当サイトでは以前より、マイクラ内における光の描写を現実並みに再現することのできる『レイトレーシング(Ray Trading)』技術について紹介してきました。
▼参考:疑似レイトレーシング技術を用いたSEUSシェーダー
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【マイクラ】影モッドの革命!SEUS作者が色光と疑似レイトレース技術を開発中、実験版のシェーダーも配布開始
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現在、SEUS影モッドで有名なSonic Ether氏がレイトレーシング対応のシェーダーを開発しており、プロトタイプのレイトレーシングシェーダー『SEUS PTGI E6』を自身の『PATREON』にて配布しています。
※シェーダーのダウンロードには月10ドル(約1,000円)の登録料が必要(Sonic Ether氏のPatreonはこちらから)
そして最近では、多くの方がSonic Ether氏のレイトレーシングシェーダーに対応する高精細テクスチャの制作を行っています。
中でもUMSOEA氏の作成した『木(Wood)』テクスチャは、非常に高精細かつPBRにも対応しているため、レイトレーシングと組合わせることで、まるで実写と見間違うほどのリアルさを発揮する出来栄えとなっています。
"PBR(Physically Based Rendering)"とは
物理ベースレンダリング、つまり物理法則をべーすとしたレンダリングのことです(そのまんま)。PBRでは物体表面における光の反射や散乱などの物理現象を、光源光の伝搬などを計測して数式でモデル化したものを用いてレンダリングします。つまり簡単に言うと、物体に対する光の当たり方がめっちゃリアルに再現される描画方法のことです。最近のゲームではPBRに対応するものが多くなってきており、これに対応することで現実と同じような質感を再現することができます。
▼UMSOEA氏のテクスチャを使用した木ブロック。光の反射が現実と同じように描画されている。また、画像では分かりづらいがPBRに対応しているため若干隆起も感じられる。
今回は、このUMSOEA氏の超高精細『木(Wood)』テクスチャを含むリソースパックについて、配布先等を紹介します。
まるで実写のような描画クオリティ
※4K設定での視聴を推奨。
上はUMSOEA氏が投稿した紹介動画であり、テクスチャの描画や光の反射具合が別次元のクオリティになっていることが確認できます。
もう不動産会社とかでモデルルームの設計とかできちゃうんじゃないですかね...( ゚д゚) 木の肌触りが伝わってきそうなほど、木目や光沢がきめ細やかに描画されています。
超高精細『木(Wood)』テクスチャを含むリソースパックのダウンロード
この超高精細テクスチャは、UMSOEA氏のPatreonよりダウンロードすることができます。
上記のPatreonにアクセスし、Apr 28 at 1:14pm(2019年4月28日午後1時14分)の投稿より、超高精細『木(Wood)』テクスチャを含むリソースパックをダウンロードすることができます。
※ダウンロードするには、UMSOEA氏のパトロンへの登録が必要です(10ドル / 月)。
※高精細テクスチャおよびシェーダーを使用するには高性能のPCが必要です。参考までに、上で紹介した動画投稿者のPCスペックが載っていたので、以下に記載します。
- GPU:GTX 970
- CPU:Intel core i7 4790k
- RAM:16GB DDR3
また、レイトレーシング技術を体感するには、Sonic Ether氏のPatreonより『SEUS PTGI E6』もダウンロードし、導入しておく必要があります。
こちらも同じくSonic Ether氏のパトロン(10ドル / 月)に登録したうえで、apr 8 at 1:16am(2019年4月8日午前1時16分)の投稿よりダウンロードすることができます。
ちなみに、上で紹介した動画内で使用されているマップも、UMSOEA氏が配布しています。
⇒ MAP配布先
『レイトレーシング』は間違いなく今後のゲーム描画の鍵になる
最近開発が明らかになり話題となっているプレイステーション5(PS5)も、レイトレーシング技術に対応していると噂されています。
▼DirectXにおけるRay Tracingオン/オフの比較
このレイトレーシングは、映像技術における一つの革命だとも言われています。
たしかにすべてが真四角のマインクラフトの世界にレイトレーシング技術を持ち込むだけでここまで変わるのなら、他のリアリティゲームにレイトレーシングを対応させたら一体どれほどの変化をもたらすのか、想像に難くないですね。
レイトレーシングは間違いなく今後の映像技術のカギとなってくるでしょうね!ゲームの今後の発展にますます期待大です(゚∀゚)