2020年6月11日(木)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, PC向けユナイト・アクションゲーム『The Wonderful 101: Remastered』(ザ・ワンダフル ワン・オー・ワン:リマスタード)。
本作は2013年8月24日にWii U専用タイトルとして発売された『The Wonderful 101』を、現行機向けにリマスターした作品です。
現行機向けに操作性が改善されたほか、画質やフレームレート等もさらに高品質なのものになっており、ロード時間も短縮されたことでより遊びやすい作品へと仕上がっています。
ハード | PS4, Nintendo Switch, PC |
開発元 | プラチナゲームズ |
価格 | ダウンロード版:3,980円+税 パッケージ版:4,980円+税 |
ジャンル | ユナイト・アクション |
プレイ人数 | 1~5人 |
リリース日 | 2020年6月11日(木) |
このゲームについて:
凶悪な異星人による侵略から地球を守るため、世界中のヒーローたちが今、立ち上がる。
それぞれが特別な能力を備えた総勢100人ものヒーロー軍団は、力を合わせることでさまざまな形状に合体することができる。
ときには巨大な拳となり、ときには巨大な武器となって、数々の罠や強敵に立ち向かおう。
誰も見たことのない、101人目のヒーローとなるのは、キミだ。
異星人による侵略を受けつつある地球を舞台に、世界中のヒーローたちが集結(ユナイト)して戦うアクションゲームです。
総勢100人ものヒーローたちをまとめて操るというダイナミックなゲームシステムとなっており、快適かつ爽快感のある操作性により、侵略者と白熱のバトルを繰り広げることができます。
地上から空、海底、火山に至るまであらゆる環境が戦いの場となり、助けた市民たちも一緒に戦ってくれます。
ステージ上にはさまざまなギミックや隠しアイテム・隠しヒーローなどが用意されており、それらを見つけ出すやり込み要素も用意されています。
なお、マルチプレイモードである『ワンダフル ミッション』では、最大5人での協力プレイも可能です。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Multiplayer.it -アクションゲームジャンルの傑作
Score:82点
本作のカオスで激しい戦闘システムはアクションゲームジャンルの傑作です。
たまに画面全体を把握するのが困難になるほど激しくなりますが、それでも常に興奮に満ちており、特にボス戦は信じられないほど白熱した戦いになります。
全体のボリュームも価格以上に充実しており、何度でもプレイできるやり込み要素も用意されているため長持ちします。
そして何よりグラフィック面も格段に向上しているため、アクションゲーム好きであれば是非オススメしたい作品です。
GOODな点
- 非常に精巧で独特な戦闘システム
- 素晴らしいボス戦
- 価格に対してボリュームが多い(長持ちする)
- グラフィック面での向上
BADな点
- たまに画面全体がカオス(乱雑)になり、管理するのが困難になる
- グラフィック・パフォーマンス面以外に関してはオリジナル版から変化が無い
DualShockers -非常にユニークなゲーム性
Score:80点
大勢のヒーローを一斉に操作する本作のゲームプレイは実にユニークであり、ストーリーもユーモアに溢れていて所々で笑顔になれます。
1人1人のキャラクターについてもバックグラウンドの設定や個性がキチンと用意されており、物語の中でいくつもの感動的なシーンを生み出すのに役立っています。
技の数も豊富で、特に壮大なボス戦においては激しさと興奮がピークに達します。
本作のゲーム性が合う人にとっては、とことん楽しめるゲームでしょう。
GOODな点
- 完璧ではないが、間違いなくユニークなゲーム性
- 個性豊かなヒーローたち
- バリエーション豊かな技の数々
- ユーモアに溢れたストーリー
- カラフルで魅力的なビジュアル
BADな点
- 一部のボス戦は慣れると退屈な作業になる
- たまに意図せぬアクションが発動してイライラすることがある
4Players.de -カラフルで綺麗なグラフィックと、安定したフレームレート
Score:80点
リマスター版となる本作では、キャラのビジュアルから爆発エフェクト、ステージの造形にいたるまで、あらゆるグラフィックがよりカラフルで綺麗になっています。
戦闘システムには深みがある反面、激しく連続したコンボ攻撃を簡単に繰り出すことができ、武器や技の種類も実に多種多様なものが用意されていて楽しいです。
とにかくボス・ボス・ボスとボスの数が多いのは良いことですが、ステージによっては少し多すぎるように感じることもあります。
そして多くのアックロック要素・収集要素も用意されていて、長時間のプレイに耐えうるコンテンツとなっています。
GOODな点
- ユニークなゲームプレイ
- 深みのある戦闘システム
- 興味深いヒーローと武器の種類
- 白熱するボス戦
