2021年9月9日(木)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向け3Dハイスピードアクションゲーム『ソニックカラーズ アルティメット』(Sonic Colors: Ultimate)。
本作は、2010年に発売されたWii・DS専用3Dアクションゲーム『ソニックカラーズ』を、PS4やニンテンドースイッチ、XB1、PC向けにリマスター化した作品です。
グラフィックやサウンドのクオリティが大幅にパワーアップしたほか、新たなテクニックが追加されたり、操作ボタンのカスタマイズが可能になるなど、遊びの幅をさらに広げた作品となっています。
ハード | PS4, Switch, Xbox One, PC |
開発元 | Sega, Blind Squirrel Entertainment |
価格 | パッケージ版:4,389円(税込) 30thアニバーサリーパッケージ:9,889円(税込) |
ジャンル | 3Dハイスピードアクション |
プレイ人数 | 1~2人 |
リリース日 | 2021年9月9日(木) |
このゲームについて:
2010年に発売された3Dアクションゲーム『ソニックカラーズ』が、PlayStation4・ニンテンドースイッチ向けにパワーアップして登場! 3Dと2Dが切り替わる立体感のあるステージを、様々なギミックを乗り越えながらハイスピードで駆け抜けましょう!
グラフィックやサウンドのアップグレードだけでなく、新しいアクションやアイテム、カスタマイズ機能など、様々な新要素を加えて鮮やかに生まれ変わりました。
巨大な宇宙遊園地「エッグプラネットパーク」を舞台とした多彩な世界観のステージを、バラエティ豊かな遊び方で、より美しくなった映像、新たにリミックスされたBGMとともにお楽しみいただけます。
本作では、3D、2Dが切り替わる様々なギミック溢れるステージをハイスピードで駆け抜けるハイスピードアクションを楽しむことができます。
2010年に発売されたオリジナル版と比べてグラフィックが大幅に向上。60fpsに対応したほか、新ウィスプ "ジェイド・ゴースト" など新しいアクションも追加され、さらに爽快になった超音速アクションを体験可能。
操作ボタンのカスタマイズも可能になっており、自分好みの操作環境を実現することができます。
【オリジナル版からの主な違い】
- 高解像度・60fpsゲームプレイに対応
- 操作ボタンカスタマイズが可能に
- 再収録されたBGM
- ジェイドウィスプ(ジェイド・ゴースト)の追加
- テイルスセーブ
- 残機制の廃止
- ライバルラッシュ
- ゲーム内通貨「パークトークン」
- ソニックを自分好みにカスタマイズ
- スイートスポット
- 100カウントリング
- 達成率の表示
なお、2人協力プレイモード(画面分割)も用意されており、友人や家族とも一緒にハイスピードアクションを楽しむことができます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
TheGamer -今までで最もカラフルで美しいソニックゲーム
Score:90点
本作はグラフィックの向上を始めとした多くの改善が施されたことにより、オリジナル版の発売から10年近く経った今遊んでも十分に楽しめる作品へと進化しています。
新アクション "ジェイド・ゴースト" や、新機能 "テイルスセーブ" など多くの新規要素が追加されたことで、遊びや挑戦の幅がさらに広がっています。
バリエーション豊富なアイテムでソニックの見た目を自分好みにカスタマイズできる点も楽しめました。
今までで最もカラフルで優れたリマスター作品であると言えるでしょう。
良かった点
- 非常に多くの追加要素
- 大幅に向上したビジュアル
- ソニックの見た目をカスタマイズ可能
- 挑戦の幅が広がる "テイルスセーブ"
- 今遊んでも楽しいゲームプレイ
悪かった点
- 見た目のカスタマイズがカットシーンに反映されない
Destructoid -実に優れたデザインのステージ
Score:85点
本作における各ステージは実に魅力的な構造となっており、向上したグラフィックによって描かれるコースは美しくて、走るのがとても楽しいです。プレイ中に流れるサウンドトラックも気分を盛り上げてくれます。
カットシーンとゲームプレイのバランスも丁度よいため、テンポよくゲームを進めることができました。
一部の方にとって、途中から難易度が急上昇するように感じるかもしれませんが、新たに追加された "テイルスセーブ" などの機能のおかげで、全体的なバランスが調整されています。
根本的なコンテンツ内容は大差ありませんが、ゲーム体験自体は大幅に向上しています。
ソニックシリーズのファンであれば、是非プレイすべき作品です。
良かった点
- カットシーンとゲームプレイのバランスが取れている
- 美しく興味深いデザインのステージ
- 優れたサウンドトラックの数々
- 更に見栄えの良くなったビジュアル
悪かった点
- 基本的なコンテンツはオリジナル版と変わらない
Eurogamer Italy -遥かに見栄えの良くなったリマスター版
Score:80点
本作では、オリジナル版と比べてグラフィック・テクスチャ・フィルター等の品質が大幅に向上し、また照明効果も改善されたことによって、見やすく没入感の高まったコンテンツとなりました。
フレームレートも向上しており、スピード感のあるアクションがより滑らかに描画されるようになっています。
また見栄えが良くなっただけでなく、オリジナル版をプレイ済みの方でも楽しめるような追加コンテンツが多数用意されています。ソニックの見た目をカスタマイズするためのアイテムを収集するといったやり込み要素も追加されており、全体的なコンテンツボリュームは膨大で長く遊び続けられるでしょう。
操作ボタンのカスタマイズが可能になったため、自分好みの操作性を実現することも可能になりました。
進化したソニックの世界を体験するには、まさに絶好のチャンスであると言えます。
良かった点
