2021年4月30日(金)発売の、PS5向けローグライクTPSゲーム『Returnal』(リターナル)。
本作は、ゲームオーバーのたびに世界の姿と入手できる装備が変わっていく、新感覚ローグライクTPS(三人称視点シューティングゲーム)です。
不気味な惑星に墜落した宇宙飛行士を操作して、脱出の方法を探る旅を繰り広げていきます。
ハード | PS5 |
開発元 | Housemarque |
価格 | 通常版:8,690円(税込) デジタルデラックス版: 9,790円(税込) |
ジャンル | ローグライク, 三人称視点シューティング |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年4月30日(金) |
このゲームについて:
『Returnal』(リターナル)は、ゲームオーバーのたびに世界の姿と入手できる装備が変わっていく、新感覚ローグライクTPS(Third-person shooter=三人称視点シューティングゲーム)。
姿を変え続ける謎の惑星“アトロポス”に墜落した宇宙飛行士セレーネ。脱出の方法を探すため、謎めいた廃墟の広がる荒地を探索していた彼女は、異形の敵に襲われ、命を落とし――なぜか墜落の瞬間に戻り、再び脱出の旅を始める運命となる。
死ぬたびに繰り返し蘇るローグライクなプレイで、ゲームオーバーのたびに世界が変わり、使える装備も変わっていく。新たなループが始まるごとに、新しい装備の組み合わせを見つけ出し、最適な戦略を考え、より巧みに生き残る術を身に着けていくことになる。
圧倒的なリアリティで表現される惑星は不気味でありながら美しく、危険に満ちている。ダイナミックに変化を続ける環境の中で、弾丸が飛び交う激しい死闘が展開する。謎に満ちた世界を探検し、発見し、戦え。
“究極のリプレイ性”を目指して設計された『Returnal』の世界。何度でも蘇り、迫り来る危険に立ち向かえ。
本作は何度も死を繰り返しながら、未知の惑星『アトロポス』を探索していくローグライクTPS(サードパーションシューティング)ゲームとなっています。
"東方プロジェクト" をそのまま3Dに落とし込んだかのような弾幕ゲーとなっており、敵からの大量のエネルギー弾を避けつつ、銃撃戦を繰り広げて敵を倒していきます。
本作では力尽きるたびに集めた装備・アイテムがすべて失われ、ゼロからやり直すことになります。
マップ構造やアイテム出現場所などはプレイする度にランダムで変化し、ステージの先に進みボスを倒すなどすると、ショートカット用の道を出現させることが出来ます。
装備・アイテムがロストする、マップが変化するといった点を除けば、ゲーム性はソウルシリーズに似ているかもしれませんね。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
IndieWire -PS5で最初の傑作
Score:100点
本作は不気味で魅力的な世界観と、夢中になることのできる独特なループシステムを併せ持った素晴らしい作品です。
死ぬとすべてを失ってしなう分、探索や戦闘にこの上ない緊張感が生まれており、無事にボスを打ち倒すことが出来ると大きな達成感があります。
そして技術面では、ハプティックフィードバックを始めデュアルセンスコントローラの機能を有効活用することで、高い没入感を生み出しています。
また、3Dオーディオ対応により、まるで世界に入り込んだかのような繊細かつダイナミックなサウンドを楽しむことが可能です。
PS5向けにリリースされたタイトルの中で、最初の傑作であると言えます。
良かった点
- デュアルセンスコントローラの機能を活かした演出
- 迫力のある3Dオーディオ対応
- ゴージャスなグラフィック
- 夢中になるループシステム
- 不気味で魅力的な世界観
悪かった点
- 特になし
Game Informer -やり甲斐のあるローグライムゲーム
Score:95点
本作は独特のリプレイシステムを採用した、やり甲斐のあるローグライクゲームです。
難易度が高い一方で何度でも探索・戦闘を楽しみたくなる高いリプレイ性を擁しており、夢中になって遊び続けることが出来ました。
全体的なビジュアルは美しく印象的であり、サウンドトラックはいずれも雰囲気を盛り上げるクオリティの高いものが揃っています。
そして何より膨大な数の弾幕が迫ってくる戦闘は実に白熱するものであり、強敵に打ち勝つことができると達成感があります。
探索・戦闘・ゲームループシステムが上手く融合した作品です。
良かった点
- 印象的で美しいビジュアルデザイン
- 高いリプレイ性
- 素晴らしいサウンドトラック
- やり甲斐のあるローグライムゲームシステム
- 白熱する弾幕シューティング
悪かった点
- 攻略にはある程度の忍耐が必要
- 探索するのが苦痛に感じるバイオームがある
DualShockers -何度も遊びたくなるゲームシステム
Score:90点
本作は基本的に "死にゲー" であり、ボスに到達するまで何度も死んで最初からやり直すことになります。
このリプレイ性について初めはイライラすることが多いと思いますが、白熱するバトルや中毒性の高い探索要素などのおかげで、何度でもプレイし直したくなる作品となっています。
弾幕の飛び交う銃撃戦は実に白熱する体験であり、強大な敵になればなるほど興奮してアドレナリンが出ます。
デュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能も、ゲームへの没入感を高めるために上手く働いています。
ストーリーも魅力的な内容となっており、PS5の所有者であればぜひプレイしてほしい作品となっています。
良かった点
- 何度でも遊びたくなるゲーム性
- アドレナリンの出る最高のシューティングバトル
- 没入感を高めるデュアルセンスの機能
- 魅力的なストーリー
悪かった点
- 死に過ぎるとイライラすることがある
Hardcore Gamer -独創的な世界観と、素晴らしい戦闘システムの融合
