2019年9月20日(金)発売の、Nintendo Switch対応アクションアドベンチャーゲーム『ゼルダの伝説 夢をみる島』。
本作は1993年にゲームボーイ向けに発売されたタイトルのリメイク作となります。シリーズお馴染みの主人公 "リンク" を操作して、立ちはだかる魔物や、仕掛けの数々を突破しつつ、不思議な島からの脱出を目指します。
ハード | Nintendo Switch |
メーカー | Nintendo |
価格 | パッケージ版・ダウンロード版:5,980円(税抜) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2019年9月20日(金) |
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このゲームについて:
- そこは一度入ると出られない、不思議な島 -
1993年にゲームボーイで発売した『ゼルダの伝説 夢をみる島』がNintendo Switchで色鮮やかによみがえる。
個性豊かなキャラクターたちが織り成すコミカルな世界観や歯ごたえある戦闘・謎解きはそのままに、遊びやすさはもちろん、ジオラマ風の表現でグラフィックを大きくリニューアル。
原作にはなかった新しいあそびとして、ゲーム中にクリアしたダンジョンの各部屋をパネルとして入手し、お題に沿ってパズルのようにパネルを組み合わせ、新しいダンジョンへとアレンジして攻略する「パネルダンジョン」も登場。
リメイク版となる今作では、ただグラフィックがキレイになっただけではなく、新要素として『パネルダンジョン』が追加。クリアしたダンジョンの部屋をパーツとして使い、自分だけのオリジナルダンジョンを作れるユニークなモードです。ちなみに、作ったダンジョンはゼルダの『amiibo』を使って、他のプレイヤーに渡すことも出来ます。
また、視点は原作と同じく『2D見下ろし方式』を採用しており、昔懐かしのゼルダを体感することができます。
▼当初のゼルダシリーズを思い起こさせる見下ろし視点
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Daily Star -ゼルダファンにとって必需品
Score:100点
新しく追加された『パネルダンジョン』のおかげで、飽きることなく繰り返し何度でも遊べる作品となっています。ダンジョンの攻略やボスを撃破する楽しさは当時から色あせていません。
グラフィックおよびサウンドトラックは当時のものが非常に豪華に復元されています。今作は間違いなく、スイッチでプレイできるタイトルの中で最も最高なソフトの1つです。
GOODな点
- ゴージャスで最高のビジュアル
- 美しいサウンドトラック
- 『パネルダンジョン』の追加によって何度でも遊べるコンテンツに
BADな点
- スイッチのコントローラを十分に活かせていない
XGN -時代を超越したリンクの冒険に、再び夢中になる
Score:93点
本作は夢のリメイクであり、よく作り込まれたダンジョン、美しくなったグラフィックとサウンドトラック、記憶に残るキャラクター達は、まさに時代を超越してプレイヤーを楽しませてくれます。
もし原作をプレイしたことがないのなら今回がチャンスです。逆にプレイしたことのある方でも、今作で再びリンクの冒険に夢中になることができるでしょう。
GOODな点
- 時代を超越した冒険
- 幻想的なダンジョンを探検できる
- たくさんの発見に満ちたコホリント島
- 美しいアートスタイル
- 美しいサウンドトラック
BADな点
- 新しいダンジョンを作る際のオプションは少ない
- フレームレートが低下することがある
TrueGaming -映るもの全てが楽しく見えるグラフィック
Score:90点
旧作と本作とを比較してみると、グラフィックが向上しただけでなく、様々な演出や効果が芸術的な美しさを放っていることに気が付きます。ゲーム内のキャラクター達は独自の手法でレンダリングされており、まるで人形のような質感になっており、目に映る周囲のモノ全てがユニークに思えてきます。
音楽も原作をさらに美しくしたものになっており、視覚・聴覚的にも芸術的な作品となっています。
GOODな点
- 美しく芸術的なグラフィック
- 見事な音楽
- オリジナルの良さを完璧に移植
- 素晴らしいコンテンツの数々
BADな点
- フレームレートが安定しない
- 『amiibo』を使う以外に、ダンジョンの共有方法が欲しかった
Stevivor -映るもの全てが楽しく見えるグラフィック
Score:85点
