2020年3月17日(火)発売の、PS4向け野球体験スポーツゲーム『MLB The Show 20』(メジャーリーグベースボール・ザ・ショウ 20)。
※現時点(記事執筆時点)で英語版のみのリリースとなっており、日本語版の発売は未定です。
本作は、世界中で人気の野球ゲーム『MLB The Show』シリーズの第20作目にあたるタイトルです。
パッケージのメインビジュアルを飾っているシカゴ・カブス所属のハビアー・バイエズ選手のほか、MLBのスーパースター達がゲーム内に登場する豪華なスポーツゲームとなっています。
ハード | PS4 |
発売元 | San Diego Studio |
価格 | ・通常版 パッケージ版: 5,900円+税 ダウンロード版: 6,490円(税込) ・デジタルデラックスエディション 10,890円(税込) |
ジャンル | スポーツ(野球) |
プレイ人数 | 1~4人(オンライン時:1~8人) |
リリース日 | 2020年3月12日(木) |
このゲームについて:
夢のメジャーリーグを体験しよう!『MLBR The Show 20』(英語版)は、シリーズ最大かつ最高の作品を目指して開発された「The Show」シリーズの集大成。
一選手として球史に自らの伝説を刻み込んだり、自分だけのドリームチームを作ってオンラインでライバルと競い合ったり。
本作は、これまで「The Show」シリーズを楽しんできた方もまだプレイしたことがない方も、メジャーリーグの世界を楽しみ尽くせる特等チケットです!
- これまでになかった楽しみ方を追加
- さらなるカスタマイズが可能に
- リワード獲得のための方法がさらに増加
今作は、シリーズ最大かつ最高の作品を目指して開発された、『The Show』シリーズの集大成となっているとのこと。
一選手として球史に自分の名を残すことを目指すキャリアモードの他に、自分だけのチームを作ってオンラインで世界中のプレイヤー達と競い合うことも可能です。
実在する選手や球場などがリアルに再現されているほか、観客席までもが精巧に表現されており、実際の試合と同じような迫力でゲームを楽しむことが出来ます。
なお、『デジタルデラックスエディション』には選手たちのカードパック、リワードが2倍になるボーナス、ゲーム内通貨25,000ポイント、アバター30種類 他多数... など、非常に多くの特典が付帯しており、スタートダッシュで他プレイヤーとの差をつけることができます。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Twinfinite -全てのゲームモードで非常にバランスの取れたゲーム
Score:90点
今作は、すべての点において非常にバランスの取れたゲームです。
やることが沢山あり、すべてのモードにおいて前作から大幅な改善が見られます。
一人でオフラインモードに没頭するも良し、オンラインで他プレイヤーと白熱した試合を楽しむのも良し。
前作からの良い点をすべて引き継ぎつつ、楽しさをさらに向上させたタイトルとなっています。
GOODな点
- フィールド上でのゲームプレイが大幅に改善
- 愛のある選手ラインナップ
- 前作の良い点を引き継いでいる
- オンラインカスタムリーグの復活
BADな点
- カスタムリーグで人気の要素(ドラフト、フリーエージェンシーなどのオフシーズン管理)が省かれている
- RTTS(Road To The Show)モード※に関してはあまり改善が見られなかった
※RTTS:入団→メジャー昇格、FA、記録達成などを経てやがて殿堂入りを目指すパワプロでいう "マイライフ" のようなモードのこと
Attack of the Fanboy -今世代機におけるシリーズの最高作品
Score:90点
今作は、前作と比べて劇的な変化があるわけではありません。
それでも、実在のマイナーリーグプレイヤーの追加、新しいショーダウンモード、カスタムリーグの追加など、必要不可欠なあらゆる要素が追加されたことによって、確実にシリーズの集大成へと仕上がっています。
スポーツゲームにおいて重要な要素であるオンラインモードに関しても、カスタムリーズが追加されたおかげで、かなり深みのあるオンラインへと進化しています。
トップクラスのグラフィックも相まって、現世代機におけるシリーズ最高作となっています。
GOODな点
- 実在のマイナーリーグプレイヤーの追加
- 新しいショーダウンモードの実装
- カスタムリーグの追加
- 深みを増したオンライン
- やりがいのあるチャレンジの数々
BADな点
- 前作から劇的に変化した点(革新的な点)は無い
Forbes -選手グラフィックが大幅に向上
Score:90点
今作では全体的なグラフィックが向上しており、フィールド上での選手の動きもスムーズで美しいアニメーションとなっています。
特に選手たちの "顔" についてはよりシャープになり(上画像参照)、日の光と影の表現もリアルになっています。
システム自体にも様々な追加・改善が施されています。
個人的に一番大きく感じた点として、フランチャイズモードのカスタマイズ要素が大幅に拡張されており、1つのチームだけでなく、リーグ内の全てのチームについてブランド変更・再配置等を行うことが出来るようになりました。
結論として今作は、シリーズの集大成として非常に適切に改善されたタイトルであると言えます。
GOODな点
- 非常にシャープになった顔のレンダリング
- フィールド上でのスムーズで美しいアニメーション
- 実在感のある物理演算
- フランチャイズモードにおけるカスタマイズ要素の拡張
BADな点
- 球場の作成システムが無い
