2021年9月10日(金)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『ロスト・イン・ランダム』(Lost in Random)。
本作は、サイコロを振って戦闘(ダイスバトル)を行う、ランダム性を含んだアクションアドベンチャーゲームです。
人々の未来がサイコロ一振りで定まってしまう闇に包まれた王国を舞台に、少女グースーが相棒のダイシーとともに姉のキースーを救う旅に出ます。
ハード | PS4, PS5, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Electronic Arts |
価格 | 3,100円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年9月10日(金) |
このゲームについて:
ゴシック調のおとぎ話のようなアクションアドベンチャー『ロスト・イン・ランダム』で、困難に立ち向かおう。ここでは人々の運命が、サイコロの一振りで定まってしまう。
邪悪な女王に支配されたランダム王国は、6つの影の領域に分かれており、人々の運命は呪われた黒いダイスによって支配されている。本作をお贈りするのは、受賞歴のあるスウェーデンのゲームスタジオZoink(『Ghost Giant』『Fe』『Flipping Death』)。プレイヤーは運に辟易した無一文の少女グースーと共に、愛する姉を助けるため闇のクエストへと旅立つ。
生命を宿した小さくて不思議なサイコロ、ダイシーと一緒に、グースーは現代的なメッセージを伝える古典的な物語を紐解きながら、ランダムの混沌を受け入れなければならない。
困難に立ち向かえ。ゲームに勝利せよ。
本作では、全ての運命がダイスによって支配された "ランダム王国" を舞台に、主人公である少女 "グースー" が生きたサイコロ "ダイシー" と共に、愛する姉を救うために闇のクエストへと旅立ちます。
本作ではダイスを用いたランダム性のある戦闘を楽しむことができ、ダイスの目によってアクションの内容が変化します。
また、相棒のダイシーが十分にチャージされると、グースーはダイシーを転がして時間を止め、カードデッキからスペシャルアビリティーを使用することも可能です。
コインを集めればダイシーを強化したり、ランダム王国にいる商人からカードを購入してデッキを強化するなど、RPG的な要素も含んでいます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Comicbook.com -奇妙で魅力的な世界観
Score:100点
本作は、サイコロの目によって運命が決められる、奇妙で魅力的な世界観の作品です。
その世界観はアクションや戦闘へ見事に反映されており、ダイスロールによって行動が決められるランダム性を伴ったバトルは、実に斬新で楽しいです。
相棒のダイシーも愛らしい存在であり、育てることで能力を強化していくことが可能です。
スペシャルアビリティーを利用できるカードの数々のバリエーションは非常に幅広く、それぞれの効果の欠点を補うことで戦闘を有利に運ぶことができるため、カードデッキを組むのは実に中毒性の高い体験です。
サイドクエストの数々も作り込まれており、やり込み要素も充実しています。
本作をプレイするか否か迷っているのであれば、ぜひ迷うことなく世界に飛び込んで、サイコロを振ってみてください。
良かった点
- 中毒性の高いカードシステム
- 斬新で戦略性の高い戦闘
- 愛らしいダイシーの存在
- 奇妙で魅力的な世界観
- 作り込まれたサイドクエスト
悪かった点
- ボス戦はチェックポイントが無く、負けたら初めからやり直し
WellPlayed -アクション・RPG・デッキ構築カードゲームの融合
Score:85点
本作の戦闘システムにはアクション・RPG・デッキ構築カードゲームの要素が全て含まれており、サイコロによるランダム性を取り入れている一方で、カードデッキ構築による戦略性の高さも併せ持っており、実に中毒性の高い体験となっています。
ダイシーを育てて能力を強化したり、カードを収集することで新たな戦略の展開が可能となり、戦闘がワンパターンにならず最後まで夢中になることができました。
独特なビジュアルで描かれるダークな世界観はアイデアに満ちた魅力的なものであり、キャラクター達の会話内容もユニークで楽しいです。
本作はとても野心的なタイトルであり、様々なゲームジャンルのファンに適した作品となっています。
良かった点
- ユニークでアイデアに満ちた世界観
- 中毒性の高い戦略的な戦闘
- 面白くて、陽気な会話の数々
- 独特でダークなビジュアルが魅力的
悪かった点
- ビジュアル面で洗練が足りない部分がある(アンチエイリアシングの不足など)
- たまに戦闘テンポが悪くなる
God is a Geek -サイドクエストや謎解き要素が充実
Score:80点
本作にはサイドクエストや謎解き要素が多く用意されており、隅々まで探検しがいのあるマップとなっています。
ステージビジュアルやキャラクターなどは独特かつゴージャスなアートスタイルで描かれており、不思議と謎に満ちた世界観を魅力的に演出しています。
ストーリーはダークな雰囲気に包まれていますが面白く、中心には温かい物語が内包されているため、進めるうちに段々と好きになっていきました。
そしてダイスとカードを取り入れた戦闘システムは実によく考えて作り込まれており、緊張感を伴ったランダム性と、構築したカードデッキを用いて戦う戦略性とを併せ持っており、飽きることなく楽しみ続けることが可能です。
独創性に満ち溢れた、近年で最高の意欲作であると言えます。
良かった点
