最近では新型コロナウイルスの影響により、オンライン学習で自宅に一人で留守番している子供のいる家庭に空き巣が侵入し、バッタリ出くわしてしまうという事態が多発しています。
自分が自宅にいない時に、不審者が侵入しないかどうか、外出先からでも見守りたいという方は多いのではないでしょうか？
そんな方々にオススメなのが、手軽に設置できてスマホ等で映像を確認できる防犯カメラ『SpotCam Solo 2』です！
▼屋内外に設置可能な高性能監視カメラ
| ブランド | SpotCam |
| モデル名 | Solo 2 |
| カメラ解像度 | 1080p（フルHD） |
| カメラ視野角 | 180度 |
| 通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth |
| 耐候性 | IP65等級 |
| バッテリー持続時間 | 最大6日間 |
| 本体サイズ | 8.2×7.5cm(ウォールマウント除く) |
| 本体重量 | 約170g |
| 対応デバイス | iOS, Android端末 |
| 専用アプリ | SpotCam |
『SpotCam Solo 2』は、2018年に発売された『SpotCam Solo』の後継機にあたる新モデルであり、機能・性能面で大きな進化を果たしています。
旧機種は単三乾電池で動作していたのに対し、『SpotCam Solo 2』は、最大6日間ものあいだ持続するリチウムイオンバッテリーを内蔵しています。また、付属のケーブルで自宅コンセント等に接続することにより、常時電源供給を行いながら、バッテリー残量を気にせずに利用することも可能となっています。
▼完全スタンドアローン状態での利用に対応。
▼Wi-Fi, Bluetoothを利用したセットアップも非常に簡単。
▼ちなみに、オプションとして別売りされている専用ソーラーチャージャーを装着することで、太陽光による給電を行うことが可能となります。
本製品に搭載されているカメラは1080p（フルHD）解像度に対応しており、180度の広い視野角を鮮明に映し出すことが出来ます。
耐候性はIP65等級となっており、屋内はもちろん、雨風や湿気にさらされる屋外に設置することも可能です。
そして "スマート動体検知" や "ヒト追跡" を始めとする豊富な機能が用意されており、自宅へ接近・侵入を試みる不審者を検知した場合は、登録しているスマホ・タブレット端末等に通知が届きます。
▼不審者の動きをリアルタイムで通知。
▼アラームを鳴らす機能や、カメラを通じて音声通話を行う機能も搭載されています。
そして本製品は、カメラ自体が盗まれてしまった場合のことを考慮して、インターネット上のクラウドサーバーに撮影データを保存しておくサービスも提供しています。
これだけの機能と搭載しつつ、この価格設定はかなりお得であると言えます。非常に多くの実用的な機能を搭載した、オススメの家庭用見守りカメラです！
今回、開発元より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすく紹介していきます。
目次
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子。
▼箱内部にはカメラ本体や付属品がすっぽり収まっています。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- SpotCam Solo 2 本体
- 壁取付キット
- 3m電源ケーブル
- 5V/1Aカメラ用電源
- 簡単設定ガイド
- 説明書
- カメラ作動中の提示用シール
▼説明書やクイックスタートガイドは日本語に対応しているので、使い方は簡単に理解することが出来ます。
SpotCam Solo 2 本体
SpotCam Solo 2 本体はシンプルな乳白色の見た目であり、片手に包み込めるほどの大きさです。
▼本体重量も約170グラムほどと、非常に軽いです。
カメラが搭載されている面には、センサーやランプ類一式が集約されています。
▼購入時には保護シートが貼られているので、利用する際には剥がしておきましょう。
▼上から見た図。ウォールマウントを取り付けるための窪みがあります。
▼側面にはボタンが2つ（下：Wi-Fi接続ボタン、上：謎のボタン）が用意されています。
※上のボタンが何なのが、何の機能があるのか説明が全く見つかりませんでした...；
