2022年2月18日(金)発売の、PS4, PS5向けアクションRPG『Horizon Forbidden West』(ホライゾン フォービドゥン ウエスト)。
本作は、2017年2月に発売したPS4向けタイトル『Horizon Zero Dawn』の続編にあたる作品です。
1000年後の未来、アメリカ西部を舞台に、主人公のアーロイを操作して、大地を支配する強大な機械の獣たちや新たな敵との闘いを繰り広げていきます。
ハード | PS4, PS5 |
開発元 | Guerrilla |
価格 | 【スタンダードエディション】 PS4版:7,590円(税込) PS5版:8,690円(税込) 【スペシャルエディション】 PS4版:8,690円(税込) PS5版:9,790円(税込) 【コレクターズエディション】 PS4・PS5版:24,290円(税込) 【レガーラエディション】 PS4・PS5版:31,350円(税込) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2022年2月18日(金) |
このゲームについて:
遠い未来。大災厄に襲われ、今や機械獣が大地を支配する「Horizon」の世界。まだ見ぬ遠方の大地や、より強大かつ荘厳な機械獣との戦い、そして目を見張る新たな部族との遭遇が待っている。
激しい嵐に荒廃し続ける世界――大地は死に瀕している。散り散りになりながらも生き残った人類は、新たに出現した恐ろしい機械獣に領域を脅かされ、苦境に立たされている。なぜ再び地球上の生命が急速に絶滅へと向かうのか、それを知る者は誰もいない。
大地を覆う脅威に隠された謎を解き明かし、世界に秩序と調和を取り戻せるのはアーロイただ一人。旅の途中、アーロイはかつての仲間と合流し、敵対する新勢力と協力関係を築き、古の遺産の謎を解き明かさなければならない――圧倒的強さを誇る新たな敵に屈しないために。
今作では、前作(Horizon Zero Dawn)で世界の救世主となった主人公アーロイが、新たな西の地へと向かう物語が描かれます。開発は前作に引き続きGuerrilla Gamesが担当。
前作のエンディングから半年後の世界が舞台となっており、馴染み深い登場人物も多数登場。新たな部族との対立なども描かれるため、前作をプレイしていると、より理解を深められる物語となっています。
今作でも広大なオープンワールドを隅々まで探索することが出来ます。ワールド上には荒野、森林、遺跡、河川、高地、山岳、雪原、そして海辺など多種多様な地形が用意。そして各地には文明の廃墟や集落、街などが点在しており、それらを拠点として冒険を進めることになります。
また天候や時間経過などのほか、砂塵や砕け落ちる岩場、葉がなびく木々など、マップ上には世界の空気感を演出する様々な要素が取り入れられており、前作以上の雰囲気や没入感を味わうことが出来ます。
高いところから飛び降りたときに展開すると滑空できる装置『シールドウイング』や、クライミングや戦闘時の移動手段など多様な使い道のある『プルキャスター』など新たな要素も実装されており、ゲームプレイ自体も進化を果たした続編となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Daily Star -全体的にトップクラスのゲーム
Score:100点
今作はあらゆる点で前作からの進化を果たしており、ビデオゲームの中でもトップに君臨する作品と言えるでしょう。
PS5の次世代グラフィックで描かれる広大なオープンワールドは視覚的にも非常に活き活きとしており、キャラクターや敵の動きも信じられないほどリアルなため、この上ない没入感を味わうことが出来ます。
壮大なメインストーリーに加えて、各地には興味深いサブクエストも多数用意されており、数十時間を超えるやり込み要素が含まれています。
そしてシームレスな戦闘はより流動的で爽快感を増し、アクションの幅も豊富になり、強大な敵を位置倒した時には大きな達成感があります。
今後何年間も通用するほど、技術的に優れた作品であり、PS独占タイトルの中でも宝石のようなタイトルです。
良かった点
- 何十時間ものボリューム
- 次世代グラフィック(PS5版)
- 非常にリアルなアニメーション
- 流動的な戦闘
- 壮大なストーリー
- やり甲斐のある探索要素
