格安Androidタブレットで有名なTeclastは、2022年初頭の最新モデルである『Teclast T40 Pro』の販売を開始しました!
iPadなどのハイエンド機種と比べてリーズナブルな価格で、なおかつ実用的な性能も兼ね備えた、高コストパフォーマンスなモデルとなっています。
今回はこの『Teclast T40 Pro』について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきます!
▼旧モデル『Teclast T40 Plus』のレビュー記事はコチラ
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『Teclast T40 Plus』レビュー!AnTuTu23万点超えの高コスパ格安Androidタブレット
以前の記事で、数ある格安Androidタブレットの中でも、最高クラスの性能を発揮するモデル『Teclast M40』について紹介(レビュー)しました。 ▼数あるAndroidタブレットの中でも非常に人 ...
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▼Teclast T40 Pro
ブランド | Teclast |
型名 | T40 Pro |
ディスプレイサイズ | 10.4インチ IPS |
解像度 | 2000×1200 |
リフレッシュレート | 58Hz |
OS | Android 11 |
CPU | Unisoc T618 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
マイクロSDカード | 対応 |
SIMカード | デュアルSIM対応 |
対応通信規格 | Bluetooth 5.0 Wi-Fi 801.11 a/b/g/n/ac FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20 TD-LTE:B38/39/40/41 |
搭載カメラ | フロント:8MP リア:13MP |
バッテリー容量 | 7,000mAh |
本体サイズ | 24.8 x 15.7 x 0.92 cm |
本体重量 | 480 g |
『Teclast T40 Pro』は、Android 11搭載の10.4インチタブレットです。
強度、軽量、耐久性に優れたCNC機械加工のアルミニウム製ユニボディハウジングを用いており、スタイリッシュかつ高級感もあるデザインとなっています。
▼持ち運びに適した480g軽量ボディ。旧モデルと比較して圧倒的な軽量化を実現!
▼薄型かつコンパクトな筐体には、充実のインターフェースが搭載。
本体には4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を搭載しており、立体的で高音質なサウンドを楽しむことが出来ます。
IPSディスプレイの解像度は 亜2K(2000×1200)に対応しており、美しい映像を楽しむことができます。
CPUには旧モデルである『Teclast T40 Plus』と同じく "Unisoc T618 オクタコアプロセッサー" を採用しており、RAM(メモリ)は8GBを搭載。大抵の作業を快適にこなせるだけのスペック構成となっています。
ストレージ容量は余裕の128GBを搭載しており、大量のアプリやデータを保存しておくことができます。もし不足に感じた場合は、マイクロSDカードの挿入で容量の拡張も可能。
通信規格はBluetooth、Wi-Fiに対応しているほか、デュアルSIMカードの挿入に対応しており、VoLTE通信も可能。
そして全面には8メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、ウェブ会議やオンライン授業といった用途にも問題なく活用できます。
これほどバランスの良いスペック構成に対して価格は2万円台後半と比較的安価であり、数ある格安ミドル級タブレットの中でも、優れたコストパフォーマンスの最新モデルとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子
タブレット本体
タブレットの外観自体は、一般的なタブレットと変哲のないオーソドックスなデザインとなっています。
▼正面の様子。
▼狭ベゼルデザイン... とまではいきませんが、気にならない程度のベゼル幅です。
▼前面中央には8メガピクセルのフロントカメラを用意。
▼背面の様子。
▼背面の角には13メガピクセルのリアカメラを内蔵。
▼実際に手に持った様子。本体重量は約480グラムと非常に軽く、長時間手に持ち続けても疲れづらいです。
▼アルミニウム製の筐体は鈍い光沢が見られ、サラサラした手触りで多少の高級感もあります。
▼厚みは約9.2ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
インターフェース構成
続いて、搭載されているインターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部。2基のスピーカーと『カードスロット』が用意。
付属のピンを用いてスロットを開き、SIMカードやマイクロDカードの挿入が可能です。
▼本体下部。こちら側にも2基のスピーカーが搭載。
このように、計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が上下に搭載されていることで、立体的なサウンド出力を実現します。
▼本体右側面。『電源ボタン』『音量調節ボタン』『USB Type-Cポート』が用意。
▼本体左側面には特に何もありません。
このように、インターフェース自体はオーソドックスな構成となっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『Teclast T40 Pro』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約24.4万点 でした!
