- 子供用にスマホを買ってあげたい!
- サブ用のスマホを探している
- 出来るだけコスト(価格)を抑えつつ、実用的な性能のモデルが欲しい!
上記のように考えて、スマートフォンを探している方も多いのではないでしょうか?
最近ではスマホはもはや当たり前のツールとなっており、子供からお年寄りまで誰もが1台は所有しています。
中にはサブ用スマホとして2台目の購入を検討している方もいると思います。その場合、出来るだけ低コスト(低価格)で性能の高いモデルが欲しいですよね。
そこで今回は、2万円台というリーズナブルな価格に対して、実用的な性能を発揮する高コスパなスマートフォン『moto g50 5G』について紹介したいと思います!
▼Amazonでは2万円台前半で購入可能
ブランド | Motorola(モトローラ) |
型名 | moto g50 |
発売時期 | 2021年10月 |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 オクタコアプロセッサー |
RAM(メモリ) | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイサイズ | 6.5インチ |
解像度 | 720×1600(HD+) |
リフレッシュレート | 最高90Hz |
SIMカード | 対応(nanoSIM) |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
搭載カメラ | フロントカメラ:13メガピクセル リアカメラ:48メガピクセル(メイン) + 2メガピクセル(マクロカメラ) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
対応通信規格 | Bluetooth 5.0 Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) 2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8/B19 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19 /B20/B26/B28/B38/B40/B41/B42/B43/B66 5G:Sub-6GHz band n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78 GPS:GPS, AGPS, LTEPP |
本体サイズ | 高さ167mm x 幅76.4mm x 厚さ9.26mm |
本体重量 | 約206g |
▼公式の紹介動画
今回紹介する『moto g50 5G』は、Lenovo参加のモトローラ(Motorola)が開発した格安スマホです。
OSはAndroid 11を採用。CPUには "MediaTek Dimensity 700 オクタコアプロセッサー" を、RAM(メモリ)は4GBを搭載するなど、価格に対して実用的なスペック構成となっています。
やや大きめの6.5インチディスプレイは720×1600(HD+)解像度、および最高90Hzの高リフレッシュレートに対応しており、十分に滑らかでキレイな映像を楽しむことが出来ます。
ストレージには128GBを用意しており、不足に感じる場合は、マイクロSDカードを挿入することで最大512GBの拡張が可能です。
通信規格はWi-Fi, Bluetooth, GPSに対応しているほか、nanoSIMカードを挿入することで、5Gを含めたLTE通信を行うことも出来ます。
前面(フロント)には13メガピクセルのカメラを、背面(リア)には48メガピクセルのメインカメラと2メガピクセルのマクロカメラを搭載しており、美しい映像を撮影することが可能となっています。
これだけ充実した構成にもかかわらず、本体価格は2万円台であり、コスパ的に非常に優れたスマホとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすく紹介していきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼スマホにはケースが装着された状態で梱包されていました。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- スマホ本体
- スマホケース
- 説明書一式
- イヤホン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書は日本語にも対応しています。
▼有線タイプのイヤホンが付属していました。実際に使用してみましたが、コンビニ等で1,000円ほどで販売されているタイプと同程度の音質です。
スマホ本体の外観
▼スマホ本体。高さ167mm x 幅76.4mmと、やや大き目のサイズ。
▼前面中央には13メガピクセルのフロントカメラを搭載。
▼背面の様子。高級感はありませんが、安っぽさも感じられない質感です。
▼背面上部には48メガピクセルのメインカメラと、2メガピクセルのマクロカメラを搭載。
▼付属のスマホケースを装着した様子。
スマホケースが付属する点は嬉しいですが、品質は正直イマイチといったところ。特に指紋が非常に目立ちやすいため、自身の好みのケースを購入するまでの応急的なケースとして利用すると良いでしょう。
▼長時間利用していると、指紋が非常に目立つ...(´・ω・`)
▼厚みは約9.2ミリほど。一般的なスマホと同等の薄さです。
▼iPhone XR(画像右)と並べた様子。『moto g50 5G』の方が一回り大きいです。
▼本体重量は約206グラムと軽く、持ち運びにも適しています。
搭載インターフェース
続いて、インターフェースについて紹介していきます。
▼右側面には『電源ボタン』『音量調節ボタン』および『Googleアシストボタン』が用意。なお電源ボタンは指紋認証機能に対応しています。
▼反対側(左側面)にはカードスロットが用意。
▼付属のピンを用いることで、SIMカードやマイクロSDカードの挿入が可能です。
▼上部の様子。
▼下部の様子。『3.5mmオーディオジャック』『Type-Cポート』『スピーカー穴』が用意。
このように、スマホ自体のデザインやインターフェースは、オーソドックスな構成となっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『moto g50 5G』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約23.8万点 でした!
V9.2.5のAnTuTuベンチマークテストにおいて、約24万近いスコアを記録!
性能的にはギリギリ "ミドル級" の部類に入るくらいですが、価格を考えると十分に検討したスコアだと思います。ウェブサイトの閲覧や動画視聴はもちろん、ゲームアプリもある程度快適に動作するでしょう。
十分に実用的なスコアであり、よほどの重いアプリを利用しなければ、いたって快適なスマホ利用が可能だと思われます。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ機種選びの参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、実際に『moto g50 5G』を使用した感想について紹介していきます。
90Hzリフレッシュレートの滑らかな描画
本製品は最大90Hzの高リフレッシュレートに対応しており、設定アプリの『ディスプレイ』より、リフレッシュレートを切り替えることができます。
90Hzで描画される映像は実に滑らかで、映像視聴からゲーミングにいたるまで、爽快感のある操作を楽しむことが出来ます。
▼激しく動き回る3Dゲーム等にもうってつけ!
