2022年3月25日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションアドベンチャーゲーム『星のカービィ ディスカバリー』(Kirby and the Forgotten Land)。
本作は、前作『星のカービィ スターアライズ』から4年ぶりとなる、ハル研究所により開発されたカービィ本編シリーズの最新作です。
シリーズ作品としては初の3Dアクションゲームとなっており、3D空間を自由に動き回って各ステージのゴールを目指していきます。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | HAL Labs |
価格 | パッケージ版:6,578円(税込) ダウンロード版:6,500円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1~2人(ローカルマルチプレイ対応) |
リリース日 | 2022年3月25日(金) |
このゲームについて:
「星のカービィ」シリーズ最新作の舞台は、文明と自然が融合した未知なる「新世界」。すって、はいて、飛んで、コピーして。奥行きのある3Dのステージを、カービィおなじみのアクションで自由に動き回って冒険します。
◆ワドルディの救出を目指す
謎の敵「ビースト軍団」にさらわれたワドルディたちを助けるため、カービィの冒険が始まります。各ステージでは、ビースト軍団と戦ったり、仕掛けを解いたりしながら、ゴール地点にとらわれているワドルディたちの救出を目指します。◆進化する多彩なコピー能力
おなじみのコピー能力が3Dに生まれ変わるのはもちろん、新しいコピー能力「ドリル」「レンジャー」が登場。さらにコピー能力は「進化」することによって、“見た目”も“わざ”もパワーアップ。攻撃の手数が増えたり、攻撃範囲が広がったり、より多彩なアクションを楽しめます。◆新アクション「ほおばりヘンケイ」
新世界に散らばる車や自販機などをほおばることで特別なアクションができる「ほおばりヘンケイ」。ほおばるアイテムによって様々な姿に変化し、ステージの探索やワドルディの救出に大活躍します。◆カービィとバンダナワドルディで2人協力プレイ
Joy-Conをおすそわけすれば、カービィとバンダナワドルディの2人で新世界を冒険することができます。
広大な文明と自然が融合した「新世界」に迷い込んだカービィは、謎の敵勢力 "ビースト軍団" にさらわれているワドルディ達を発見し、ワドルディ達を助けるため、新世界で出会った "エフィリン" とともに冒険の旅に出ます。
奥行きのある3Dで表現された各ステージにおいて、ビースト軍団と戦ったり、仕掛けを解いたりしながら、ゴール地点にとらわれているワドルディたちの救出を目指します。
おなじみのコピー能力はもちろん、新たなコピー能力として "ドリル" や "レンジャー" が登場。さらに本作では各ステージに隠されている『せっけい図』をワドルディの町のぶき屋へ持って行くことでコピー能力を進化させることが可能。進化させると見た目が変化し、攻撃が強力なものになるなど、育成要素も用意されています。
そして新たな能力として "ほおばりヘンケイ" が追加。色々なものをほおばることでカービイが様々な形に変形し、ほおばったものに応じて多彩なアクションを繰り出すことが出来ます。
またJoy-Conをおすそわけすることで、カービィとバンダナワドルディの2人で新世界を冒険することができるローカルマルチプレイに対応しています。(オンラインマルチプレイは非対応)
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Player 2 -楽しみで満たされた作品
Score:100点
本作は基本的に子供と遊ぶのにピッタリのゲームですが、大人でも驚かされるほどの楽しみが沢山詰まった作品です。
自然に侵された近代的な街並みを冒険する様は、どこかラストオブアスを彷彿とさせ、隅々まで探索する体験はとてもワクワクしました。ステージ上にはいくつものパズル(謎解き要素)が用意されており、一人、もしくは子供と一緒に仕掛けを解いていくのは面白かったです。
コピー能力には多様性があり、ゲームプレイが単調になるのを防ぐことが出来ています。非常に豊富な種類が用意されているため、プレイヤーごとにきっとお気に入りの能力を見つけられるでしょう。
ストーリー自体も魅力的な内容となっており、全体的に明るい雰囲気に包まれた作品です。
暗い話題ばかりの今の世の中だからこそ、このような作品を歓迎したいですね。
良かった点
- 優れたストーリー
- 楽しい謎解き要素
- 冒険しがいのあるマップの数々
- 豊富で多様性のあるコピー能力
悪かった点
- 特になし
Areajugones -カラフルで魅力的な3Dワールド
Score:90点
本作では初の3Dマップが採用されており、各マップの景色は非常にカラフルで美しく、細部までが作り込まれています。収集品や謎解きなどの探索要素も用意されているため、探検するのがとても楽しいです。
新たなコピー能力に加えて"ほおばりヘンケイ" が追加されたことで、戦闘に新たな楽しみ方や多様性が生まれています。ローカルマルチプレイに対応していることで、楽しいアクションを家族や友人と一緒に体験できる点も嬉しいですね。
そしてメインコンテンツ以外にもミニゲームや収集品、謎解き要素などのサブコンテンツも充実しており、全体的に長く遊び続けられる作品となっています。
カービィシリーズのファンであれば、きっと満足できる作品でしょう。
良かった点
- 革新的な3Dマップ
- 細部まで作り込まれたビジュアル
- 楽しくて多様性のある戦闘システム
- ローカル強力プレイモードが用意
- ミニゲームや収集品などの要素が充実
- 魅力的なボス敵たち
悪かった点
- 選択できる2種類のゲーム難易度に、そこまでの差が無い
- 固定カメラワークが探索の面で厄介
Multiplayer.it -子供だけでなく大人も楽しめる多彩なマップの数々
Score:90点
