ネット上で数多く配布されているPC版マインクラフト向けリソースパックの中には、『POM(Parallax Occlusion Mapping)』(パララックス・オクル―ジョン・マッピング)という効果に対応しているものがあります(通称:視差マッピング)。
POMとは、テクスチャ表面の凹凸(デコボコ)をリアルに表現する処理のことです。
▼POM対応のリソースパックを導入した様子。ブロック表面に奥行きが表現されることで、非常にリアルな質感を生み出す。
▼上記の画像はコチラのリソースパックを利用した時のもの。
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POM処理はマイクラの世界をより一層リアルにすることが出来る反面、対応するリソースパックの数がまだ少ない状況です(作成が比較的難しいため)。
今回は、数少ないPOM対応リソースパックの中でも、CGアニメっぽい独特な雰囲気を醸し出す『 NAPP(Not Another Photorealistic Pack)』というリソースパックについて紹介します!
▼どこかレア社のゲームを感じさせる雰囲気のテクスチャ。
なお、NAPPリソースパックの解像度は512×512となっています。
※Patreonにて配布中の開発版リソースパックとなっており、ダウンロードには有料会員登録(約600円/月)が必要です。
POM対応の高クオリティリソースパック
今回紹介する『NAPP』リソースパックは、3DCGっぽさが漂いつつ、POM特有の凹凸(奥行き)表現が見られる高クオリティリソースパックです。
▼ブロックの凹凸に対して光の当たり方も変化するため、現実的な質感が表現される。
ただし、NAPPリソースパックは現時点(記事投稿時点)で開発中のプロトタイプであり、一部のテクスチャのみPOMに対応しています。
以下では、現時点でPOMに対応しているテクスチャ(ブロック)の一部を紹介していきます!
ブロックごとにリアルな凹凸表現が見られる
NAPPでリアルに表現される一部のブロックを紹介していきます。
▼各 "木ブロック" 。板の間の隙間がキチンと描画されている。
▼レンガブロック。レンガ同士の隙間の奥行きが良く表現されており、実際に歩いたら足を躓きそう(´・ω・`)
▼石レンガブロック。こんなにリアルな石ブロックを使って建築したら、めっちゃ雰囲気出そう!
▼ダークプリズマリンブロック。タイルを張り合わせたような不規則な凹凸と、光に反射した際に光沢が表現される。
▼プルプァブロック。レンガブロックのように、タイル間の溝がリアルに表現されている。お風呂場などの再現に使えそう。
▼各 "原木" ブロック。画像では分かりづらいかもしれませんが、木目に合わせて凹凸が表現されています。
▼黒曜石ブロック(確か)。不規則的な凹凸に加え、光沢も表現される。
上記で紹介したもの以外にも、多くのブロックに同様の凹凸表現がほどこされています。
実際に導入して体験してみてくださいね!(゚∀゚)
今後も随時対応ブロックが増える予定とのこと
なお、NAPPの開発者は、今後もアップデートで随時対応ブロックを増やしていく予定とのこと。
▼立体的な作業台。めっちゃレア社っぽさを感じるのは私だけ?(´・ω・`)
これからの発展も非常に楽しみですね!
ダウンロード&導入方法
※対応マイクラバージョン:ver1.14以降(PC Java版)
※この開発中のリソースパックは有料(月額)です。ダウンロードしてもスペックの関係で動かない場合もあるので、購入は慎重に検討することをおススメします。
『NAPP』はまだ開発中のリソースパックのため、ダウンロードするには『PATREON』というサイトで、作者さんのパトロン(出資者)になる必要があります。
Patreonに会員登録(無料)したうえで、NAPP作者のPatreonページにアクセスしてください。
上記のリンクにアクセスすると、会員プランが表示されます。
ここで、NAPPリソースパックを無制限にダウンロードするには、月額5ユーロ(約600円)のプランに入会する必要があります。
▼プランを選択したら、支払方法を指定して決済を完了することで、NAPP作者のパトロンになることができます。
パトロンに有料登録した後、NAPPの投稿ページより "Apr 27 at 11:06am" における投稿を探し、リンクをクリックします。
すると、以下のようなダウンロードページが表示されるので "I agree" をクリック。
そして、Donwloadボタンをクリックすると、リソースパック本体(.zip)のダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら、リソースパック本体(.zip)を『.minecraft』内の『resourcepacks』にそのまま入れてください。
あとはマイクラを起動し、リソースパック選択画面よりNAPPを選ぶことで導入は完了です。
POM(視差マッピング)の有効化方法&設定内容
ここで注意したいのは、POM(視差マッピング)に対応するリソースパックを導入しただけでは、リアルな凹凸(奥行き)は表現されないということです。
POMの効果を有効化するためには、POM対応の影MOD(シェーダー)を導入したうえで、一部の設定をイジる必要があるのです。
POM対応の影MOD(シェーダー)および有効化するための設定方法については、以下の記事で分かりやすく紹介しています。
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ぜひ参考にしてみてください!
リアルかつ、どこかコミカルな雰囲気のおすすめリソースパック
POM対応の高クオリティリソースパック『NAPP』についての紹介は以上です。
現実的でリアルな表現が成される一方で、3DCGアニメのような、どこかコミカルな雰囲気も漂うユニークなリソースパックとなっています。
今後もさらに開発が進められるとのことなので、POMにも興味のある方は是非導入してみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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