2021年末、大手スマホメーカーのOPPOは、自社初の折りたたみスマートフォンである『OPPO Find N』を発売しました!
現時点(記事執筆時点)では中国のみの販売となっており、メーカー希望価格は7698元(約14万円)となっています。2021年10月に発売され大きな話題となった折りたたみスマホ『Galaxy Z Fold3』が20万円超えであることを考えると、比較的リーズナブルな価格であると言えます。
Qualcomm Snapdragon 888 オクタコアプロセッサーを搭載するなど、基本性能もかなり高めのモデルとなっており、折りたたみディスプレイを活かした様々な便利機能が搭載されています。
今回はこの『OPPO Find N』について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきます!
※レビュー時には12GB RAM / 512GBストレージモデルを使用しています。
ブランド | OPPO |
型名 | Find N(PEUM00) |
ディスプレイサイズ | 展開時:7.1インチ 折りたたみ時:5.49インチ |
解像度 | 展開時:1920x1792 折りたたみ時:1972x988 |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
OS | ColorOS 12(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 オクタコアプロセッサー, 2.84Ghz |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 256GB/512GB |
バッテリー容量 | 4500mAh |
マイクロSDカード | 非対応 |
SIMカード | nano SIM ×2(デュアルSIM対応) |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz 2G: CDMA BC0(800MHz ) 3G: CDMA2000 BC0 (800MHz) 3G: UMTS(WCDMA)bands 1/2/4/5/6/8/19 4G: TD-LTE bands 34/38/39/40/41(194MHz:2496-2690) 4G: LTE FDD bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/66 5G NR: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n41/n66/n77/n78 |
内蔵カメラ | フロント:3200万画素 リア:5000万画素メインカメラ+1600万画素超広角カメラ+1300万画素望遠カメラ |
本体サイズ | 展開時:132.6×140.2×8.0mm 折りたたみ時:132.6mm×73.0mm×15.9mm |
本体重量 | 約275g |
▼公式紹介動画
『OPPO Find N』は、展開時に7.1型、折りたたみ時に5.49型の端末となる、折りたたみ機構を採用したスマートフォンです。
本体サイズは展開時に132.6×140.2×8.0mm、折りたたみ時は132.6mm×73.0mm×15.9mmとなります。折りたたむと通常のスマホと同様の大きさになりますが、展開すると小型タブレットのように大きな画面で映像を楽しめるようになります。
▼解像度は展開時で1920x1792、折りたたみ時には1972x988。フルHD解像度・最高120Hzリフレッシュレートに対応しており、いずれの形態においても綺麗で滑らかな映像を楽しめます。
ただし本体重量は約275gであり、通常のスマホと比べて約1.5倍ほどの重さ。ややズッシリ感はあるかもしれません。
OSはAndroid 11ベースのColorOS 12を採用。現時点(記事執筆時点)で公式グローバル版の販売がありません、そのため初回起動時は中華仕様となっており、Google Play Storeのインストールなどを自身で行う必要があります。
しかし基本的には、一般的なAndroid端末と同様の扱い方が可能です。
CPUにはパワフルな "Qualcomm Snapdragon 888 オクタコアプロセッサー" を採用。大抵の作業を快適にこなせるパフォーマンスを発揮します。RAMは8GB/12GBの2モデルが用意されています。
ストレージ容量に関しても256GB/512GBの2モデルが用意。マイクロSDカードの挿入には対応していません。
Wi-FiやBluetoothといった通信規格に加え、nano Simカード(デュアルSIM対応)を挿入することで4G・5G回線での通信を行うことも出来ます。
そして筐体全面には3200万画素のフロントカメラを、背面には5000万画素メインカメラ+1600万画素超広角カメラ+1300万画素望遠カメラを搭載しており、遠景から近景、自撮りに至るまで非常に綺麗で高精細な写真・動画を撮影することが可能。
そのほか、折りたたみディスプレイを活かした便利機能が多数用意されており、幅広い用途に活用できる折りたたみスマホとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼もう箱の時点で高級感が漂っています...!