Score:80点
本作で登場する未知の惑星には、雨の廃墟から日射の降り注ぐ砂漠、凍土に至るまで幅広いバリエーションの地形(バイオーム)が登場します。そのため、初めのうちは隅々までを探索することが楽しく感じます。
死んでやり直す本作のデスループシステムは、難易度は高いですが中毒性もあるため、死にまくっても不快に感じることはありませんでした。
戦闘はスピード感があって非常に白熱するものとなっており、ピストル、カービン銃、マシンガン、ショットガンなど多くの武器・アイテムを使うことが出来るため、多様性のあるアクションを楽しむことも可能です。
次世代機のスペックを十分に活かしたグラフィックとサウンドデザイン、そしてデュアルセンスコントローラ機能のおかげで、プレイする価値のある傑作となっています。
原文
良かった点
- 先が気になるストーリー
- バリエーション豊かな地形(バイオーム)の数々
- 難易度が高いが中毒性のあるデスループシステム
- スピード感があって楽しいシューティング戦闘
- 多くの武器・アイテムが登場
- PS5の機能を活かした演出
悪かった点
- ゲーム後半はデスループシステムが苦痛になってくる
- 後半は繰り返し感が強くなってくる
GamesBeat -ゲームプレイ(遊び方)に多様性が欠けている
Score:60点
本作は確かに優れた作品であり、深みのあるストーリーや爽快感のある戦闘、そして見事に表現されたSFの世界観などを楽しむことが出来ます。
一方で、照準システムが不正確であるため、戦闘時に多少のストレスを感じることがありました。
また、本作のデスループ要素は、独創性を生み出している反面、本作の大きな欠点であるとも言えます。
死ぬ度に同じようなステージを繰り返すことになるため、ゲームプレイ(遊び方)の幅が狭くなり、多様性に欠けていると感じられます。
そして慣れてくるにつれて次第に反復的な感覚が強くなってきて、ウンザリするプレイヤーも出てくるでしょう。
合う人・合わない人が大きく分かれる作品であると言えます。
良かった点
- 実によく表現された世界観
- 爽快感のある戦闘
- 深みのあるストーリー
悪かった点
- いくつかの敵のアニメーションがぎこちなく見える
- 照準システムが不正確
- ゲームプレイ(遊び方)に多様性が欠けている
- 次第に反復的に感じてくる
総評:次世代機(PS5)の機能を活かした、中毒性の高いローグライクTPS作品
総合Score:86点
GOODな点
- 夢中になるループシステム
- 不気味で魅力的な世界観
- 印象的で美しいビジュアルデザイン
- 迫力のある3Dオーディオ対応
- 白熱する弾幕シューティング
- 没入感を高めるデュアルセンスの機能
BADな点
- 攻略にはある程度の忍耐が必要
- 照準システムが不正確
- ゲームプレイ(遊び方)に多様性が欠けている
- 次第に反復的に感じてくる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Returnal』についての海外メディアの感想となります。
独特なゲームシステムに夢中になる
死ぬ度に最初からやり直しになる本作のデスループゲームシステムは、難しい一方で高い中毒性も併せ持っており、失敗しても何度でもプレイし直したくなるゲームとなっています。
戦闘はスピーディで爽快感があり、バリエーション豊かな武器・アイテムが用意されているため、幅広いアクションを楽しむことが出来ます。東方プロジェクトを3D化したような弾幕シューティングも実に白熱するとのこと。
PS5のスペックを活かしたビジュアルは非常に美しく、不気味な異星の雰囲気を見事に演出できているようです。
そしてPS5のデュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能が上手く活かされており、射撃時やアクション時の感覚がプレイヤーへダイレクトに伝わることで、高い没入感を実現できているとのこと。
PS5のパフォーマンスを存分に楽しむことが出来る作品となっています。
ゲームプレイは次第に反復的になってくる
一方で、死んでリセットされるデスループシステムは、やり甲斐を生み出している一方で、何度も同じステージをやり直すことになるため、次第に反復的になってくるとも指摘されています。
また、基本的に難易度が高く、死んでしまうと全ての苦労がリセットされてしまうため、プレイヤーによってはウンザリしてしまう人も出るかもしれないとのこと。
人によって合う・合わないが大きく分かれそうな作品ですね。
次世代機のパワーを存分に活かした作品
いずれにせよ、本作は独創的なゲームシステムと次世代機のパワーを存分に活かした演出とを併せ持った作品であるとして、いずれのレビュアーからも非常に高い評価を得ています。
モンスター達のデザインもさることながら、不気味な惑星の雰囲気を非常に良く描くことが出来ており、SF好きにはたまらない作品となっています。
せっかくPS5を購入したはいいものの遊ぶソフトがなくて困っている方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『Outriders(アウトライダーズ)』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年4月1日(木)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションシューティング(TPS)ゲーム『Outriders』(アウトライダーズ)。 本作は、最大3人まで ...
続きを見る
-
『Oddworld: Soulstorm』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年4月6日(火)発売の、PS4, PS5, PC向けアクションゲーム『Oddworld: Soulstorm』(オッドワールド:ソウルストーム)。 本作は、1997年にPS1向けタイトルとして ...
続きを見る