2021年9月14日(火)発売の、PS5, PC向けアクションFPSゲーム『デスループ』(DEATHLOOP)。
本作は、無限ループにとじ込められた島において、島民から追われつつタイムループを終わらせる方法を見つけていく、一人称視点のアクションシューティングゲームです。
PS5版では次世代機のパワーをフルに活かしたグラフィックのほか、デュアルセンスコントローラの各機能を活用した新感覚体験を楽しむことができます。
ハード | PS5, PC |
開発元 | Arkane Studios |
価格 | スタンダードエディション:8,778円(税込) デラックスエディション:10,978円(税込) |
ジャンル | アクション, FPS |
プレイ人数 | 1~2人 |
リリース日 | 2021年9月14日(火) |
このゲームについて:
『DEATHLOOP』は、『Dishonored』を手掛けた数々の受賞歴を誇るスタジオ、Arkane Lyonによる次世代の一人称視点シューティングゲーム。
『DEATHLOOP』の舞台となるブラックリーフ島では、敵対する2人の暗殺者が謎のタイムループに閉じ込められ、永遠に同じ一日を繰り返す運命に翻弄される。このループを終わらせる唯一の方法は、一日がリセットされる前に8人の重要人物を暗殺すること。
繰り返されるループで得た知識を活用しながら、新しいルートを試し、情報を収集し、新たな武器やアビリティを見つけ出せ。どんな手を使ってでも、このループを断ち切るのだ。
本作では無限ループを断つために、主人公 "コルト" が島内の各所にいる8人のターゲットを始末していきます。
『DEATHLOOP』では、新たにループするたびに過去の体験から学ぶことで、適応力が身に付きます。手がかりを見つけ、ヒントを明らかにすることが、一日がリセットされる前に標的を排除する鍵となります。
プレイヤーは自分好みのプレイスタイルを選ぶことができ、ステルスで身を隠しながら進んだり、派手な銃撃戦を繰り広げたりなど幅広い遊び方が可能です。
バリエーション豊富な重火器が登場するほか、強力な超能力を駆使したサイキックアクションを使用することができ、追う者と追われる者との命懸けのゲームを全力で生き抜いていきます。
そして最大2人でのマルチプレイにも対応しており、主人公コルトとして標的を追い詰めたり、ライバルの暗殺者 "ジュリアナ" として他プレイヤーのキャンペーンに参加して妨害することも出来ます。
▼ コルト(左)と ジュリアナ(右)
PS5版では次世代ならではの高解像度グラフィックのほか、デュアルセンスコントローラのアダプティブトリガーやハプティックフィードバック機能を活用して、より没入感のある体験が可能となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
TheSixthAxis -中毒性の高いタイムループシステム
Score:100点
本作は、遊んでいない時でも頭に浮かんでくるほど中毒性の高いゲームです。
タイムループは実にユニークなシステムであり、複雑で魅力的なステージデザインも相まって、何度でも異なった攻略法を試すことができるため、常に新鮮な気分で楽しみ続けることができます。
ステージはとても入り組んでおり、詳細に作り込まれているため、隅々まで探索する楽しさがあります。
そして主人公コルトと暗殺者ジュリアナとの関係性は実にユニークであり、両者のやり取りの中でキャラの過去が明らかになるなど、単なる敵対者としての関係に留まりません。
マルチプレイモードではジュリアナとなったオンラインプレイヤーが侵入してきて戦うことができますが、鬱陶しく感じる場合は、侵入オプションをOFFにすることも可能です。
言いたいことは多々ありますが、ただ一言にまとめると "素晴らしい" 作品です。
良かった点
- 素晴らしいタイムループの仕組み
- 探索するのが楽しいマップデザイン
- 魅力的な主人公
- 優れたサウンドトラックの数々
- 充実したマルチプレイオプション
悪かった点
- いくつかの小さなグラフィックバグ
Digital Chumps -ここ数年で最高のシューティングゲームの1つ
Score:100点