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- スマホ本体
- 説明書一式
- 保証カード
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書等は中国語表記となっていますが、扱い方でそこまで困ることはないでしょう。
スマホ本体の外観(展開時)
▼展開時の本体サイズは横132.6mm × 縦140.2mm。小さめの手帳サイズといった感じ。
▼前面には32メガピクセルのフロントカメラを搭載。
▼背面の様子。質感や手触りには高級感があります。
▼背面には50メガピクセルのメインカメラ+16メガピクセル超広角カメラ+13メガピクセル望遠カメラが搭載。近距離から遠距離まで鮮明に映し出すことが可能です。
▼展開時のOPPO Find N(画像左)とiPhone XR(画像右)を並べた様子。縦幅はXRよりもコンパクトですが、横幅は単純に2倍ほどのサイズ感となっています。
▼10.4型タブレットと並べた様子。スマホより大きく、タブレットよりコンパクトな画面でメディアを楽しむことが出来ます。
▼手に持ってみると確かに通常のスマホよりはズッシリ感がありますが、特に持ち運びに支障をきたすレベルではないと感じました。
▼展開時の厚みは約8.0mmと非常に薄いです。
スマホ本体の外観(折りたたみ時)
続いて、スマホを折りたたんでみます。
▼ディスプレイ中央から谷折りになる機構。
折りたたむ際の変形動作は非常にスムーズで、片手で軽く力を入れていけばスーっと折りたたむことが出来ます。
▼特に異音が発生したり、ディスプレイ映像が乱れることもありませんでした。
▼完全に折りたたんだ際の寸法は縦132.6mm×横73.0mm。縦横のサイズ的にはiPhone SE2と同等の大きさになります。
▼折りたたみ時に、背面ディスプレイへ映像を出力することも可能です。
▼厚みは15.9mmと、通常のスマホと比べて分厚くなりますが、それでも十分ポケットに入るコンパクトさです。
▼折りたたみ時のOPPO Find N(画像左)とiPhone XR(画像右)を並べた様子。XRよりもコンパクトなサイズになります。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部には特に何もありません。
▼本体下部の様子。
▼本体下部にはType-Cポート、カードスロット、および2基のスピーカーが搭載されています。
▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアル nano Simカードの挿入が可能です。マイクロSDカード等の挿入には対応していません。
▼本体右側面には『電源ボタン』を搭載。指紋認証機能に対応しています。
▼本体左側面には音量調節ボタンを搭載。
このように、インターフェース自体はオーソドックスな構成となっています。
全体的にスタイリッシュなデザインであり、筐体素材も見た目や手触りに高級感があります。
"満足できる所有感のあるスマートフォン" というのが第一印象でした!
AnTuTuベンチマークスコア結果
『OPPO Find N』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約83.7万点 でした!
v9.3.0のベンチマークテストにおいて、80万点超えの点数を叩き出しました!さすがはQualcomm Snapdragon 888を採用しているだけありますね。
ハイエンドモデルといって差支えのないスコア結果だと言えます。
ウェブサイト閲覧や高画質設定での動画視聴はもちろん、原神などの激重ゲームアプリでも快適にプレイできるでしょう。
他機種とのベンチマーク比較
以下に、最新スマホ・タブレットの機種別ベンチマーク比較表を紹介します。【最新スマホ&タブレット 性能ランキング】
種別 | 機種名 | AnTuTuスコア | 価格 |
スマホ | moto edge X30 | 約 993,000点 | 6万円前後 |
スマホ | Xiaomi 12 | 約 943,000点 | 7万円前後 |
スマホ | Redmi K50 Gaming Edition | 約 852,000点 | 7万円前後 |
スマホ | OPPO Find N | 約 837,000点 | 14万円前後 |
タブ | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | 約 720,000点 | 5万円 前後 |
スマホ | POCO X3 GT | 約 600,000点 | 4万円 前後 |
タブ | Xiaomi Pad 5 | 約 570,000点 | 4万円 前後 |
スマホ | POCO M4 Pro | 約 350,000点 | 3万円 前後 |
スマホ | Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 約 330,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Blackview Tab 13 | 約 257,000点 | 3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 | 約 250,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Pro | 約 244,000点 | 2.7万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40 Pro | 約 244,000点 | 3.3万円 前後 |
タブ | ALLDOCUBE iPlay40H | 約 240,000点 | 2.6万円 前後 |
スマホ | moto g50 5G | 約 238,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | Teclast T40 Plus | 約 234,000点 | 3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I11 | 約 216,000点 | 3万円 前後 |
タブ | Teclast M40 | 約 200,000点 | 2.3万円 前後 |
タブ | BMAX MaxPad I10 | 約 190,000点 | 1.7万円 前後 |
タブ | TECLAST M40SE | 約 188000点 | 1.8万円 前後 |
タブ | VASTKING KingPad K10 | 約 159,000点 | 1.6万円 前後 |
タブ | New Fire HD 10 Plus | 約 155,000点 | 1.9万円 前後 |
ぜひ参考にしてみてください!
実際に使用した感想
それでは、『OPPO Find N』を実際に使用した感想について紹介していきます。
鮮明で滑らかに描画される折りたたみディスプレイ
本製品はFHD+解像度および最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、滑らかで美しい映像を楽しむことが出来ます。
▼リフレッシュレートは設定より切り替えが可能。
▼細部までクリアに描画されるため、ウェブサイト閲覧時でも小さな文字まで読みやすいです。
▼折りたたみ時の背面ディスプレイにおいても、同様に鮮明な映像を楽しめます。
また120Hzで描画される映像は非常に滑らかで、ゲームアプリを遊んでいる際にも爽快感のある操作を楽しむことが出来ます。
▼激しく動き回る3Dゲーム等にもうってつけ!
