風景撮影にも十分に適した品質になっています。
ゲームアプリも快適にプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "標準" まで設定可能でした。
『VASTKING KingPad K10』では "HD" まで選択出来ていたため、やはり性能的には劣っていますね(´・ω・`)
それでも、実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼遠くの景色もクリアに描画されます。
素早く動いたり視点移動を行った場合にも遅延などを感じることはありませんでした。
PUBGや荒野行動など、バトルロワイヤルゲームを問題なく楽しめるだけの性能はあります。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下など目立った障害は発生しませんでした。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
ちなみに、PUBGやマイクラ以外にも『原神』などをプレイしてみましたが、さすがに原神クラスの激重ゲームではフレームレート低下が顕著に発生して、まともにプレイできませんでした。
もしも原神クラスのゲームを遊びたいのであれば、『Teclast M40』や『ALLDOCUBE iPlay 40』あたりのタブレットを購入すると良いでしょう。
初めてタブレットを購入する方にオススメのエントリーモデル
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4)
- 扱いやすさ:(☆4.5)
- 価格(コスパ):(☆4)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『VASTKING Kingpad SA10』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- リーズナブルな価格
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- 実用的なカメラ性能
- そこそこ高品質なスピーカー
- ゲームアプリもある程度スムーズに動作可能
悪かった点
- 『VASTKING KingPad K10』と比べてコスパは劣る
- SIMカードに非対応
以上のように、14,000円という価格に対して実用的な性能を擁する、エントリーモデルとしてうってつけのタブレットとなっています。
薄くて軽いため持ち運びにも適しており、外出先でちょっとした作業を行う際も役立つでしょう。
そしてカメラ性能も実用的な品質であるため、リモートワークやウェブ会議、オンライン授業などにも問題なく活用可能です。
しかし、このようにリーズナブルな価格に対して満足度の高いパフォーマンスを擁している一方で、+2千円ほど出せばより性能の良い『VASTKING KingPad K10』を購入できるため、コスパ的には正直微妙かもしれません。
もしも可能な限りコスパを抑えつつ実用的なタブレットを購入したいのであれば、本製品はオススメです。
ただし、あと数千円出す余裕があるのであれば、個人的には『VASTKING KingPad K10』の方を選ぶと良いと思います。
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