2019年9月10日(火)発売のPC・Xbox One, PC(Steam)向けアクションRPG『GreedFall』(グリードフォール)。
※PC(Steam)は現時点(記事投稿時点)で日本語未対応です。また、PS4・Xbox One版については海外版のみとなっています。
『GreedFall』は、魔法や幻想的な怪物が生息するダークファンタジーな世界観を舞台に、伝染病の治療法を求めて旅をするオープンワールド型のアクションRPGです。トレーラーが初公開された際は、その独特な世界観と、怪物たちの恐ろしくも魅惑的なデザインが世界中で話題になっていました。
ハード | PS4・Xbox One・PC(Steam)
※いずれも現時点では日本語非対応 |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 5,980円(税抜) |
発売日 | 2019年9月10日(火) |
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このゲームについて:
本作は故郷に蔓延する伝染病の治療法を求めて、魔法や幻想的な怪物が存在する未知の島を探索するアクションRPG。
発見されたばかりの新大陸ティア・フラディで見つかった魔法「マリコール」の力を利用しようと、さまざまな勢力の思惑がぶつかるという架空の近代史が背景になる。プレイヤーは、中立を保つ商業国家Congregation of Merchantsの元首、コンスタンティン・デュ・オルセイのいとこであるデ・サルデ(性別は選択可能)として、さまざまなミッションに挑んでいく。
自由度の高いシステムが特徴で、キャラクターの能力や装備品を幅広くカスタマイズできるほか、ストーリーにおいてもプレイヤーの選択によって展開が変化していきます。
中世とファンタジーの世界観が織り交ざったオープンワールドを旅して、どう猛な原生生物や盗賊、さらには敵対勢力と戦闘を繰り広げつつ、自身のスキルや能力を高めていきます。
戦闘以外にも、他勢力との交渉や、ミッションの請負を通じた外交、さらにコンパニオン(お供)キャラクターとの友情や恋愛を育む要素など、様々なプレイスタイルが可能となっています。
そのような新進気鋭の本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Hobby Consolas -アクションRPG好きには是非おすすめしたい作品
Score:84点
多彩な武器を利用した戦闘はスピーディで、アイテムなどを駆使した戦略的な要素も強いため魅力的です。
また外交要素は特に素晴らしく、他勢力を服従させるか、友好的になるか、はたまた中立的に交渉するかによって、ゲーム内の各要素に影響を与えるため、やりごたえがありゲーム内世界に没入することができます。
GOODな点
- シナリオと世界観、そして外交システムは素晴らしい
- Xbox One SやPS4 Proによる4Kグラフィックプレイは非常に美しい
- 広大なマップ
- 多くの探索要素
- 戦闘がスピーディで快適
BADな点
- これといった新しいアイデアが特になく、他オープンワールドゲームの材料をリミックス(混ぜこぜ)にしている
- キャラグラフィックは古臭く、数年前のゲームのように感じる
GamePro Germany -何度もプレイしたくなる非常に楽しい戦闘
Score:80点
本作では魅力的なデザインのモンスターたちと、多様性のある素晴らしいバトルを楽しむことが出来ます。刺激的なゲーム体験であり、何度もプレイしたくなります。敵のデザインもブラッドボーンとウィッチャーとを合わせたようで独特です。
一方でグラフィックは一世代前の出来であり、建物やオブジェクトなども使いまわしのものだらけです。広大なオープンワールドが再現されている一方で、細部まで手が回らなかったようで残念です。
GOODな点
- 背景設定と世界観が素晴らしく、30時間以上続くメインストーリーは楽しい
- 短いロード時間
- 高いリプレイ性のある面白い戦闘
- ブラッドボーンをウィッチャーとを混ぜたような、素晴らしいモンスターデザイン
BADな点
- 時代遅れのグラフィック
- 建物や部屋の使いまわしが多い
PlayStation Universe -戦闘の楽しいRPGを探している人にはおすすめ
Score:80点
戦闘において使用できる装備品やスキルは豊富で、様々な戦略を駆使して敵を倒すことが出来ます。また、世界観や物語も、ウィッチャーほど広大ではありませんが、没入するには十分なクオリティです。
しかし、グラフィックは洗練されておらず、一部のテクスチャはぼやけて見えます。また、モンスターの動き方や攻撃パターンには多様性がありません。
GOODな点
- シンプルだが、様々な戦略が可能な戦闘
- 広大で没入感のある世界観
BADな点
- バグの数々
- ミニマップが無く、不便
- グラフィックはあまり綺麗じゃない
- 敵の行動パターンは似ており、多様性が無い
Screen Rant -魅力的でユニークな世界観と物語
Score:70点