超能力とスタイリッシュなアクションとを融合させた本作のシューティングは非常に素晴らしく、バリエーション豊かな重火器も合わさることで、多様性のあるゲームプレイを楽しむことができます。
そしてタイムループを活用したゲームシステムは実にスリル満点であり、時には隠密に、時には正面から激しく銃火器をぶっ放しながら攻略していくことも可能です。
各ワールドも細部まで作り込まれた構造となっているため、どのようなルートで攻略しようか考えるのはワクワクします。
そしてオンラインマルチプレイでは、ジュリアナとして他プレイヤーのストーリーに入り込んで妨害することができます。ただ妨害するだけでなく、他のプレイヤーがどのように能力を活用してステージを攻略するのかといった様子を見るのも楽しいです。
シューティングにタイムループを取り入れたゲーム性はまさに革新的であり、ここ数年で最高のシューティングゲームの1つであると言えます。
良かった点
- 神秘的な物語
- 作り込まれたワールドデザイン
- エキサイティングな武器と超能力の数々
- 素晴らしいタイムループのゲームプレイ
- 見事なサウンドデザイン
悪かった点
- たまにテクスチャが乱れる
Attack of the Fanboy -何十時間もハマる楽しい侵入プレイ
Score:90点
本作は惹き込まれるストーリー、魅力的な主人公たち、素晴らしいステージデザインなど、あらゆる点で優れたFPSゲームとなっています。
中でもジュリアナを操作して他プレイヤーのワールドに侵入するオンラインモード(PvP)は非常に面白いです。私は最初、PvPを数回プレイして終わるつもりでしたが、気づいたら何時間も夢中になって遊んでいました。
PvPでは相手プレイヤーを見つけ出して倒すだけでなく、他のプレイヤーがどのようなルート、どのような方法で目的地にたどり着くか、様々なプレイスタイルを間近で観察することができます。
そしてそれらの行動に対してトラップを張ったり、スナイパーで待ち構えたりと様々な計画を練る必要があるため、遊ぶほどに深みを増すコンテンツとなっています。
一度ハマると、何十時間も離れられない中毒性を持った作品です。
良かった点
- とても素晴らしいステージデザイン
- 惹き込まれるストーリー
- 魅力的な主人公たち
- アクション満載のシューティング
- 侵入プレイが非常に楽しい
- 時間帯によってマップ構造が異なる
悪かった点
- 特になし
Malditos Nerds -タイムループを活用した新鮮な探索方法
Score:87点
本作ではタイムループを活用して、何度も時間をループさせることで最適な攻略方法を探索(模索)していく新鮮なゲームプレイが可能な作品です。
あらゆる秘密を見つけるためには学習し、知識を蓄えていく必要があり、時には驚きに満ちた瞬間にも出くわすため、その過程は実に楽しいものです。
次世代機(PS5)で描かれる4K・60fpsのグラフィックはとても美しく、あらゆるアクションを流れるような滑らかさで表現しています。
そしてデュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能はゲーム内の衝撃をプレイヤーへ直に伝え、アダプティブトリガーは引き金の重さを感じさせてくれるため、没入感が段違いです。
FPSというジャンルに新鮮な空気をもたらしてくれた作品です。シューティング好きであれば間違いなくプレイすべきでしょう。
良かった点
- 高いレベルで設計されたステージ
- 流れるように爽快感のあるアクション
- 楽しい侵入PvPモード
- タイムループを活用した探索方法
- 没入感の高まるデュアルセンスコントローラの機能
- 4K・60fps対応の美しいグラフィック
悪かった点
- たまに不可解な動きをする敵キャラAI
- 一部テクスチャのバグ
Gamers Heroes -侵入モードよりも協力モードの方が欲しかった
Score:60点
本作で採用されているタイムループシステムは確かに魅力的な要素であり、何度もループをこなして知識と装備を整えつつ、攻略に挑むといったローグライク的な楽しみ方が可能となっています。
銃火器以外にも様々な超能力を駆使して、爽快感のある戦闘を体験することも出来ました。
