2019年9月3日(火)発売の、PS4・ニンテンドースイッチ・Xbox One・PC(Steam)向け "ドット絵ハック・アンド・スラッシュ型RPG"『Children of Morta』。
※PC(Steam)版のみ2019年9月3日(火)配信を開始しており、PS4, Switch, Xbox One版は海外向けに2019年10月15日(火)に発売予定です。
『ディアブロ』のようなドット絵の見下ろし方アクションRPGとなっており、自動生成されるダンジョンを様々なスキルを駆使して攻略していきます。
ハード | PS4・Nintendo Switch・Xbox One・PC(Steam) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1~2人(ローカル・オンライン) |
発売日 | PS4・Nintendo Switch・Xbox One:2019年10月15日(火)※海外版
PC(Steam):2019年9月3日(火) |
価格 | 2,570円(税込) |
このゲームについて:
主人公となるのは、神秘の山モルタを代々守ってきたベルクソン一家。しかし山に異変が起き、平和な山にモンスターが出現するようになってしまったため、一家総出でダンジョンに潜って事態の安定を図る。
本作は『PlayStation Experience 2017』にて、インディーゲームとして試用機が出展され話題になったゲームです。『ディアブロ』のように、上から見下ろす視点でキャラクターを操作し、最大2人の協力プレイでダンジョンの攻略を進めます。
ベルクソン一家から好きなキャラクターを選んで操作することが出来、キャラごとに異なった能力(近接特化・魔法メインなど)があり、さまざまなスキルを利用できます。本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GamingTrend -今年のインディゲームオブザイヤー候補
Score:95点
ユニークな世界観、素晴らしい協力プレイ、そしてベルクソン一家の一員になったかのような気分にさせるストーリーは、芸術としてのゲームの最高の例です。個人的には、今年のインディーゲームオブザイヤーにになるのではと思っています。
GOODな点
- 美しいピクセルアート
- 驚きに満ちた世界観
- サウンドトラックとナレーション
- スキルを駆使した白熱する戦闘
- ユニークなストーリー展開
BADな点
- たまに音がループするバグがある
- 一回のダンジョン攻略が40分程度であるにもかかわらず、途中ドロップができない点
COGconnected -全ての要素が完璧に組み合わさったRPG
Score:91点
ダンジョンは広大で、時間を無駄にせず探索することが求められ程よい緊張感をもたらします。インパクトがあり非常に暗い設定で満ちた物語は、一家が直面する家族愛・犠牲の問題をより際立たせています。グラフィックも一時停止してみると、豪華なピクセルアートに眼を奪われます。これらすべての要素が完璧に組み合わさった、最高のRPGとなっています。
GOODな点
- 優れたグラフィック
- 説得力のある物語
- 新鮮でチャレンジングな戦闘
- 強く感情的な物語のテーマ
BADな点
- 一貫性のないサウンドトラック
Hardcore Gamer -素晴らしいピクセルアート
Score:90点
豪華なピクセルアートの素晴らしいカットシーン・アニメーションがダンジョン読み込みの前に再生されると、思わず物語のことを忘れてしまうほど、非常に楽しい気持ちになり増す。戦闘もただ突っ込むだけでなく、スキルと戦略をしっかりと考慮して攻略する面白さがあります。
原文
GOODな点
- 豪華なピクセルアート
- 見事な難易度調整
- 各キャラのスキルのアンロック要素
- 何度もやり直したくなる、中毒性の高いダンジョン攻略
BADな点
- クライマックスのボス戦に魅力が無い
Vandal -典型的な反復型ローグライクゲーム
Score:80点
一般的なローグライクゲームと同じく、基本的には『ダンジョンに入る ⇒ 死ぬ ⇒ 反省・対策してまた入る』の繰り返しです。難易度を意図的に高くして、ゲームボリュームのかさ増しを図っている感じもします。しかし同ジャンルとしては最高峰のピクセルアート、作りこまれた暗いファンタジーの世界観は、他のゲームよりも素晴らしい時間をすごすことができるものになっています。
