格安Androidタブレットで有名なTeclastは、2022年1月に同社の最新モデルである『Teclast P30HD』の販売を開始しました!
非常にリーズナブルな価格の格安モデルとなっています。
今回はこの『Teclast P30HD』について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきます!
▼10.1インチタブレット
ブランド | Teclast |
型名 | P30HD |
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200(FHD+) |
リフレッシュレート | 非公表(おそらく60fps) |
OS | Android 11 |
CPU | Spreadtrum SC9863A オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 対応(デュアルSIM) |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth, GPS, LTE |
搭載カメラ | フロントカメラ:5メガピクセル リアカメラ:8メガピクセル |
バッテリー容量 | 6,000mAh |
本体サイズ | 24 x 16 x 0.78 cm |
本体重量 | 約440g |
『Teclast P30HD』は、Android 11搭載の10.1インチタブレットです。
ディスプレイ解像度は 1920×1200(FHD+)に対応しており、美しい映像を楽しむことができます。
▼リフレッシュレートの公称値は不明ですが、おそらく上限60FPSです。
CPUにはSpreadtrum SC9863A オクタコアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は4GBを搭載。一般的なタブレット用途であれば問題なくこなせる性能を擁しています。
ストレージ容量は64GBを搭載しており、大量のアプリやデータを保存しておくことができます。もし不足に感じた場合は、マイクロSDカードの挿入で最大1TBまでの容量拡張も可能。
通信規格はBluetooth、Wi-Fiに対応しているほか、デュアルSIMカードの挿入に対応しており、GPSやVoLTEの利用も可能。
そして前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には8メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、ウェブ会議やオンライン授業といった用途にも問題なく活用できます。
以上のように、バランスの良いスペック構成に対して価格は1万円台後半と比較的安価であり、数ある格安ミドル級タブレットの中でも、優れたコストパフォーマンスの最新モデルとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品背について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- タブレット本体
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- ユーザーマニュアル
- カードスロット開閉用ピン
タブレットの外観
▼タブレット表面。シンプルかつスタイリッシュなデザイン。購入時にはディスプレイに保護シールが貼られています。
▼前面中央には5メガピクセルのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子
▼背面には8メガピクセルのリアカメラを内蔵。
▼本体サイズは24 x 16 x 0.78 cm。10.1インチタブレットとしては一般的な大きさです。
▼本体重量は約440gと非常に軽く、片手でラクラクと掴み上げることが出来ます。
▼手触りや質感的にそこまで高級感はありませんが、しっかりとした造りになっています。
▼7.8ミリと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
インターフェース構成
続いて、タブレットのインターフェース構成について紹介していきます。
▼本体右側面の様子。『電源ボタン』および『音量調節ボタン』が用意。
▼本体左側面には、特に何もありません。
▼本体上部には1基のスピーカーが用意。
▼本体下部には1基のスピーカーに加え、Type-Cポートとカードスロットが用意。
付属のピンを用いてスロットを開き、nano SIMカードおよびマイクロSDカードの挿入が可能です。
以上の通り、オーソドックスなインターフェース構成となっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『Teclast P30HD』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約11.8万点 でした!
同価格帯のタブレットとしては、まずまずのスコアを記録できていると思います。
ウェブサイト閲覧や動画視聴まで、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
ゲーミングアプリも、ある程度画質設定を妥協することでスムーズに動作するでしょう。
ただし、スコア自体は同ブランドの旧モデル『Teclast M40』が約21万点超えであったことを考えると、価格に対する性能の高さ(コスパ)は、やや劣っているように感じられます。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『Teclast P30HD』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれる。
▼FHD+解像度のディスプレイのおかげで、細かま文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用にタブレットを購入した場合でも、ストレスなくタブレットを利用できるでしょう。
スピーカー品質は及第点
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
音質に関しては、及第点といったところ。
たしかに中~高音域に関してはクリアに響くため、アニメや映画におけるセリフなどは支障なく聞き取ることが出来ます。
一方で低音が完全に潰れてしまっており、搭載スピーカー数が2基のみのため立体感に欠け、音圧も弱く感じられます。
サウンド品質はそこまで期待しない方が良いでしょう。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラに関しても画質はクリアで、近景から遠景までクリアに撮影できました。
旅行時の記念撮影用として利用するにはちょっと微妙かな?といったところですが、何かの記録用に利用する分には十分に高い品質を実現できています。
ゲームもスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "標準" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼標準画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
▼激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
画質をある程度妥協すれば、PUBGクラスのゲームアプリでもいたって快適に楽しむことが可能となっています。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』クラスのゲームアプリはキツい
他にも『原神』など処理の重いゲームアプリも遊んでみましたが、フレームレート低下が激しく、カクつきも生じるため、お世辞にも快適とは言えないパフォーマンスとなってしまいました。
さすがに原神クラスのゲームアプリの動作はキツいと言えます。
上で紹介した通り、『PUBG』や『マインクラフト』あたりのゲームアプリであれば問題なく動作します。
一般的なタブレット用途はスムーズにこなせる格安Androidタブレット
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『Teclast P30HD』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量な筐体
- リーズナブルな価格
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- ゲーミングアプリもある程度スムーズに動作
- 実用的なカメラ性能
- デュアルSIM対応
悪かった点
- スピーカー性能はイマイチ
以上の通り、一般的な用途であれば比較的快適にこなせる格安Androidタブレットとなっています。
筐体は薄く軽量なため、外出先への持ち運び用途に適しています。
FHD+解像度に対応したディスプレイは美しく、発色も良好です。映像視聴目的でタブレットを探している方でも、満足度の高い体験が可能でしょう。
ゲーミングに関しても、原神など一部の激重ゲームアプリを除けば、画質設定をある程度妥協することで十分快適に遊ぶことが出来ました。
そしてカメラの性能も高く、リモートワークやテレワーク、オンライン授業用端末としても重宝するレベルとなっています。
一方で、スピーカー品質はイマイチであり、高音質なサウンドは期待しない方が良いでしょう。
どうしても予算を1万円台に抑えたい方で、デュアルSIMカード対応のタブレットを探しているのであれば、選択肢の1つに入れても良いモデルです。
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