以前の記事で、数ある格安Androidタブレットの中でも最も優れた性能を発揮するモデル『ALLDOCUBE iPlay 40』について紹介(レビュー)しました。
▼2021年2月発売モデル。
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『ALLDOCUBE iPlay 40』レビュー!原神やマイクラなどゲーミング性能についても確認
最近では新型コロナウイルスの影響もあって、リモートワークやオンライン授業用にタブレットを購入する人が増えてきましたね! iPadなどの機種は高額で手が出しづらいため、1~2万円台のAndroidタブレ ...
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この『ALLDOCUBE iPlay 40』の上位機種であり最新機種のモデルが、2021年6月より新たにリリースされました。
その名も『ALLDOCUBE iPlay40Pro』です!
▼最新のAndroid11を搭載
【23,000円で購入可能!】
海外の大手BCサイト『Banggood』において、以下のリンク経由で購入することで、Amazonよりも1万円ほど安い約23,000円で購入することが出来ます!
Alldocube iPlay 40 Pro UNISOC T618 Octa Core 8GB RAM 256GB ROM 4G LTE 10.4 Inch 2K Screen Android 11 Tablet - White
▼iPlay40Proでは、下位モデルである『ALLDOCUBE iPlay 40』と比べてストレージが2倍になっているほか、Android11が新たに採用されています。
ブランド | ALLDOCUBE |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC Tiger T618 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイサイズ | 10.4インチ |
解像度 | 2000×1200(亜2K) |
本体サイズ | 24.67 x 15.65 x 0.82 cm |
本体重量 | 約740g |
SIMカード | 対応 |
マイクロSDカード | 対応 |
カメラ | 8.0MPリアカメラ 5.0MPフロントカメラ |
『ALLDOCUBE iPlay40Pro』は、最新OSであるAndroid11を搭載した、10.4インチ型のタブレットです。
ディスプレイ解像度は 2000×1200(亜2K)に対応しており、非常に美しい映像を楽しむことが出来ます。
▼ゲームや映画などをUHD画質で楽しむことが可能。
下位モデルである『ALLDOCUBE iPlay 40』と同じく、CPUにはUNISOC Tiger T618 オクタコアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は8GBを搭載。2~3万円台で購入できる格安タブレットの中でも、現時点(記事執筆時点)で最も優れた性能を発揮します。
ただし本体ストレージは下位モデルの 2倍(128GB ⇒ 256GB)となっており、より多くのデータ・アプリ等を保存することが出来ます。
▼CPUやGPU、RAM容量などは『ALLDOCUBE iPlay 40』と変わらない。
本体には4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を搭載しており、立体的で高音質なサウンドを楽しむことが出来ます。
▼充実したインターフェース
通信規格はBluetooth、Wi-Fiに対応しているほか、SIMカードを挿入することでLTE(4G)回線での通信も可能です。
このように、格安タブレットの中でも非常に優れた性能を発揮するミドルハイ級のモデルとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に、良かった点・悪かった点などを分かりやすくレビューしていきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- 取扱説明書
- USb Type-Cケーブル
- 充電用アダプター
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書は日本語にも対応しているので安心です。
▼本体前面。ベゼル幅が狭いため、10.4インチのディスプレイに対して全体のサイズ感がコンパクトに収まっています。
▼本体裏面・金属特有のヒンヤリとした感触が感じられ、高級感があります。
▼本体重量は約740グラムほどと軽く、長時間持ち続けても疲れることは無いでしょう。
▼厚みは約8.2ミリほど。下手なノート本よりも薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障になりません。
続いて、本体に搭載されているインターフェースについて紹介していきます。
▼前面中央には5メガピクセルのフロントカメラが内蔵。リモートワークやオンライン授業などにも活用できます。
背面には8メガピクセルのリアカメラが内蔵。暗所を照らすLEDライトも搭載されています。
▼本体左側面。2基のスピーカーと『USB Type-Cポート』が用意。
▼反対側(本体右側面)にも、2基のスピーカーが用意されています。
これら4基のスピーカー(クアッドスピーカー)からサウンドを出力することで、立体的な音を楽しむことが出来ます。
▼本体上部には『音量調節ボタン』および『電源ボタン』が用意。
▼そして本体下部には、カードスロットが用意されています。
▼付属のピンを利用することでスロットを開け、SIMカードやマイクロSDカードを挿入することが出来ます。