悪かった点
- 稀にテクスチャのバグが発生
Twinfinite -あらゆる点で進化・改善を果たした続編
Score:100点
今作の根本的な体験は前作(Zero Dawn)と同様ですが、あらゆる点で進化・改善を果たしています。
まず戦闘システムは改良され、アクションの多様性も増しています。マシーンたちの破壊要素も向上しており、次々とパーツをバラバラにしていく過程は爽快です。
広大なオープンワールドは隅々まで作り込まれており、本当にこの世界に生きているかのような没入感を味わうことが出来るでしょう。
ビジュアルはもちろん、キャラクターの動き(アニメーション)も進化しており、特にNPCたちの表情や口の動き(リップシンク)が大幅に改良されたことで、会話やカットシーンなどを観るのが楽しくなりました。
ストーリー自体もひねりが何層にも加えられた興味深い物語となっており、最初から最後まで惹き込まれます。
今作は、PS5で最大の強みの独占タイトルとなるでしょう。
良かった点
- ひねりのあるストーリー
- 魅力的な登場人物たち
- 改良された戦闘システム
- 破壊要素満載のマシーンたち
- 隅々まで作り込まれたワールド
- 進化したビジュアルとアニメーション
悪かった点
- 没入感を損なうバグ
PlayStation Universe -アクションアドベンチャージャンルの頂点に近い作品
Score:95点
今作では、前作と比べて世界観とストーリーのいずれも成熟しており、物語のテーマから各勢力の関係性に至るまで、リアルで説得力のある物語が構築されています。
各地に用意されているサイドクエストの数々にはキチンとした報酬が用意されているため、多少難易度の高いクエストでもやり甲斐を感じられます。
アクションに関してもバリエーションが増しており、特に近接戦闘に関しては前作よりも大幅に改善され、爽快感のあるコンボを繰り出しやすくなっています。
マシーンにも多様性があり、独自の属性、長所、短所、および常に変化する攻撃パターンのおかげで、何度戦ってもスリルのあるバトルが楽しめるでしょう。
あらゆる点で前作からの向上を果たしており、まさにアクションアドベンチャーというジャンルの頂点に近い作品であると言えます。
良かった点
- 前作より成熟した世界観とストーリー
- やり甲斐のあるサイドクエスト
- バリエーションを増したアクション
- 大幅に改善された近接戦闘
- 多様性のあるマシーンたち
悪かった点
- オープンワールド内での活動が多様性にやや欠ける
Screen Rant -魅力的で個性のあるキャラクター達
Score:90点
今作に登場するキャラクター達は、オープンワールドゲームにありがちな没個性のコピーNPCではなく、1人1人の顔や声がキチンと作り込まれています。これにより各キャラクターが非常に記憶に残るため、物語を進めるうえで人物や勢力間の関係性が頭にインプットされるようになり、ストーリーに没入感が生まれます。
物語自体も最初から最後まで中身の詰まった内容で、先の展開を想像するのが困難なため、常に驚きで揺り動かされました。
オープンワールドは細部まで作り込まれた優れたデザインとなっており、メインストーリーとサイドクエスト、そして探索とを合わせると膨大なボリュームのコンテンツとなっています。
多岐にわたる成長・アップグレード要素も用意されており、能力や武器を強化することでバリエーション豊かな戦闘スタイルを楽しむことが出来ます。
まさにファンが待望していたものを正確に実現した続編です。
良かった点
- 魅力的なキャラクター達
- 膨大なボリューム
- 優れたオープンワールドのデザイン
- 最初から最後まで中身の詰まったストーリー
- 改善された幾つかのアクション
- 多岐にわたる成長・アップグレード要素
悪かった点
- ステルス要素の出来は中途半端
- 近接戦闘が扱いづらい
Gamer.no -前作からの不満点をより強調してしまっている
Score:60点
前作からの魅力的なキャラクターたちが再び登場する点には嬉しさを感じました。
近接戦闘が改善されたことで、戦闘自体の品質も向上しています。相手となるマシーン獣たちのデザインもカッコいいです。
技術面に関しても、グラフィックの進化はもちろん、ロード時間は非常に素早く、全体的にストレスのないゲームプレイが可能でした。
