世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAGMは、2024年8月に同ブランドの最新モデル『AGM PAD T1』をリリースしました!
頑丈で取り外し可能なケースが付属。AnTuTuベンチマークスコア20万点超えの性能に、13MPリアカメラ搭載、7,000mAh大容量バッテリー内蔵など、リーズナブルな価格に対して実用的なスペックを備えたモデルとなっています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
ブランド | AGM |
モデル名 | AGM PAD T1 |
OS | Android 14 |
CPU(SoC) | UNISOC T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB(最大4GBの仮想RAM拡張に対応) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイサイズ | 10.95インチ |
解像度 | 1920×1200(FHD+) |
リフレッシュレート | 60Hz |
ピーク輝度 | 350nits |
Widevine | L1 |
SIMカード | デュアルnanoSIMカード対応 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
対応通信規格 | Wi-Fi 6 2.4G Hz/5G Hz (802.11 a/b/g/n/ac) Bluetooth 5.0 GPS/GLONASS/BDS 4G LTE |
対応バンド | GSM: 850 900 1800 1900 HSDPA: 850 900 1900 2100 HSPA+ LTE-FDD: 800, 850, 900, 1800, 2100, 2600 LTE-TDD: 1900, 2000, 2300, 2500, 2600 |
バッテリー容量 | 7,000mAh |
スピーカー | デュアルボックスステレオスピーカー内蔵 |
搭載カメラ | フロント:5MP リア:13MP |
本体サイズ | 256.59 x 168.14 x 7.35 mm |
本体重量 | 約477g |
今回紹介する『AGM PAD T1』は、Android14搭載の10.95インチタブレットです。
10.95インチディスプレイを搭載し、筐体サイズは256.59 x 168.14 x 7.35 mm、重量は約477gです。パッケージには保護フィルムとタブレットケースが同梱されており、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できます。
▼スタンドとしても機能するタブレットケースが付属。キーボードは別売りです。
1920×1200(FHD+)解像度、60Hzリフレッシュレートに対応。WidevineはL1サポートで、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
サウンドに関してはデュアルボックスステレオスピーカーを内蔵しており、立体的でクリアな音を楽しめます。
CPU(SoC)にはUNISOC T606 オクタコアプロセッサーを、RAMは4GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁しています。なお、最大4GBの仮想RAM拡張にも対応しています。
ストレージに関しては128GBを用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBの拡張が可能となっています。
通信規格は2.4/5GデュアルバンドWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)および Bluetooth 5.0に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応しており、Wi-Fiのない環境でも4G LTE通信を行うことが可能です。
前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能です。
バッテリー容量は7,000mAhと大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言えます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- タブレットケース
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ブランドシール
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- ガラス保護フィルム
タブレット本体の外観
▼本体サイズは256.59 x 168.14 x 7.35 mm。10.95インチディスプレイを搭載した大きめなデザインです。
▼前面中央には5MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約477gであり、手に持つとそこそこズッシリ感があります。
▼背面はサラサラしており、手触りは良好。
▼厚みはたった7.35 mmの薄型デザインのため、カバンなどに入れてもラクラク持ち運べます。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部には電源ボタンが内蔵。
▼角には3.5mmジャックが用意されています。
▼下部にはType-Cポートに加え、デュアルスピーカーが内蔵。
▼右側面には音量調節ボタンが用意。
▼左側面にはカードスロットが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、デュアルnanoSIMカードもしくは最大1TBまでのマイクロSDカードを挿入可能。
このように、薄型の筐体に必要最低限のポート類が集約されています。
専用タブレットケースが同梱
本製品のパッケージには専用タブレットケースおよびガラス保護フィルムが同梱されています。
タブレットを持ち運ぶ際にディスプレイを保護できるだけでなく、即席のスタンドとしても利用できます。
タブレット購入時に、別途ケースや保護フィルムまで購入する必要がない点は嬉しいですね!
AnTuTuベンチマークスコア結果
『AGM PAD T1』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約23.4万点 でした!
リーズナブルな価格に対して、そこそこ高いスコアを実現できていると思います。
ヘビーなゲーミングは厳しいですが、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
実際に使用した感想
それでは、『AGM PAD T1』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼FHD+解像度のディスプレイのおかげで、細かな文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、最高画質設定の動画をスムーズに再生できます。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
また、WidevineもL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
そして、最大4GBの仮想RAM拡張も可能です。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
スピーカー品質はそこそこレベル
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
本機には上下に計2基のスピーカー(デュアルボックスステレオスピーカー)が内蔵されており、音圧は良好。十分迫力のあるサウンドを楽しめて、音に立体感もありました。
低音こそ響きはイマイチですが、中~高音域に関しては比較的クリアに響くため、アニメや映画におけるセリフなどは支障なく聞き取ることが出来ます。
全体的な音質に関してはそこそこレベルと言えます。普通に映画を視聴したり、ゲームアプリをプレイする分には十分な品質でしょう。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(5倍)
▼屋外撮影(10倍)
リアカメラの方が画質が良く、近景から遠景までクリアに撮影できました。
単純な映像記録用から、旅行時の記念撮影用としても利用できる、十分に高い品質を実現できています。
ゲームもスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
10.95インチの大きなディスプレイのおかげで、広々とした視点でゲームを楽しめます。
激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マインクラフト)について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がり、フレームレートが顕著に低下します。
▼設定を "中" 以上に上げるとさすがにゲームプレイに適さない程度に、パフォーマンスが低下しました。
このように、最低画質であれば、ギリギリ原神を遊べる感じでした。
PUBGクラスの比較的軽めなゲームアプリであればスムーズに遊べますが、原神レベルの重いゲームを遊びたい場合には、より性能の優れたタブレットの購入をオススメしたいです。
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長持ちする大容量バッテリー
本製品は7,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、2日間ほど(計12時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
▼バッテリーセーバー機能を利用すれば、より長くバッテリーが持続するでしょう。
外出先に持参しても、充電せずとも1日中余裕でバッテリーがもつでしょう。
ケース&保護フィルム付属の実用的なタブレット
今回紹介した『AGM PAD T1』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 専用ケース&保護フィルムが同梱
- スタイリッシュで薄型の筐体デザイン
- 3.5mmジャックが用意
- フルHD+解像度の明瞭なディスプレイ
- 実用的なカメラ性能
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 比較的リーズナブルな価格
- 長持ちする大容量バッテリー
悪かった点
- ゲーミングにはあまり適さない
以上の通り、2万円前後のリーズナブルな価格に対して、充実のパッケージ内容と実用的な性能とを併せ持った、高コスパなAndroidタブレットとなっています。
基本性能はそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット用途は快適にこなせます。ゲーミングに関して、PUBGやマイクラレベルのゲームは比較的スムーズに遊べますが、原神レベルのゲームは厳しい結果となりました。
デュアルボックススピーカーの音質もそこそこ良好。Widevine L1サポートのため、動画視聴用デバイスとしても活用できるでしょう。
カメラ性能も良く、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルです。
そしてバッテリーの持ちが良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、丸1日充電しなくても大丈夫でした。
できるだけリーズナブルな価格で、使い物になる性能のタブレットを求めている方は、選択肢の一つに入れても良いタブレットだと言えます。
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