2019年8月30日(金)発売のNintendo Switch(任天堂スイッチ)向けアクションゲーム『ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)』。
ニーア オートマタやベヨネッタなどの代表作をもつ "プラチナゲームズ" が制作しており、かつZETMANやI`sなどで有名な "桂正和" 氏がキャラクターデザインを手掛けるなど、発表当時から話題となっていたタイトルです。
ハード | Nintendo SwitchTM(公式サイト) |
ジャンル | アクションゲーム |
プレイ人数 | 1~2人 |
発売日 | 2019年8月30日(金)(パッケージ版・ダウンロード版) |
価格(税抜) | 7,980円 |
CERO(対象年齢) | C(15歳以上) |
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警察の特殊部隊として、異形生物に立ち向かえ。舞台は近未来都市。突如地上に出現した異形生物たちにより、地上は汚染され人々に危害を加える事件が多発…! 一般の警察では歯が立たない異形生物に立ち向かうため、主人公は人類が生み出した特殊兵器「レギオン」と共に、特殊部隊の一員として事件解決に向け動き出します。
特殊兵器「レギオン」と連携して敵と戦え。本作最大の特徴である「デュアルアクション」。「主人公とレギオンが同じ敵に同時攻撃する」「別々の敵に攻撃する」「レギオンに攻撃を任せ、主人公はアイテムでサポートする」など、主人公とレギオンがさまざまなスタイルで巧みに連携し敵と戦います。
期待大の新感覚アクションゲーム『ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)』について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
New York Daily News -プラチナゲームズ最高の作品
Score:100点
アストラルチェインは、プラチナゲームズの最高傑作です。単なるゲームでなく、ベヨネッタのような素早いアクション要素・ロールプレイング要素・退屈することのないアニメ映画要素がすべて一つにまとめられています。
GOODな点
- 戦略的でペースの早い戦闘
- 戦闘以外に、写真を撮ったり、衣装を変えたり、基地周辺の人と話したりなど要素が豊富
- サイドクエストやランダムイベントが楽しい
BADな点
- 探索は、最初は退屈
Nintendo Insider - 今年一番のアクションゲーム
Score:100点
アストラルチェインで過ごす大部分の時間は、特殊部隊として巨大人工島『アーク』周辺の手がかりを探すことに費やされます。生態兵器『レギオン』の能力を利用しつつマップ上から疑わしい容疑者を探す単純な作業が多いですが、ありがたいことに、都市マップは探索しがいのある十分な広さがある一方で、延々と走りまわされるほど広大過ぎることはありません。
初めは都市部の探索が作業的になるのではと懐疑的でしたが、実際に歩いてみると想像以上に楽しいことが分かりました。ロンドンをさらに未来テイクにした街並みを犯罪を探してゆったり歩きまわり、時にはサイドクエストでクリーチャーの大群と高アドレナリンのバトルを繰り広げるなどバランスが取れていて満足感があります。ただ、マップ上のNPCは少し魂の抜けたような存在です。
私が特に満足したのは、アストラルチェインの操作性が非常にシンプルでありながら多彩なアクションができる点です。本ゲームのハイライトは間違いなく戦闘であり、不器用なボタン操作でも、まるでシルク・ドゥ・ソレイユのような美しいアクロバティックな動きで敵を攻撃することができます。
携帯モードでプレイする分には美麗なグラフィックを維持できますが、画面をダウンスケールすると若干ジャギが目立ちます。また、フレームレートが30で固定されていることにガッカリする人もいるかもしれませんが、実査にプレイすると全く気になりませんでした。
何にせよ本作は、日常の調査・探査の穏やかさと、カオスなバトルとのバランスがとれており、また非常に多くのゲームプレイ要素が含まれているため何度もプレイしたくなる、非常に満足できるゲームです。
