2022年11月8日（火）発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『ソニックフロンティア』（SONIC FRONTIERS）。
本作は、世界中で高い人気を誇る歴史のあるキャラクター "ソニック・ザ・ヘッジホッグ" を主人公とする、新作アクションアドベンチャーゲームです。
5つの島から成る "スターフォール島" を舞台に、広大なフィールドを自由に駆け巡って探索する体験を楽しむことが出来ます。
| ハード | PS4, PS5, Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
| 開発元 | Sega, Sonic Team |
| 価格 | 通常版：6,589円（税込） デジタルデラックスエディション：7,689円（税込） リミテッドエディション DXパック アクリルジオラマセット：19,019円（税込） |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| プレイ人数 | 1人 |
| リリース日 | 2022年11月8日（火） |
このゲームについて：
誰からも忘れられた島、スターフォール諸島。
ソニック、エミー、テイルスの3人は、カオスエメラルドの反応を追って、このスターフォール諸島に向かっていた。島の上空にさしかかったその時、突然トルネード号にトラブルが発生！空に開いた時空の穴に吸い込まれ、ソニックは仲間たちとはぐれてしまう。
どこからか語り掛けてくる謎の声に導かれ、ソニックは仲間たちを探すために走りだす。
この島には何が眠っているのか？行く手を阻む謎の少女の目的とは？謎めいた島を舞台に、ソニックの新たな冒険が始まります。
本作は、ソニックならではの超音速アクションで広大な島を自由に駆け回る、縦横無尽な新境地アクションアドベンチャーです。
誰からも忘れられた島、スターフォール諸島において、はぐれてしまった仲間を探すため、ソニックが走り出します。
ステージクリア型のソニックゲームを「オープンゾーン」という遊べるワールドマップに進化させた "次世代のステージクリア型アクションゲーム" となっています。オープンゾーンには「バトル」「謎解き」「電脳空間」などさまざま要素が用意されており、プレイスタイルによって自由な順番で遊ぶことが可能です。
ソニックの行く手には、数々の不気味なエネミーが立ちはだかります。多彩な攻撃コンボをボタン1つで自動的に繰り出すことができる「オートコンボ」も搭載しており、バトルアクションが苦手な方でも簡単にハイスピードなバトルが可能になるとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか？
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数（メタスコア）と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います！
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
目次
海外メディアの評価スコア＆レビューコメント
Attack of the Fanboy -ソニックゲームの歴史に新たな風を吹き込んだ最新作
Score：90点
本作は、オープンフィールドの探索、収集要素、謎解き要素、戦闘のすべてが上手く組み合わさって機能しており、ソニックゲームシリーズに新たな体験をもたらすことに成功しています。
広大なフィールドを高速移動する体験は実に爽快で楽しく、各地には様々なチャレンジ要素や収集要素が用意されているため、退屈することはありません。自由度も高く、戦闘や探索できる場所にほとんど制限はありませんでした。
スピード、パワー、防御、リング容量などのステータスを高めたり、スキルツリーで新たな能力を開放するなどRPG的な要素も用意されており、ソニックを育てることで、アクションが苦手な方でもスムーズに攻略することが可能です。
長年のシリーズファンはもちろん、新規プレイヤーにも是非オススメしたい作品となっています。
良かった点
- 旧作を彷彿とさせる懐かしい敵デザイン
- 多くのファンサービス
- 自由度の高いゲームプレイ
- 誰でも遊びやすい難易度
- 心地よい疾走感
悪かった点
- 特になし
SpazioGames -今までで最高の3Dソニックゲーム
