現在、ネットショップでは非常に多くの格安タブレットが販売されています。
その中でも今回紹介する『VUCATIMES N20』は、1万円台の価格帯のAndroidタブレットとしては、最もコストパフォーマンスに優れたモデルの1つです。
通常価格は18,990円ですが、記事執筆時点ではAmazonにて 4,000円OFFクーポン が提供されており、14,990円で購入可能です。
ブランド | VUCATIMES |
モデル番号 | VucaPad N20 |
本体サイズ | 24.5 x 15.2 x 0.9 cm |
本体重量 | 480 g |
ディスプレイサイズ | 10.1 インチ |
解像度 | 1920×1200 |
CPU | UNISOC Cortex 1.6 GHz オクタコア |
OS | Android 10 |
RAM(メモリ) | 3 GB DDR DRAM |
ストレージ | 64 GB |
端子 | USB Type-C |
通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth 5.0, GPS, 802.11ac, 2.4 GHz無線周波数 |
カメラ | 前方:5メガピクセル, 後方:13メガピクセル |
その他 | SDカードスロット搭載 |
『VUCATIMES N20』は、1万円台(Amazonのクーポン利用で14,990円)というリーズナブルな価格で購入できるにもかかわらず、満足度の高いパフォーマンスを発揮するAndroidタブレットです。
もちろんインターフェースは日本語に完全対応しています。
CPUには "UNISOC Cortex 1.6 GHz オクタコアプロセッサー" を搭載、メモリ(RAM)には3GBを積んでおり、ウェブブラウジングから動画視聴まで快適な動作が可能です。
ストレージには64GBが用意されていますが、もしも足りないと感じた場合は、別売りのマイクロSDカードを挿入することで、最大512GBまで増量することが可能となっています。
通信規格には Wi-Fi と Bkuetooth に対応。一方でSIMカードスロットを備えていないため、4G・5G回線での通信は出来ません。
Wi-Fi環境の無い外出先でもインターネット通信を行いたい場合は、『Teclast M40』や『BMAX MaxPad I10』などSIMカードスロットを備えたモデルをオススメします。
ディスプレイサイズは10.1インチ、解像度は1920×1200のフルHD画質に対応しており、大きな画面で美しい映像を楽しむことが出来ます。
そして前方・後方にそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラを備えており、リモートワークやWeb会議などの用途にも使用することが出来ます。
構成自体は一般的なタブレットと同様であり、利便性の面で、上位機種に対して劣ると感じる点はないでしょう。
今回、メーカー様より本製品を提供して頂いたので、実際に使用した感想を元にレビューしていきます!
本体および付属品について
製品の内容物について紹介していきます。
▼製品外箱は以下のような感じ。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- 充電アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- 説明書一式
タブレット本体は約480グラムであり、他の10.1インチタブレットと比較しても軽い部類に入ります。
▼長時間持ち続けても疲れない軽さ。ベゼル幅が狭いため、10.1インチのディスプレイに対して筐体全体がコンパクトなサイズに収まっている。
なお、購入時点ではディスプレイ部に保護シートが貼ってあります。
この保護シートは剥がすことができますが、意外と質が良く、特に強力な指紋防止効果を擁しているため、気にならない方は貼ったまま使用し続けても良いと思います。
本体の厚みは0.9センチであり、下手なノートよりも薄いです。
▼バッグなどに入れて持ち運んでも邪魔になりません。
裏面は金属特有の光沢が見られるため、安っぽさは感じられません。
▼『iPad Air2』および『VANKYO P31』との比較。『VUCATIMES N20』のベゼル幅が最も薄いため、他2機種と比べてシュッとした見た目となっている。
各ボタン・ポート等について
本体に搭載されているボタン・ポート類について紹介していきます。
▼本体前部には5メガピクセルのカメラを搭載。
▼裏面には13メガピクセルのカメラを搭載。発光(フラッシュ)・ライト機能も備えています。
▼本体右側。画像左側から『リセット穴』『電源ボタン』『音量ボタン』『3.5mmイヤホンジャック』を搭載。
▼本体上部。Type-C端子とマイクロSDカードスロットを搭載。
▼細いピンを挿し込むことで、カードスロットを開けることが出来ます。
▼本体下部・スピーカーを2機搭載。
コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが搭載されたデザインとなっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
購入後、さっそく『VUCATIMES N20』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約10万点 でした!