GOODな点
- マップ探索とバトルとのバランスがとれており飽きにくい
- シンプルな操作でスタイリッシュなアクションが可能
- 非常に多くの要素が含まれており、何度もプレイしたくなる
BADな点
- マップ上のNPCが空気気味
- 映し出す画面によっては若干のジャギが目立つ
Areajugones -Switchユーザーが見逃してはならないタイトル
Score:95点
最高のニンテンド―スイッチゲームの一つです。戦闘システム、グラフィック、ミュージックのどの点においてもクオリティが高く、サイドミッションなど要素が豊富で長く遊べる。スイッチユーザーであれば見逃してはならないタイトルです。
GOODな点
- 非常に優れた戦闘システム
- サイドミッションが点在する広いオープンワールド
- 世界観のデザインとシナリオの良さ
- カラフルなグラフィックとクオリティの高いサウンドトラック
BADな点
- 最終的な段階では、サイドミッションがだんだん退屈になる
- 地図はあまり役に立たない時がある
IGN Italia - 戦略性に富んだバトル
Score:91点
レギオン(生態兵器)は本ゲームの重要な要素の一つであり、戦闘システムに深く関わっているため、使いこなすと敵グループやボスとの戦闘が非常に楽になります。初めはレギオンの扱いに苦戦するかもしれませんが、慣れてくるにつれてコマンドはより自然になり、戦闘中にはほとんど無意識で扱えるようになります。アクションの組合せは無数にあり、戦略性は無限です。
アストラルチェインは複数のチャプターに分かれており、各チャプターごとにメインのストーリーミッションに加え、いくつかの緊急ミッション、非緊急ミッションが用意されています。ストーリー進行上必要のないミッションも多いですが、装備品を揃える点では便利です。コスチューム、装飾品、カラーなどを開放する隠されたセカンダリミッションも用意されており、探索の楽しさもあります。なおメインストーリーは30時間ほどで完了しました。
本ゲームは30FPSでスムーズに動作しますが、いかんせん携帯モードではかなりのバッテリーを消費します。現行モデルでのプレイ持続可能時間は3時間ほどでした。
アストラルチェインはキャラクターデザインが世界観設定とマッチしており、ストーリーも複雑過ぎず没入できるのもでした。プラチナゲームズが以前までに手掛けたアドベンチャーとは異なり、魅力的で特別な体験ができました。
GOODな点
- レギオンを軸として戦略性に富んだバトル
- アンロックコンテンツが豊富に隠されており、探索のしがいがある
- ストーリー自体も複雑過ぎず、没入しやすい内容となっている
BADな点
- バッテリーを大量に消費する。
GameSpot - ゲームを盛り上げてくれる音楽
Score:80点
ジョジョの奇妙な冒険のスタンドのようなレギオンとの共闘は、本ゲームの戦闘の主軸です。苦労して手に入れたレギオン達と協力して、スキルと能力を駆使しつつ巨大なモンスターを破壊すると満足感が生まれます。
戦闘スタイルやコンボ、使えるスキルなどは非常に多く存在しているため、初めは気が遠くなるかもしれません。しかし敵も単なるザコではなく、膨大な数、大きなサイズ、または素早い速度でプレーヤーを圧倒しにかかってきます。また、ある種の条件を満たして倒すボスなども存在するため、プレーヤーのスキルが試されます。
ただ動きに関してはたまに不正確さを感じる部分があります。例えばレギオンのマウントモードは予測不能な方向に巻き上げられるし、拳銃のコンボは後方へ強制的に反転させられるため、意図せずマップの端から落ちてしまったりすることがあり、フラストレーションを感じることもあります。
人気漫画家 "桂正和" 氏がデザインした魅力的なキャラクターがダイナミックな動きを繰り広げると、視覚的に印象深いアニメーションが完成します。またゲームの壮大さをさらに補完しているのがサウンドトラックです。警察本部で流れるグルーヴィーなハウスミュージックは中毒性があり、セーフハウスでの陰鬱なギターメロディーには世界を包み込むカオスからの逃亡を感じられます。そして線路宇宙の容赦ないメタルロックはボス戦をさらに盛り上げてくれます。
