今回は、影MODで使用するシェーダーの中でも、特にハイスペックPC向けに描画を特化させたシェーダー『Continuum』の導入方法と設定(カスタマイズ)方法について解説していきます!
『Continuum』は作者のdotModded氏がSEUSシェーダーを改造したものであり、全体的な色合いや打ち寄せる波の形などが変化しています。SEUSとの比較に関しては以下のサイトさんが解説されています。
[影MOD] PV撮影に最適なハイスペックPC専用シェーダーパック「Continuum Shaders」をSEUSと比較 [Minecraft] | ナポアンのマイクラ
※対応マイクラバージョン:ver1.7.x 以降(※設定値によってはかなり高負荷となるため、お使いのグラボと相談しながら慎重に導入してください)
『Continuum』シェーダーの導入
※シェーダーの導入には、前提として『Minecraft Forge』と『Shaders Mod』、そして『Optifine』が必要です。事前に導入しておいてください。
DL:Continuum Shader - Download
上記のサイトにアクセスし、"Downloads"からContinuum shader本体をダウンロードします。
※画像は記事執筆時点のものです。
ダウンロードしたContinuum shaderを .minecraft内の『shader』フォルダにそのまま入れてください。マインクラフトを起動し、shaderからContinuumを選択できれば導入は完了です。
Parallax Occlusion Mapping(POM)対応リソースパックの導入
Continuum shaderはParallax Occlusion Mapping(POM)と呼ばれる描画に対応しています。
POMとはテクスチャ上の凹凸を表現する描画機能のことで、POMに対応するリソースパックを使用することでブロックの描画がよりリアルになります。
▼POM対応リソースパックとContinuum導入時。ブロックの凹凸が表現されている
Continuum shaderの配布元でもPOM対応リソースパックはダウンロードできますが、リアルさを追求したい方はおすすめの「S&K PhotoRealism」を導入してみてください!
以下のサイトから「S&K PhotoRealism」リソースパック本体と、POM対応用ファイルをダウンロードします。
DL:リソースパック本体
DL:POM対応用ファイル(パック本体と同じサイズのものを選択)
そしてダウンロードしたPOM対応ファイルの中身を、そのままリソースパック本体に入れます。これでS&K PhotoRealismをPOMに対応させる作業は完了です。
「gbuffers_terrain.fsh」の編集
シェーダーとリソースパックの導入が完了したら、最後にContinuum shaderのカスタマイズをおこなっていきます。
Continuum shaderのzipフォルダを開き、"shaders"フォルダ内の「gbuffers_terrain.fsh」というファイルを、Notepad++などで開いてください。(Notepad++の導入方法はコチラの記事などで解説しています)
「gbuffers_terrain.fsh」の19行目~40行目が、おもに編集する部分となります(画像赤枠)
▼赤枠で囲った部分がおもに編集する箇所
各設定値について説明したものを以下に示します。これを参考にお好みの値に設定してください。
行数 | 設定値 | 説明 | 範囲 |
---|---|---|---|
21行目 | #define NORMAL_MAP_MAX_ANGLE | 数値が高いほど精細に描画される(高負荷) | 0.5f~5.0f |
24行目 | #define PARALLAX | POMを有効にするか否か。先頭に//を付けるとPOMを無効化 | - |
25行目 | #define LQ_POM | 先頭の//を消すと、FPSが上がる(ただしPOMのクオリティが落ちる) | - |
26行目 | #define POM_Distance | POMの描画距離(高負荷) | 10~100 |
27行目 | #define POM_Depth | POMエフェクトのつよさ。大きいほどブロックの凹凸がつよく描画される | 0.5~5.0 |
39行目 | #define TEXTURE_PACK_RESOLUTION | 使用するリソースパックのサイズを選択(正しい値でないとPOMが正常に描画されません) | 32~512 |
個人的にNORMAL_MAP_MAX_ANGLEを"5.0f"、POM_Depthを"3.0"、POM_Distanceを"20"あたりに設定するのがおすすめ。512×512の「S&K PhotoRealism」を入れると下画像のようになりました。
( ゚д゚)
ここまでくると、キャラの手に対して逆に違和感を感じてしまう...。他にもPOMに対応しているリソースパックはたくさんあるので、気になる方はためしてみてくださいね!
最初にも言いましたが設定値によっては予想以上に重くなるので、導入する際はじぶんのグラボと相談しながら慎重に設定値を変えてみてください。グラボが吹っ飛んでも責任はおえません(´・ω・`)
なお「No cubes mod」と一緒に導入すると描画がバグるので絶対にしないように(経験者談)