ウェブサイトの閲覧や動画視聴を快適に行うためには十分なスコアとなっています。
一方で、処理の重いゲームアプリなどでは、カクついてプレイに支障が出るかもしれません。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
ブラウジング・動画視聴時のパフォーマンスを確認
一般的な用途として、ウェブブラウジングや動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。
まずはウェブブラウジングについて、
画像が多めのサイトや、スクリプトが多用されている重いサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合でもスムーズで快適な動作が可能でした。
画像まとめサイトなど、大量の画像読み込みが発生するサイトにおいては多少の表示遅延が見受けられましたが、閲覧に支障をきたすレベルではありませんでした。
続いて動画視聴について。
YouTubeやネットフリックなどのアプリで、様々な動画を視聴してみました。
▼YouTubeアプリでは1080p(フルHD)解像度で スムーズに動画を再生することが可能でした。
▼ネットフリックスアプリも快適に閲覧できる。
本体ストレージが64GBであるため、大量の動画データを保存したい場合はマイクロSDカードの購入をオススメします。
▼実際のタブレット上のスクリーンショット画像。
▼iPadなどのハイエンド機種と比べると若干発色が弱く感じますが、それでも十分にキレイな映像を楽しむことが出来ます。
以上のように、ウェブサイトや動画視聴など、一般的なタブレットの用途には十分に耐えうる性能となっています。
メディア視聴目的でタブレットを探している方にとってはオススメです!
スピーカー性能に関してはまずまず
音声(サウンド)出力の品質について確認するため、Spotifyなどで音楽を聴いてみました。
結果としては、音質はまずまずといったところ。1万円台のタブレットとしてはこの程度であろうといった感じです。
中~高音に関してはよく響くため、通話時や曲のボーカル音などが聞き取りづらいといったことはないでしょう。
一方で、低音に関しては全く響きません。
また設計上、2基のスピーカーが一辺に集約されているため、サウンドの出力方向に偏りが感じられます。
そのため、クオリティの高いサウンドを楽しみたい場合は、イヤホンなどの使用をオススメします。
カメラ性能は低め
一方で、カメラ性能に関しては低めである と言わざるを得ません。
カメラ起動時に本体を動かすと残像(描画遅延)が発生するほか、レンズの縁が若干ぼやけて映ってしまいます。
▼実際に撮影した画像。
発色が弱く、色温度も低めに感じるため、風景撮影などの用途には向かないでしょう。
ただし、ウェブ会議やリモートワーク、自宅学習など、"自身の姿がキチンと映れば良い" といった最低限の要求には対応できるレベルではあります。
ゲーミング性能について確認
最後に、ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンス を確認してみました。
今回は『マインクラフトPE』および『PUBG』の2種類でテストを実施。
『PUBG』プレイ時
まずは『PUBG』について。
最初のグラフィック設定では、クオリティを『標準』まで選択可能でした。
実際に試合をプレイしてみましたが、普通に快適にプレイすることが可能でした。
▼一部テクスチャのジャギ(輪郭のギザギザ)などが気になるものの、プレイに支障をきたすレベルではありませんでした。
高速移動時にはテクスチャの貼り遅れが発生したり、プレイヤーの密集する場所ではフレームレート低下が発生したりするものの、全体としては安定したパフォーマンスを実現できていました。
さすがにランキングトップを目指すようなプレイには適していませんが、普通にゲームを楽しむ分には問題のない動作結果でした。
『マインクラフトPE』プレイ時
続いて『マイクラPE』について。
コチラの場合も、ある程度スムーズに操作することが可能でした。
▼ただし、森林など処理の重いバイオームでは、若干のフレームレート低下が発生しました。
チャンク読み込み時やTNTを大量に爆発させた時などにはカクつきが感じられますが、普通にプレイする分には問題の無い動作状況でした)
また、軽めのアドオンであれば、導入しても問題なく遊ぶことが出来ます。
『VUCATIMES N20』のまとめ
今回紹介した『VUCATIMES N20』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- (クーポン使用で)約15,000円のリーズナブルな価格
- コンパクトな筐体デザイン
- 購入時に貼ってある保護シートの質が高い
- AnTuTuスコア10万点超えのパフォーマンス
- ウェブブラウジングから動画視聴まで快適動作
- 軽めのゲームアプリであれば十分にプレイ可能
悪かった点
- カメラは最低限の品質
- サウンド出力には偏りを感じる
- SIMカードスロットを非搭載
上記の通り、クーポン使用で約15,000円というリーズナブルな価格に対して、安定したパフォーマンスを発揮する、コスパの高いタブレットとなっています。
本体のデザインはコンパクトかつ軽量であり、持ち運び用としては申し分のないサイズとなっています。
ウェブ閲覧および動画視聴に関しては、快適に楽しむことが出来ました。
ゲームアプリに関しても、原神やCODモバイルなどの重いアプリを除けば、ある程度スムーズに遊ぶことが可能です。
一方で、SIMカードに非対応な点は残念ですね。この点のせいで人を選ぶ機種となっています。
特にSIMカードを使用する予定が無く、出来だけ安価で安定した性能のタブレットを探している方には、非常にオススメ度の高い製品です。
もしも同価格帯でSIMカードスロット搭載機種を探している方には、『Teclast M40』や『BMAX MaxPad I10』などがオススメです!
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