2021年6月10日(木)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向け忍者アクションゲーム『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』(ニンジャガイデン マスターコレクション)。
本作は、コーエーテクモゲームスの人気忍者アクションゲーム『NINJA GAIDEN』シリーズ3タイトルを収録した作品です。
【収録タイトル】
- NINJA GAIDEN Σ
- NINJA GAIDEN Σ2
- NINJA GAIDEN 3:Razor's Edge
※『NINJA GAIDEN Σ2』の "TAG MISSIONS" のオンライン協力プレイは含まれません。
※『NINJA GAIDEN3: Razor's Edge』の "Shadow of the world" の『Clan battle』はすべて含まれません。また、『Ninja Trails』はオンライン協力プレイは含まれません。
ハード | PS4, Nintendo Switch, Xbox One, PC |
開発元 | Team Ninja |
価格 | 通常版:4,950円(税込) デラックスエディション:6,050円(税込) |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年6月10日(木) |
このゲームについて:
「NINJA GAIDEN」シリーズの3つのタイトルを、この1本で楽しめます。
懐かしくも色あせないハイスピードアクションが展開します。
手ごたえのある強敵たちとの熱いバトルをお楽しみください。「ハヤブサ」だけでなく、4人の女性キャラクター「あやね」「レイチェル」「紅葉」「かすみ」も操作可能。好きなキャラとタッグを組み、操作キャラを切り替えながらバトルを楽しめます。
※登場するヒロインはオリジナル版と同様です。また、操作できるキャラクターやシーン(モード)は各作品によって異なります。各タイトルで過去に配信されたゲームモードや衣装などのダウンロードコンテンツも、本作では一挙収録しています。
ハヤブサにくわえ、女性キャラクターたちのコスチュームが多数用意されており、好きな姿でアクションバトルを楽しむことができます。
超高速忍者アクションゲーム3作品をこの1本で遊ぶことができ、グラフィックなどビジュアル面での強化も図られています。
シリーズ主人公である "ハヤブサ" に加え、「あやね」「レイチェル」「紅葉」「かすみ」など4人の女性キャラクターもプレイアブルキャラクターとして登場します。
また、過去に配信されたDLC(追加衣装など)もすべて含まれており、まさにNINJA GAIDENシリーズの完全版にふさわしいタイトルとなっています。
なお、スイッチ向けに販売される『NINJA GAIDEN: マスターコレクション Version D』は対象年齢17才以上(CEROレーティング:D)となっており、残虐表現が多少マイルドに抑えられています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Noisy Pixel -アクションゲーム好きは必見の作品
Score:90点
歴史のあるシリーズの3作品を、この1タイトルだけで遊べるのは実に嬉しいです。
いずれの作品においても中毒性の高い爽快な忍者アクションを楽しむことができ、豊富な難易度オプションも用意されているため、初心者からベテランまで全てのプレイヤーが楽しめるコンテンツになっています。
そして多くのプレイアブルキャラクター(特に女性陣)が登場するのは素晴らしいです。キャラごとに全くことなるプレイスタイルが可能であり、それぞれの場合でコンボをキめるのが楽しくなります。
価格に対するコンテンツボリュームも満足度の高いものであり、アクションゲーム好きであれば必見の作品であると言えるでしょう。
良かった点
- 多くのプレイアブルキャラクターが登場
- 幅広い難易度オプション
- 中毒性のある爽快なアクション
- 歴史のある3作品すべてが遊べる
悪かった点
- 各ステージが直線的で自由度に欠ける
- 3作目『NINJA GAIDEN 3:Razor's Edge』は魅力に欠ける
PlayStation Universe -時代を感じさせない洗練された戦闘
Score:85点
NINJA GAIDENの戦闘システムは、今プレイしても時代を感じさせず、洗練されたアクションを楽しむことが出来ます。
各タイトルともにグラフィックがある程度綺麗になっており、アクションやゴア(グロ)表現などの見栄えが良くなりました。
2作目の『NINJA GAIDEN Σ2』に関してはシリーズ最高傑作と言える出来となっており、魅力的な敵、多くの武器、そしてベテランプレイヤーでもやりごたえのある挑戦コンテンツを提供してくれます。
忍者ゲームをプレイしたいのであれば、間違いなくこれ以上に良い作品は無いでしょう。
良かった点
- 満足度の高い戦闘アクション
- 多少綺麗になったグラフィック
- 完成度の高い2作目
- 爽快感のあるゴア(グロ)表現
悪かった点
- 3作品目の完成度が低い(無意味なQTE, 奇妙なステルスミッション等)
- 時々カメラワークが悪くなる
Gamers Heroes -現時点で最高の忍者ハクスラゲーム
Score:85点
いずれの収録作品においてもキャラクターの操作性は堅実に作り込まれており、忍者のスピーディで多彩なアクションを、思い通りに繰り出すことが出来て爽快です。
初心者にも優しい難易度オプションが追加されたことで、アクションゲームが苦手な方でも楽しめる作品となっています。
ゲームプレイ中のビジュアルが向上したほか、フレームレートも安定しており、ゲームプレイの快適さが改善されました。
現時点で入手可能なタイトルの中で、最も優れた忍者ハクスラ系ゲームであると言えます。
良かった点