▼発色が良いため、ゲームプレイから動画視聴まで満足度の高い体験が可能。
このように、通常のスマホと比べて大きな画面で、美しく滑らかな映像を楽しむことが出来ます。ゲーミングや動画視聴目的でスマホを探している方にもオススメです。
用途に応じて折りたたみ・展開することでディスプレイサイズを調節できるため、「タブレットほどの大きな端末は邪魔になるなー」と思いつつ、「スマホの画面が小さくて迫力に欠ける」と感じている方には、特にうってつけのデバイスではないでしょうか!
折りたたみ時に変な歪みが生じない
上述した通り、本製品の折りたたみ機構は優れており、スムーズな展開・折りたたみが可能となっています。
また、折りたたむ際にも映像に変な歪みが生じることはありません。
▼折りたたみ時
▼折り目に沿って変な映像の歪みや、発色の乱れなどは見受けられませんでした。
折りたたみディスプレイを活用した便利機能が多数用意
本製品には、折りたたみディスプレイを活かした様々な便利機能が用意されています。
画面分割
複数アプリを起動時に2本指で画面スワイプすることで、ディスプレイを分割して2つのアプリを同時表示することが出来ます。
▼左右別々のアプリを表示して、それぞれ操作を行うことが可能。
▼それぞれの画面比率を調整することも出来ます。
マルチタスクを行う際には非常に便利な機能ですね!
フローティングディスプレイ
アプリを開いた状態で、指先3本で画面をつまむように動かすことで、アプリ画面をディスプレイ上の好きな位置へ移動させることが出来ます。
▼現在のアプリ画面を一旦避難させておき、別の作業を行いたい場合に便利!
フレックスモード
対象アプリ起動時にディスプレイを折りたたんだ場合、上がプレビュー画面、下が操作画面に分かれる "フレックスモード" に切り替わります。
▼まるでニンテンドーDSのように、上がプレビュー画面、下が操作(コントロール)インターフェースに分割されます。
これらの機能をうまく活用することで、折りたたみスマホの利便性をさらに向上させることが出来るでしょう!
あらゆる作業を快適にこなせる性能
スマホを様々な用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
FHD+高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで読みやすいです。
スクリプト読み込みが多めのサイトでも読込遅延が発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで、動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、実写映画からアニメまで、満足度の高い映像体験が可能です!
▼展開ディスプレイをフルに利用したフルスクリーン出力も可能ですが、動画サイズによっては一部が映らなくなってしまいます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵の動作を快適にこなせるだけの性能を擁しています。
仕事・趣味問わず、いずれの用途でも十分に活躍できるでしょう。
高品質サウンド
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
実際に音楽をいくつか再生しましたが、音質自体は良好です。
搭載スピーカー数が2基(デュアルスピーカー)のため、サウンドにそこまでの立体感はありませんが、音圧も強く、中~高音域に関しては間違いなくクリアなサウンドを楽しめます。
低音もそこそこ響くものの、あまり迫力のある音は期待しない方が良いです。
普通に音楽や映像メディアを視聴する分には、問題のない優れた音質を実現できていると感じました。
フロント・リアともに品質の高いカメラ
前後のカメラ性能について確認してみました。
▼5000万画素(8192×6144ドット)の大きくて高解像度の写真を撮影することが出来ます。
まずは前面(フロント)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
流石は32メガピクセルということもあり、フロントカメラに関してはクリアな写真を撮影することが出来ました。全体的に明るく、ヒトの顔から背景にいたるまで明瞭に映し出されています。
激しく動いた場合でも気になる残像等は発生せず、発色も良好で、肉眼で見た場合に近い色合いを実現できています。ウェブ会議やオンライン通話などにも十分に活用できるレベルでしょう。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像(遠景)
リアカメラに関しても、近景から遠景まで非常に綺麗な写真を撮影することが出来ました。こちらも、肉眼で見た場合とほぼ同様の自然な色合いを表現できています。
旅行時の風景撮影や、記念日などにおける撮影用のメインカメラとしても活躍できるレベルだと思います。
ゲームプレイ時のパフォーマンスについて
ゲームアプリを遊んだ際のゲーミングパフォーマンスを確認してみました。
なお、いずれもディスプレイ展開状態でプレイしています。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HDR" まで、フレーム設定は "ウルトラ" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的にとても快適なゲームプレイが可能でした。
▼HDR画質プレイ時。光や影の表現が美しく、遠くの景色までクリアに描画されます。
▼激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼ディスプレイサイズが大きいため、遠方の敵なども索敵しやすいです!
