2021年8月27日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向け殺し屋アクションゲーム『ノーモア ヒーローズ3』(No More Heroes 3)。
本作は、人気アクションアドベンチャーゲーム『ノーモア★ヒーローズ』シリーズの最新作です。正式ナンバリングタイトルとしては約11年ぶりのリリースとなります。
オタクな殺し屋”トラヴィス・タッチダウン” が主人公として、個性豊かな敵を相手に爽快なバトルを繰り広げ、銀河系スーパーヒーローランキングの頂点を目指していきます。
ハード | ニンテンドースイッチ |
開発元 | Io Interactive |
価格 | 通常版:6,800円+税 限定版:9,800円+税 |
ジャンル | 殺し屋アクション |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年8月27日(金) |
このゲームについて:
『ノーモア★ヒーローズ』は殺し屋のトラヴィス・タッチダウンが全米殺し屋ランキングの頂点を目指し、殺し屋同士の戦いを繰り広げる殺し屋アクションアドベンチャーシリーズだ。
2007年にWii用ソフトとして第一作が発売、2010年にシリーズ第2作となる『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』が登場した。
2019年には『ノーモア★ヒーローズ2』から数年後の世界を舞台としたスピンオフ作品『Travis Strikes Again: No More Heroes』が。
更に2020年にはファンからの熱い声を受け『ノーモア★ヒーローズ』『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』がNintendo Switchダウンロード版として発売している。
そして2021年、ナンバリング最新作である『ノーモア★ヒーローズ3』がついに発売となる。
本作では地球侵略を目指す銀河系スーパーヒーロー軍団から愛する街を守るため、トラヴィスは銀河系スーパーヒーローランキングの頂点を決める戦いに挑んでいきます。
今回はシリーズお馴染みの舞台 "サンタデストロイ" に加えて、4つの新たなロケーションが追加されており、愛車のバイク "デムザンティガー" を乗り回してオープンワールドを駆け回ることができます。
各地には様々なバトルミッションやユニークなボランティアミッションが用意されており、ランキング戦に挑むための資金を稼いでいきます。
また、トラヴィスの兄であるヘンリー・クールダウンを含め多くの個性豊かなキャラクター達も登場し、賑やかなシナリオを楽しむことができます。
ビーム・カタナを使用した戦闘アクションはより過激なものになっており、Joy-Conを上下に振って充電を行うなど、Switch特有のギミックも用意されています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Press Start Australia -シリーズ最高の戦闘
Score:95点
今作における戦闘アクションは、従来作品とくらべて圧倒的な進化を遂げており、より激しく爽快なものとなっています。特にボス戦ではユニークな演出やギミックが用意されており、戦うのが非常に楽しかったです。
サウンドトラックもシーンを盛り上げてくれてくれる活気に満ちたものばかりであり、常時ハイテンションでゲームを楽しめます。
ゲーム中には多くの収集品がオープンワールド上に散らばっており、それらすべてを集めたり、クリア後に出現する高難易度モードでプレイし直すなど、多くのやり込み要素が用意されています。
シナリオや演出も見事であり、シリーズの中でも最高と言える作品となっています。
良かった点
- スタイリッシュで堅実なアクション
- 楽しいボスバトル
- 多くのコンテンツ
- 派手で活気に満ちたサウンドトラック
- 豊富な難易度オプション
悪かった点
- オープンワールドマップでフレームレート低下が生じる
- キャラクター達の掘り下げが浅い
Attack of the Fanboy -すべてのボス戦が素晴らしく楽しい
Score:90点
本作の1番の魅力は、なんと言っても戦闘でしょう。アクションの多様性が増しており、戦闘がワンパターンになることを防いでいます。
特にボス戦は演出を含めて非常に楽しいものであり、次のボスはどんな感じなのかな?と、常にワクワクしながらシナリオを進めることができました。
ビジュアル・サウンドの両クオリティも見事であり、ニンテンドースイッチの性能を十分に活用できていると感じました。
キャラクター達の会話内容やシナリオ上の演出の数々も見ていて楽しく、たまに暴力的な演出が含まれるものの、程よいスパイスとして効いています。
シリーズファンが期待していた通りの優れた続編であると言えます。
良かった点
- 素晴らしいボス戦
- 魅力的なビジュアル
- 楽しい会話や演出の数々
- 多様性のあるアクション
- 壮大なストーリー
悪かった点
- 不安定なロックオンシステム
Destructoid -遊びたくなる多くのコンテンツが用意
Score:85点
今作における戦闘は激しくて楽しいものであり、終始夢中になることができます。アクションのバリエーションの豊富さ1つをとっても、シリーズ最高レベルに洗練されていると言えます。
また戦闘だけではなく、ゲーム中にはミニゲームやサイドストーリーなど多くの楽しいサブコンテンツが用意されており、クリア後は新難易度で再度プレイできるなど、やり込み要素が豊富に用意されています。
ビジュアルも洗練されている一方で、従来シリーズ作の雰囲気をシッカリと受け継いだものになっています。
ロードが多いなど技術的な問題もありますが、最後までプレイするのが楽しい作品には変わりありません。
良かった点
- クリア後の多くのやり込み要素
- 派手で楽しい戦闘
- 独特なタッチのビジュアル
- 夢中になれるゲームプレイ
悪かった点
- ロード画面が頻発する
- フレームレート低下が頻発
Nintendo Life -堅実な出来の3作目
Score:80点
今作におけつ戦闘は、まさにシリーズで最高のクオリティとなっています。全てのアクションがスムーズかつ高速になっており、爽快感が増していると同時に、アクションの多様性も強化されています。
ボス戦はいずれも挑戦しがいのあるものになっており、様々なゲームをオマージュした演出はとても面白くて惹き込まれます。
サウンドトラックも素晴らしい出来であり、戦闘中などの気分を高揚させてくれました。
ただしフレームレートに関しては、戦闘中は安定しているものの、オープンワールド移動中は顕著な低下が見受けられました。
確かに素晴らしい3作目ですが、個人的には1, 2作目には敵わないと思います。
良かった点
- 期待通りの激しい演出
- シリーズで最高の戦闘
- スタイリッシュで印象的なビジュアル
- 説得力と捻りのあるストーリー
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- オープンワールドではパフォーマンスが低下する(フレームレート等)
- ゲームプレイはやや反復的になりがち
- 携帯モードではグラフィック品質がやや落ちる
GameSpot -オープンワールドは魅力に欠ける
Score:40点
今作の戦闘は、アクションの幅が広がったぶん深みが生まれており、敵との相性を考えつつ戦略的に戦う楽しさがあります。
いずれのボス戦も独創的なアイデアが取り入れられており、挑戦しがいがあります。
一方で、物語の展開(ストーリー)自体はそこまで惹き込まれる内容ではなく、登場人物たちの掘り下げも浅いです。
また肝心のオープンワールドは広いだけで密度が薄く、個性と魅力に欠けていると感じました。
戦闘のクオリティは高いですが、それ以外のストーリー・オープンワールド等の要素に関しては、正直ガッカリな出来です。
良かった点
- 深みのある戦闘システム
- 独創的で挑戦しがいのあるボス戦
- 80年代アニメ風のユニークなカットシーンの数々
悪かった点
- ストーリー自体は浅い
- オープンワールドは密度が薄くて退屈
- ラスボスの戦闘は単調
総評:シリーズ最高レベルに楽しい戦闘アクション
総合Score:76点
GOODな点
- シリーズで最高の戦闘
- 素晴らしいボス戦
- 楽しい会話や演出の数々
- ユニークなカットシーンの数々
- 多くのやり込み要素
- 素晴らしいサウンドトラック
BADな点
- キャラクター達の掘り下げが浅い
- ロード画面が頻発する
- オープンワールドではパフォーマンスが低下する(フレームレート等)
- ストーリー自体は浅い
- オープンワールドは密度が薄くて退屈
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ノーモア ヒーローズ3』についての海外メディアの感想となります。
戦闘はシリーズ最高クラスの出来
本作における戦闘システムは派手さや多様性が増しており、多くのレビュアーから "シリーズ最高の出来" であると高く評価されていました。
特にボス戦は演出やデザインがユニークで、とても楽しいコンテンツであるとのこと。サウンドトラックも、アクションを盛り上げてくれる素晴らしい出来になっています。
ビジュアル自体も向上している一方で、同シリーズの古き良き雰囲気がちゃんと感じられます。
そしてゲーム中には収集品やミニゲーム、サブシナリオなど多くのコンテンツが用意されており、クリア後の新難易度モードも含めて、長時間やり込めるコンテンツになっているようです。
オープンワールドの出来はイマイチ
一方で、今作のオープンワールドは確かに走り回るのが楽しいものの、密度が薄く、魅力に欠けていると述べられています。
また、オープンワールド移動中にはフレームレート低下が顕著に発生する点も指摘されていました。
そして肝心のストーリーに関しても、魅力的で楽しいと評価するレビュアーがいる一方で、展開が薄く、登場人物たちの掘り下げも浅いと評価するレビュアーも少なからずいました。
他にもロード時間が頻発する点など、Switchの技術的な問題を指摘する意見が多く見受けられました。
アクションゲーム好きは必見の作品
いずれにせよ、今作における戦闘は『シリーズ最高クラスに楽しい出来』になっていると、ほとんどのレビュアーから高く評価されていました。
登場するボス達も個性豊かで、ボス戦ではバリエーション豊富でユニークな演出が見られるため、常にワクワクしながら遊ぶことができたとのこと。
フレームレート低下等の技術的問題も指摘されていますが、ビジュアル・サウンドのクオリティは高く、カットシーンも見事な出来となっています。
シリーズファンのみならず、アクションゲーム好きの方には是非プレイしてほしい作品です!
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