2022年7月29日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けRPG『ゼノブレイド3』(Xenoblade3)。
本作は、「ゼノブレイド(2010年発売)」と「ゼノブレイド2(2017年発売)」をつなぐ、「命」をテーマにした物語を描いたシリーズナンバリングタイトル最新作となります。
総監督は前作に引き続き高橋哲哉氏が務め、原案・構成・脚本も高橋氏が手がけています。
▼1作目のリマスター版『Xenoblade Definitive Edition』のレビュー記事はコチラ
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『Xenoblade Definitive Edition』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2020年5月29日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションRPG『Xenoblade Definitive Edition』(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)。 本作は、201 ...
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ハード | Nintendo Switch |
開発元 | Monolith Soft |
価格 | パッケージ版:8,778円(税込) ダウンロード版:8,700円(税込) コレクターズエディション:12,078円(税込) |
ジャンル | ロールプレイング(RPG) |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2022年7月29日(金) |
このゲームについて:
雄大な自然が広がる世界「アイオニオン」。
「ケヴェス」、「アグヌス」敵対する2国による争いが過熱する中、それぞれに所属する6人の少年少女。なぜ戦わなければいけないのか…真実を知るために、「大剣の突き立つ大地」を目指す。
フィールド探索からシームレスに開始する戦闘では、敵との位置取りが重要。
「アタッカー」「ディフェンダー」「ヒーラー」3つの役割をもつキャラクター達を使いこなすことで戦況が有利に。さらに、キャラクターの特長や役割を変化させる「クラスチェンジ」、2人が融合して強力な姿(ウロボロス)に変身する「インタリンク」、冒険する中で仲間となる他のキャラクターも戦闘に参加し、最大7体で戦うバトルなど、新しいシステムの追加により自由度の高い戦闘が楽しめます。ゼノブレイドシリーズ過去2作の未来を繋ぐ、「命」をテーマにした壮大な物語が始まります。
"生きるために戦い、戦うために生きる。 過去と未来をつなぐ、命の物語" をテーマに、1, 2作目の物語を繋ぐナンバリング最新作となっています。
雄大な自然が広がる世界「アイオニオン」。「ケヴェス」、「アグヌス」敵対する2国による争いが過熱する中、それぞれに所属する6人の少年少女たちが、真実を知るために「大剣の突き立つ大地」を目指します。
▼広大なフィールドを仲間と共に冒険
フィールド探索からシームレスに開始する戦闘では、敵との位置取りが重要。「アタッカー」「ディフェンダー」「ヒーラー」3つの役割をもつキャラクター達を使いこなすことで戦況が有利に。
さらに、キャラクターの特長や役割を変化させる「クラスチェンジ」、2人が融合して強力な姿(ウロボロス)に変身する「インタリンク」、冒険する中で仲間となる他のキャラクターも戦闘に参加し、最大7体で戦うバトルなど、新しいシステムの追加により、さらに自由度の高くなった戦闘が楽しめます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Pocket Tactics -全体的にコンテンツの強化された最新作
Score:100点
本作では、従来シリーズ作と比べて、より複雑さを増した魅力的な戦闘システムや、深みを増したストーリーと登場人物、そして長く遊び続けられるコンテンツボリュームも含んでおり、完璧な作品へと仕上がっています。
広大なワールドは細部まで作り込まれており、グラフィックの質も高く、見栄えの良い風景が至る所に広がっています。