アストラルチェインは、40時間プレイしても未だに、より困難な戦闘に挑んでは新しい動きを試してニヤニヤできる楽しさがあります。ただストーリ上のセリフはいくつかの定型的な決まり文句で占められていること、ぎこちないほど静かな主人公にはもっと魅力的なキャラ付けができたのではないか、という点で残念です。
GOODな点
- 多彩なツールを駆使して戦う独創的な戦闘システム。
- ストーリー展開のペースが良く、最後まで物語を新鮮に楽しめる。
- グルーヴィーなハウスビートとハードロックの組み合わさった素晴らしい音楽。
BADな点
- たまに動きが不正確で、イライラを引き起こすことがある。
- いくつかの陳腐な表現が物語を盛り下げる。
Millenium - 決まり文句に満ちた、説明過多なシナリオ
Score:65点
戦闘システム自体は練られたものであり、絶えず爆発する画面上での多数のコマンドと情報に慣れるのには時間がかかるでしょう。また、世界観もオリジナリティに富んだものが創られています。しかしいくつかの問題を抱えています。
都市の調査パートは退屈。初めはレギオンの操作方法やゲームプレイングに慣れるという点で有用ですが、すぐに冗長になり、退屈なアクションの組合せのみで行われることになります。
また、ゲーム進行において敵はモンスターだけではありません。カメラ(操作視点)やターゲッティングの扱いづらさの問題もプレイヤーの忍耐を削っていきます。そして各フィールドはシナリオ中に差少なくとも2回、一部のフィールドでは3回も再利用されるため、何度も同じ場所を行き来させられ目新しさを失わせます。
フレームレートは30FPSで固定されていますが、3人以上の敵が表示される高負荷な状況では定期的に20FPS未満に低下し、画面上で何が起こっているかを理解しづらくなります。
キャラクターの表情も硬く、ユニークなキャラクターデザインを活かせていません。特に主人公にはほとんどアイデンティティが感じられないのは認めざるをえません。
本作にはいくつかの失望を感じる点がありましたが、戦闘システムは一度マスターすれば楽しいものになります。
GOODな点
- レギオンを駆使した壮大なゲームプレイングシステム
- 効果的なシステム進行
- (キャラが?)カワイイ
BADな点
- カメラ、ターゲット設定の問題
- ゲームのリズムを破壊する調査パート
- フィールドの再利用
- 恐ろしく汎用的なキャラデザイン
- 決まり文句に満ちた、説明過多なシナリオ
総合評価(トータルスコア)
総合Score:88点
GOODな点
- レギオンを駆使した爽快かつ多様な戦闘システム
- 操作がシンプルな一方で複雑なアクションが可能
- 要素をアンロックしていくマップ探索の楽しさ
- テンポが良く分かりやすいシナリオ
BADな点
- キャラクターのセリフが説明的で陳腐な表現が多い
- アクションに対し、たまに不満を感じることも
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
※ここで紹介している評価は記事執筆時点のものであり、今後アップデートなどでスコアが変動する可能性があります。あくまで現時点の参考としてみてください。
以上が『ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)』の、海外メディアの評価内容の抜粋となります。
いずれのメディアも戦闘システムの斬新さ、戦略性の高さを強く推しており、バトルが楽しいことが伺えますね!また、服装やキャラクターカラーなど、アンロック要素を含んだサブミッションも豊富なようで、マップ探索のやりがいもありそうです。
一部、キャラクターのセリフなどが説明的過ぎて冗長と感じるメディアもありましたが、シナリオ進行自体はテンポの良いものに仕上がっているとのこと。ストーリークリアまでの目安を30時間前後としているメディアが多いので、中々ボリューミーなゲーム内容になっていそうですね(゚∀゚)
▼ASTRAL CHAINと同日に、新モデルのNintendo Switchも発売されます!
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