一方で、不満点も多数見受けられます。
まずオープンワールド上を移動するにあたって登山をする機会が多いですが、登山自体が面倒で魅力に欠ける要素であり、難しくてイライラすることが多々あります。
ウリの水中移動に関しても、水中での操作性が悪いため、思ったほど楽しいものではありませんでした。
せっかくのデュアルセンスコントローラの機能(アダプティブトリガーとハプティックフィードバック)を活用しきれていない点も残念です。
そして武器の種類が無駄に多すぎます。進めているうちに結局は一種類の武器に収束するため、混乱を招くほどの武器を用意する必要はありませんでした。
確かに優れた続編ですが、細部を見るといたるところで欲求不満な点であふれた作品となっています。
良かった点
- 素晴らしい戦闘システム
- 魅力的な登場人物たち
- カッコいいデザインのマシーンたち
- 非常に素早いロード時間
悪かった点
- 退屈なストーリー
- 水中での操作性が悪い
- 登山は難しくてイライラする
- デュアルセンスコントローラの機能(アダプティブトリガーとハプティックフィードバック)を活用しきれていない
- 武器は無駄に種類が多すぎる(結局1種類しか使わない)
総評:あらゆる点で前作からの進化を果たした、トップレベルのアクションRPG作品
総合Score:89点
GOODな点
- 何十時間ものボリューム
- 次世代グラフィック(PS5版)
- ほぼゼロのロード時間
- 非常にリアルなアニメーション
- 隅々まで作り込まれたオープンワールド
- 魅力的な登場人物たち
- 改良された戦闘システム
BADな点
- 稀にテクスチャのバグが発生
- デュアルセンスコントローラの機能(アダプティブトリガーとハプティックフィードバック)を活用しきれていない
- 登山は難しくてイライラする
- 水中での操作性が悪い
- 退屈なストーリー
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Horizon Forbidden West』についての海外メディアの感想となります。
隅々まで作り込まれた、圧倒的なスケール感のワールド
今作は、前作以上にグラフィック、アニメーションなどの技術的な面で向上を果たしており、この最新技術で描かれるオープンワールドの情景は圧倒的であると述べられています。
各地には高山や森林、海辺などといった多種多様な地形のほか、集落や遺跡が点在しており、サイドクエストの数も豊富なため、隅々まで探索する楽しさがあります。
キャラクター達は新旧含めて魅力的な人物ばかりであり、最新技術によってモーション(動き)や表情変化のクオリティが向上したことで、彼らによって織りなされる物語自体の説得力も増しているとのkと。
多様性を増したマシーンや強化されたアクションのおかげで、戦闘自体の楽しさも増しています。
根本的なゲーム性は前作と大差ないものの、あらゆる点で進化を遂げた続編となっています。
登山や水中移動時の操作性に不満
多種多様な地形を探検できる点に嬉しさを感じるレビュアーがいる一方で、登山や水中などを移動する際の操作が難しく、時にはイライラさせられると述べるレビュアーも少なからず見受けられました。
また、デュアルセンスコントローラの機能(アダプティブトリガーとハプティックフィードバック)を十分に活用しきれていないとのこと。
そして、稀にテクスチャやキャラクターモデルに関するバグが発生し、せっかくの没入感を損ねているという指摘もありました。
アクションRPGとして一級の作品
いずれにせよ多くのレビュアーが本作について『アクションRPGとして一級の作品』であると、非常に高い評価を付けていました。
根本的なゲーム性は前作と大差ないものの、あらゆる点で進化を遂げており、前作を楽しめたプレイヤーはきっとまた夢中になることのできる続編となっています。
またグラフィックやアニメーションなど、技術的な点でも第一級の作品であり、これぞまさに次世代ゲームと言える作品であるとのこと。
ホライゾンのファンはもちろん、PS5の性能を最大限に活用した次世代ゲームを体験したい方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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