道中で流れるBGMも、雰囲気を盛り上げてくれる素晴らしいものばかりです。
パフォーマンスも安定しており、フレームレート低下や目立ったバグ等の不具合は見受けられませんでした。
100時間以上遊べるコンテンツボリュームを含む、プレイするほどに深みを増す最新作となっています。
良かった点
- 深みのあるストーリーと登場人物
- 複雑さを増した魅力的な戦闘
- 優れたサウンドトラック
- 安定したパフォーマンス(フレームレート等)
- 見栄えが良く、広大なワールド
悪かった点
- メニューの通知表示が消しづらく、イライラする
- QTEが無くなり、攻撃アニメーション再生中は退屈
The Enemy -魅力的な登場人物たちの成長を楽しめる傑作
Score:100点
本作では、人生の真の価値をテーマとした作品であり、ストーリー中のあらゆる側面がこのテーマをシッカリと強調しています。
登場人物はいずれも個性のある魅力的な存在であり、彼らが絶えず苦しみ、成長し、学び、間違いを犯し、時には楽しく喧嘩し合う様子を見るのはとても楽しいです。
難易度バランスは前作以上に調整されており、サブクエストからメインの戦闘にいたるまで、常に挑戦しがいのある戦いを楽しむことが出来ました。
パフォーマンスは全体的に安定して、敵が多く出現する戦闘などにおいて、フレームレートが低下することはありませんでした。
コンテンツボリュームも圧倒的であり、まさにJRPGの傑作であると言えます。
良かった点
- 魅力的な登場人物たち
- テーマ性のあるストーリー
- 安定したパフォーマンス
- 常に挑戦しがいのある難易度曲線
- 戦略性の高いバトル
悪かった点
- 戦闘システムが複雑すぎる
Metro GameCentral -Switchで最高のRPGの1つ
Score:90点
今作のストーリーは今まで以上に暗く陰鬱な部分もありますが、その分深みが増しており、感情的な展開を体験することができるでしょう。
広大なワールドには隅々まで隠し要素やサブクエスト等が用意されており、探索するのがとても楽しいです。
改訂されたクラス/ジョブシステムのおかげで、戦闘へのアプローチの自由度も大幅に向上しています。前作ではシステムについて説明不足に感じることが多々ありましたが、今作には親切なチュートリアルが用意されているため安心です。
また前作では携帯モードプレイ時において、フレームレート低下が頻発する問題が確認されていましたが、今作のパフォーマンスは一貫して安定しており、そのような問題は見受けられませんでした。
あらゆる点で従来作から改善・進化が果たされており、Switchで最高のRPGの1つだと言えます。
良かった点
- 探索するのが楽しい広大なワールド
- 親切なチュートリアル
- アプローチの自由度が増した戦闘
- 非常に豊富なカスタマイズ要素
- 一貫して安定したフレームレート
- 感情的なストーリー
悪かった点
- ボス戦が長引きやすい
- 画面上のインターフェースが煩雑に感じることがある(特に戦闘時)
GamePro Germany -RPGに期待される要素をすべて含んだ作品
Score:86点
今作は、魅力的なストーリー、興味深いキャラクター達、面白い戦闘システムなど、RPGに期待される要素をすべて含んだ作品となっています。
各登場人物にはキチンとした背景が設定されており、彼らが織りなすストーリーの説得力が増しています。作中のムービーの時間が長すぎるように感じることもありますが、それもJRPGの醍醐味の1つでしょう。
バトルは挑戦的な難易度であり、スキル/クラスの選択の幅が広く、前作以上に自由度の増した戦闘を楽しむことが出来ます。
コンテンツボリュームは豊富で、メインストーリーやサブクエストをこなしていれば、少なくとも50時間以上は楽しむことができます。
広大なワールドには印象的な美しい風景が多く含まれており、技術的にもSwitchの限界を突き詰めた作品であると思います。
良かった点
- 印象的な美しい風景
- 壮大なサウンドトラック
- 挑戦的で戦術性のあるバトル
- カスタマイズ性に富んだキャラクター
- キチンとした背景のある登場人物たち
- 豊富なコンテンツボリューム
悪かった点
- TVドッキングモードではテクスチャが荒く見える
- スキルやコマンドの種類が多すぎて混乱する
- ムービーが過度に長い部分がある
