マインクラフトではブロックなどテクスチャの外見を変える『リソースパック』と呼ばれるものが数多く配布されています。
外見をリアルにするものからコミカルにするもの、あとはネタ的なものなど色々な種類がありますが、今回はその中でもリアルさを追求したリソースパックについてご紹介します!
その名も、Stratum Pack !!!
※128×128(無料), 256×256, 512×512, 1024×1024, 2048×2048が配布中(128×128以外は有料のアーリーアクセス対応)
▼2048×2048では、もはや現実かと見まがうほどのリアルさ。ただし激重(´・ω・`)
実はこのリソースパックの作者さんは、影MODのContinuumシェーダーを開発・配布している方なのです。Continuumシェーダーのレンダリングに最適化したリソースパックを作ろう!ということでStratumを開発しているとのこと。
▼当サイトでも以前の記事で紹介させていただきました!PBR対応の非常にクオリティの高いシェーダーです
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PBRとPOMに対応する究極のリアルレンダリングリソースパック
Stratumリソースパックの特徴としては、なんと言ってもPBRとPOMに対応していることです。
PBR?POM?なにそれ...(´・ω・`)
『PBR(Physically Based Rendering)』とは物理ベースレンダリング、つまり物理法則をべーすとしたレンダリングのことです(そのまんま)。
PBRでは物体表面における光の反射や散乱などの物理現象を、光源光の伝搬などを計測して数式でモデル化したものを用いてレンダリングします。つまり簡単に言うと、物体に対する光の当たり方がめっちゃリアルに再現される描画方法のことです。最近のゲームではPBRに対応するものが多くなってきており、これに対応することで現実と同じような質感を再現することができます。
▼岩表面の光の当たる上端のみ明るくなり、他の部分が影として対照的に描画されることで本物の岩のような質感を生み出す
また、『POM(Parallax Occlusion Mapping)』とはパララックス・オクル―ジョン・マッピングと呼ばれる描画方法であり、クスチャ上の凹凸を表現すことができます。
▼溶岩ブロックの表面。POMに対応することで凹凸が表現されている
Stratumリソースパックはこの2つの描画方法に対応することで、以下のように非常にリアルな描画を可能にしています。
▼※画像は2048×2048バージョンで撮影したものです
※'19.8.25追記:耕した土(耕地)での描画がアップグレード
2019年8月に加えられた『Farmland Updata(ファームランドアップデート)』により、雨が降った際に、クワで耕した土(耕地)に水たまりができる描画が加わりました。
▼溝になった部分に水たまりができる描画が追加されよりリアルに!
個人的な意見では、今まで導入したリソースパックの中で一番リアルな描画ができていると感じました。ただし現在はまだ開発中のリソースパックなので一部のブロックしか対応していません。
開発中Stratum Packへのアーリーアクセスが可能
今回紹介したStratum Packはまだ開発段階のため、正式版は配布されていません。
その代わり、公式サイトから開発中のプロトタイプにアーリーアクセス(早期DL)することが可能です。
上記のページにアクセスし、ページ中段くらいにある『DOWNLOAD DEMO』をクリックすることでStratum Packの128×128版を無料でダウンロードすることができます。
上記のダウンロードボタンをクリックすると以下の様なGitLabのページに飛びます。
ここで画面右(赤枠部分)をクリックし、現れた『Download Zip』をクリックすることでリソースパックをダウンロードすることができます。あとはこのデータを『Resource Pack』フォルダーの中に入れることで選択可能になります。
※もしzipフォルダを入れてもマイクラにパックが認識されない場合は、zipフォルダを解凍した中身を入れてみてください。
また、256×256以上のリソースパックは有料でのアーリーアクセスとなります。
ページ下部から5ドル、15ドル、25ドルでアーリーアクセスを購入できます(クレカ支払い可能)。
それぞれのアクセス権に対応するリソースパックは以下の通りです。
- Tier 1(5ドル):256×256
- Tier 2(15ドル):512×512
- Tier 3(25ドル):1024×1024、2048×2048
アクセス権を購入した翌日くらいに、購入申込み時に記入したメールアドレス宛にダウンロードリンクが送られてきます。リンクにアクセスし、上記で説明したのと同じ方法でパック本体をダウンロードすることが可能です。
※1024×1024以上になるとパック自体が非常に重く、回線?プラウザ?の関係か、ダウンロード失敗が続く時間帯がたまにあります。その場合は、時間帯を変えて再度ダウンロードしてみてください。
高解像度パックは激重なので要注意!
POMとPBRに対応していることもありますが、Stratumはどの解像度でも非常に重いリソースパックです。1024×1024以上ともなると、私のPCでも常時20~30FPSまで落ち込みます。
▼私のPCスペック
- グラボ:GTX1060 3GB
- メモリ:16GB
- CPU:Intel Core i7 7700
なので一定以上のPCでないと、折角アーリーアクセス権を買ったのに重すぎてマイクラが動かない!( ゚д゚)といった事態にもなりかねないので要注意です。
しかし、Stratumは一度試してみる価値ありです。スペックに自身のあるかたは是非試してもらいたいパックです!(゚∀゚)