本体ストレージ容量(256GB)が足りなくなった場合は、マイクロSDカードを挿入することで、最大2TBまでの拡張が可能となっています。
以上のように、インターフェースの構成自体は、クアッドスピーカーを搭載している点を除くと、一般的なタブレットと同様の造りになっています。
他機種との比較
iPlay40Proのサイズ感について、私が所有する『iPad Air2』と並べて比較してみました。
▼並べた様子。
上画像を見ると分かる通り、iPlay40Proの方がベゼル幅が狭いため、本体サイズは大差ないものの、ディスプレイが大きく見えます。
厚みもほぼ同等であり、ハイエンド機種であるiPadと比べても見劣りしないデザインがなされています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『ALLDOCUBE iPlay40 Pro』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約24.4万点 でした!
私が今までレビューしてきたAndroidタブレットの中でも、AnTuTuスコアが20万点を超えたのは『Teclast M40』と『ALLDOCUBE iPlay 40』そして今回の『ALLDOCUBE iPlay40Pro』の3機種のみであり、非常に優れたスコア結果であると言えます。
ウェブサイトや動画視聴、ゲームアプリなどいずれの用途においても快適に動作するでしょう。
なお、下位モデルである『ALLDOCUBE iPlay 40』のスコアは約25万点です。
CPUやRAM等の構成は同じであるため、スコア的にはそこまで大差が付かない結果となりました。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『ALLDOCUBE iPlay40 Pro』を実際に使用した感想について紹介していきます。
非常に綺麗な "亜2K" 解像度
本製品を起動して真っ先に感じるのが、映像の綺麗さでしょう。
2000×1200のUHD解像度で表現される映像は実に美しく、色合いも綺麗です。
▼実際にディスプレイを撮影した様子。
Androidタブレットの中には、発色が薄いモデルが少なからず存在しています。
しかし本製品の発色(色合い)は良く、常時カラフルな映像を楽しむことが出来ました。明暗の濃淡も深みのある表現がなされているため、映画などを視聴していても満足度の高い体験が可能です。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれる。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
▼映像品質を "最高" に設定しても、スムーズに再生されます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用にタブレットを購入した場合でも、ストレスなくタブレットを利用できるでしょう。
立体的で高品質なサウンド
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
上述した通り、本機には4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が内蔵されているため、映像・音楽視聴時に 左右からの立体的なサウンドを楽しむことが出来ます。
普通の格安タブレットでは、スピーカーが2基しか用意されておらず、サウンド出力方向に偏りを感じがちです。
しかし本製品の場合は、両側の方向から均一にサウンドが出力されるため、気持ち悪い偏りを感じることはありませんでした。
音質自体もクリアで、中~高音域に関しては透き通るようなサウンドを楽しめます。
ただし低音には弱く、EDMなどの低音がズンズン響く曲を流しても、迫力はあまり感じられません。もしも音質に不満な場合は、Bluetooth対応イヤホンなどを使用すると良いでしょう。
実用的なカメラ品質
前後のカメラ性能について確認してみました。
まずは前面(フロント)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
色合いがやや薄目かな?と思うものの、フロントカメラの画質自体はクリアであり、ヒトの輪郭から背景の様子まで明瞭に映し出されます。
▼カメラの前で素早く動いても、気になる残像などは発生しませんでした。
リモートワークやオンライン授業時に利用するには、十分なカメラ品質であると言えます。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像(遠景)
▼実際に撮影した画像(近景)
上画像を見ても分かる通り、さすがに8メガピクセルに対応していることもあって、遠景から近景まで綺麗に撮影することが出来ました。
色合いもフロントカメラよりは良く、肉眼で見た場合とほぼ同様の色温度で映し出されていました。
旅行時に記念撮影を行うなど、風景撮影にも十分に適した品質になっています。
ゲームアプリも快適にプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。光や影の表現が美しく、遠くの景色もクリアに描画されます。
素早く動いたり視点移動を行った場合にも遅延などを感じることはありませんでした。
また、クアッドスピーカーのおかげで、銃声や敵の近づく方向を立体的に把握することが出来るため、有利に立ち回ることが可能です。
本タブレットでプレイしても、ランキング上位を狙うことは十分に可能でしょう。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
ちなみに、グラフィックを大幅に向上させる "影MOD" を導入した場合でも問題なく動作しました。
▼マイクラ内のグラフィック表現が圧倒的に強化される!