今作は、インターフェースの改善、向上した敵AI、そして中毒性のあるダンジョンクリエイター要素などが含まれた、非常にクオリティの向上したリメイク作となっています。特に作り込まれたダンジョンに関しては、今でも色あせない出来となっています。
ただし、画面上に敵がいない場合でもフレームレートが安定せず、プレイ中は非常に気が散ります。今後、パッチなどで改善されることを願います。
GOODな点
- 今でも通用するゲーム性
- シリーズファン全員がプレイすべき、おなじみでありながら独特な『ゼルダの冒険』
- 非常に見栄えの良い、おもちゃのようなアートスタイル
- やりがいのあるダンジョン&パズル
- 操作性・インターフェース、AI等の改善
BADな点
- フレームレートの低下により非常に気が散る
- 戦闘システムはさすがに時代遅れに感じる
- 一部の敵に対しシールドで防ぐのが困難
- 十字キーが使えない
CGMagazine -パネルダンジョンの自由度は意外に低い
Score:80点
オモチャのようにかわいらしいグラフィック、そして操作性の向上などにより、あらゆる面でオリジナル版に勝っている作品になっています。
一方で、ウリである新要素『パネルダンジョン』は、単純に部屋をパズルのように組み合わせるだけのものなので、最初の数時間は楽しめますが、自由度が低いため長続きしませんでした。
また、度々フレームレートが著しく低下するのも問題です。
GOODな点
- おもちゃのような可愛らしいグラフィック
- 細部まで忠実な原作再現
- 楽しいパネルダンジョン
- 操作性の向上
BADな点
- エリア移動するたびに、フレームレートが急激に落ち込む
- ダンジョンクリエイト(パネルダンジョン)の自由度が低い
TheSixthAxis -素晴らしいグラフィックを台無しにするフレームレート
Score:80点
本作のおもちゃのようなグラフィックは本当に素晴らしく、カラフルであり、画面の上下をぼかしていることでワールドをより広く見せる上手い効果も使っています。
しかし残念なのはフレームレートです。ゲーム自体は60fpsとなっていますが、村を歩き回ったり、数人のNPCが画面上に映っただけでフレームレートが著しく低下します。E3で体験した際にも問題に思った点ですが、製品版で改善されていないことは非常に残念です。
また、パネルダンジョンについてはマリオメーカーほどの自由度は無く、どちらかというとミニゲームのような存在でメインコンテンツにはなり得ません。
GOODな点
- 楽しくて遊び心がある冒険
- ゴージャスなグラフィック表現
- 操作性の改善
- パネルダンジョンの追加
BADな点
- 顕著なフレームレートの低下
- 十字キーが移動に対応していない
- 自由度の低い『パネルダンジョン』
総合評価(トータルスコア)
総合Score:88点
GOODな点
- おもちゃのような可愛らしいグラフィック
- 美しいサウンドトラック
- 楽しい『パネルダンジョン』の追加
- 今の時代でも通用する冒険
- オリジナルの良さを完璧に移植
- 操作性・インターフェース、AI等の改善
BADな点
- フレームレートが安定せず、著しく低下することが度々ある
- パネルダンジョンの自由度が低い
- 移動に十字キーが使えない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ゼルダの伝説 夢をみる島』についての海外メディアの感想となります。
本作で特に高評価を得ていたのが、『可愛らしいグラフィック』と『美しいサウンドトラック』でした。
特にグラフィックについては、まるでおもちゃのような独特な質感になっており、目に映るもの全てが楽しく見えると、いずれのレビュアーにも絶賛されていました。
また、新要素である『パネルダンジョン』も、中毒性があって何時間でもプレイし続けられる楽しさがあるようです。
一方で、最も問題視されているのが『顕著なフレームレートの低下』です。今作に採用されているグラフィックの処理が重いのか、マップ移動時や、NPCが画面上に何体か映るとフレームレートが大きく低下して、ゲームプレイングに支障をきたすという意見もありました。
また、おおむね好評の『パネルダンジョン』についても、パズルのように部屋を組み合わせるだけで、マリオメーカーや他のダンジョンメーカーのような自由度は無いとされています。
いずれにせよ本作は、オリジナル版の良さを完璧に踏襲しつつ、新要素追加や多くの改善が施された傑作であると、多くのレビュアーが評価しています。
オリジナル版をプレイしたことのある方や、そうでない方にとっても、非常にオススメ度の高い作品に仕上がっているようですね!
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