2022年3月25日(金)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』(Tiny Tina's Wonderlands)。
本作は、大人気シューティングRPGゲーム『ボーダーランズ(Borderlands)』シリーズからスピンオフした、一人称視点のアクションRPG作品です。
今までのボダラン作品と同じく "Gearbox Software" が開発を手掛けており、カオスでヒャッハーなファンタジー世界を冒険することが出来ます。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Gearbox Software |
価格 | スタンダードエディション:7,700円(税込) 超レベルアップ・エディション:8,800円(税込) 超カオス・エディション:10,978円(税込) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1~4人(ローカル・オンラインマルチプレイ対応) |
リリース日 | 2022年3月25日(金) |
このゲームについて:
今度は魔法でヒャッハーだ!大人気シューティングRPGゲームシリーズの製作陣が贈る、全く新しいファンタジー・アドベンチャー参上!不思議とワクワクと超強力な武器が盛りだくさんの壮大な冒険に出発し、伝説のお宝を手に入れよう!
舞台は、何をしでかすかわからない爆弾娘タイニー・ティナが生み出した超カオスな世界。銃と魔法と剣が激しくぶつかり合う世界でマルチクラスの勇者となり、奇想天外な敵を撃って、斬って、呪文を唱えて、戦利品を拾いまくれ!お宝の山が眠る数々のダンジョンに挑んで、暴君ドラゴン・ロードをぶっ倒せ!この世界は誰でも歓迎!今すぐパーティーに加わり、魔法の世界の偉大な勇者を目指そう。
本作はボダランシリーズのスピンオフ作品であり、ボーダーランズ2のDLC『Borderlands 2:Tiny Tina's Assault onDragonKeep』の後継にあたる作品です。
物語の核となるのは、『Borderlands2』『Borderlands: The Pre-Sequel』『Borderlands3』に登場した、惑星パンドラで最も危険な13歳の爆弾魔少女である タイニー・ティナ(Tiny Tina)。
何をしでかすかわからないタイニー・ティナが生み出した、銃と魔法と剣が激しくぶつかり合う超カオスな世界を舞台に、お宝の山が眠る数々のダンジョンに挑んだり、暴君ドラゴン・ロードを打ち倒していきます。
▼タイニー・ティナ
従来シリーズ作品と同様に、アクションロールプレイングゲームの要素を備えた一人称シューティングゲームとなっており、銃と魔法と剣を駆使して戦っていきます。
今作にはそれぞれ異なるアビリティを持つ6種類のキャラクタースキル・ツリーが用意されており、それらを自由に組み合わせ、レベルを上げ、ビルドを磨き、装備を揃えて自分だけの完全オリジナルな勇者を作っていくことが出来ます。
ソロプレイのほか、フレンドとパーティーを組んでプレイする最大4人のオンライン協力プレイや、ローカルでの画面分割での協力プレイを楽しむことも可能。戦利品は共有することも、独り占めすることもでき、遊び方はプレイヤー次第で広がります。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Game Informer -GearboxSoftwareの最高のゲーム
Score:95点
タイニー・ティナをダンジョンマスターとして展開される本作の物語は、今までと同様にユーモアや明るさで満ちており、間抜けな登場人物たちの会話を聞いているだけでも実に楽しいです。
ガンプレイは洗練されており、豊富な重火器、そして魔法を駆使して敵を打ち倒していくのは爽快です。マップ上には武器・アイテムなど豊富な探索要素が用意されているため、夢中になって探検できるでしょう。
そして、今作の協力プレイモードは今まで以上に優れており、誰もが平等な条件で戦うことが出来ます。例えばレベル5のプレイヤーはレベル5の敵に遭遇しますが、レベル20のプレイヤーに対してはレベル20相当の強さとなります。つまり、友達とプレイするためにXPやレベル差を気にする必要はありません。