- 安定したパフォーマンス(フレームレート)
- 堅実な操作性
- 初心者にも優しい難易度オプションが追加
- より見栄えの良くなったビジュアル
悪かった点
- 3作品目はイマイチ(QTE頻発、直線的すぎるゲームプレイ等)
- カットシーンはリマスター化されておらず、解像度がぼやけている
Push Square -2作品目が特に最高
Score:70点
3つのNINJA GAIDEN作品を、向上したビジュアルと滑らかな60FPSでプレイできる点、そして作品のほとんどのDLCを含んでいる点は実に素晴らしいです。デジタルアートブックやデジタルサウンドトラックが付属する点もGOOD。
3作品はいずれも洗練されていますが、特に2作品目(NINJA GAIDEN Σ2)は、現代における他のアクションゲームと比較しても、決して見劣りしないクオリティとなっています。優れたカメラワークや育成要素、そしてまとまりのあるストーリー等により、間違いなく3作品のなかで最高のタイトルでしょう。
ゲームシステムに関しては、さすがに今プレイすると時代遅れに感じる部分も多々あります。しかし本シリーズにしかない独自性を備えており、シリーズ経験者でも再度プレイする価値はあるでしょう。
満足度の高いユニークなアクションゲームであることには違いありません。
良かった点
- 激しくてやり甲斐のある戦闘
- ほとんどのDLCを搭載
- 綺麗なビジュアル
- 堅実なパフォーマンス(フレームレート・ロード時間等)
- アートブックなどのオマケ要素
悪かった点
- 作品ごとに品質(クオリティ)がまちまち
- 一部のゲームデザインは時代遅れ
- カメラ操作に苦労する
Attack of the Fanboy-ゲーム体験は基本的にオリジナル版と変わりない
Score:70点
本作では、確かに改善されたビジュアルと、60fpsに対応した滑らかなゲームプレイが可能となっています。
しかしゲームコンテンツとしては3タイトルをソックリそのまま合体させただけの作品であり、オリジナル版から特別な追加要素は何もありません。
ファンにとって嬉しいはずの『デジタルアートブック』と『デジタルサウンドトラック』が、デラックスエディション版にしか付属しない点は実に残念です。
また3作品目(NINJA GAIDEN 3:Razor's Edge)のクオリティが低く、パッケージの足を引っ張っているのは言うまでもありません。
それでも、シリーズ作を未経験の方で、忍者アクションに興味にある方にはオススメの作品です。
良かった点
- 改善されたビジュアル
- 滑らかな60fpsゲーミング
- 多様性のあるボス敵
悪かった点
- ゲーム体験は基本的にオリジナル版と変わりない
- 新規コンテンツは無い
- 3作品目はかなり平凡な出来
- デジタルアートブックとデジタルサウンドトラックが付属するのは『デラックスエディション版』のみ
総評:現代でも通用する洗練された忍者アクションが詰まった集大成
総合Score:77点
GOODな点
- 中毒性のある爽快なアクション
- 幅広い難易度オプション
- 向上したグラフィック&フレームレート
- 歴史のある3作品すべてが遊べる
- ほとんどのDLCを搭載
- 多様性のあるボス敵
BADな点
- 3作品目の完成度が低い(無意味なQTE, 奇妙なステルスミッション等)
- 時々カメラワークが悪くなる
- ゲーム体験は基本的にオリジナル版と変わりない
- 新規コンテンツは無い
- デジタルアートブックとデジタルサウンドトラックが付属するのは『デラックスエディション版』のみ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』についての海外メディアの感想となります。
時代を感じさせないアクション性
オリジナル版の発売から数世代を経た現代においても、NINJA GAIDENシリーズの忍者アクションは相変わらず爽快であり、時代を感じさせないクオリティであると高く評価されています。
本作だけで3つものシリーズ作品を遊ぶことができ、DLCもほぼすべて収録されているため、価格に対するコンテンツボリュームは満足度が高いとのこと。
グラフィック面である程度向上したほか、フレームレートも60fpsに対応しており、ゲーム体験が全体的に向上しています。
難易度オプションもいくつか追加されており、アクションゲームが苦手だけど忍者が好きな初心者でも安心して遊べる作品となっています。
ユニークなボス敵や多様性のあるプレイアブルキャラクター達など、多くの魅力が詰まった忍者ゲームです。
これといった新規要素はない
パフォーマンス面では向上した一方で、ゲームコンテンツに関しては特にこれといった新規追加要素はなく、根本的なゲーム体験はオリジナル版と変わりないと指摘されています。
またせっかくのファン向け要素である『デジタルアートブック』と『デジタルサウンドトラック』が、デラックスエディション版にしか付属しない点を残念がる声も見受けられました。
そして3作品目である『NINJA GAIDEN 3:Razor's Edge』はオリジナル版の時点で賛否両論でしたが、本作でも魅力に欠けるナンバリングであるとして不評な様子でした。
アクションゲーム好きにはうってつけの一作
いずれにせよ、アクションゲームとしての完成度は高く、中毒性の高い洗練された忍者アクションを楽しめる作品となっています。
3作品目については賛否ありますが、1~2作品目の評価は高く、特に2作品目の『NINJA GAIDEN Σ2』に関しては昨今のアクションゲームと比べても通用するレベルであると絶賛されています。
魅力的な女性プレイアブルキャラクターも多く揃っており、シリーズファンにとっては見逃せない作品です。
シリーズ未経験の方でもアクションゲーム好きであれば、是非オススメしたい忍者ゲームです!
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