- 設置場所を選ばない、なるべくコンパクトなPCが欲しい!
- カバンに入れて、旅行先にも持っていけるようなデスクトップPCが欲しいな~
2020年、これらの要望をすべて満たした 究極の小型デスクトップPC が発売されました。
その名も... 『CHUWI LarkBox』!!
4K映像出力対応のデスクトップPCとしては、現時点(記事執筆時点)で 世界最小サイズ の製品となっています。
CHUWI LarkBox Mini PC | Banggood 商品ページ
※Banggoodでの購入時に以下のクーポンコードを適用することで、通常約22,000円のところ、16,896円で購入することが出来ます!(期限:2021年1月31日まで)
割引クーポンコード:BGJPCWMN
手のひらサイズのコンパクトな筐体ながら、下手なデスクトップPCにも負けないパワフルなスペックを擁しています。
▼本体側面には、主要なポートがすべてそろっている。
▼4K映像の出力に対応しており、美麗な映像を楽しむことが可能。
ビリヤードボールほどの非常に小さなサイズに、通常のデスクトップPCと同等の機能がすべて詰め込まれたコンパクトPCとなっています。
今回は、提携先より本製品を提供いただいたので、実際に使用した感想などを分かりやすく紹介していきます!
『CHUWI LarkBox』本体スペック
『CHUWI LarkBox』の本体スペックは以下の通りです。
基本情報 | |
ブランド | CHUWI(中国深圳市) |
タイプ | ミニPC |
CPU | Intel Celeron J4115 |
コア | Quad Core,1.8GHz,Up to 2.5GHz |
キャッシュ | 4M |
Display core | Intel UHD Graphics 600 |
RAM | 6G LPDDR4 |
ストレージ | 128GB eMMC |
OS | Windows 10 |
通信規格 | Wi-Fi Bluetooth 5.1 |
電源 | |
電源電力 | AC 100-240V |
筐体情報 | |
重量 | 127g |
サイズ(縦×横×高さ) | 4.3 × 6.1 × 6.1cm |
搭載ポート | USB 3.0 × 2 HDMI 2.0 × 1 Micro SD × 1 USB Type-C(給電用)× 1 |
約2万円ほどと、非常にリーズナブルな価格のコンパクトPCです。
サイズはビリヤードほどの大きさに、重さもたったの127グラムとなっており、ポケットにもすっぽり収まるほどのコンパクトさとなっています。
CPUにはインテルのCeleronを搭載。UHD Graphics 600により、4K・60Hzでの映像出力に対応します。メモリ(RAM)に関しては6GB搭載しているため、主要ブラウザや重めのソフトウェアでも問題なく動作させることが可能です。
通信規格には Wi-Fi および Bluetooth 5.0 に対応しており、インターネットや各種デバイスへのワイヤレス接続が可能となっています。
本体ストレージとして128GBが用意されていますが、必要に応じてポートに マイクロSDカード を導入することで、ストレージを増量することも可能です。
本体および付属物について
それでは、実際に製品を開封した際の様子や、付属物について紹介していきます。
▼外箱の様子
▼フタを開けると本体がすっぽり収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
同梱物は以下の通り。HDMIケーブルなどは付属しないので、別途用意しておく必要があります。
同梱物一覧
- CHUWI LarkBox
- ACアダプター
- 変換プラグ
- 取付け用架台
- 取付け用ビス
▼給電用アダプターは海外向けの仕様となっているため、充電する際は付属の変換プラグを先端に装着しましょう。
▼付属の架台とビス(ネジ)を使うことで、モニター背面などに本体を固定することが可能です。
本体デザイン&搭載ポート
本体を実際に持ってみると、想像以上に軽くてビックリしました。
▼本体正面には電源ボタンが用意。
▼本体右側面には、マイクロSDカードの挿入ポートとイヤホンジャックが用意。本機にはスピーカーが搭載されていないため、サウンド出力には、別途スピーカーやイヤホンを用意する必要があります。
▼本体裏面。各種USB端子およびHDMI端子が集められている。
本体デザイン自体は非常にシンプルな構造となっています。
個人的にはもう1, 2個はUSBポートが欲しかったところですが、まあ、このサイズでは仕方がありませんね!