- 実況音声のバリエーションが少ない
- 選手の髪の毛テクスチャのクオリティが低い
-
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IGN Spain -本物の野球を見ているかのような雰囲気
Score:87点
今作では、プレイヤーのヘルメットの明るさから選手の体格に至るまで、細かな点の表現が磨き上げられています。
試合中のコメンテーター(解説)による実況も相まって、まるで本物の野球の試合を見ているかのような雰囲気が表現されています。
より緊張感とアドレナリンを生み出す新モードの数々も追加され、何時間もプレイし続けられる中毒性があります。
前作と比べてあまり目新しい点は無いものの、最高の野球ゲームの一つであると言えるでしょう。
GOODな点
- 非常にリアルに感じられる試合・システム
- 本物の野球を見ているかのような雰囲気
- 多種多様なモードが実装
- 細部のグラフィックの改善
BADな点
- 目新しいものはあまりない
IGN -野球ゲームを楽しみたいのであれば最適なゲーム
Score:80点
最新作として大幅なアップデートが成されたわけではありませんが、所々にプレイアビリティを向上させる改善が施されています。
まず、ダイアモンド・ダイナスティモードで得た経験値や報酬などを、他のモードにも引き継ぐことが出来る点は非常に素晴らしいです。
また、グラフィックやアニメーションが全体的にシャープになっており、試合のリアリズムも増しています。
自分だけのスタジアムを設計する要素などが欲しかったところですが、全体的にマイナーアップデートが施されており、より遊びやすいタイトルとなっています。
現時点で野球ゲームをプレイしたいのであれば、最適なゲームであると言えます。
GOODな点
- グラフィックとアニメーションが少しシャープになった
- ダイアモンド・ダイナスティモードで得た経験値や報酬などを、他のモードに引き継ぐことが出来る
- その他、マイナーアップデートの数々
BADな点
- 多くの選手が一斉に画面に表示されると、PS4 Proでもフレームレートの低下が起きることがある
- スタジアムの設計要素が無い
- 単純なカスタムリーグモード(簡素で深みが無い)
Screen Rant -前作とほぼ同じゲーム
Score:70点
今作では多くの細かな点で改善が見られます。
特に防御側の選手の動きについては見直され、精密なコントロールが可能になっています。
逆に言うと、いくつかの小さなマイナーチェンジを除けば、ほとんど前作と同じような内容です。
ゲームプレイ自体に革新的な変化が訪れているわけでもなく、オフラインのストーリーも当たり障りのない平凡なものです。
確かに素晴らしいゲームであり、初めて本シリーズ作を遊ぶ人にはオススメしたいです。
しかし、毎年シリーズ作を購入しているファンにとっては、あまり驚きの無い作品でしょう。
GOODな点
- 初めてシリーズ作を遊ぶのであればオススメ
- 細部まで再現されたスタジアム
- 防御側の選手の動きが改善
BADな点
- 前作からほとんど違いを感じないゲーム内容
- ストーリーモードは当たり障りが無く平凡
総評:前作から確実に進化してはいるが、大きな変化はない
総合Score:84点
GOODな点
- 初めてシリーズ作を遊ぶのであればオススメ
- 細部まで再現されたスタジアム
- グラフィックとアニメーションが少しシャープになった
- ダイアモンド・ダイナスティモードで得た経験値や報酬などを、他のモードに引き継ぐことが出来る
- 本物の野球を見ているかのような雰囲気
- カスタムリーグの追加
- その他、マイナーアップデートの数々
BADな点
- 前作からほとんど違いを感じないゲーム内容
- ストーリーモードは当たり障りが無く平凡
- スタジアムの設計要素が無い
- 多くの選手が一斉に画面に表示されると、PS4 Proでもフレームレートの低下が起きることがある
- 実況音声のバリエーションが少ない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『MLB The Show 20』についての海外メディアの感想となります。
野球ゲームとしての評価は全体的に高く、"本物の試合を見ているように感じる" という意見もありました。
実況もリアルで、試合中のハイライト映像など実際のTVと同じような演出がなされます。
グラフィックやアニメーションに関しては若干の改善が見られ、選手だけでなく観客・スタジアムまでもが細部まで作り込まれていることで、試合の雰囲気をさらにリアルなものにしています。
ダイアモンド・ダイナスティモードで得た経験値や報酬などを他のモードに引き継ぐことが出来るようになったり、オンラインにカスタムリーグが追加されるなど、プレイアビリティを向上させる多くのマイナーアップデートが施されています。
一方で、多くのレビュアーが "前作との大きな違いは感じない" とも述べています。
マイナーな変更が施されたのみで、ゲームプレイ自体には大きな変更が与えられていないため、古参プレイヤーであるレビュアーからは新鮮さが感じられないとの意見もありました。
やはり野球ゲームとしてある程度完成されたシリーズのため、そこまで革新的な路線変更が出来ない点は仕方のないことだとは思います。
また、スタジアムの設計システムが無い点についても、残念がるレビュアーが多くいました。
なにはともあれ、総評としては野球ゲームとして非常に完成度の高いタイトルであることに変わりはありません。
シリーズ作のファンにはもちろんのこと、本シリーズを初めてプレイする方にとっては非常にオススメしたい一作となっています!