- ゴージャスなアートスタイル
- スマートな戦闘システム
- 面白いストーリー
- 探検しがいのあるマップ
- サイドクエストや謎解き要素が充実
- 不思議と謎に満ちた世界観
悪かった点
- キャラのモーション(動き)が不器用
- 戦闘が長引きすぎることがある
Push Square -探索・デッキ構築・戦闘・感動的なストーリーの全てが含まれている
Score:80点
本作ではカードごとの相性を考えてデッキを構築する必要があります。異なるカードを上手く組わせることで破壊的なコンボを実現したり、鉄壁の防御を実現したりと戦略的な要素を含んているため、サイコロのランダム性と併せることで、実にバランスが取れたシステムとなっています。
また戦闘以外にもいくつかのサイドクエストが用意されており、楽しいキャラクター達と出会って彼ら・彼女らを手助けるすることも出来ます。
全体的な世界観は暗い雰囲気に包まれていますが、内には十分な温かさも含まれており、ゴシック調に描かれるおとぎの世界で展開されるストーリーをより魅力的なものにしています。
探索・デッキ構築・戦闘・感動的なストーリーの全てが含まれており、最初から最後まで楽しく遊べる作品です。
良かった点
- ゴシック調なおとぎの世界を冒険
- ユニークな戦闘システム
- 興味深くて魅力的なストーリー
- 素晴らしいキャラクター達
- デッキ構築が楽しい
悪かった点
- リップシンク(セリフと唇の動き)が不正確
- 一部のサイドクエストの内容は浅い
Slant Magazine -カードをある程度集めると、戦闘が単調で反復的になる
Score:60点
本作のワールドやキャラクターは魅力的なビジュアルで表現されており、そこで織りなされるストーリーは実に創造力に満ちています。
サイコロとカードを採用した戦闘システムはかなり楽しいものであり、ランダム性とカードの戦略性のおかげで、バトルが単調になるのを防ぐことができます。
しかし一方で、カードの種類がある程度揃ってくると、強いカードデッキの構成が固定されてくるため、徐々に戦略性が薄れて、ゲームプレイがワンパターン化してしまいます。
また、ダイスロールは戦闘にランダム性をもたらしますが、ダイスの出た目によっては戦闘がかなり長引くこともあり、イライラすることが多々あります。
本作は確かに独創的なアイデアが盛り込まれた作品ですが、その独創性が逆にプレイヤーにとってストレスになる部分もあります。
良かった点
- かなり楽しい戦闘
- 想像力に満ちたストーリー
- 魅力的なビジュアル
悪かった点
- ダイスロールの出た目によって、戦闘が長引くことがある
- カードをある程度集めると、戦闘が単調で反復的になる
総評:サイコロ・カードゲームの要素を併せ持った独創的な作品
総合Score:80点
GOODな点
- 斬新で戦略性の高い戦闘
- 中毒性の高いカードシステム
- 奇妙で魅力的な世界観
- 独特でダークなビジュアルが魅力的
- サイドクエストや謎解き要素が充実
- 探検しがいのあるマップ
BADな点
- ボス戦はチェックポイントが無く、負けたら初めからやり直し
- キャラのモーション(動き)が不器用
- ダイスロールの出た目によって、戦闘が長引くことがある
- カードをある程度集めると、戦闘が単調で反復的になる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ロスト・イン・ランダム』についての海外メディアの感想となります。
ユニークで独特な戦闘システム
本作の戦闘にはサイコロ(ダイスロール)とカードデッキの2つの要素が取り入れられています。
サイコロが戦闘にランダム性をもたらしている一方で、カードデッキの存在は戦略性を生み出しており、両方のバランスが良くとれていることで実に楽しいバトルシステムを実現できています。
カードを収集してデッキを強化することで、より戦闘スタイルの幅を増すことができるため、最適なデッキを構築する行為には高い中毒性があるとのこと。
独特なビジュアルで描かれる世界観は暗めですが、核となる部分にはシッカリとした温かさが含まれており、物語を進めるうちに楽しく惹き込まれていく内容となっています。
そしてマップ上にはサイドクエストや謎解き要素などが用意されているため、隅々まで探検しがいのあるアドベンチャー要素も含まれています。
戦闘時にストレスを感じる部分もある
本作のサイコロ(ダイスロール)システムは戦闘にランダム性をもたらしており、バトルが単調になることを防いでいます。
しかし一方で、望んだ目が中々でないとバトルが長引くことになり、テンポよく進めたい方にとってはストレスに感じるかもしれないとのこと。
また終盤に近付くにつれて強力なカードが揃っていくため、ダイスロールの重要性が薄れ、戦闘が次第にワンパターン化してしまうとも指摘されていました。
他に類を見ないほど独創的なアイデアが盛り込まれた作品
いずれにせよ本作は『他に類を見ないほど独創的なアイデアに溢れた作品』であるとして、いずれのレビュアーからも高い評価を得ています。
サイコロ(ダイスロール)とカードシステムとを融合させた戦闘システムは実に楽しいものであり、アクションゲームにありがちな、ボタン連打バトルのような単調さを排除することに成功しています。
ダークで独特な世界観もどこか惹き込まれる魅力があり、進めていくうちに物語へのめり込んでいくとのこと。
探索・デッキ構築・戦闘・感動的なストーリーの全てが含まれた不思議な冒険を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか!
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