Score：83点
ソニックシリーズの高速移動アクションと、広大なオープンフィールドは完全にマッチしており、信じられないほど楽しいゲームプレイを提供しています。
各地には謎解き要素や収集要素など多彩なコンテンツが用意されており、隅々まで駆け回って探索する体験は実に面白くて夢中になることが出来ました。
戦闘は今まで以上に深みのあるシステムになっており、スキルツリーから新能力を開放したり、コンボ技をつないで爽快に敵を蹴散らすなど、豊かで多様性のある体験が可能となっています。
サウンドトラックも神秘的な作中の雰囲気に合った素晴らしいものばかりであり、プレイ後も頭の中に残りました。
本作は、開発陣の実験的なアイデアと欲求が感じられる作品であり、今までで最高の3Dソニックゲームであると言えます。
良かった点
- 非常に面白いゲームシステム
- 今までにない魅力的な雰囲気
- 実に多様なコンテンツ
- 深みのある戦闘システム
- 頭に残るサウンドトラックの数々
悪かった点
- 一部のボス戦が退屈でイライラする
- 謎解き要素の難易度は低い（やりがいに欠ける）
- たまにカメラワークが悪くなる
Atomix -シリーズに新たな時代の到来を告げる作品
Score：80点
本作は、良くも悪くもソニックシリーズに新たな時代の到来を告げる作品であると言えるでしょう。
ゲームの雰囲気自体が今までのシリーズ作から大きく異なっており、エキサイティングなサウンドトラックの代わりに神秘的な曲が多く、全体的に落ち着いた雰囲気の作品となっています。シリーズを常に特徴づけてきたエネルギッシュな音楽が無い点に関して、一部のファンはがっかりするかもしれません。
ストーリーもシンプルで分かりやすいものになっており、情報量が多くないため理解しやすいでしょう。
広大なフィールドにはミニゲームやミニボスなど様々な要素が用意されており、敵の種類は多種多様で攻略方法もバラエティーに富んでるため、常に新鮮な気分で探索を楽しむことが出来ました。
総合的には予想よりもはるかに優れた作品となっており、シリーズ経験者ほど前作との違いに多くの驚きと発見を感じられると思います。
良かった点
- 多種多様な敵が登場
- 今までとは方向性の異なる音楽（サウンドトラック）
- 豊富な探索要素
- ソニックシリーズの中でも新鮮な体験
悪かった点
- 高速移動中にオブジェクトがポップイン（突如出現）することがある
- 戦闘は単純で簡単
Vandal -自由に移動して探索する楽しさを存分に味わえる
Score：78点
本作は、自由に移動して探索する楽しさを存分に味わえる作品です。ワールド上には探索すること、達成することが沢山用意されており、行く先々で常に何らかの要素に目を惹かれます。
高速移動で目的もなく走ったりドリフトすること自体が楽しい体験であり、これはソニックというキャラクターの精神を活かすことに大成功していると言えるでしょう。
パフォーマンスも安定しており、常に滑らかな描画でゲームプレイを楽しめます。目立ったバグ等も特に見受けられませんでした。
ただし、グラフィックの質はそこまで高くありません。また広大なフィールドに関しても、いくつか魅力的な地形は用意されているものの、これといった魅力的なロケーション（風景）はありませんでした。
いくつかの点で不完全であることは否めませんが、ソニックという作品に新たな未来を感じさせてくれる最新作となっています。
良かった点
- 自由に移動して探索する楽しさ
- 優れたサイバースペースステージの設計
- シンプルで壮大なサウンドトラック
- 安定したパフォーマンス
- 壮観な巨大ボス戦
悪かった点
- サイバースペースステージが短すぎる
- 謎解き要素やチャレンジ要素は作り込みが足りないように感じる
- グラフィックの質はそこまで高くない
- 刺激的な風景に欠ける
- 多くの要素がリサイクルされている
Digital Trends -2022年の最悪のゲーム
Score：20点
本作では、壮大なスケールで築き上げられたオープンフィールドを縦横無尽に駆け回ることが出来ます。
戦闘はシンプルでアニメーションの多くも見栄えが良く、フィールド上に点在しているミニボス達との戦闘は楽しい体験でした。
しかし、それ以外の要素に関しては、全体的に中途半端な出来になっていると言わざるを得ません。
まずグラフィックの質が低いです。PS5でプレイしていても、前世代機のようなクオリティでガッカリさせられます。