v9.2.9のベンチマークテストにおいて、25万点近い点数を叩き出しました!2万円台のAndroidタブレットの中では、かなり高いスコアとなっています。
旧モデルである『Teclast T40 Plus』のスコアが約23.4万点であったため、いかに本モデルのコスパが高いのかが分かります。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、ある程度のゲームアプリも快適に遊ぶことが出来るでしょう。
趣味から仕事まで、幅広い用途に対応できる性能の高さとなっています。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『Teclast T40 Pro』を実際に使用した感想について紹介していきます。
綺麗な "亜2K" 解像度
本製品を起動して真っ先に感じるのが、映像の綺麗さでしょう。
2000×1200の亜2K(FHD+)解像度で表現される映像は実に美しく、色合いも綺麗です。
▼ウェブサイト閲覧時も、細かな文字まで鮮明に描画されるため読みやすいです。
Teclastの従来モデル(Teclast M40など)には、ディスプレイの発色が薄い(色温度が低い)という欠点がありました。
しかし『Teclast T40 Pro』ではその欠点が修正されており、十分にカラフルで美しい映像を楽しむことができます。
▼ゲームプレイ時。満足度の高い映像体験が可能。
ちなみに、設定アプリからディスプレイのコントラストや色温度等の調整を行うことも可能です。
ベゼル幅が公式イメージと異なる
公式が公開している製品イメージでは、以下のようにベゼルレス(狭ベゼル)デザインであると紹介されています。
しかし実物は一般的なタブレットと大差ないベゼル幅であり、お世辞にも "ベゼルレス" デザインであるとは言えません。
▼画像ほどベゼル(画面縁)の幅は細くありません。
そのため、ベゼルレスデザインを魅力に感じて購入を検討している方は注意した方が良いです。
大抵の作業を快適にこなせる性能
ウェブブラウジング(ウェブサイト閲覧)や動画視聴など、一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれる。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、快適にウェブサイトを閲覧することが可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
▼映像品質を "最高" に設定した場合でも、スムーズに再生されます。
▼発色も良く、実写映画からアニメまで綺麗な映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用にタブレットを購入した場合でも、ストレスなくタブレットを利用できるでしょう。
立体的で高品質なサウンド
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
上述した通り、本機には4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が内蔵されているため、映像・音楽視聴時に 上下からの立体的なサウンドを楽しむことが出来ます。
普通の格安タブレットでは、スピーカーが2基しか用意されておらず、サウンド出力方向に偏りを感じがちです。
しかし本製品の場合は、上下両側から均一にサウンドが出力されるため、気持ち悪い偏りを感じることはありません。
音質自体もクリアで、低音には弱いものの、中~高音域に関しては透き通るようなサウンドを楽しむことができました。
音圧も高いため、この価格帯のタブレットにしては、十分に満足度の高い映像視聴が可能となっています。
実用的なカメラ品質
カメラ性能について確認してみました。
▼実際に撮影した画像(リアカメラ)
▼実際に撮影した画像(フロントカメラ)
画像を見てもわかる通り、リア・フロントのいずれのカメラも品質が高く、撮影した写真の画質はクリアで見やすいです。
フロントカメラに関してはヒトの表情まで明瞭に撮影できていました。カメラの前で素早く動いても、気になる残像などは発生しません。ウェブ会議やオンライン授業用端末としても十分に活用できるレベルです。
リアカメラに関しても、遠景から近景まで綺麗に撮影することが出来ました。発色も自然で、肉眼で見た場合とほぼ同様の色合いで撮影できています。
旅行時の風景撮影や記念撮影にも問題なく対応できる品質となっています。
ゲーミングパフォーマンスについて確認
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずは人気バトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼画面が10.4インチと大きめであるため、操作ボタンなども余裕をもって配置可能です。
▼HD画質プレイ時。光や影の表現が美しく、遠くの景色までクリアに描画されるため索敵もしやすいです。
素早く動いたり視点移動を行った場合にも遅延などを感じることはありません。
また、クアッドスピーカーのおかげで、銃声や敵の近づく方向を立体的に把握することができ、有利に立ち回ることが可能でした。
本タブレットでプレイした場合でも、ランキング上位を狙うことは十分に可能でしょう。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
処理の重くなりがちな森林バイオーム等でもこれといったカクつきは感じられません。
ちなみに、グラフィックを大幅に向上させる "影MOD" を導入した場合でも問題なく動作しました。
▼影MOD適用時
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たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
『原神』はかなり重めのゲームアプリであり、下手なタブレットでは起動すらできません。
『Teclast T40 Pro』では、ひとまず起動して遊ぶことは出来ました。
ただし、移動時やバトル時などにおいて、カクつき(フレームレート低下)が見られます。
▼グラフィック設定を『最低』にしてみましたが、それでも移動時にフレームレート低下やカクつきが発生しました。
カクつきはゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではないので、"最低限プレイできれば良い" という方にとっては問題ないと思います。
ただし、完全にスムーズな状態でプレイしたい!という方は、ゲーミングにも適したハイエンドタブレットの購入をオススメします。
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長持ちするバッテリー
本製品には7,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されています。
実際にバッテリー残量100%の状態からゲームを3時間ほど連続プレイしてみたところ、まだ60%以上の充電残量がありました。
外出先でタブレットをヘビーに利用したい場合にも安心のバッテリー容量となっています!
ちなみに充電スピードも速いです。
残量が20%ほどの状態でType-Cケーブルを接続してから、約30分ほどで満充電が完了しました。
※待機アプリなどの条件によって、バッテリー動作に差が生じる可能性があります。
2万円台格安タブレットの決定版!
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『Teclast T40 Pro』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量な筐体
- スタイリッシュなデザイン
- リーズナブルな価格
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- ゲーミングアプリもある程度スムーズに動作
- 実用的なカメラ性能
- 高品質なクアッドスピーカー
悪かった点
- リフレッシュレートが58Hz固定
- 公式イメージほどベゼル幅が狭くない
以上の通り、2万円台というリーズナブルな価格に対して、全体的にバランスの良い構成の高コスパAndroidタブレットとなっています。
筐体は薄くて軽く、バッテリー容量も大きいため外出先への持ち運び用途に適しています。
亜2K解像度に対応したディスプレイは美しく、発色も良好です。そしてクアッドスピーカーから出力されるサウンドの品質も高いため、映像視聴目的でタブレットを探している方でも、満足度の高い体験が可能でしょう。
ゲーミングに関しても、原神など一部の激重ゲームアプリを除けば、いたって快適に動作しました。
そしてカメラの性能も高く、リモートワークやテレワーク、オンライン授業用端末としても重宝するレベルとなっています。
従来モデルからの欠点も克服してさらに洗練された、まさしく現時点における格安タブレットの決定版です!
2万円台で格安タブレットを探しているのであれば、間違いなく選択しに入れてよいモデルの1つだと言えます。
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