【マイクラ】最新シェーダー『SEUS PTGI HRR 3』が無料配布！疑似レイトレーシング処理を大幅改善

PC（Java）版『マインクラフト（Minecraft）』の影MODおよびシェーダー制作者の "Sonic Ether氏" が、最新シェーダーである『SEUS PTGI HRR 3』をについて、2021年12月24日よりPatreonにて無料で公開しました！

SEUS PTGI HRR 3 for #Minecraft 1.18.1 is out! https://t.co/5VIngVu6om pic.twitter.com/Jwy9Ivws4n

— Cody Darr (@sonic_ether) December 24, 2021

▼同氏は2021年7月より、開発したすべてのシェーダーを無料で公開しています。

SEUS PTGIシリーズとは、PC（Java）版のマイクラにおいて、レイトレーシング処理が適用された、非常に美しいグラフィックを楽しむことの出来るシェーダーです。

独自の処理によって疑似的にレイトレースを行うため、レイトレーシング対応（GeForce RTXシリーズ等）ではないグラボでもレイトレーシング表現を楽しむことが出来ます。

▼もはやマイクラとは思えないほど、リアルで美しいビジュアルを堪能！

そして今回新たにリリースされた最新版『SEUS PTGI HRR 3』では、以前公開されたテスト版『SEUS PTGI HRR Test2.1』と比べて、レイトレーシング処理をはじめとする描画面で大幅な改善が施されています。

公開から少し遅れてしまいましたが、今回はこの『SEUS PTGI HRR 3』について、従来シェーダーからの主な変更点、およびダウンロード＆導入方法について、分かりやすく紹介していきます！

ふかふか

対応マイクラバージョンは 1.18.1 です！

主な変更点

『SEUS PTGI HRR 3』では、主に光源処理に関して大幅な改善がなされています。

変更点の詳細はPatreonの投稿で確認することが出来ますが、主要なものを挙げると以下の通りです。

『SEUS PTGI HRR 3』のスクリーンショット

今回新しくリリースされたシェーダー『SEUS PTGI HRR 3』を導入して撮影したスクリーンショットを、いくつかご紹介します！

撮影環境＆設定内容

本記事執筆時における撮影環境は、以下の通りです。

上記の条件下において、60～70fps前後で安定していました。

従来バージョンのシェーダーと比べて、やや重くなった印象です。このシェーダーを導入した状態で快適にプレイしたい場合は、RTX3060～RTX3070以上のグラボが推奨されます。

スクリーンショット

▼水面に反射する光の表現が非常に美しいです。

▼水中から上を眺めた様子。差し込む光と揺れる海藻の光景は必見です！

▼デフォルトの状態で、旧シェーダー（HRR Test2.1）と比べて全体的に色合いがより濃く表現されるようになった印象です。

▼洞窟内の様子。疑似レイトレーシング表現によって、上の隙間から差し込む光の拡散する様子がリアルに再現されています。

▼通常のマイクラとは比べ物にならない臨場感を味わうことが出来る！

▼新たに追加された "WetCavesEffect" オプションをONにすることで、洞窟内において壁面が湿ったような描画（ウェット表現）がなされるようになっています。

▼雨天時の様子。こちらも従来verと同様、地面のウェット（濡れ）表現が見られます。

私は今までに数十種類ものシェーダーを利用してきましたが、『SEUS PTGI HRR 3』は 間違いなく最も美しいシェーダーのうちの１つであると言えます。

ちなみに、旧シェーダー（HRR Test2.1）との比較も行ってみました。

▼水中の様子（HRR Test2.1の場合）

▼水中の様子（HRR 3の場合）

▼草木の様子（HRR Test2.1の場合）

▼草木の様子（HRR 3の場合）

どうでしょうか？全体的に雰囲気というか、空気感？が向上していると思います。

スクリーンショットでは分かりづらいですが、実際にゲーム中で比較してみると、描画が大幅に変化していることが分かります。

新たな有色光源に対応

従来のHRRシェーダーでは、グロウストーン、ラピスラズリブロック、レッドストーンブロックの３ブロックにおいて、異なる色の光を発する表現（有色光）が適用されていました。

今回の『SEUS PTGI HRR 3』では、新たにエメラルドブロックが有色光源として対応しており、表現の幅が拡張されています。

▼グロウストーン

▼ラピスラズリブロック

▼レッドストーンブロック

▼エメラルドブロック

ダウンロード＆導入方法

『SEUS PTGI HRR 3』は、製作者であるSonic Ether氏のPatreonページより、誰でも無料でダウンロードすることが出来ます。

※シェーダーの利用には、最新バージョンのOptifine（ver1.18.1対応）の事前導入が必要です

• [Download] SEUS PTGI HRR 3 | Sonic Ether

上記リンクにアクセス後、投稿下部のリンクをクリックすることで、シェーダー本体（.zip）のダウンロードが開始されます。

ダウンロードした本体（.zip）を『.minecraft』内の『shaderpacks』フォルダの中にそのまま入れてください。

▼影MOD（シェーダー）の入れ方が分からない方は、コチラの記事をご覧ください！

あとはマイクラを起動し『shader』の中から『SEUS PTGI HRR 3』を選び、適用するだけです。

ただし、このシェーダーを正常に動作させるためには、一部の設定を調整する必要があります。

『SEUS PTGI HRR 3』用の推奨設定

『SEUS PTGI HRR 3』を正常に描画させるためには、マイクラのグラフィック設定を、以下の通り変更する必要があります。

設定を上の通りに合わせ、シェーダー導入後に無事描画されれば導入は完了です！

リアルさを追求したい方にオススメの高負荷シェーダー

今回新たにリリースされた『SEUS PTGI HRR 3』は、テストバージョンであった旧ver（HRR Test2.1）と比較しても描画面で大幅な向上を果たしており、Sonic Ether氏が長らく開発を続けてきた疑似レイトレーシングシェーダの、ひとまずの完成版となったようです。

未だにいくつかの描画バグは見受けられるものの、全体としては非常に完成度の高いシェーダーとなっています。こんな高クオリティシェーダーを無料で配布してくれるなんて太っ腹ですね！

しかし一方で負荷も増しており、HRR3を導入した状態で快適にプレイしたい場合は、RTX3060以上のグラボの使用をオススメします。

今後のSEUSシェーダーの進化には、是非とも注目していきたいです！( ﾟ∀ﾟ)

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