GearboxSoftwareの最高のゲームの1つであり、シリーズに新たな風を吹き込んだスピンオフ作品です。
良かった点
- 間抜けで陽気なキャラクター達
- 想像力豊かなボス
- 明るく楽しい雰囲気
- 面白い協力プレイモード
- 洗練されたガンプレイ
- 多くの探索要素
悪かった点
- 特になし
COGconnected -才能ある俳優による優れた演技
Score:90点
シリーズ特有のユーモアのセンスは本作でも受け継がれており、ジョークで満ちた楽しい物語を体験できます。特にキャラクター達の俳優の演技は一級品であり、優れたセリフ選びも相まって、とても面白い会話を堪能できるでしょう。
今作では新たに6つのクラス制度が導入されたほか、魔法などの新たな要素も加わっており、戦闘スタイルやキャラクター育成の深みが今まで以上に増しています。武器、呪文、スキル・能力を切り替えて戦うことで、戦闘がワンパターンに感じることはありません。
メインストーリー以外にも多くのサイドクエストが用意されており、協力プレイで戦利品やXPを獲得したり、ダンジョンを探して攻略するなど、非常に多くの楽しみ方があります。
カラフルなファンタジーの世界を探検できる、遊ぶ価値のある新規IPです。
良かった点
- 面白い演技
- 惹き込まれる物語
- 魅力的なアクション&戦闘
- 深みを増した戦闘スタイル
- 見ごたえのあるセルシェーディングビジュアル
- 満足感の高い探索要素
悪かった点
- いくつかのバグ
- フリーズやフレームレート低下などパフォーマンスの問題
Digital Trends -ボーダーランズシリーズ未経験者にもオススメ
Score:80点
今作には驚くほど大量の戦利品があり、冒険中に見つけた重火器や呪文、近接武器の数々を身に着けることで多彩な戦闘スタイルを楽しむことができるなど、RPG的な要素も充実しています。
特に呪文に関しては、即座に唱えることができるものもあれば、チャージされている間、プレイヤーが適切なボタンを短時間押し続ける必要があるものもあり、実に種類が豊富で色々と試すのが面白いです。
また、仲間AIの頭が良いため、マルチプレイだけでなく、シングルモードでも白熱する協力戦闘を楽しむことが出来ました。
メインストーリー自体はそこまで長くありませんが、数十時間のサブコンテンツ、サイドクエスト、および謎解き要素が含まれており、リプレイ性の高いエンドコンテンツもあります。
ボーダーランズのファンだけでなく、この手のアクションRPGに興味のある新参者の方にも是非オススメしたい一作です。
良かった点
- 多様性のある楽しい環境
- 充実したRPG要素
- やりがいのある戦利品の数々
- 爽快感のある魔法と近接戦闘
- 頭の良いAI
悪かった点
- 印象的なボスがいない
- 広大なワールドを移動するのがメンドクサイ
Shacknews -キャラクター育成・カスタマイズ要素の幅が非常に広い
Score:80点
本作はボーダーランズをファンタジーの世界観にシフトさせたような作品ですが、良い感じになじませることが出来ています。
シリーズおなじみのセルシェーディングなビジュアルはファンタジックな世界観とマッチしており、壮大なサウンドトラックの数々は、冒険の雰囲気を盛り上げるのにピッタリです。
魅力的なキャラクター達によるユーモア溢れる会話は相変わらず楽しいものであり、ナレーションなどの音声も大いに笑わせてくれました。
そして何より、今作のキャラクター育成・カスタマイズ要素の幅が非常に広く、様々なクラスから能力と特製を選び取ることで、自由自在にプレイキャラを構築していくことが出来ます。
ボーダーランズのシリーズファンであれば、確かに楽しめる作品となっています。
良かった点
- 優れたキャラクターカスタマイズ要素
- 面白いユーモアのセンス
- 魅力的なキャラクター達
- ファンタジーの世界観を良く演出できているセルシェーディングビジュアル
- 壮大なサウンドトラック
悪かった点
- ゲーム性自体は、ボーダーランズシリーズから大きな変化はない
EGM -ストーリーを進めるうえで、プレイヤーが選択できる余地がない
Score:60点