▼ボタンの反対側には、音声出力用のスピーカー穴が開いています。
▼側面のキャップを外すと、電源供給用のType-Bポートが開いています。
ちなみに、カメラ上部のフタはパカッと簡単に開けられるようになっています。
▼リチウムイオン電池が収まっている。
片側のリチウムイオン電池を外すと、底部にマイクロSDカードを挿入するためのスロットが用意されています。
▼最大128GBまでのマイクロSDカードを装着可能。
付属品一式
本製品には、充実した付属品一式が揃っています。
▼電源供給を行うためのUSB Type-Bケーブル。
▼ケーブル長は3メートルもあり、結構な距離から電源を引っ張ってくることが出来ます。
▼カメラ作動中の提示用シール・不審者に対して "撮影中である" との警告を発することが出来ます。
▼カメラ本体を壁面や天井に取り付けるためのウォールマウント。
▼裏面には、壁にビス留めするための穴が開いています。
▼カメラ本体上部の溝にはマグネットが内蔵されており、ウォールマウントをカチっとはめることができます。
マグネットによる吸着力はかなり強く、力を入れないと引き離すことが出来ないほどです。屋外に設置していても、自重や強風などでカメラ本体が落下することは無いでしょう。
▼壁や天井に取り付けても、しっかりとした磁力で固定されています。
▼なお、ウォールマウント自体は付属のビス、もしくは吸着シールを使用することで、壁や天井に取り付けられます。
使用開始までの手順
本製品を使用するには、スマートフォンやタブレット端末などの外部デバイスと接続して、セットアップを行う必要があります。
※iOS・Android端末との互換性を擁しています。
まず最初に、ストアより公式アプリ『SpotCam』をインストール（無料）してください。
デバイスにアプリをインストールした後、付属のUSB Type-Bケーブルで本体と電源を接続して、充電を行っておきましょう。
▼充電中はランプが緑色の点滅を繰り返します。
▼充電が完了すると、ランプがオレンジ色に変化してペアリング（接続）スタンバイ状態となります。
▼もしも手っ取り早くペアリングスタンバイ状態にしたい場合は、側面下部のボタンを15秒以上長押ししてください。
続いて、アプリを起動してログイン（もしくはアカウント作成）を行いましょう。
▼製品を利用するためには、SpotCamのアカウントが必要です。
アカウントログイン後、機器追加より『SpotCam Solo 2』を選択します。
あとは画面の指示に従って進めることで、カメラとスマホ・タブレットを接続することが出来ます。
▼接続完了後、カメラ映像を端末上で確認できるようになります。
▼アプリ上では、リアルタイムのLIVE映像を確認できるほか、過去の録画データなども閲覧することが出来ます。
一旦カメラをネットワークに接続しておけば、外出先からでもカメラに接続して、映像をリアルタイムで確認したり、不審な動きを感知した際に通知を受け取ることが可能となります。
接続から設置まで特に複雑な手順も無いため、この手のガジェットを初めて扱う方でも問題なくセットアップが完了できるでしょう。
実際に使用した感想
それでは、実際に『SpotCam Solo 2』を使用した感想について紹介していきます。
なお、今回のレビュー時は実際に私の自宅玄関にカメラを設置してみました。
フルHD画質の綺麗な映像を確認できる
スマホ上では、カメラに写っているリアルタイムの映像を確認することが出来ます。
フルHD解像度対応の映像は明瞭で見やすく、カメラに接近する人物の顔から、着ている服に印字されている文字までハッキリと判別することが出来ました。
▼180度広角レンズのおかげで、玄関全体をカバーできています。
カメラの前で激しく動き回ったりすると残像が発生しますが、人物の特定が困難になるレベルではありませんでした。
また、カメラ角度も自由に変更することが出来るため、ちょっとした位置調整もデバイス画面を見ながらラクラク行うことが可能です。
▼映したい場所を簡単に調整できる。ただし、第三者でも簡単に角度を変更できる点はデメリットかも。
▼ボタンをタップすることで、その時点でのスナップ写真を記録することも出来ます。
顔や服装までクッキリと映し出すことが出来ていたため、防犯カメラとしての実用性は高いと言えます。
充実したオプション項目
アプリの設定画面では、カメラに関する様々なオプション項目が用意されています。
▼画質やナイトビジョンの切り替えも遠隔で行うことが出来る。