- 解像度とFPSの向上
- 豊富なやり込み要素(収集品など)
- ローカルマルチプレイモードが用意
- ライバルラッシュモードなど楽しい新要素の実装
- 再収録されたサウンドトラック
- 操作ボタンのカスタマイズが可能に
悪かった点
- 特になし
Vandal -ソニックシリーズ最高の3D作品
Score:80点
最高4K・60fpsに対応したグラフィックで描かれるソニックの世界はとても素晴らしく、今までで最高の3Dソニックアクション作品とも呼べる出来となっています。
新たに追加された新ウィスプ "ジェイド・ゴースト" は見栄えが良いだけでなく、通常では行けない場所に足を踏み入れることができるなど、プレイアビリティにさらなる深みをもたらしてくれます。
ライバルラッシュを始めとする追加要素(追加コンテンツ)はいずれもやり甲斐があって楽しいものばかりであり、オリジナル版を遊びつくしたプレイヤーでも満足できる内容でしょう。
そしてアレンジされた再集録サウンドトラックも、オリジナル版の雰囲気を保ったまま迫力を増した見事な出来となっています。
ソニックファンであれば、プレイすることをぜひオススメしたい作品です。
良かった点
- 4K・60fps対応の素晴らしいグラフィック
- 見栄えの良い新ウィスプ "ジェイド・ゴースト"
- 見事な声優の演技
- 洗練されたスピード感のあるアクション
- アレンジされた再集録サウンドトラック
- チャレンジしがいのある追加コンテンツ
悪かった点
- 操作性の精度がまだ悪い
- カットシーンの品質(解像度)は低め
- ボス戦は退屈
Checkpoint Gaming -全体的に中途半端なリマスター作品
Score:50点
オリジナル版と比べて、確かにビジュアルやサウンドトラック、そして操作性などの面で向上を果たしています。
スピード感のあるアクションは今遊んでも楽しいものであり、見栄えの良くなったトリッキーなステージを駆け抜けるのは爽快です。
一方で、全体的に見ると中途半端な出来のリマスター版であると言わざるを得ません。
追加機能やアップデートされた要素はそれほど多くなく、根本的なゲームプレイはオリジナル版からほとんど変わっていません。
ライバルラッシュモードや見た目のカスタマイズオプションはそこまで興味を惹かれる要素ではなく、コンテンツボリュームのかさ増しのために導入されただけのように思われます。
そして何より、2D画面で進められる "2Dセクション" はソニックのせっかくのスピード感を台無しにしており、障害物が多くてテンポが悪く、ただイライラさせられるだけの要素となっています。
確かにゲーム体験自体は向上していますが、ソニックファンが30周年作品として待ち望んでいただけの内容ではありません。
良かった点
- 見栄えの良くなったグラフィック
- 遊びやすくなった操作性
- スピード感のある爽快アクション
悪かった点
- 2Dセクションはテンポが悪くてイライラする
- アップデートや新機能はそれほど魅力的でない
- 全体的に中途半端なリマスター作品
総評:現行世代機で遥かに見栄えの良くなったリマスター版
総合Score:76点
GOODな点
- チャレンジしがいのある追加コンテンツ
- 美しく興味深いデザインのステージ
- 4K・60fps対応の素晴らしいグラフィック
- アレンジされた再集録サウンドトラック
- 豊富なやり込み要素(収集品など)
- ソニックの見た目をカスタマイズ可能
BADな点
- 基本的なコンテンツはオリジナル版と変わらない
- カットシーンの品質(解像度)は低め
- ボス戦は退屈
- 2Dセクションはテンポが悪くてイライラする
- アップデートや新機能はそれほど魅力的でない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ソニックカラーズ アルティメット』についての海外メディアの感想となります。
体験が大幅に向上したソニックカラーズ
本作は最大4K・60fpsの描画に対応したことで、オリジナル版と比べ物にならないほどビジュアルが向上しています。アクションも滑らかになったことで、スピード感や爽快感も大幅に増しています。
登場するステージはいずれも素晴らしく見栄えの良いデザインとなっており、照明効果も改善されたことで細部まで見やすくなっているとのこと。
新ウィスプ "ジェイド・ゴースト" などが追加されることで行ける場所が増え、プレイアビリティにより深みが生まれています。
そしてライバルラッシュモードや見た目のカスタマイズオプションなど、多くの追加・やり込み要素が追加されたことで、オリジナル版をプレイ済みの方でも長く遊び続けられるボリュームとなっているようです。
追加要素はそこまで魅力的ではない
一方で、本作で追加された要素はそこまで魅力的ではなく、根本的なゲーム体験はオリジナル版からあまり変化していないと述べるレビュアーもいました。この点は、シリーズのやり込み具合によってプレイヤーごとに評価が分かれそうですね。
また、ゲームプレイ中の解像度は向上した一方で、カットシーンのクオリティはそこまで上がっておらず、ギャップを感じるという意見もありました。
ソニックシリーズファンであれば必見の一作
いずれにせよ『ソニックシリーズファンであれば必見の一作』であるとして、多くのレビュアーから高い評価を受けている作品です。
特にビジュアル面ではかなりの進化を果たしており、今までのシリーズ作で最も出来の良いグラフィックであると絶賛する意見も見受けられました。
他にも新規コンテンツ、やり込み要素が多く追加されたことにより、オリジナル版を遊びつくしたファンでも新たな楽しみ方を見つけられるコンテンツとなっています。
向上したグラフィックで描かれるハイスピードアクションは一見の価値ありです。シリーズファンだけでなく、アクションゲーム好きの方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!
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