このように、最大100人のプレイヤーが同時参加するPUBGにおいては、最高設定でも動作に全く問題のない快適なゲーミングが可能でした。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで瞬時に読み込まれます。
▼動作は実に滑らかであり、処理の重くなりがちな森林バイオームでも、フレームレート低下を感じることは一切ありませんでした。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
『原神』は非常に処理の重いゲームアプリであり、下手なスマホ・タブレットでは起動すらできません。
『OPPO Find N』では画質設定がデフォルトで "中" に設定されており、カクつくこともなく快適に遊ぶことができていました。
▼"中" 画質設定でスムーズな動作が可能です。
▼ちなみに、画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷が "非常に高い" となりますが、この状態でもフレームレート低下をほとんど感じることなく快適にプレイすることが可能でした。
▼画質を "最高" に設定したときの様子。隅々まで美しいビジュアルで原神の世界を楽しめます!
▼激しく動き回った場合でもカクつきやフレームレート低下はほとんど生じませんでした。
最も重いゲームアプリの1つである『原神』がこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリは問題なく動作するでしょう。
以上の通り、ゲーミングに適したスマホを探している方にも、迷うことなくオススメできるモデルとなっています!
ゲームプレイに役立つ 『ゲームスペース機能』
本製品は、"ゲームスペース(Game Space)" という機能を搭載しており、ゲームプレイ中に表示されるアイコンをスワイプすることで、ゲーム画面録画や画面クリッピングをはじめとした様々な機能を利用できます。
▼画面録画やクリッピング、各種通知OFFなど、ゲームプレイや配信に便利な機能が多く用意。
ゲーミングを主な目的としてスマホを探している方には、うってつけの機能ですね!
バッテリーの持ち時間が長い
本製品には4,500mAhのバッテリーが搭載されており、バッテリーの持ちはいたって良好です。
実際にバッテリー残量100%の状態から処理の重い3Dゲームを3時間ほど連続プレイしてみたところ、まだ70%以上の充電残量がありました。外出先でスマホをヘビー利用したい場合にも安心のバッテリー持ちとなっています。
また、長時間の連続使用時にも、そこまで気になる発熱は発生しませんでした(背面がやや暖かくなる程度)。
ライバル機とも言える折りたたみスマホ『Galaxy Z Fold3』では発熱やバッテリー消費時間の長さが指摘されていましたが、『OPPO Find N』ではこれらの点に関して特段の問題は見受けられませんでした。
折りたたみスマホのエントリーモデルとしてオススメ!
- 性能:(☆5)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『OPPO Find N』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- (折りたたみスマホの中では)比較的リーズナブルな価格
- スムーズな変形(折りたたみ)動作
- 高性能スペック
- 激重3Dゲームアプリも快適に動作
- 高音質デュアルスピーカー
- 実用的なカメラ性能
- バッテリーの持ちが長い
- 気になる発熱はなし
悪かった点
- 現時点(記事執筆時点)で中国版のみの販売
以上の通り、約14万円という折りたたみスマホとしては比較的リーズナブルな価格の一方で、あらゆる点で完成度の高いモデルとなっています。
基本性能が優れている点は言うまでもなく、原神などの激重ゲームアプリも快適に動作する高い3D処理能力を擁しています。
折りたたみ動作もスムーズで、ディスプレイに変な歪みや折り目が生じることも一切ありませんでした。折りたたみ時・展開時のいずれの場合でも綺麗で滑らかな映像を楽しむことが出来ました。
スピーカーやカメラに関しても、個人的には文句のない品質を実現できていると感じました。
『Galaxy Z Fold3』より安価な一方で、発熱やバッテリー消耗の面でこれといった不満点もなく、バランスの取れた筐体となっています。
折りたたみスマホは、その大型ディスプレイと優れた汎用性により、一度体験すると離れなくなるほど便利です。
しかしリーズナブルとは言え、通常のスマホと比べるとまだまだ値が張るのも事実です。また、現時点(記事執筆時点)で中国版のみの販売である点が残念ですね。
それでも、折りたたみスマホを早く体験してみたい!という方には、現時点で最もオススメしたい(折りたたみスマホの)エントリーモデルであると言えます!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『POCO X3 GT』レビュー!原神を高画質設定で快適に遊べるAnTuTu約60万点の高性能スマホ
『原神』や『マインクラフト』『ウマ娘』など、最近ではスマートフォンでゲームを遊ぶのが、もはや主流になりつつありますね! ゲームアプリによっては、家庭用ゲーム機のタイトルに負けず劣らずのクオリティとボリ ...
続きを見る
-
『moto edge X30』レビュー!約100万点のAnTuTuベンチマークスコアを記録する超ハイエンドスマホ
中国のスマホメーカーであるモトローラ社は、2021年12月9日に、新型のハイエンドスマートフォンとして『moto edge X30』を発表しました。 本モデルは、2021年11月に発表されたばかりのク ...
続きを見る