▼不審者を検知した際にユーザーへ通知するアラート機能。
アラート機能をONにしておくと、不審者を検知した際に情報が登録メールアドレス宛にその都度送信されます。
▼こんな感じのメールが届くようになります。
日時の情報と共に、その時の写真付きで送られてきます。
ちなみに上画像では後から編集でぼかしを入れていますが、実際には人物の表情がクッキリと映し出されています。
仮にカメラが壊されたり盗まれてしまった場合でも、これなら証拠を残すことが出来ますね！
カメラ越しに通話も可能
上述したように、本製品にはスピーカーおよびマイクが内蔵されており、スマホなどの機器からカメラ越しの人物と会話することが出来ます。
▼カメラに関する調整項目は設置画面に用意されています。
実際に通話機能を使ってみましたが、LINE通話などと同程度の音質で、カメラ越しに会話することが出来ていました。
この機能を活用することで、留守中に訪問した宅配業者への対応など、防犯面以外でも役立てることが出来るでしょう。
有線の状態では使いづらい
本製品は付属のUSBケーブルおよびアダプタを利用することで、自宅コンセントから給電しながらの使用が可能です。
しかし、玄関先にコンセントが設置してある家庭は少ないでしょう。玄関先にコンセントのない家では、最も近い室内コンセントに接続する必要があります。
▼実際に私もレビュー時には、玄関に最も近い部屋のコンセントから電気を供給していました。
この場合、窓を数センチは開けておく必要があるため、防犯面で逆に心配が増してしまいます。
このような事態を回避するためには、充電時間の持続するあいだ（最大6日間）のみ有線での電源供給なしで利用するか、もしくは別売りの専用ソーラーチャージャーの購入をオススメします。
▼太陽光で発電した電力を防犯カメラに送ることで、完全スタンドアローン使用が可能となる優れもの。
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撮影機能を拡張する有料プランも用意
より便利な機能を利用したい方向けに、有料の契約プランが用意されています。
▼『ペット検出』や『転倒検出』など、役立つ機能が多数。
『泣き声検知』などの機能も用意されているため、屋外設置の防犯カメラとしてだけでなく、屋内設置の "見守りカメラ" としても利用することが出来ます。
有料契約なしでも十分に利便性の高い製品なので、どうしても必要に感じた機能のみを契約すると良いでしょう。
なお、クラウド上に録画データを保存できるサービス（無料では7日間）の保存期間を延長するためにも、月額プランへの加入が必要となります。
素人でも簡単に設置可能！不審者をリアルタイムに通知する高性能防犯カメラ
【個人的な評価】
- 性能：（☆4.5）
- デザイン：（☆5）
- 扱いやすさ：（☆4）
- 価格（コスパ）：（☆4）
- 総合評価：（☆4.5）
今回紹介した『SpotCam Solo 2』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつスタイリッシュな筐体デザイン
- セットアップから設置まで簡単
- フルHD解像度対応のクリアな画質
- 外出先からでもリアルタイムのLIVE映像を確認可能
- 不審者をすぐさま通知するアラート機能
- カメラ越しでの音声通話に対応
- 利用の幅を広げる有料オプションの数々
悪かった点
- 有線での給電では使いづらい ⇒ 別売の専用ソーラーチャージャーを推奨
- カメラの通信品質が電波状況によって左右されやすい
以上の通り、ラクラク設置・高品質撮影が可能なオススメの防犯カメラとなっています。
セットアップから設置までが簡単であり、この手のガジェットを初めて扱う方でも問題なく利用できるようになっています。
カメラの品質も良好であり、範囲内に登場した人物の顔や服装をクッキリと撮影することが出来ていました。
ただし、端末の通信状況によっては映像品質が大きく乱れることもあるため、カメラ映像を確認したい場合には通信環境に注意してください。
また、有線での電源供給を行いながらの使用は現実的ではないと思います。
そのため、本製品を利用する際は、専用ソーラーチャージャーを併用することを強く推奨します。
物騒な世の中で安心して暮らすためにも、防犯カメラを手ごろに設置してみてはいかがでしょうか！
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