2022年5月11日(水)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けアクションRPG『百英雄伝 ライジング』(Eiyuden Chronicle: Rising)。
本作は、『幻想水滸伝』シリーズのクリエイターが中心となって起ち上げた "Rabbit & Bear Studios" が開発中のRPG『百英雄伝』(2023年発売予定)の前日譚にあたるスピンオフタイトルです。
本作と『百英雄伝』をリンクさせたプレイヤーのみ手に入れられる報酬もあります。
ハード | PS4, PS5, Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | ナツメアタリ |
価格 | 1,650円(税込)※PC版は1,580円(税込) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2022年5月11日(水) |
このゲームについて:
『百英雄伝 Rising』は古代遺跡をめぐるスリリングな冒険と、とある町の復興をかけ合わせたゲームです。
遺跡に眠るレンズなどの宝に引き付けられるかのようにやってきた冒険者たちは、大地震に襲われた町にたどり着き、町人たちの苦悩を知ります。旅の途中、冒険者たちと遺跡を守る地元の人々との間で起こる諍いを収めなければなりません。お互いが宝を求める理由を知り、人々との絆を深めていくのです。
この遺跡には、ある冒険者の運命を大きく左右する秘密が隠されています。単なる宝探しから、大きな陰謀へと変化し、『百英雄伝』のメインストーリーへと繋がります。
本作では、『百英雄伝』本編で登場する一部キャラクターが登場し、スリルあふれるアクションと町おこしの要素をかけ合わせたオリジナルストーリーをお楽しみいただけます。
本作と『百英雄伝』をリンクさせたプレイヤーのみ手に入れられる報酬もあります。
2023年発売予定の大作RPG『百英雄伝』の前日譚が、本編に先駆けて登場しました。
大地震に襲われた町の復興を目指す "町おこし要素" に加え、CJ、ガルー、イーシャという3人のプレイキャラをサクサク切り替えて、爽快なアクションが楽しめる横スクロール型アクションRPG作品となっています。
町の人々と交流し、悩みを解決するためクエストを受注。戦闘で敵を倒して得たアイテムを用いてパーティを強化したり町の復興に役立てるなど、王道的なRPG要素を含んでいます。
里見直氏によるシナリオには『百英雄伝』につながる要素が随所に散りばめられ、『百英雄伝』に登場するキャラクターたちも今作のストーリーに登場します。また、今作でプレイヤーが命名した "特産品の名前" や、"主人公3名の武器の名前" などが『百英雄伝』に引き継がれるリンク要素も用意されているとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&前日譚レビューコメント
Gaming Nexus -本編が更に楽しみになる前日譚
Score:90点
本作は、最初から最後まで楽しい雰囲気に包まれた作品です。
ストーリーはテンポ良く進行してゆき、常に驚きと発見に満ちています。登場人物たちもみんな魅力的な存在で、進めるのが非常に楽しかったです。
クールな戦闘もスピーディで白熱することが出来ました。
そしてステージを含め全体的なビジュアルが細部まで作り込まれており、世界観や雰囲気をより一層醸し出しています。
2023年の本編(百英雄伝)がより楽しみになるスピンオフ作品です。
良かった点
- スピーディで白熱する戦闘
- テンポの良い進行
- 魅力的なキャラクター達
- 進めるのが楽しいストーリー
- 隅々まで作り込まれたビジュアルデザイン
悪かった点
- 特になし
GameSpew -進めるほどにどんどん楽しくなるRPG
Score:80点
今作では、物語を進めつつ必要な素材を集めて町を発展させてゆく、楽しい町おこし要素を楽しむことが出来ます。
町が発展するにつれて遊べる要素、コンテンツ、魅力的なNPCなども増えていくため、ゲームを進めるにつれてどんどん楽しくなっていきます。
3Dと2Dを巧みに組み合わせて表現されるステージは、いずれも見ごたえのあるビジュアルです。隅々まで探索してアイテムや装備を見つけ、キャラクターをアップグレードしていく体験はとても魅力的でした。
多くのクエストが用意されていますが、便利なクイックトラベル機能も用意されているため、ストレスを感じることなく快適に移動できます。
百英雄伝の前日譚としては、見事なデビューを遂げた作品と言えるでしょう。
良かった点
- 進めるごとにコンテンツがどんどん発展
- 様々な能力やアップグレード要素
- 3Dと2Dの見事な組み合わせ
- 魅力的な登場人物たち
- 楽しい町おこし要素
悪かった点
- ゲーム開始序盤は単調な戦闘が続く
Video Chums -夢中になれる町おこしゲーム
Score:80点
本作では、ペースが速くてアクション満載の戦闘を楽しむことが出来ます。キャラごとに固有のユニークスキルが豊富に用意されており、それらを強化し使いこなすことで、多彩なバトルが可能となります。
またメトロイドヴァニアの探索要素も用意されており、背景が細部まで鮮明に描かれたステージやダンジョンを攻略するのも実に楽しい体験でした。サウンドトラックも雰囲気を盛り上げれくれる素晴らしいものばかりです。
そして何より、町のアップグレード(町おこし)要素がとても面白いです。要素をアンロック(解放)するごとに次から次へと出来ることが増えていくため、長時間のあいだ夢中になることが出来ました。
今作をプレイして、百英雄伝のリリースが更に楽しみになりました。
良かった点
