2019年内発売のPlayStation4(プレイステーション4)・PC(Steam)・Xbox One向けオープンワールドサバイバルアドベンチャーゲーム『Ancestors: The Humankind Odyssey』。
※PC版は2019年8月27日(火)に発売開始しています。
本作は、"アサシンクリード" シリーズの生みの親であるパトリス・デジーレ氏が制作を手掛けており、約1,000万年前の進化する前の猿の目線で、人類の起源を辿る物語となっています。
Ancestors: The Humankind Odyssey | Epic Game Store(販売ページ)
ハード | PS4、PC(Steam)、Xbox One |
ジャンル | オープンワールドサバイバルアドベンチャーゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | PS4版, Xbox One版:2019年内
PC版:2019年8月27日(火) |
価格 | PS4版, Xbox One版:未定
PC版:4,380円(税込) |
CERO(対象年齢) | 審査予定 |
あらすじ:
『アサシン クリード』の開発者によるこの新しいアドベンチャーゲームで人類進化の驚異の旅をたどり、1000万年前の人類の歴史を体験しよう。
人類が誕生する頃の新第三紀のアフリカを探検しよう。周囲は息をのむほど美しいが、そこかしこに危険が潜んでいる。恐怖と戦いながら未開の地に足を踏み入れてテリトリーを拡大し、仲間の数を増やしていこう。世代を継いで進化を遂げ、どの能力を学ぶべきかを決定する。子孫に継承すべき知識の選択がそれぞれのプレイヤーの旅を独自のものにしていく。
本ゲームは1,000万年前~200万年前の地球を舞台に、人類の祖先であるヒト科動物(猿)になって人類の起源を辿ります。生い茂るジャングルの中で、巨大ニシキヘビやサーベルタイガーなどの捕食者から逃れつつ、自身のスキル・能力を高めていきます。
プレイ中に取った行動は、プレイヤーの一族、またはストーリー展開にまで影響してくるため、一族が血筋を残すか、絶滅するかはプレイヤーの手にかかっています。
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Attack of the Fanboy -厳しく広大な世界を生き抜く達成感
Score:90点
厳しく広大な世界で、捕食者の間の手から逃れつつ水や食べ物を探し、無事家に帰って一族に与えることができると、何とも言えない達成感があります。コツコツと楽しさを見つけていくゲームです。
GOODな点
- 従来のオープンワールドゲームとは異なった楽しさがある
- 本作を楽しめるか、退屈なものにするかはプレイヤー次第
- 考え方によって様々なプレイスタイルが楽しめる
- 新しいアイテム、場所、友人、能力を見つけるなどマイルストーンの達成が楽しい
BADな点
- 操作性があまりよくない
- 骨折したり毒をくらったりした時に、どう対処すればよいのか説明不足でイライラする
Game Revolution -ハードコアなサバイバルゲームを望む人にうってつけ
Score:80点
人類の進化を辿るゲーム性は地味ですが非常にユニークであり、通常のオープンワールドゲームとは違った楽しさがあります。ハードコアなサバイバルゲームを望んでいる人にとってはうってつけのゲームであると言えます。しかしAIはバカで、彼らを連れて遠征に行くことは死刑判決を意味します。
GOODな点
- 驚くほど野性的でユニークなゲームコンセプト
- 操作性は滑らかで満足できるもの
- 一族が滅亡するリアリティがあり、緊張感がある
BADな点
- 仲間のサルどものAIが非常に頭が悪く、遠征に連れていくことはもはや死刑判決
- 能力などいくつかの要素の解放条件が分かりづらい
Softpedia -プレイヤーも学習し進化するゲーム
Score:80点
本作は通常のサバイバルゲームではなく、ゲームキャラの能力を高めていくと同時に、プレイヤーも知識を身に着け、進化していく必要があります。どうやったら一族を生き延びさせれるか、この拾った黒曜石と先のとがった棒は一体何に使えるか、など、考える楽しさがあります。
GOODな点
- ゲーム内デザインが素晴らしい
- ゲームプレイング性のユニークさ
- 魅力的な進化システム
- プレイヤー自身も考える楽しさがある
BADな点
- アニメーション(動き)にいくつか問題あり