Post Arcade (National Post) -戦闘中の画面表示が多すぎて混乱する
Score:70点
本作は、広大なワールドで織りなされる興味深いストーリーを、長時間にわたり体験できる、満足度の高いボリュームのJRPGです。
戦闘システムは以前より洗練されており、親切なチュートリアルや柔軟な難易度オプションも用意されているため、初心者でも安心でしょう。
一方で、戦闘時に画面上へ表示されるインターフェースの情報量が多すぎて、混乱させられることが多々あります。
また、ワールドは広大ですが、いたるところでオブジェクトのコピペが目立ち、同じような雰囲気のマップが多々ある点が気になりました。
そして携帯モードでは気になりませんでしたが、ドッキングモードで4Kモニターなど大きなディスプレイへ映像を映した際に、テクスチャの荒さが非常に目立ちます。
確かに優れた作品ですが、同時にSwitchの性能的限界も感じました。そろそろ新たな次世代コンソール機が求められる時期だと思います。
良かった点
- 洗練された戦闘システム
- 膨大なコンテンツボリューム
- 興味深いストーリー
- 柔軟な難易度オプション
悪かった点
- 大きなディスプレイでプレイすると、テクスチャの粗が目立つ
- オブジェクトのコピペが多く、同じような雰囲気のマップが多々ある
- 戦闘中の画面表示が多すぎて混乱する
総評:ストーリー・戦闘・探索のいずれにおいても洗練された傑作JRPG
総合Score:89点
GOODな点
- 深みのあるストーリーと登場人物
- 自由度の増したやり甲斐のある戦闘
- 見栄えが良く、探索しがいのある広大なワールド
- 優れたサウンドトラック
- 安定したパフォーマンス
- 親切なチュートリアル
BADな点
- 戦闘システムが複雑すぎる
- 画面上のインターフェースが煩雑に感じる(特に戦闘時)
- TVドッキングモードではテクスチャが荒く見える
- 戦闘中の画面表示が多すぎて混乱する
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ゼノブレイド3』についての海外メディアの感想となります。
感情移入できる魅力的な物語
1, 2作目をつなぐ今作のストーリーは、今まで以上に暗い部分も多いですが、その分深みや説得力が増しており、魅力的な登場人物たちの存在も相まって感情移入できるとのこと。
戦闘の自由度や戦略性は今まで以上に増しており、最初から最後までバトルスタイルの変化を楽しみ続けることが出来ます。難易度オプションも充実しており、親切なチュートリアルも用意されているため、シリーズ初心者でも安心して遊べるようです。
広大なワールドは細部まで作り込まれており、各地にはサイドクエストや隠しアイテムなども用意。メインストーリーと合わせると、100時間以上は遊べるコンテンツボリュームとなっています。
ビジュアル・サウンドの両面でも優れており、印象的な美しい風景を眺めて冒険する体験は、とても楽しいものです。
戦闘システムが複雑に感じることも
一方で、戦闘の自由度が増した一方で、システムの複雑さが増しているとの指摘もありました。また、戦闘中に画面上へ表示されるインターフェースの情報量が多すぎる点も、混乱させる一因になっているとのこと。
また、携帯モードで遊ぶ分には気になりませんが、ドッキングモードで大型ディスプレイ等へ映像を映した際に、テクスチャの荒さが非常に目立つという意見も見受けられました。
これらの点は、従来シリーズ作への慣れや、ビジュアルの美しさを重視するか否かによって評価が分かれそうですね。
全体的に満足度の高いコンテンツ
何はともあれ、『ストーリー・戦闘・探索のいずれに関しても満足度の高いコンテンツ』であると、いずれのレビュアーからも非常に高い評価を付けられていました。
あらゆる点で1, 2作目からの進化が感じられ、前作までを楽しむことの出来たプレイヤーであれば、きっと満足できる最新作になっているとのこと。
一方で、親切なチュートリアルや柔軟な難易度オプションが用意されているため、シリーズ初心者にもやさしい作品に仕上がっています。
完成度が高くボリュームのあるJRPGの傑作を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか!
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