GOODな点
- 優れたプレイアビリティと、選択可能キャラの豊富さ
- 優れたストーリーと物語背景の設定
- マルチプレイの楽しさ
- 最も壮観なピクセルアート
BADな点
- むりやり難易度を高めている
- 通常のローグライクゲームと同じような、反復型のゲーム
- サウンドの不具合(アクションとズレるなど)
- 何度も同じようなダンジョンが生成される
PC Invasion -ハート溢れるストーリー
Score:80点
一家のキャラクターは非常に練られて作られており、彼らの人間味あふれる関係性はキャラに心を与えています。ストーリーも、家族に感情移入して進めることのできる素晴らしい構成です。個人的に、長い間プレイしてきたローグライクゲームの中でも最高のものの1つです。
GOODな点
- 豪華なピクセルグラフィック
- 感情豊かなキャラクター
- 魅力的なキャラによって進められる、ハート溢れるストーリー
BADな点
- ボリュームの少なさ(クリアまで12~15時間程度)
- ゲーム内のナレーターが、特定の単語を発音できていない
Cubed3 -すべてのARPG好きにとって必需品
Score:80点
本作は非常によく作りこまれたRPGであり、プレイ方法からストーリー、ピクセルグラフィックまで全ての方面に手を抜かず、同じだけの力が注がれています。ボリュームはあまりありませんが、戦闘の楽しさや素晴らしい物語を楽しみたい方は必見です。
GOODな点
- 戦略的でスピード感のある楽しい戦闘
- 家族を中心に展開される、説得力のあるストーリー
- 生成されるごとにレベル構造や敵の配置が変わるため、毎回新鮮さを感じることができる。
- 素晴らしいグラフィック
BADな点
- ボリューム不足(クリアまで15~25時間程度)
- 説得力はあるが、直面する悪に焦点を当てていない単純なストーリー
AusGamers -繰り返すことで成長するローグライク
Score:77点
初期は遠距離キャラが有効であり、後半に行くにつれ、近接キャラが徐々に力を発揮することに気づく。ルーンや攻撃手法の適切な組み合わせを見つけられればボス戦はより一層有利になり、戦略性の高いゲームとなっている。しかし一方で、高レベルのスキルと能力を駆使すれば攻略が簡単になってしまう側面もある。
GOODな点
- 各キャラクターには、独自のプレイスタイルと多様性がある
- 繰り返しの試行により成長していけるローグライク要素
- 見事なピクセルアート
- 絵本のプレゼンテーションも素晴らしい
BADな点
- ルーンと特殊攻撃とを適切に組み合わせれば、攻略が簡単になってしまう
総合評価(トータルスコア)
総合Score:85点
GOODな点
- 豪華なピクセルアートのグラフィック
- 家族愛を中心に描かれる素晴らしいストーリー
- 構成や敵配置が再生成される、中毒性のあるダンジョン
- スキルや能力が差別化された、多様性のあるキャラクター
BADな点
- コンテンツのボリューム不足
- 効果音のズレや不確かなナレーターなど、サウンド面でのいくつかの問題
※『総合スコア』記事執筆時点のものであり、レビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されています。
以上が『Children of Morta』の、海外メディア評価のまとめとなります。
インディーゲームとして開発されたこのゲームですが、いずれのサイトもピクセルアートの素晴らしさについて、非常に高い点数を付けています。どうジャンルのゲームとしては最高峰との声も上がっていました。
ストーリーも自体も、家族一人ひとりのキャラクターが活かされた内容になっており、思わず彼らに感情移入していたレビュアーも多くいました。スキルや能力も完全に差別化され、どのキャラで攻略しようか?と選ぶ楽しさもありそうです。
一方で、コンテンツのボリューム不足を指摘するレビューアもおり、10時間ちょっとでクリアできてしまうとのこと。このあたりは値段を考えればしょうがない気もします。
それでも本作の優れたピクセルアートは一見の価値ありとのことなので、ローグライクゲームを好きな方であれば、一度プレイしてみることをオススメします!日本語も早く対応してほしいですね(゚∀゚)