実際に使ってみた感想
それでは、実際に本機を使ってみた感想について紹介していきます。
本体の接続&起動
まずは "HDMI・マウス・キーボード・電源ケーブル" を接続します。
▼接続した様子。
▼マウスより小さいデスクトップPCとは驚きです。
そして本体正面の電源ボタンを押すと、青いランプが点灯して起動します。
起動するとWindows10のセットアップ画面が出現します。開始方法は通常のPCと全く同じです。
▼初期状態では、システム使用分を除いた約90GB分の空き容量がありました。
▼Wi-Fiでインターネットに接続することができます。
ウェブ閲覧, 動画視聴など基本的な動作は快適
CHUWI LarkBoxの動画具合を確かめるために、いろいろと試してみました。
まず、SNSを含む各種ウェブサイトをChromeで開いてみましたが、6GBのRAMを積んでいるだけあって、スムーズなブラウジングが可能でした。
YouTubeやニコニコなどの動画サイトも視聴してみましたが、特にカクつくこともなく、安定したパフォーマンスで動画を楽しむことが出来ました。
▼4K画質により美麗な映像を楽しむことが出来た。
▼重めのフラッシュが使用されているサイトでも全く問題なし。
また、パワーポイントやエクセルなどのOfficeソフトを使用して、重めのデータを編集してみました。
結果的には、動作に問題は無く、快適に操作することが出来ていました。
コンパクトPCとは言えども、Celeron CPU と 6GBのRAM を搭載することで、一般的なブラウジングや動画視聴、各種ソフトウェアを使用した場合でも安定したパフォーマンスを実現しています。
仕事や学業で資料を作成する用途にも、十分に対応可能です。
PCゲームプレイ時のパフォーマンスについて
また、PCゲームをプレイした見た時のパフォーマンスについても確認してみました。
マインクラフト
まず『Minecraft(java版)』について。
グラフィックスを "処理優先"、描画距離を "通常(10)" に設定した場合でも、40~60 fps を得られました。
また、軽量化MODである『Optifine』を導入した場合は、同様の条件下において 常時100 fps超 を記録しました!
このことから、多少のMODを入れた場合でも、通常のマイクラのプレイには十分耐えうることが判明!
▼ただし、影MODを導入した場合は、さすがにスペック不足で正常に描画されませんでした。
FF14(ベンチマークテスト)
続いて、ダメ元で『FF14』のベンチマークテストを実行。
.... さすがにダメでした(´・ω・`)
最低レベルまで設定を落とした場合でも、残念ながらFF14は快適にプレイできないでしょう。
ただし上述した通りマイクラは問題なくプレイできました。
そのため、"ロー(Low)~ ミドルロー(Middke Low)" あたりのスペックを要求するPCゲームであれば、ある程度快適にプレイできると思います!
ミニPC最新モデル FF14ベンチマークスコア比較表
当サイトで今まで紹介したミニPCの最新モデルについて、FF14ベンチマークテストを実行した際のスコアを一覧で紹介しています。
ミニPCのゲーミング性能に興味のある方は、是非参考にしてみてください!