- カラフルで綺麗なグラフィックと、安定したフレームレート
- 多くのシークレット&収集要素
BADな点
- 不器用で面白くない一部のギャグ
- たまに描画エラーが起こる
- ボス戦が多すぎる
- 屋内ステージにおけるカメラワークの問題
Noisy Pixel -敵の多くは倒すのに時間がかかり過ぎる
Score:70点
本作の戦闘は、派手なうえにコンボが繋ぎやすく爽快感があります。
ボス戦などではカットシーンが入ることもあり、より戦闘を盛り上げてくれて楽しいです。
一方で、いずれの戦闘においても敵が固すぎて、倒すのに時間がかかり過ぎるように感じます。
また、リマスター化でグラフィックが向上したとはいえ、現行機の他タイトルと比べると、まだ貧弱なビジュアルであると言わざるを得ません。
しかし楽しいアクションゲームであることに変わりはなく、本作は現行ハード向けにパワーアップして戻ってきてくれたことに喜びを感じます。
GOODな点
- ユーモアのあるストーリー
- 好感の持てるキャラクター達
- 楽しいボス戦
- いくつかの素晴らしいカットシーン
- 派手で爽快な戦闘
BADな点
- 時代遅れのグラフィック
- 敵の多くは倒すのに時間がかかり過ぎる
- 戦闘がワンパターン
GameSpot -説明が不十分で、何をすればよいのか分からなくなることがある
Score:40点
本作の戦闘はスピーディで激しいだけでなく、敵との相性を常に考えつつ戦術を切り替えていく、高い戦略性も併せ持っています。
一方で、残念ながらあらゆる説明が欠如しており、戦闘やステージ上のギミックを操作する際に何をしてよいのか分からなくなることが多々あります。
そしてカメラワークについても、近すぎたり、遠すぎたり、置いてきぼりになったりとキャラを追跡することが困難になり、ストレスが溜まります。
素晴らしいコンセプトと優れた戦闘システムのあるゲームですが、一方でプレイ継続を妨げる様々な技術的問題があることも事実です。
GOODな点
- スピードが速く戦術性のある戦闘
BADな点
- ゲームプレイを妨げるカメラワーク
- 説明が不十分で、何をすればよいのか分からなくなることがある
- よく分からないパズル要素に対して、制限時間が短すぎる
- 多くの技術的な問題(描画など)
総評:独創的な戦闘と高い戦略性を有するアクションゲーム
総合Score:72点
GOODな点
- スピードが速く戦術性のある戦闘
- 価格に対してボリュームが多い(長持ちする)
- グラフィック面での向上
- バリエーション豊かな技の数々
- ユーモアに溢れたストーリー
- 多くのシークレット&収集要素
BADな点
- たまに画面全体がカオス(乱雑)になり、管理するのが困難になる
- グラフィック・パフォーマンス面以外に関してはオリジナル版から変化が無い
- 一部のボス戦は慣れると退屈な作業になる
- 不器用で面白くない一部のギャグ
- ゲームプレイを妨げるカメラワーク
- 説明が不十分で、何をすればよいのか分からなくなることがある
- 敵の多くは倒すのに時間がかかり過ぎる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『The Wonderful 101: Remastered』についての海外メディアの感想となります。
ユニークで白熱するアクション
本作の目玉である、101人のヒーローを同時に操作したダイナミックな戦闘は、独創的かつ非常に白熱するものであると、いずれのレビュアーからも高評価を得ています。
ヒーローには1人1人個性があり、技のバリエーションも豊富なため、特にボス戦においては演出も相まって興奮する戦闘が可能とのこと。
敵の特性に合わせて戦術を逐一変更する必要があるため、戦術的な面も併せ持っています。
ストーリーはユーモアに溢れた楽しいものになっており、ボリュームも価格以上の満足できる量が用意されています。
ステージごとに多くの探索要素やシークレットキャラが隠されているため、コンテンツ自体の寿命も長いと述べられています。
カメラワークなど、技術的な問題点を指摘
一方で、多くの要素に関して説明が不足しており、何をすればよいのか分からなくなることが多いという指摘もあります。
カメラワークに関しても、寄り過ぎたり、遠すぎたり、置いてきぼりになったりと、キャラを追うのが困難になることがあるとのこと。
また、激しい戦闘も、一度慣れてしまうとあとはワンパターンで作業的に感じてしまうという意見も見られました。
独特で激しいアクションが楽しめる良作
何はともあれ、独自性の強いゲーム性とユニークな作風により、全体的に評価の高いアクションゲームとなっています。
戦略を練ったうえで激しいアクションを繰り出し、巨大なボス敵を見事打ち倒すことが出来ると、この上ない爽快感が感じられるとのこと。
白熱するアクションゲームを求めている方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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