折角の広大なオープンフィールドはデザインが平凡であり、これといった眺めの良い景色や、印象的な眺望などはほとんどありませんでした。
ストーリーはいたって単純で興味を惹かれる展開もなく、中身が薄いため、進むにつれて退屈度が増していくだけです。
そして肝心の高速ダッシュに関しても、走り始めが変に遅く、最高速に達した際にいちいち変なアニメーションが入るのでイライラさせられます。その他、ジャンプなどのアクションに関しても操作性が悪く、思ったようにソニックを動かせないことが多々ありました。
カメラワークも悪く、しばしば対象物を見失ってストレスが溜まりました。
全体的に中途半端な作品であり、特に目立った特徴もなく、まさに2022年の最悪のゲームであると言えます。
良かった点
- 壮大なスケール
- 戦闘は優れている
- ミニボスとの戦闘は楽しい
悪かった点
- 全体的に中途半端な作品
- グラフィックの質が低い
- デザインが平凡なオープンフィールド
- 中身のないストーリー
- いくつかのアクションにイライラさせられる（操作性・演出等）
- 長引くボス戦
- カメラワークが悪い
総評：歴史あるシリーズに新たな風を吹き込んだ意欲作
総合Score：73点
GOODな点
- 自由度の高いゲームプレイ
- 誰でも遊びやすい難易度
- 心地よい疾走感
- 頭に残るサウンドトラックの数々
- 豊富な探索要素
- 安定したパフォーマンス
- 壮観な巨大ボス戦
BADな点
- 一部のボス戦が退屈でイライラする
- グラフィックの質が低い
- デザインが平凡なオープンフィールド
- カメラワークが悪い
- 謎解き要素やチャレンジ要素は作り込みが足りないように感じる
- ストーリーが薄い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ソニックフロンティア』についての海外メディアの感想となります。
広大なフィールドを高速疾走して冒険
本作は、広大なオープンフィールドを自由に移動して探索する楽しさを存分に味わえる作品となっており、高速移動で目的もなく走ったりドリフトすること自体が楽しいとのこと。
広大なフィールドにはミニゲームやミニボスなど様々な要素が用意されており、行く先々で常に何らかの要素に目を惹かれます。
スピード、パワー、防御、リング容量などのステータスを高めたり、スキルツリーで新たな能力を開放するなどRPG的な要素も用意されており、ソニックを育てることで、アクションが苦手な方でもスムーズに攻略することが可能なようです。
パフォーマンスも安定しており、常に滑らかな描画でゲームプレイを楽しめます。目立ったバグ等も特に見受けられないとのこと。
全体的に中途半端な出来
一方で、全体的に中途半端な出来であると述べるレビュアーもいました。
グラフィックの質は低く、昨今の他タイトルと比べると数段劣るビジュアルだと述べられています。
折角の広大なオープンフィールドもデザインがいまいちで、これといった惹かれるロケーションや魅力的な風景などはあまり存在していないとのこと。
ストーリーはシンプルなものになっており、分かりやすくて良いと好意的に捉えるレビュアーもいる一方で、中身が薄くて退屈だと指摘する意見もありました。
その他、カメラワークの悪さや操作性の問題、謎解きやチャレンジ要素が魅力に欠けるなど、全体的に作り込みの浅さを指摘する声も少なからず見受けられました。
往年のシリーズファンに新鮮な体験を届ける最新作
いずれにせよ、多くのレビュアーが『歴史あるシリーズに新たな風を吹き込んだ意欲作』であるとして、そこそこ高い評価を付けていました。
作風やゲーム性が従来シリーズ作から大きく異なっており、昨今人気の高いオープンワールド（オープンフィールド）ジャンルに近い体験を取り入れたことで、ソニックシリーズの体験を新たな段階へ引き上げたと評価されていました。
ゲーム性が変わった点に関して、好意的に捉えるか、否定的に捉えるかは人によって評価が大きく分かれそうですね。
しかしシリーズ特有の疾走感は健在であり、広大なフィールドを隅々までスピーディに駆け回るだけでも非常に楽しいとのこと。
シリーズ経験者はもちろん、ソニックゲーム未プレイの方も、新しく生まれ変わったソニックをぜひ体験してみてはいかがでしょうか！
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