※いずれもレビュー時点で配布されていたベンチマークテストツールによる、1920×1080ウィンドウモードでの実測値です。
モデル名 | スコア | |
標準品質 | 高品質 | |
MINISFORUM TL50 | 6719 | 4002 |
Beelink GTR5 | 6161 | 3805 |
MINISFORUM EliteMini HX90 | 5144 | 3053 |
Beelink SER4 | 4962 | 3190 |
Minisforum EliteMini HM90 | 4680 | 2980 |
GMK NucBox2 | 3640 | - |
Beelink SEI 8 | 3282 | 1738 |
Beelink SER3 | 2201 | 1381 |
NiPoGi Radeon Vega 3 | 1883 | - |
Beelink U59 | 1190 | - |
ACEPC Mini PC AK2 | 1184 | - |
Beelink MINI S | 1137 | - |
CHUWI LarkBox | 1052 | - |
なお、スコア値の目安は以下の通りです。
引用元:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークとは
本体温度はそこまで熱くならない一方、ファンの音は比較的大きめ
また、ベンチマークテスト時に、本体の発熱および動作音についても確認してみました。
かなりの負荷を与えた場合でも、本体の温度は、直接触った限りではそこまで高くはなりませんでした。
▼手に持っても、少し熱を感じる程度。
筐体が小さい分、かなりの熱を持つと予想していましたが、良い意味で予想を裏切られました。
一方で、高負荷時の内部ファンの音は、比較的大きめです。
放熱のため高速でファンが回転し、キュイーン といった音が発せられるため、近くに置いておくと高音が少し耳につくかもしれません。
かといって、ストレスに感じるレベルでもないため、そこまで心配する必要はないでしょう。
4K出力時に多少のカクつきを感じる
本製品は4K・60Hzの映像出力に対応しており、動画サイトなどでは非常に美しい映像を楽しむことが出来ます。
一方で、PC操作時に多少のカクつきを感じる場面があります。
もしもカクつきが気になる場合は、Windowsのディスプレイ設定で解像度を 1920×1080(FHD)に変更することをオススメします。
FHD画質であれば、カクつきを感じることなく、常時ヌルヌルした操作が可能になります。
USB端子が足りない...
上述した通り、本体にはUSB端子が2ポート分しか用意されていません。
そのため、キーボードとマウスを有線で接続すると、それだけでポートが埋まってしまいます。
▼USB端子が足りない...(´・ω・`)
そのため、もしも少しでもUSBポートを稼ぎたい場合は、Bluetooth対応の『ワイヤレスマウス』および『ワイヤレスキーボード』の使用をオススメします!
『CHUWI LarkBox』の良い点・悪い点まとめ
今回紹介した『CHUWI LarkBox』について、実際に使用した感想をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 約2万円のリーズナブルな価格
- 想像以上に軽くてコンパクト
- 4K・60Hzの映像出力に対応
- 放熱性能は高い(熱を持ちづらい)
- 快適なブラウジング・動画視聴・作業が可能
- 低 ~ 中低クラスのPCゲームであればプレイ可能
- 付属の架台でモニター裏などへ取付け可能
悪かった点
- USBポートが少ない(⇒ Bluetooth機器の使用を推奨)
- 高負荷時のファンの音が大きめ
- 4K出力時に少しカク月を感じる(⇒ FHDであれば快適)
実際に十数時間ほど使用してみた感想としては、この筐体サイズに対して、非常に優れたパフォーマンスを発揮できていると感じました!
学業や仕事の資料作成用PCとしても、問題なく目的を果たすことが出来ると思います。
持ち運び性能に関しては言うまでもなく最高クラスであり、下手なノートPCよりもコンパクトかつ軽量です。
また、マイクラなど一部のPCゲームであれば、安定した動作が可能であることが確認できました。
価格も約2万円と、とてもリーズナブルでコスパが高くオススメです。
総評としては、非常に汎用性の高いデスクトップ・ミニPCであると言えるでしょう!( ゚∀゚)
CHUWI LarkBox Mini PC | Banggood 商品ページ
※Banggoodでの購入時に以下のクーポンコードを適用することで、通常約22,000円のところ、16,896円で購入することが出来ます!(期限:2021年1月31日まで)
割引クーポンコード:BGJPCWMN
▼こちらの記事もオススメ!
-
約2万円のコスパ抜群タブレット『Teclast M40』レビュー | ゲーミング性能から動画視聴まで確認
動画視聴やゲーム用に、手ごろな価格で購入できるタブレットが欲しい! でも性能が低すぎるのはイヤ...(´・ω・`) 最近では老若男女問わず、多くの方が "タブレット端末" を使う時代になりましたね! ...
続きを見る
-
厚さ約4ミリ!壁掛け・持ち運びも可能な15.6インチ『モバイルモニター』
どこでも好きな場所に持っていけるモニターが欲しい! 壁掛けで設置できるくらいの軽量ディスプレイが欲しい! 上記のように考えて、持ち運び可能な『モバイルディスプレイ』(モバイルモニター)を探している方は ...
続きを見る