2021年10月7日(木)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『ファークライ6』(Far Cry 6)。
本作は、世界的に人気の高いFPS視点のアクションアドベンチャーゲーム『ファークライ(Far Cry)』シリーズの6作目にあたる最新作です。
2018年の『ファークライ5』から3年ぶりのシリーズ最新作となる本作では、カリブ海の島国 "ヤーラ" を舞台にした物語を楽しむことができます。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Ubisoft Toronto |
価格 | 通常版:9,240円(税込) ゴールドエディション:13,200円(税込) アルティメットエディション:15,840円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1~2人(オンライン協力プレイ対応) |
リリース日 | 2021年10月7日(木) |
このゲームについて:
『ファークライ6』では、狂乱ともいえる無秩序なゲリラ革命に沸き立つ世界がプレイヤーを待ち受けている。プレイヤーはヤーラ出身のダニー・ロハスとなり、青々と茂るジャングルや、人々でごった返す都市を舞台に激しい戦闘を行い、この混沌とした社会の中でアントンの政権に立ち向かう。
必要な物は手持ちのアイテムを使って作り出すしかない状況の中、ユニークで驚異的な武器や乗り物、人間、動物の仲間と共に、独裁政権を革命の炎で焼き払うのだ。
本作では時代に取り残されたようなカリブ海の島国 "ヤーラ" を舞台に、プレイヤー(主人公)はゲリラの一員 "ダニー・ロハス" として、強圧的な統治を行う独裁者アントン・カスティロとその息子ディエゴに立ち向かっていきます。
なお、独裁者アントン・カスティロを演じているのは、『マンダロリアン』や『ブレイキング・バッド』など人気ドラマの俳優として有名なジャンカルロ・エスポジートです。
▼ジャンカルロ・エスポジート(ブレイキングバッド)
▼アントン・カスティロ。俳優にソックリのモデリング!
青々と茂るジャングルや、人々でごった返す都市を舞台に、バリエーション豊かな武器・乗り物・動物の仲間たちを活用して激しい戦闘を繰り広げていきます。
武器やアイテムには詳細なカスタマイズ要素も用意されており、身近にあるものを何でも組み合わせて、多種多様な武器を作り上げることができます。
最大2人でのオンライン協力プレイ(Co-opモード)も用意されており、フレンドと一緒に何でもアリのミッションを攻略することも可能です。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Impulsegamer -これまでで最高のファークライ
Score:94点
今作ではシリーズ作の良さを引き継ぎつつ、スティック感度の調整、アイテムと敵のハイライト表示、字幕のサイズ調整など、ゲーム自体を遊びやすくする多くの改善が施されています。
次世代機のパワーで表現されるグラフィックとサウンドも今まで以上にクオリティが高く、特にPS5版では高速SSDのおかげで、ほぼゼロのロード時間を実現しています。
ゲーム中に用意されているミッションはいずれもプレイするのが楽しい内容のものばかりであり、ミッション中に手に入れたアイテムやツールで武器をどんどん強化できるため、やり甲斐もあります。
そして今後配信されるDLCも含めて膨大なコンテンツ量となっており、優に100時間を超えて夢中になることが出来るでしょう。
今までで最高のファークライ作品であると言えます。
良かった点
- 高速ローディング対応(PS5版)
- ゲームプレイを快適にする数々の改善点
- 今後のDLCも含め、膨大なコンテンツ量
- 見事なグラフィック
- 優れたサウンドトラック
- 楽しいミッションの数々
悪かった点
- 特になし
God is a Geek -退屈することのないコンテンツ量
Score:90点
今作ではかつてないほどワイルドになった戦闘を楽しむことができます。登場する銃火器の種類やカスタマイズ要素は膨大であり、ただ銃火器をぶっ放しまくっているだけでも楽しいです。
また、PS5版においては武器を放つ際にデュアルセンスコントローラの機能(ハプティックフィードバック&アダプティブトリガー)が上手く働いており、トリガーの重さや衝撃などを直に感じられるようになっています。
冒険の舞台となるマップは非常にゴージャスな風景で作り込まれており、物語自体の説得力を高めることにも貢献しています。
そして何よりコンテンツボリュームが圧倒的であり、常に何かしらやるべきことがあるため、終始退屈せずにゲームを楽しむことが出来ました。
良かった点
- 惹き込まれる物語
- かつてないほどワイルドな戦闘
- ゴージャスなビジュアルのマップ
- 圧倒的なボリューム
- デュアルセンスコントローラの機能を活用(PS5版)
悪かった点
- コンテンツ量が多すぎて、どれから手を付ければよいか分からなくなる
Noisy Pixel -自分の好きなように楽しめるゲーム
Score:85点
本作の自由度は非常に高く、ミッションをこなしたり、武器をカスタマイズしまくったり、釣りや狩り、乗馬を楽しんだりと、自分のやりたいことが何でも出来ます。
中でも武器のカスタマイズ要素は実に豊富かつユニークであり、マップ上には多くのパーツや収集要素が散りばめられているため、探索する楽しさもあります。
遊べるミッションはいずれも多様性があり、ミッション中の展開も、プレイヤーが退屈しないよう変化に富んでいます。
メインストーリー自体も説得力のある魅力的な内容となっており、キャラクター達も感情と個性に満ち溢れています。
ぜひ本作の世界を訪れて、激動に身をゆだねてみてください。
良かった点
- ゲームプレイの自由度が高い
- 銃火器の豊富なカスタマイズ要素
- 多様性のあるミッション
- 収集要素や戦利品の散りばめられたマップ
- 魅力的なストーリー
悪かった点
