2019年9月17日(火)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向けアクションゲーム『Devil's Hunt』(デビルズハント)。
※PC版のみ、Steamにて9月17日発売開始。PS4, Switch, Xbox One版は2020年予定(海外版のみ)
悪魔 vs 天使の戦争が繰り広げられる、3人称視点のアクションゲームとなっています。世界観およびゲーム性は『デビルメイクライ』に近く、多種多様な攻撃を駆使して、爽快なコンボを決めることも出来ます。
ハード | PS4, Nintendo Switch, Xbox One, PC(Steam)※いずれも日本語未対応 |
開発元 | Layopi Games |
価格 | PS4, Xbox One, Switch:未定
PC:3,600円(税込) |
ジャンル | 三人称アクションゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | PS4, Xbox One, Switch:2020年第1四半期 海外向けにリリース予定
PC:2019年9月17日(火) |
このゲームについて:
ポーランドでヒットしたファンタジー小説「Equilibrium」がベースとなっている本作では、悪魔の力を持つ主人公Desmondが世界の運命を決める天使と悪魔との戦いに加わります。
Desmondは拳と爪、彼の中の人間と悪魔のスキルを武器に使用しますが、最終的にどちらに従うかを選択しなければいけないそうです。
本作は、ポーランドの著名な若手小説家 "パヴェル・レズニアック(Paweł Leśniak)" 氏のダークファンタジー小説『Equilibrium』をゲーム化したものです。
大企業の御曹司で金持ちの主人公 "デズモンド" が、急に悪魔の力を得てしまったせいで地獄の処刑人となり、悪魔と天使の戦争に巻き込まれていく内容です。
上述したようにデビルメイクライのような多彩なアクションが可能であり、人間と悪魔それぞれのスキルを活用して障害を乗り越えつつ、ステージを進んでいきます。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Vandal -シンプルだが楽しい戦闘
Score:70点
いくつものコンボを繋ぐことのできる戦闘は楽しく、多様なスキルの解放要素もあります。
一方でストーリーは単純で盛り上がりに欠けます。また、どのステージも一本道であり、探索要素は皆無。ひたすら決められた道を歩くことになります。また、グラフィックやゲーム性についても、特に目新しいものはありません。
GOODな点
- シンプルだが楽しい戦闘
- 優れたキャラクターモデリング
BADな点
- 特に目新しさは無いゲーム性
- 何度も同じアニメーションが使いまわされる
- 探索要素が無い
- 一本道のステージ
- シナリオは単純で興奮しない
Areajugones -シンプルだが楽しい戦闘
Score:65点
野心を持って制作されたゲームだとは思いますが、あらゆる点で中途半端な出来となっています。
ストーリー展開自体は、いくつかのポイントでひねりを感じますが、基本的に単純で予想可能です。また、ステージは長い廊下のような一本道が続き、自分で行き先を決められません。これがゲーム性と自由度を破壊しています。
GOODな点
- 満足できるコンテンツ量
- ひねりのある物語の展開
- 他タイトルのオマージュ要素
BADな点
- 戦闘を楽しむためには我慢が必要
- ストーリー自体は貧弱で、予測可能
- いくつかのバグ
- ゲーム要素を縮小させる一本道のステージ
DarkStation -劣悪なストーリーテリング
Score:60点
ゲーム宣伝では、約2時間のカットシーンについて誇らしげに語っていました。しかし実際は、キャラクターモデルは酷く、堅実なストーリーのはずが、これまた酷いストーリーテリングとセリフによって展開されます。
それでも私はイベントシーンをスキップしようとは思いませんでした。なぜなら、スキップするとまたダルい戦闘が始まってしまうからです。
原文
GOODな点
- 迫力のある戦闘
BADな点
- ひどいストーリー構成
- 醜いキャラクターモデリング
- 劣った声優による演技
- 迫力はあるが、ロックオン機能が無く、ずっと同じような内容の続く戦闘
The Games Machine -歩行シミュレータのようなゲーム
Score:50点
本ゲームはアクションゲームというジャンルですが、実際は歩行シミュレータのようなものです。悪魔の力による様々なアクションを発揮する以外には、歩く・ジャンプする・しゃがむ・テレポートする、の一連の動作でほぼずっと進められます。
戦闘に関しては、攻撃時のエフェクトが派手で見ごたえがあります。しかし、技の中にはバランスブレイカーなものもあり、せっかく繊細に調整された戦闘システムを破壊しています。
GOODな点
- 巧妙に作られたアクション要素
- 攻撃時のエフェクトが派手でカラフル
- 多面的な物語
BADな点
- 大量のバグ
- 10歳児並みのストーリーとアニメーション
- 一本道の歩行シミュレータゲーム
SpazioGames -今年最悪のアクションゲームの1つ
Score:50点
本作は技術的に遅れています。
キャラクターグラフィックは雑で、表情は固まったままです。また、しばしば目を不快にさせる色のコントラストが使われます。
戦闘システムも洗練されておらず、基本的に同じような動作を反復するのみです。敵AIは常に同じような動作・攻撃を繰り返します。マップの構成も今までに見た中で最もシンプルなものであり、分岐は無く、いつも予想通りの位置にアイコンがあります。
今後、他プラットフォームでリリースされた際に、これらの点が修正されるかどうかは不明です。今年の最悪のアクションゲームの1つです。
GOODな点
- 高度な難易度により、スキルを向上させることが出来る
BADな点
- 技術的に遅れている
- 戦闘システムは洗練されておらず不正確
- カメラがキャラクターに近すぎる
- 表情の無いキャラクターモデル
- 分岐の無いマップ
- 退屈な歩行が続く
総合評価(トータルスコア)
総合Score:52点
GOODな点
- シンプルだが楽しい戦闘
- 戦闘時のエフェクトが派手
BADな点
- アクションゲームとしての目新しさは特に無い
- ステージが一本道で、分岐や探索要素が皆無
- 単純で予想可能なストーリー展開
- いくつかのバグ
- 無表情なキャラクターモデリング
- ロックオン機能などが無く、洗練されていない戦闘システム
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Devil's Hunt』についての海外メディアの感想となります。
ゲーム性が『デビルメイクライ』に似ていることから、アクションゲーム好きからは高い期待感を寄せられていたゲームです。
しかし、だいぶ辛口なレビューが並びましたね...(´・ω・`)
戦闘時のエフェクト自体は派手で、操作性もシンプルなため、楽しめたというレビュアーも多くいました。
しかし、ロックオン機能が無い、敵AIの動きも一定のパターンが続くなど不満点も多く述べられています。また本作のルートは基本的に一本道で、寄り道や分岐点、探索要素などがほぼ皆無のため、ゲームとしての自由度が無いとされています。
小説を原作としたストーリーにもかかわらず、無理にゲームとしてまとめたことで、展開が簡単に予想できる無味なものになってしまっているようです。せっかくの登場人物たちも、キャラクターモデルに表情が無く、物語に没入できないと酷評するレビュアーもいました。
ということで、全体的にマイナス部分が強調されたレビューとなっていました。しかし戦闘の派手さだけは楽しいという意見も多かったので、何も考えず、とにかく敵を派手になぎ倒し続けたいという脳筋なゲーマーであれば、楽しめるかもしれませんね!