- アクション満載の楽しい戦闘
- メトロイドヴァニアの探索要素
- 町のアップグレード(町おこし)要素が豊富
- キャラごとのユニークな能力の数々
- 雰囲気を盛り上げるサウンドトラック
- 細部まで鮮明に描かれる背景
悪かった点
- 少しやりごたえに欠ける難易度
- クエストは徐々に繰り返し感が強くなっていく
- クエスト完了の効果音がうるさい
vandal -非常に美しい背景ビジュアル
Score:73点
今作のアクション(戦闘)はシンプルですが楽しいものになっており、アクション初心者でも安心してプレイできます。2023年発売の百英雄伝のスピンオフ作品としてだけでなく、独立したスタンドアロンのアクションRPG作品としても楽しめるでしょう。
2.5D(2D+3D)で描かれるビジュアルは非常にカラフルで美しく、特に森の中など一部の場所の美しさには驚かされました。また音楽(BGM)も優れており、世界観や雰囲気をより一層高めることに成功しています。
ストーリーもユーモアを含んだ興味深い内容となっており、2023年の本編で今作のキャラクター達に再開するのが楽しみです。
全体的に見るとアクション、RPGの側面で特に目立つものを含む作品ではありませんが、百英雄伝を心待ちにしている方には魅力的な作品です。
良かった点
- シンプルだが楽しいアクション
- 優れたグラフィック
- ユーモアのあるストーリー
- 素晴らしい音楽
悪かった点
- RPG的な深みはほとんどない
- 攻撃アクションのバリエーションが少ない
- 何度も同じダンジョンを攻略することになる(繰り返し感が強い)
IGN Spain -特に目立つ点のない2Dアクションゲーム
Score:60点
本作は確かに、これといった致命的な欠点が見受けられない作品です。
美しいビジュアルと優れたサウンドトラックにより演出される世界観や雰囲気は興味を惹かれます。シンプルな操作で爽快なコンボをきめられる戦闘も、単純ですが夢中になれるでしょう。
一方で、逆に言えば、特にこれといった目立つ点がない作品でもあります。
ストーリーやアクション、キャラクター、ゲーム性など、多くの点で深みに欠けており、"お手軽なJRPG" に終始しています。悪い点はありませんが、ここがスゴイ!と感じた点もありません。
ダンジョンのデザイン(構造)もイマイチ魅力に欠けており、何度も攻略するうちにやり甲斐が薄まっていきます。
ユーザーに対し、本編である『百英雄伝』への興味を持たせるという意味では成功しているかもしれません。
しかしJRPGとしては、薄味な作品であると言わざるを得ません。
良かった点
- 百英雄伝への興味がわくスピンオフ作品
- 美しいビジュアル
- 優れたサウンドトラック
悪かった点
- 特にこれといった目立つ要素がない
- ダンジョンのデザイン(構造)がイマイチ
- 動き(アクション)のアニメーションの出来が悪い
- やり甲斐が薄い
総評:百英雄伝への期待がさらに増すスピンオフ作品(前日譚)
総合Score:77点
GOODな点
- 進めるごとにコンテンツがどんどん発展
- 魅力的な登場人物たち
- 楽しい町おこし要素
- 雰囲気を盛り上げるサウンドトラック
- 美しい背景ビジュアル
- 百英雄伝への興味がわくスピンオフ作品
BADな点
- 特にこれといった目立つ要素がない
- RPG的な深みはほとんどない
- 何度も同じダンジョンを攻略することになる(繰り返し感が強い)
- 少しやりごたえに欠ける難易度
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『百英雄伝 ライジング』についての海外メディアの感想となります。
見ごたえのある背景ビジュアル
今作は2D+3Dで表現されたワールドを冒険する作品となっていますが、町やダンジョン、森林などの背景ビジュアルが非常に美しく、細部まで作り込まれているため、歩き回っているだけで満足度が高いと好評です。
サウンドトラック(BGM)のクオリティも高く、ゲーム内の世界観や雰囲気がより一層高められているとのこと。
スピーディで爽快な戦闘を楽しめるほか、町おこし要素も充実しており、進めるうちに次から次へとコンテンツをどんどん開放していけるため、進行に応じて楽しさが増すとも述べられていました。
登場人物たちも魅力的で、『百英雄伝』本編で再開するのが楽しみになります。
コンテンツ自体の深みに欠ける
一方で、特にこれといった目立つ要素がないとも述べられていました。
アクションRPGとして致命的な点はないものの、逆に革新的で攻めた部分も無く、全体的に薄味なJRPG作品になってしまっているとのこと。RPG初心者は楽しめるかもしれませんが、ヘビーゲーマーには物足りなく感じられるだろうとも指摘されています。
また、収集や町おこしのために何度も同じダンジョンを攻略することになるため、遊んでいるうちに繰り返し感が強くなっていくようです。
百英雄伝への興味がわくスピンオフ作品
いずれにせよ、多くのレビュアーが『百英雄伝への興味がわくスピンオフ作品』であるとして、高い評価を付けていました。
シンプルで馴染みやすいアクションや、夢中になれる町おこし要素、そして美しい背景ビジュアルなど優れた要素が多く、RPG初心者の方にはうってつけであるとのこと。
登場人物やストーリーにも魅力があり、2023年発売の本編『百英雄伝』にどのように繋がるのか、ワクワク感がさらに増したと喜ぶレビュアーもいました。
『百英雄伝』に興味のある方は、ぜひ前日譚である今作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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