動画視聴やゲーミング用のスマホを探している方にとっても、満足度の高い品質となっています。
ほとんどの動作を快適に行うことができる
ウェブサイト閲覧から動画視聴など、一般的なスマホ用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まず、複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼HD+解像度のディスプレイも見やすく、細かな文字までクリアに読み取ることが可能です。
ページスクロール時にカクつきや遅延などを感じることもなく、いたって快適なウェブブラウジングが可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで、動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
▼2K解像度のハイエンド機種と比べると画質は多少落ちますが、それでも十分に満足度の高い体験が可能です。
▼発色も良好で、実写映画からアニメまで品質の高い映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵の動作を快適にこなせるだけの性能を擁しています。
映像の質に関しては、ハイエンド機種と比べると流石に質は落ちますが、それでも価格を考えると頑張っている方だと言えます。
仕事用・趣味用・サブスマホのいずれの用途でも十分に活躍できるでしょう。
サウンド品質はイマイチ
続いてサウンド品質について確認。
正直、サウンド品質に関してはイマイチであり、あくまで価格相応であるように感じました。
まずスピーカーが下部の1基のみしか搭載されていないため、音圧が弱く、特に低音にいたってはほとんど響きません。立体感もありませんでした。
映画やアニメなどで登場人物のセリフを聞き取る分には支障ありませんが、そこまでの迫力を求めてはいけません。
もし満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、別途イヤホンなどの利用を推奨します。
フロント・リアともに実用的なカメラ性能
前後のカメラ性能について確認してみました。
まずは前面(フロント)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
まずフロントカメラに関しては、2万円台の格安スマホとは思えないほど品質が良く、綺麗な自撮り写真を撮影することが出来ました。
ヒトの顔から背景にいたるまで、クリアに映し出されていました。
激しく動いた場合でも気になる残像等は発生せず、発色も良好で肉眼で見た場合に近い色合いを実現できています。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像(遠景)
▼実際に撮影した画像近景)
リアカメラに関しても、遠景から近景まで非常に綺麗な写真を撮影することが出来ました。こちらも、肉眼で見た場合とほぼ同様の自然な色合いを表現できています。
マクロカメラを搭載しているため、接写撮影時も鮮明な写真を撮ることが可能です。
旅行時の風景撮影や、記念日などにおける撮影用のメインカメラとしても十分活躍できるレベルだと思います。
この価格帯でこれほどのカメラ性能を実現できている点は驚きです。
ゲーミングパフォーマンスの確認
最後に、ゲーミングパフォーマンスについて確認してみました。
なお本製品は独自の "ゲームタイム" 機能に対応しています。
▼ゲームプレイ中にアイコンをタップ
▼ゲームタイムのメニューが表示され、画面録画など各種機能を利用できる。
このように、ゲーミング用の機能も用意されています。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで選択可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼建物から木々のテクスチャまで綺麗です。
▼激しく動き回っても、カクつきなどはほとんど感じられませんでした。
▼遠景までクリアに描画されるため、索敵もしやすいです。
90Hz高リフレッシュレートのおかげで、素早く動いたり視点移動を行った場合にも、ラグや酔いを感じることも無く、いたって快適なゲームプレイが可能でした。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト(統合版)』(旧マイクラPE)プレイ時について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼木々の密集する森林バイオームでも、フレームレート低下などは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でもヌルヌル動かすことが可能です。
ちなみに、グラフィックを大幅に向上させる "影MOD" を導入した場合でも問題なく動作しました。
▼グラフィック表現を圧倒的に強化するぶん、処理が非常に重くなる影MODを導入した場合でも、いたってスムーズな動作が可能。
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たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適にプレイすることが可能でしょう。
『原神』のような激重ゲームは厳しい
一方で、『原神』などの激重ゲームと知られるゲームアプリもプレイしてみましたが、カクつきが酷くで遊べるレベルではありませんでした。
流石に『原神』レベルのゲームは、スペック不足であると言えます。
しかし上述したように、マイクラやPUBGなどのレベルのアプリであれば、いたって快適なゲーミングが可能となっています。
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- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆5)
- 総合評価:(☆4.5)
今回紹介した『moto g50 5G』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 実用的なスペック構成
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- 90Hz高リフレッシュレート対応の滑らかなディスプレイ
- 実用的なカメラ性能
- 快適な指紋認証
- ゲームタイム機能搭載
悪かった点
- 付属ケースの品質は低い
- スピーカー音質はイマイチ
以上の通り、2万円台といるリーズナブルな価格に対して、十分に実用的なパフォーマンスを発揮する高コスパなスマートフォンとなっています。
ウェブサイト閲覧や動画視聴をはじめ、大抵の作業を快適にこなすことができました。
ゲーミングに関しても、『原神』など一部の激重ゲームを除けば、ある程度快適に遊ぶことが出来ます。
特にカメラ性能に関しては、格安スマホとは思えないほど品質が高いです。自撮りや風景撮影にはもちろんのこと、ウェブ会議やオンライン授業用にも活用できるでしょう。
指紋認証の精度も高く、全体的にユーザビリティに優れています。
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