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『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
『原神』はかなり重めのゲームアプリであり、下手なタブレットでは起動すらできません。
『ALLDOCUBE iPlay40 Pro』では、問題なく起動して遊ぶことが出来ました。
▼広大な世界をUHDグラフィックで冒険!
ただし、移動時やバトル時などにおいて、若干のカクつきが見られます。
▼グラフィック設定を『最低』にしてみましたが、それでも移動時にフレームレート低下やカクつきが発生しました。
カクつきはゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではないので、最低限プレイできれば良いという方にとっては問題ないかもしれません。
ただし、完全にスムーズな状態でプレイしたい!という方は、iPad Proなど上位タブレット機種の購入をオススメします。
格安タブレットの中でも最高クラスの性能を発揮するモデル
【個人的な評価】
- 性能:(☆4.5)
- デザイン:(☆4)
- 扱いやすさ:(☆4.5)
- 価格(コスパ):(☆3.5)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『ALLDOCUBE iPlay40Pro』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 現時点で最新のAndroid 11搭載
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- 余裕のある本体ストレージ(256GB)
- AnTuTuスコア約25万点のパワフルなパフォーマンス
- 原神など重めのゲームアプリもプレイ可能
- 美しい2000x1200解像度のIPSディスプレイ
- クアッドスピーカーによる立体感のあるサウンド
悪かった点
- 体感的なパフォーマンスは、下位機種『ALLDOCUBE iPlay40』と大差ない
- 3.5mmオーディオポートを非搭載
以上のように、3万円台以下で購入できる格安Androidタブレットの中では、記事執筆時点において最も優れたパフォーマンスを発揮するモデルの1つとなっています。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBGなどの人気ゲームアプリを快適に遊べるだけの性能を擁しています。原神など、激重ゲームではフレームレート低下が発生しますが、少なくともプレイすること自体は可能です。
2000×1200解像度対応のグラフィックも美しく、満足度の高い映像体験が可能です。
ただし、体感的なパフォーマンス自体は、下位モデルである『ALLDOCUBE iPlay 40』と大差ありませんでした。
2つのモデルの違いは、主に以下の2点のみです。
違い | iPlay40 | iPlay40 Pro |
本体ストレージ | 128 GB | 256 GB |
OS | Android 10 | Android 11 |
価格(記事執筆時点) | 29,000円前後 | 33,000円前後 |
『ストレージ容量』と『OS』の2点の違いのみに+4,000円を払うかどうかは人それぞれだと思いますが、256GBものストレージが要らないのであれば、個人的には下位モデルである『ALLDOCUBE iPlay 40』の方を選んでも問題ないように感じました。
もしも可能な限り高性能なタブレットが欲しくて、なおかつ256GBのストレージ容量に魅力を感じるのであれば、『ALLDOCUBE iPlay40Pro』は間違いなく最もオススメできるモデルでしょう!
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