本作のストーリーは、史実の中世ヨーロッパの歴史と、ファンタジーとを織り交ぜているため説得力があります。交渉や外交などの政治的要素を含んでおり、プレイヤーの行動が、ゲーム内に大きな影響を及ぼすので選択の楽しさがあります。
大きな変化と騒動の時代についての魅力的でユニークなストーリーに興味がある人にとっては、本作はプレイする確かな価値があります。
GOODな点
- 史実の歴史を織り交ぜた、ユニークな物語
- 魅力的なストーリー
- スキルなどカスタマイズの自由さ
- プレイヤーの行動でストーリーの進行方向に影響を与えることが出来る
BADな点
- あまり洗練されておらず、時々イライラする戦闘
- ミニマップが無く、迷いやすい
TheSixthAxis -良くできた物語と、いくつかの残念な欠陥
Score:70点
本作には非常に魅力的な物語があり、政治的な要素や、混沌とした中世を思わせる弾圧などを含んでいるシナリオはよくできています。
しかし度重なるオブジェクトの使いまわし、ワンパターンで単純な戦闘、キャラクターの遅い成長速度などの残念な欠陥もあります。
GOODな点
- 魅力的な深い物語
- よく設定されたキャラクター
- 思いもよらない展開を見せるサブクエスト
BADな点
- ワンパターンな戦闘
- キャラクターの成長速度が遅い
- 再利用されるオブジェクトの数々
- ある場所からある場所へと、移動が非常に多い
Push Square -世界観は魅力的だが、ストーリー展開は退屈
Score:70点
本ゲームには魅力的な世界観、好感の持てるキャラクター、堅実なゲーム性があり、間違いなくSpiders(開発元)の最高傑作であり、同スタジオの成長が伺えます。
一方で、魅力的な世界観の設定にもかかわらず、ストーリーは単調で退屈な文書と会話で進められます。しかもほとんどのNPCが何かしらに怒っている様子で、ユーモアのかけらもありません。
しかし、バランスの取れた、多様性のある戦闘は面白いものになっています。
GOODな点
- 豊かな世界を構築するユニークな環境
- 冒険する楽しさ
- 好感の持てる仲間キャラクター
- キャラクターを育てる楽しさ
BADな点
- ストーリー進行は気が進まない
- 会話が時々非常に退屈に感じる
- めんどくさいサイドクエスト
DualShockers -Spiders(開発元)の今後に期待
Score:65点
本作の世界観自体は独特で魅力的ですが、ストーリー展開自体は特に優れたところはありません。
グラフィック面も、アニメーションの多くは非常に荒く、顔の描写が悪いと、せっかくの感情的なシーンも不快になります。また、ワールドは広大ですがいくつかの見えない壁にぶつかり、イライラさせられます。
しかし現時点では、Spiders(開発元)の最高の作品であることは間違いありません。今後の進展に期待したいと思います。
GOODな点
- 多様なプレイスタイル
- 独自の用語、言語、および宗教観が染み込んだ興味深い世界観
BADな点
- ストーリー自体には、独特な魅力は無い
- グラフィックは悪く、時々不快になる
- "見えない壁" が多く、探索中にイライラする
総合評価(トータルスコア)
総合Score:75点
GOODな点
- 魅力的で独特な世界観
- 史実とファンタジーが織り交ざった深いストーリー
- 広大なマップにおける、多くの探索要素
- スピーディで快適な戦闘
- 素晴らしいモンスターデザイン
- ゲームの展開に影響を与える "外交システム"
BADな点
- ミニマップがなく、迷いやすい
- 敵の行動パターンに多様性が無い
- 建物やオブジェクトの使いまわしが多い
- 時代遅れのグラフィック
- 移動時間が長い
- ストーリ―展開自体には魅力が無い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『GreedFall』についての海外メディアの感想となります。
まず、"中世ダークファンタジー" を基調とした世界観は非常に高い評価を得ています。また、ブラッドボーンとウィッチャーを合わせたようなデザインのモンスターについても、独特な不気味さを放っており、世界観にマッチしているため評判が良いです。
▼恐怖感を覚えると同時に、どこか魅力的なデザインのモンスター達
また、他勢力との交渉を行う "外交システム" もユニークであり、ストーリー進行に影響を与えるため、ゲームへの没入感を高めるのに役立っているようです。
一方で、折角のユニークなデザインのモンスターは行動がワンパターンであり、魅力を活かすことが十分にできていないようです。
マップ上の建物やオブジェクトの使いまわしもひどく、興ざめしてしまったレビュアーも少なくありませんでした。グラフィックに至っては数年前のレベルと低評価されています。
しかし、戦闘システムについては、シンプルな操作性ながら、いくつもの戦略を立てることのできる多様性があるとされており、いずれのレビュアーも高得点を出しています。
ダークファンタジー調のアクションRPGを求めている方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!はやく日本語版も出てほしいですね(゚∀゚)
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