本作は確かにボーダーランズの優れたスピンオフ作品であり、相変わらず楽しいコメディ調のストーリーや、魅力的なキャラクター達の会話を楽しむことが出来ます。
キャラ育成(カスタマイズ)の要素は過去作から確実に拡張されており、魔術なども加わることで新たなスタイルのゲームプレイを楽しむことが可能となっています。
一方で、ゲーム中におけるプレイヤーの選択によって、ストーリー展開に影響を与えるような要素が皆無である点が、実に残念です。
また、当初期待していたRPG要素はそこまで濃い内容ではなく、根本的なゲーム性は従来シリーズ作から大きな変化を感じませんでした。
全体的には確かに楽しい作品ですが、シリーズに新たな風を吹き込むせっかくの機会を逃してしまっています。
良かった点
- 向上したライティング(ビジュアル)
- 楽しい戦闘
- 幅広いキャラ育成要素
- コメディ色の強い魅力的なキャラクター達
悪かった点
- 無意味な戦利品が多すぎる
- ストーリーを進めるうえで、プレイヤーが選択できる余地がない
- RPG要素は薄い
- 根本的なゲーム性がボーダーランズからあまり変わっていない
総評:ボーダーランズ未経験者にもオススメできる、銃と魔法の融合したカオスなアクションRPG
総合Score:80点
GOODな点
- 明るく楽しい雰囲気
- 間抜けで魅力的なキャラクター達
- 面白い協力プレイモード
- 洗練されたガンプレイ
- 多くの探索要素
- 幅広いキャラ育成(カスタマイズ)要素
BADな点
- ストーリーを進めるうえで、プレイヤーが選択できる余地がない
- 根本的なゲーム性がボーダーランズからあまり変わっていない
- いくつかのバグ
- フリーズやフレームレート低下などパフォーマンスの問題
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』についての海外メディアの感想となります。
明るくカオスなファンタジー世界を冒険
今作は従来ボーダーランズ作品と同様、基本的にカオスで陽気な雰囲気で満ちており、ユーモアのある魅力的なキャラクター達の会話を聞いているだけで笑顔になることが出来るとのこと。
新たに6種類のスキル・ツリーや魔術要素が加わったことで、キャラクター育成(カスタマイズ)の幅がさらに広がっており、豊富な武器・装備品・アイテムも合わせることで、自由自在にキャラを造り上げていくことが出来ます。
広大なオープンワールドには多くの探索要素が用意されており、見つけたダンジョンなどを協力プレイモードで攻略していくのは実に楽しい体験です。
ビジュアルやサウンドの面でもクオリティが高く、力の入ったスピンオフ作品となっています。
プレイヤーがストーリーに影響を与えられない
一方で、道中や会話内におけるプレイヤーの選択によってストーリーに影響を及ぼす要素がほとんど無いため、一部のレビュアーは物語から置いてきぼりをくらう感じであると不満を述べていました。
新たな要素がいくつか加わったものの、基本的なゲーム性は従来のボーダーランズシリーズと同様にハクスラ要素が強く、期待していたRPG的な要素は薄いとも指摘されています。
このあたりは、プレイヤーによって評価が分かれそうですね。
他には、いくつかのバグや不具合(フリーズ、フレームレート低下など)が指摘されていました。
ボーダーランズシリーズ未経験者にもオススメ
いずれにせよ、多くのレビュアーが『ファンタジーとユーモアの融合した楽しいスピンオフ作品』であると、高い評価を付けていました。
相変わらずアホで面白いキャラクター達が多く登場する物語となっており、笑いながらプレイできるとのこと。
スキルツリーや魔術要素を加えた戦闘もスタイルの幅が広がっており、シリーズ経験者でも新鮮な気分で楽しめるようになっています。
メインストーリーの短さが一部指摘されていましたが、探索要素やサブクエストといったコンテンツが充実しており、エンドコンテンツも用意されているため、長く遊び続けられる作品であるとのこと
ボーダーランズシリーズのファンはもちろん、カオスで陽気な雰囲気のアクションRPGを楽しみたい方にも是非オススメしたい一作です!
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