本作には非常に多様性のあるデザインのマップの数々が用意されており、子供だけでなく大人でも探索や謎解きを楽しむことが出来るようになっています。
全体的なビジュアルもカラフルで美しく、サウンドトラックも従来シリーズ作のアレンジ曲がいくつか収録されており、何度でも聴いていたくなりました。
コンテンツ量も豊富で、メインストーリークリア後にも多くの収集・探索要素が残っているため、新たな冒険が始まります。
ちょっとした息抜きの出来る作品を探しているのであれば、まさにうってつけのゲームでしょう。
良かった点
- 優れたマップのデザイン
- 多くの収集・探索要素が用意
- 美しいビジュアル
- 豊富なコンテンツ
- 魅力的なサウンドトラック
悪かった点
- 従来のコピー能力のいくつかが未収録
- 協力プレイで使えるキャラがワドルディだけ
- 難易度はやや低め
Trusted Reviews -豊富な収集要素が用意されたアドベンチャー作品
Score:80点
本作は、収集品を探すことが好きな方にうってつけの作品と言えるでしょう。カラフルで美しいマップにはいたるところに収集品が隠されており、それらを集めて能力を強化していく過程は実にやり甲斐のあるものでした。
幅広いコピー能力が用意されているため、戦闘が単調に感じることはありませんでした。パフォーマンスも安定しており、これといったバグも見受けられません。
メインストーリーをちょっと息抜きしたい場合は、ワドルディーの町を訪れて釣りなどのミニゲームを遊んだり、コロッセオに挑戦するなど。豊富なアクティビティを楽しむことも出来ます。
難易度自体は低いため子供向け作品ではありますが、親が子供と一緒に遊ぶゲームを探しているのであれば、非常にオススメできる作品となっています。
良かった点
- 多くの収集要素が用意
- かわいらしいキャラクター達
- カラフルで美しいデザインのマップ
- 豊富なコンテンツが収録
- 安定したパフォーマンス
- 幅広いコピー能力
悪かった点
- 難易度が非常に低い
AusGamers -全体的に簡単すぎる
Score:65点
本作には沢山の収集要素があり、ミニゲームなどのコンテンツも豊富で何度も遊びたくなる作品です。
可愛いカービィを操作して、巧妙なアイデアの盛り込まれたマップの数々を攻略していくのも楽しい体験でした。
一方で、難易度が全体的に簡単すぎます。例えば一部のコピー能力を強化することで、ほぼ無敵のような強さとなってしまい、ボスなども簡単に攻略できてしまうため挑戦し甲斐がありません。
そして素晴らしいコンセプトやアイデアが含まれてはいるものの、3Dアクションアドベンチャー作品としては、昨今のゼルダやマリオ作品と比べてゲーム性がやや古く(時代遅れに)感じました。ビジュアルも一歩劣ります。
間違いなく楽しい作品ではありますが、やりごたえのある本格的なアクションアドベンチャーを求めている方には適さないかもしれません。
良かった点
- 可愛くて操作するのが楽しいカービィ
- 巧妙なアイデアが盛り込まれたマップの数々
- 何度でも遊びたくなるコンテンツが用意
- ローカルマルチプレイ対応
悪かった点
- 全体的に簡単すぎる
- ゲーム性自体はやや古い
- ビジュアルは他のSwitch作品と比べて一歩劣る
総評:多くのコンテンツと楽しい雰囲気に包まれた、カービィ初の3Dアクションアドベンチャー作品
総合Score:85点
GOODな点
- 可愛くて操作するのが楽しいカービィ
- 巧妙なアイデアが盛り込まれたマップの数々
- 豊富なコンテンツが収録
- 多くの収集・探索要素が用意
- ローカル強力プレイモードが用意
- 多様性のあるコピー能力
BADな点
- 全体的に簡単すぎる
- 選択できる2種類のゲーム難易度に、そこまでの差が無い
- ゲーム性自体はやや古い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『星のカービィ ディスカバリー』についての海外メディアの感想となります。
収集品やミニゲームなど、豊富なコンテンツが用意
シリーズ初となる3Dアクションアドベンチャー作品となった本作では、カラフルで細部まで作り込まれたマップを探検することが出来ます。各マップにはアイデア満載の仕掛けや謎解き要素が用意されているほか、多くの収集品も隠されており、探検のし甲斐があります。
新たに追加されたコピー能力に加えて "ほおばりヘンケイ" が実装されたことで、アクション性に多様性が生まれており、戦闘が単調に感じることはないとのこと。
ローカルマルチプレイ要素が用意されていることで、親子で楽しむにもうってつけです。
そしてメインストーリークリア後にも、ミニゲームや収集品など多くのコンテンツが用意されており、たくさんの楽しみ方が詰まった作品となっています。
難易度は子供向け
一方で、全体的に難易度が低く、基本的には子供向けの作品であると述べられていました。難易度オプションは2種類用意されているものの、そこまで差はないとのこと。
またゼルダやマリオなどの最新作と比べると、ゲーム性がやや古く、挑戦しがいに欠けるとも指摘されています。
やりごたえのある本格的なアクションアドベンチャーを望んでいる方は、物足りなく感じるかもしれません。
楽しい雰囲気に包まれたカービィ最新作
いずれにせよ多くのレビュアーが本作について『多くのコンテンツと楽しい雰囲気に包まれた作品』であるとして、高い評価を付けていました。
難易度自体は低めなものの、作り込まれたマップには多くの探索・謎解き要素が隠されており、一部は大人でもやりごたえのある本格的な仕掛けになっているとのこと。
またメインストーリー以外にも、ミニゲームやコロッセオをプレイしたり、ワドルディ達と触れ合ったりと豊富なコンテンツが用意されており、プレイ寿命の長い作品であると述べられていました。
そしてローカルマルチプレイに対応しているため、家族や友人と一緒にワイワイ遊びたい方にもオススメです。
気楽に明るくなれるゲームを探している方には、ぜひ遊んでほしい一作となっています!
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