- たまにビジュアルに関するバグが発生
Metro GameCentral -壮大なワールドで描かれる、恐ろしくも面白いファークライ物語
Score:80点
ファークライは代々、ブラックユーモアと残忍さを併せ持った世界観が人気を博してきた作品です。それは今作でも例外ではなく、恐ろしさを感じさせる背景の一方で、素晴らしいユーモアのセンスもあり、それがプレイヤーを物語に惹き込みます。
壮大な風景で描かれる熱帯の環境を最大限に活用したコンテンツがいくつも用意されており、乗馬や釣り、動物とのふれあいといった日常生活のような体験を楽しむことも出来ます。
従来作と比べて画面上の表示(HUD)が必要最低限まで削減されたことで、ゲームプレイに対する没入感を高めることに成功しています。
ミッションの数々にも多様性があり、ゲームを常に新鮮で活気のある状態に保っています。
コロナ禍で外出するよりも、より現実的で楽しい体験が出来るかもしれない作品です。
良かった点
- 壮大な風景
- 削減されて見やすくなったHUD(画面上の表示)
- 多様性のあるミッションの数々
- 素晴らしいブラックユーモアのセンス
- 熱帯の環境を最大限に活用したゲームプレイ
悪かった点
- たまに再起動が必要な不具合に出くわす
- ゲームの野蛮さとコメディさが合わさっていない部分もある
VGC -従来作と比べて革新的なコンテンツは無い
Score:40点
本作のビジュアルは非常に高いクオリティで作り込まれており、島の風景を眺めて回るのは、始めは楽しい体験です。
そして独裁者アントン・カスティロを演じるジャンカルロ・エスポジートの演技は見事であり、彼が登場するシーンには華があります。
しかしそれだけです。上記以外のコンテンツに関しては、正直言って従来シリーズ作と比べて革新的な部分が全くありません。
ゲームプレイに関しては10年前にリリースしても良かったのでは?と思うほど進化しておらず、体験も反復的なため、次第にゲームが退屈に感じてきます。
上述したようにアントン・カスティロが登場する場面は魅力的ですが、それ以外のストーリーは残念な出来であり、特に惹き込まれる展開や内容もありません。
オープンワールドも実際に歩いてみると無味乾燥なものです。
ファークライ6はシリーズが成長するチャンスでしたが、残念ながらグラフィックやステージデザイン以外の点において進歩していません。
良かった点
- 素晴らしいビジュアル
- ジャンカルロ・エスポジートの見事な演技
悪かった点
- 退屈なミッションの数々
- ストーリー自体はそこまで魅力的な内容ではない
- 次第にゲームプレイが反復的になっていく
- 従来作と比べて革新的なコンテンツは無い
総評:膨大なコンテンツと高い自由度のあるファークライ最新作
総合Score:81点
GOODな点
- ゲームプレイを快適にする数々の改善点
- 今後のDLCも含め、膨大なコンテンツ量
- 見事なグラフィック
- 優れたサウンドトラック
- 高速ローディング対応(PS5版)
- 惹き込まれる物語
- 多様性のあるミッション
BADな点
- コンテンツ量が多すぎて、どれから手を付ければよいか分からなくなる
- たまに再起動が必要な不具合に出くわす
- ストーリー自体はそこまで魅力的な内容ではない
- 次第にゲームプレイが反復的になっていく
- 従来作と比べて革新的なコンテンツは無い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ファークライ6』についての海外メディアの感想となります。
より激しくワイルドになった世界を体験
今作は従来シリーズ作よりも戦闘や探索、カスタマイズ要素などコンテンツが強化されており、より激しくワイルドになったファークライの世界を楽しむことができます。
コンテンツボリュームは膨大であり、メインストーリーやサイドミッション、武器カスタマイズ、その他サブコンテンツの数々を遊んでいると、優に100時間を超えるプレイ時間になるとのこと。
自由度も増しており、熱帯の島で日常生活のような体験を楽しんでも良し、ミッションでパーツ類を収集して武器をどんどんカスタマイズするも良しの、幅広い楽しみ方が可能です。
ビジュアルやサウンドなど技術面でも強化されており、特にPS5版では高速SSDのおかげでほぼゼロのロード時間を実現しています。
物語自体も惹き込まれる内容となっており、特に独裁者アントン・カスティロを演じるジャンカルロ・エスポジートの演技に関しては好評な様子でした。
ゲーム体験自体は前作からあまり進化していない
一方で、一部のレビュアーからはゲーム体験自体が前作からあまり進化しておらず、革新的に感じるコンテンツも無いと指摘されていました。
オープンワールドの中身も無味乾燥であり、ゲームプレイもゲームを続けるうちに単調に感じてきて、すぐに退屈になってしまうという意見も見受けられました。
この点に関しては、自身でオープンワールド上の楽しみ方をどれだけ見出せるかによって評価が分かれそうですね。
また中には、コンテンツ量が多すぎて、どれから手を付ければよいか分からなくなると述べるレビュアーもいました。
暴力とブラックユーモアのあふれる世界を堪能
いずれにせよ、多くのレビュアーが『より激しくワイルドになったファークライの世界を楽しめる』作品であるとして、高い評価を付けていました。
ビジュアルやサウンドなどの技術面が向上したことで戦闘の激しさも増しており、PS5版ではデュアルセンスコントローラの機能を上手く活用することで、射撃時の没入感を増しています。
ストーリーも一定の評価を得ており、特にジャンカルロ・エスポジートが演じる独裁者アントン・カスティロは、いずれのレビュアーからも人気が高いようです。
武器カスタマイズの幅も広がっており、思いがけないほどユニークな武器を創造できることもあるとのこと。
ファークライシリーズの経験者であれば、絶対に見逃せない最新作となっています!
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