2020年7月7日(火)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向けパズルアドベンチャーゲーム『Superliminal』(スーパーリミナル)。
※Epic Gamesストア版は2019年に配信開始されています。
本作は "強制遠近法" などの目の 錯覚(錯視)を利用したパズルアドベンチャーゲームです。
脳が混乱するようなユニークな体験が出来る作品として話題となっていました。
ハード | PS4, Nintendo Switch, Xbox One, PC |
開発元 | Pillow Castle Games |
価格 | 1,640円 |
ジャンル | パズルアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年7月7日(火) |
このゲームについて:
午前3時にテレビを見ながら眠りにつくと、ドクター・ピアーズのSomnasculptによるドリームセラピープログラムのCMが映っていたことを思い出します。目を開けるその時まで、あなたはずっと夢の中にいます。実験プログラム初期段階の始まりです。 Superliminalへようこそ。
Superliminalは、強制的遠近法と錯視を用いた一人称視点のパズルゲームです。このゲームのパズルは、予想の範疇を超えます。プレイヤーが夢から覚めるには、視点を変え、頭を柔らかくして考えなければなりません。
本作ではマップ上に配置されている様々なオブジェクトを掴んで、遠近法によりオブジェクトの大きさを自由自在に変えて利用し、先へと進んでいく風変りなパズルゲームとなっています。
目の錯覚によって "近くて小さい" のか "遠くて大きい" のか判断しづらく、思わぬ方法で先へと進むヒントが見つかるかもしれません。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Xbox Tavern -最高のパズルゲームの1つ
Score:98点
このパズルゲームでは目に見えるものが本当にその通りなのかを疑う、非常に変わった体験をすることができます。
遠近法を利用してオブジェクトを拡大し利用するといった手法は実に新鮮で、約3時間のプレイ中において飽きることはありませんでした。
そしてマップの構造は物語と密接に結びついており、パズル要素を解いていく過程に並行してシュールな物語を楽しむことも出来ます。
本作は私が今年プレイした中で最高のゲームの1つであり、できるだけ事前情報なしでプレイすることをオススメします。
良かった点
- 素晴らしく楽しいゲームコンセプト
- 質の高いグラフィック&サウンド
- 惹きつけられるパズルの数々
悪かった点
- 再起動を余儀なくされる場所がある
MondoXbox -独創的なアイデアに満ち溢れた作品
Score:82点
本作は遠近法の錯覚を利用したパズルを取り入れることで、パズルゲームとしてのジャンルで独自性を見つけることが出来ました。
最初から最後までアイデアに満ちた魅力的な仕掛けが用意されており、常に新鮮な体験を提供してくれるため飽きることがありません。
ストーリー自体にもキチンとしたメッセージ性が込められており、ストーリーを進めるにつれてそれが明らかになっていきます。
このジャンルが好きな方であれば、絶対にプレイすべき作品です。
良かった点
- 丁度よい長さのステージ
- 錯視を利用した独特なコンセプト
- 常に新鮮な仕掛けの数々
- 明白なメッセージ性のあるストーリー
悪かった点
- コンテンツは少ない
- いくつかの厄介な仕掛け(リスタートせざるを得なくなる)
Cultured Vultures -パズルゲーム好きであればプレイする価値あり
Score:75点
本作では他のパズルゲームに比べ、本当にユニークなゲーム体験を提供しています。
用意されているパズルはいずれも頭を使わなければ解けず、遠近法により混乱させられることもしばしば。
収集・実績・トロフィー要素などやり込み甲斐のあるコンテンツも用意されており、パズルゲーム好きであればプレイする価値が大いにあります。
一方で、ステージ数は全9種類と少なく、ゲーム体験自体は3時間程度です。
またストーリ―に関しても基本的に薄いため、あまり記憶に残るものではありません。
良かった点
- やり込み甲斐のある収集・実績・トロフィー要素の数々
- 美しいグラフィック
- 頭を使うパズル
- 非常にユニークなゲーム体験
悪かった点
- 薄いストーリープロット
- ステージ数が少ない
- 記憶に残らない音楽
TheXboxHub -反復的なゲーム性
Score:70点
遠近法で遊ぶという本作のコンセプトは実に斬新なアイデアであり、たくさんの楽しい要素が用意されています。
同じ仕掛けでも工夫次第で異なった解決法を見つけることが出来るため、何度プレイしても面白いものです。
一方で、ステージ上には同じような仕掛けが至る所に用意されているため、ゲーム体験が反復的で冗長になりがちです。
また場面によってはフレームレートが著しく低下して音楽が途切れ途切れになり、プレイに影響を及ぼします。
決して完璧な作品ではありませんが、それでも深い物語と新鮮なアイデアが含まれた作品であることには違いありません。
良かった点
- 驚くほど魅力的なストーリー
- 新鮮なコンセプトとアイデア
- 何度も遊ぶことが出来る
悪かった点
- フレームレートが著しく低下する
- 反復的なゲーム性
総評:独特なコンセプト(遠近法)を取り入れた斬新なパズルゲーム
総合Score:81点
GOODな点
- 素晴らしく楽しいゲームコンセプト
- 質の高いグラフィック&サウンド
- 惹きつけられるパズルの数々
- 明白なメッセージ性のあるストーリー
- やり込み甲斐のある収集・実績・トロフィー要素の数々
- 何度も遊ぶことが出来る
BADな点
- コンテンツは少ない
- いくつかの厄介な仕掛け(リスタートせざるを得なくなる)
- ステージ数が少ない
- フレームレートが著しく低下する
- 反復的なゲーム性
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Superliminal』についての海外メディアの感想となります。
遠近法を利用した斬新な独自性のあるコンセプト
遠近法を利用した本作のゲームコンセプトは、非常に独自性の強い斬新なアイデアであるとして、いずれのレビュアーからも高く評価されています。
ステージ上には惹きつけられる謎解き要素が沢山用意されており、終始新鮮な気分で楽しめるとのこと。
隠し要素や収集品・実績・トロフィーなどの要素も用意されているため、やり込み甲斐もあるようです。
そしてストーリー自体にも明白なメッセージが込められており、ステージを進めるにつれてそれが明らかになっていくためモチベーションも上がるとのこと。
コンテンツ自体は少ない
一方でコンテンツボリューム自体は少なく、約3時間ほどでクリアできてしまうとのこと。この辺りはあくまで値段相応といったところでしょうか。
また、同ステージ上に用意されている謎解き要素は似たようなものが多く、冗長で反復性が強いといった指摘もありました。
その他、とある場面においてフレームレートが著しく低下するなど、技術的な問題も散見されるようです。
パズルゲーム好きであれば必携の一作
いずれにせよ、その独自性の強いコンセプトと斬新なアイデアにより、パズルゲーム好きのレビュアーからも高く評価されている作品です。
遠近法を利用した超常的な謎解き要素は今までにあまりなく、新鮮な気分で楽しむことが出来るとのこと。
パズルゲーム好きで、一味変わった作品を求めている方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
関連: