2021年8月26日(木)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けサバイバルホラーゲーム『Tormented Souls』(トーメンテッドソウルズ)。
※Steam/PS5のみ8月26日から配信開始となり、他プラットフォームでは2021年末のリリースを予定されています。
本作は『バイオハザード』や『アローン・イン・ザ・ダーク』シリーズにインスパイアされたサバイバルホラーゲームです。
"RETURN TO CLASSICS SURVIVAL HORROR"(昔ながらのサバイバルホラーへの回帰)をコンセプトに掲げており、
初代バイオのような定点カメラ視点のホラーアドベンチャーとなっており、恐ろしい怪物が徘徊する病院内を探索しつつ、謎を解くなどして先に進んでいきます。
ハード | PS4, PS5, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Dual Effect |
価格 | 通常版:6,800円+税 限定版:9,800円+税 |
ジャンル | サバイバルホラー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | PS5, PC版:2021年8月26日(木) PS4, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S版:2021年末予定 |
このゲームについて:
Tormented Soulsは、「バイオハザード」や「アローン・イン・ザ・ダーク」シリーズにインスパイアされた原点回帰的なサバイバルホラーゲームです。固定視点のアドベンチャーに新鮮なひねりを利かせ、新しい世代のプレイヤーに合わせて現代風にアレンジ。
ウィンターレイクで行方不明になった双子の少女の捜査を進めるうち、キャロラインの身に恐ろしいことが起こります。真夜中に目覚めると、そこはバスタブの中。全身裸で、老朽化した医療機器をつながれていたキャロラインは、無人の屋敷を命がけで探索していきます。
本作は、行方不明の双子の少女を探す女性主人公 "キャロライン・ウォーカー" が、元は大邸宅だった恐ろしい病院を舞台に、闇に潜む悪へと立ち向かっていきます。
『バイオハザード』や『アローン・イン・ザ・ダーク』シリーズの影響を受けていることもあり、道中には様々な謎解き要素が用意されています。
アイテムやツールを組み合わせて活用したり、3Dモデルを回転させて様々な視点から観察するなど、頭をひねって先に進んでいくアドベンチャー的な楽しみも用意されています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Digitally Downloaded -レトロなホラーゲームの雰囲気
Score:90点
本作は、古き良きレトロなホラーゲームの雰囲気を再現した作品となっています。
ゲームに難易度設定は用意されておらず、進行に関わるヒントも自分自身で見つける必要があります。そして登場する怪物も強敵ばかりであり、全体的に高難易度となっています。
この高難度がホラーゲーム特有の緊張感とやり甲斐を増幅させており、レトロなホラーゲームが好きな方であれば、きっと満足できる作品となっています。
開発者のホラーゲームにかける情熱が感じられる作品でした。
良かった点
- レトロなホラーゲームの雰囲気
- 挑戦的な謎解き要素
- リアルで豪華なステージデザイン
悪かった点
- 難易度オプションが用意されていない
- 敵が強すぎてイライラすることがある
Hey Poor Player -サバイバルホラーの傑作
Score:90点
本作はバイオハザードやアローンインザダーク、そしてサイレントヒルなど往年のホラーゲームをリスペクトして制作された、サバイバルホラーゲームの傑作です。
美しい3Dビジュアルと緊張感のあるサウンドは、ホラーゲームの恐ろしい雰囲気を非常に良く醸し出しています。
モンスター達のデザインも衝撃的であり、出会いたくないものばかりです。
ステージ上に用意されている謎解き要素の数々も見事な設計がなされており、解くことができると大きな達成感があります。
古典的なサバイバルホラーゲームが好きな方であれば、間違いなくお気に入りの一作となるでしょう。
良かった点
- 見事な謎解き要素の数々
- 非常に恐ろしい雰囲気
- 衝撃的なモンスター達
- 古典的なホラーゲームの要素
- 緊張感のあるサウンドトラック
- 美しいビジュアル
悪かった点
- セーブは手動(アイテム消費方式)
- カットシーンにおいて、キャラの口パクがセリフと合っていない(リップシンク)
Noisy Pixel -ホラーゲームファンは必見の一作
Score:80点
昔ながらのホラーゲームの雰囲気を踏襲しつつも、見事なグラフィックや完成されたオーディオデザインによって、ホラーゲームとしての体験をさらに進化させた作品となっています。
屋敷内は細部まで作り込まれているだけでなく、物語の背景を彷彿とさせるデザインがなされており、世界観への没入感が増しています。
そしてゲーム内の音響(効果音)は素晴らしいクオリティであり、近づいてくる敵の足音や吐息が聞こえてくるだけで、この上ない恐怖を感じることができました。
固定カメラシステムが採用されており、セーブもアイテム消費形式であるなど、いくつかのゲームシステムはレトロなホラーゲームの要素が採用されています。