- スキップできないカットシーン
- アイテムなどについて、もっと説明があっても良いのでは
IGN Italia -失敗すれば全て失う怖さ
Score:75点
このゲームでは捕食者に食べられたり、寒さや空腹、または中毒などで非常に簡単に死ぬことができます。ヤバい捕食者を見逃してしまったあかつきには、一族が皆殺しに合い、数十時間のプレイが無駄になることもあります。
GOODな点
- 新たな発見をする楽しさ
- 非常に挑戦的なゲーム性
BADな点
- システムが複雑で難しい
- いくつかのコマンド(操作)が扱いにくい
IGN -良く考え、作り込まれた地形
Score:70点
マップは美しいだけでなく、急流や険しい崖を克服するための手段やルートなど、すべてが良く考えて作り込まれています。また、捕食者を避けて木から木へのスリングはスリルがあって楽しい体験です。
GOODな点
- 発見に満ちた旅
- 捕食者から逃れるため、木から木へスイングするスリルを味わえる
- 急流の川や険しい崖など、様々なポイントの進み方が良く考えられて設計されている
- 類人猿の動きがリアル
- 興味を惹かれる新しいゲーム性
BADな点
- サバイバル方法、クラフティング、戦闘の仕組みについて一度理解したり、ググって調べてしまうと後は単調な作業になってしまう。
- スキップできない強制カットシーン
- 劣悪なAI
New Game Network -死んだ場合のペナルティが大きすぎる
Score:60点
基本的に捕食者はいやらしいほど強く、一族は何度も簡単に滅亡させられます。全ての仲間を失った場合は、そのたびにゲームをリセットしなくてはならず、難易度に対してあまりにもペナルティが大きいように感じる。
GOODな点
- "進化していく" というアイデアは面白く、成功している
- グラフィックおよび環境音は作り込まれている
BADな点
- ジャンプや登るなどといった操作性が悪い
- 基本的に捕食者がいやらしく強すぎるためイライラさせられる
- クラフティング(アイテム作成)などの操作は退屈
- 滅亡した場合はリセットしなくてはならず、ペナルティが大きい
GameSpot -1つのミスで全てを失うためイライラさせられる
Score:40点
常に捕食者の脅威にさらされているにもかかわらず、1つのミスで全てを失ってしまうためイライラさせられる。また、世代を超えるごとにスキルを再学習する必要があるため、徐々に退屈で面倒な作業になっていく。
GOODな点
- 探索し、自身の能力を高め、進化する方法を色々と試す経験はやりがいがある
- 木々の間をスリングするのは非常に楽しい
BADな点
- 常に捕食者の脅威にさらされており、ゲーム性の邪魔になる
- 新たに進化するたびに全てのスキルを再学習する必要があり、イライラさせられる
総合評価(トータルスコア)
Score:67点
GOODな点
- 探索 → 発見のプロセスが楽しい
- 良く作り込まれたマップ&地形
- 進化していくという革新的なゲーム性
- ハードコアなサバイバルゲームを求めている人とってはうってつけ
- 木から木へのスリングなどアクションが楽しい
BADな点
- 捕食者が強すぎて、イライラさせられる
- 死んだ(一族滅亡した)際のペナルティが大きすぎる
- 世代を超えるごとに、イチからスキルを学びなおす必要があるため、やる気がそがれる
- 中断できない強制カットシーン
※『総合スコア』は、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されています。
※ここで紹介している総合評価は記事執筆時点のものです。
以上が『Ancestors: The Humankind Odyssey』の、海外メディア評価のまとめとなります。
本作の"進化していく"というゲーム性のオリジナリティが面白く、新感覚のアドベンチャーゲームとして評価されています。また、ジャングル内を探索し、新たな発見をしていくと強い達成感を感じられるようです。
しかし一方で、捕食者が強すぎるにもかかわらず、仲間のAIが貧弱なためすぐに一族滅亡の憂き目に遭い、そのたびにゲームをリセットさせられるという、イライラ感がたまるゲーム性を指摘するメディアも少なくありません。カットできないムービーがいちいち挿入されるのもマイナスポイントのようです。
キャラと一緒にプレイヤーも成長していける楽しさはあるようなので、コツコツ作業が楽しい方や、難易度の高いサバイバルゲームを求めている方にはうってつけのゲームですね!(゚∀゚)