一方で、せっかくマルチプレイモードを実装するのであれば、侵入モードよりも協力モードの方が欲しかったです。
ゲームプレイ中に他プレイヤーからの侵入を受けるのはとても鬱陶しく、私はこの要素が欲しくありませんでした。ジュリアナの存在自体が不要だと感じます。
全体的に評価すると、確かに優れた作品ではありますが、そこまで魅力も感じられない、そこそこのタイトルであると言えます。
良かった点
- 魅力的なタイムループシステム
- 爽快感のある銃火器
- 役に立つ超能力の数々
悪かった点
- 侵入モードよりも協力モードの方が欲しかった
- ゲームプレイ自体はそこまで魅力的な内容ではない
総評:FPSジャンルに新しい風を吹き込んだ、中毒性の高いタイムループ作品
総合Score:88点
GOODな点
- 素晴らしいタイムループの仕組み
- 探索するのが楽しいマップデザイン
- エキサイティングな武器と超能力の数々
- 惹き込まれるストーリー
- 侵入プレイが非常に楽しい
- 没入感の高まるデュアルセンスコントローラの機能
- 4K・60fps対応の美しいグラフィック
BADな点
- テクスチャが乱れるバグ
- たまに不可解な動きをする敵キャラAI
- 侵入モードよりも協力モードの方が欲しかった
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『デスループ』についての海外メディアの感想となります。
非常に中毒性の高いゲームプレイ
本作におけるタイムループを活用したゲームプレイは、何度もループをこなして最適な攻略法を見つける楽しさがあり、気が付くと何時間も遊び続けていたと述べるレビュアーがいるほど、高い中毒性があるとのこと。
特にジュリアナとなって他プレイヤーの世界に侵入するPvPマルチプレイモードでは、ただ相手を倒すだけでなく、相手の攻略法や考え方を学ぶことができるため、遊ぶほどに戦略性を高めることができる素晴らしいコンテンツとなっています。
各マップのデザインは細部までとても良く作り込まれており、隅々まで探検してルートを模索する面白さもあります。
多くの武器と超能力を活用したシューティングも洗練されており、PS5の4K・60fpsのグラフィックによって表現されるアクションは滑らかで実に爽快です。
そしてPS5版ではデュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能よアダプティブトリガー機能を上手く活用することにより、ゲーム内の感覚をプレイヤーが直接感じ取れるようになっています。
侵入モードに不満を感じる意見も
PvP侵入モードに魅力を感じるプレイヤーが多い一方で、侵入モードはただ単に邪魔されて鬱陶しいだけで、マルチプレイモードであれば協力モードの方が欲しかったという意見も少なからず見受けられました。
この点に関しては、プレイヤーによって評価が分かれるかもしれませんね。ただし、もし侵入に不満を感じる場合は、侵入オプションをOFFにすることも出来ます。
他には、ゲームプレイ中に一部のテクスチャが乱れるバグの発生が報告されています。
シューティングゲーム好きにはうってつけの作品
いずれにせよ本作は、タイムループという概念を取り入れることでFPSジャンルに新たな風を吹き込んでおり、『シューティングゲーム好きであれば是非プレイすべき作品』であると、多くのレビュアーから非常に高い評価を受けています。
タイムループを根本としたゲームプレイは実に中毒性が高く、気が付くと何時間も遊び続けていたというレビュアーも多いです。
グラフィックやサウンドのクオリティが高いのは言うまでもなく、PS5版ではデュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能とアダプティブトリガー機能を上手く活用することで、没入感の高い体験を提供しています。
そしてPvPオンラインモードでは、とても戦略性の高い駆け引きを楽しむことができます。
通常のFPSゲームとは一線を画す体験を味わってみたい方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!
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