人によって合う・合わないがあるとは思いますが、少なくともホラーゲームファンであれば必見の一作であると言えます。
良かった点
- ゲームの雰囲気にマッチしたサウンドトラック
- 恐怖感を煽る音響効果
- 使うのが楽しい武器の数々
- ストーリー展開に合ったステージデザイン
悪かった点
- 操作性がイマイチ(アイテム切り替えが面倒など)
Meristation -90年代後半のホラーゲームを現代向けに進化させた作品
Score:78点
本作は堅実なクオリティのホラーゲームとなっています。
ストーリーの背景設定は惹き込まれる内容となっており、物語の舞台となる病院内のデザインも見事なものです。
固定視点カメラや手動セーブ機能など、古き良きホラゲーの要素が多く取り入れられている点も、昔ながらのホラーゲームファンとしては嬉しいところです。
そして館内に用意されている謎解き要素はバリエーション豊富でいずれも質が高く、解くのがとても楽しいです。
一方で、戦闘システムはイマイチ魅力に欠けており、敵のバリエーションも多くはないため、体験が多少マンネリ化してくるかもしれません。
それでも、90年代後半のホラーゲームを現代向けに進化させたような作品であると言えます。
良かった点
- バリエーション豊富で質の高い謎解き要素
- 惹き込まれるストーリー設定
- 見事な病院内のデザイン
- 古き良きホラゲー要素の数々
悪かった点
- キャラクターデザインやアニメーションのクオリティは低い
- たまにフレームレート低下が発生する
- 武器アクションの種類が少ない
- 同じ敵が繰り返し出現する
PlayStation LifeStyle -ストーリー自体はそこまで惹き込まれる内容ではなかった
Score:55点
本作のグラフィックは確かに優れたクオリティであり、病院内や敵キャラのデザインも実に見事です。
明暗を上手く使い分けた照明効果も、恐怖感をより一層煽ることに役立っています。
一方で、肝心のストーリー自体はそこまで惹き込まれる内容ではなく、展開もずさんに感じました。
また固定カメラ方式のせいで、カメラ視点が切り替わるたびに操作方向が変化するため、操作ミスを起こしやすくイライラすることもありました。
そして終盤に行くにつれて強制的な探索が多く発生し、お使いゲーのような体験になってしまいます。
素晴らしいビジュアルに見合うストーリーを含んでいれば、もっと素晴らしい作品になったことでしょう。
良かった点
- 素晴らしいデザイン(病院内、敵キャラなど)
- 恐怖感を煽る照明効果
悪かった点
- セリフと字幕が一致しないことがある
- ストーリー自体はそこまで惹き込まれる内容ではなかった
- 終盤は探索が面倒に感じるようになってくる(作業感が強くなる)
- 固定カメラ視点が切り替わるたびに操作方向が変化する
総評:90年代後半のホラゲーを現代向けに進化させた作品
総合Score:79点
GOODな点
- 古典的なホラーゲームの要素
- 非常に恐ろしい雰囲気
- 素晴らしいデザイン(病院内、敵キャラなど)
- 美しいグラフィック
- バリエーション豊富で質の高い謎解き要素
- 恐怖感を煽る音響効果
BADな点
- キャラクターデザインやアニメーションのクオリティは低い
- ストーリー自体はそこまで惹き込まれる内容ではなかった
- 終盤は探索が面倒に感じるようになってくる(作業感が強くなる)
- 固定カメラ視点が切り替わるたびに操作方向が変化する
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Tormented Souls』についての海外メディアの感想となります。
古き良きホラゲーの雰囲気を継承
本作は初代バイオハザードやサイレントヒルなど、90年代後半の古き良きホラゲーの雰囲気を受け継ぎつつ、現代向けに体験を進化させた作品となっています。
グラフィックのクオリティは高く、明暗を巧妙に使い分けた照明効果が、不気味な雰囲気を引き立てています。ステージや敵キャラのデザインも凝っており、世界観への没入感を高めています。
音響効果も良い働きをしており、暗闇から敵の足音や吐息が聞こえてくると、この上ない恐怖感を味わうことができます。
そしてステージ上に用意されている謎解き要素はバリエーションに富んでおり、いずれも質が高く作り込まれているため、頭を捻って解くのが楽しいとのこと。
全体的に堅実なクオリティのホラーゲームとなっています。
ストーリー自体は魅力に欠ける
一方で、肝心のストーリー自体はそこまで惹き込まれる内容ではなく、展開も雑であるという意見が見受けられました。
また、初代バイオハザードを彷彿とさせる固定カメラ視点は、懐かしさを感じる一方で操作性の悪さも引き起こしており、視点が変わるごとに操作方向が変化するため、イライラするというレビュアーもいました。
そして終盤あたりでは探索の作業感が強くなり、恐怖感よりも面倒くささが上回ってくるとのこと。
ホラーゲーム好きは必見の一作
いずれにせよ、ホラーゲームとしてのクオリティは高く、質の高いグラフィックと音響効果のおかげで、この上ない恐怖を感じられる作品であると評価されています。
謎解き要素の出来も良く、アドベンチャーゲームとしても楽しめるとのこと。
ストーリー内容に関しては賛否あるものの、ゲームの世界観自体には好評な意見が多く見受けられました。
ホラーゲーム好きの方にとっては、見逃せない一作であると言えます!
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