2023年7月13日(木)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, PC向け新感覚RPG『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』。
本作は、1997年に発売されたPS1向けタイトル「マリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士」を、現行機向けにリメイクした作品です。
「アトリエ」シリーズの原点が、25周年記念でフルリメイクされました。アトリエで暮らす、スローライフRPGを楽しめる作品となっています。
ハード | PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, PC |
開発元 | ガスト |
価格 | 通常版:6,380円(税込) デジタルデラックスエディション:8,580円(税込) |
ジャンル | 新感覚RPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年7月13日(木) |
このゲームについて:
「アトリエ」シリーズの原点が、25周年記念でフルリメイク!
アカデミーの卒業を目指して、錬金術に冒険に、できることが盛りだくさん。
アトリエで暮らす、スローライフRPGを楽しもう!《ストーリー》
王立魔術学校(通称:アカデミー)の落ちこぼれの生徒であるマリーが
ある日、先生から卒業試験のために錬金術のアトリエを与えられます。試験の課題は、先生が納得するアイテムを完成させること。
そのために錬金術の腕前を上げたり、調合の材料を集めたり、参考書や道具、冒険者を雇うためのお金を集めたり……調合・戦闘・依頼と、できることは盛りだくさん!
どこから始めるかはあなたの自由! あなた自身の楽しみ方で、アカデミーの卒業を目指しましょう。
本作は、人気シリーズ「アトリエ」の原点を、25周年記念でフルリメイクした作品です。
王立魔術学校(通称:アカデミー)の落ちこぼれの生徒であるマリーが、卒業試験のために錬金術のアトリエを与えられます。錬金術の腕前を上げたり、調合の材料を集めたり、参考書や道具、冒険者を雇うためのお金を集めたりなど、プレイヤー自身の楽しみ方で、アカデミーの卒業を目指します。
元々はプレイステーション1向けタイトルでしたが、今回のフルリメイクにより、以下のような点が刷新されています。
リメイク版の主な変更要素
- グラフィックを刷新
- キャラクターやステージの3Dモデルも実装
- 街中の移動や採取などの仕様を改修し、快適で遊びやすくリメイク
- チュートリアルや各種仕様への誘導を拡充
- 焦らずゆっくりプレイできる【無期限モード】の追加
- キャラクターたちとの交流イベントの追加
- 華やかな演出の必殺技の追加 など
ゲーム体験をさらに深める新規要素が多数追加されており、オリジナル版のシンプルかつ自由度の高いプレイ感はそのままに、より遊びやすさが向上したリメイク版となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Hardcore Gamer -オリジナル版の良さを活かしつつ現代風に進化した素晴らしいリメイク版
Score:80点
『アトリエシリーズ』は25年間、アイテムクラフティングや錬金術といったRPGの新たな要素を提供してきました。その中でも「マリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士~」は、PS1のオリジナル版が持つ魅力を現代向けに再構築したという点で注目に値します。リニューアルされたビジュアルとゲームプレイシステムにより、今遊んでも十分楽しめる作品に生まれ変わっています。
本作は、オリジナルのターン制バトルを保ちつつも、ユーザーの好みに応じて戦闘から調合、アイテム収集まで幅広い楽しみ方が可能です。戦闘システムや探索、友情構築など、全ての部分が自然に繋がりあっています。
ビジュアル面では、リメイク版はJRPGの中でも最高クラスのクオリティであり、豪華なアニメーションと高いレベルのディテールがプレイヤーを驚かせます。その上、リメイク版のサウンドトラックは、オリジナル版に収録されたものに、新たなリミックスオプションを含んでおり、両方とも素晴らしい出来栄えとなっています。
結論として本作は、オリジナル版の良さを活かしつつ現代風に進化した素晴らしいリメイク版です。新たなJRPG体験を求める人やアトリエシリーズ初心者にとって素晴らしい入門作品となるでしょう。
良かった点
- オリジナル版の良さを引き継ぎつつ、現代向けにアップグレード
- 幾つかの改善点により、全体的なゲーム体験が向上
- 多様性のあるダンジョン
- 非常に精巧で美しいアートスタイル&アニメーション
- 素晴らしいサウンドトラックの数々
- オートバトルや早送りなどの新しい要素が追加
悪かった点
- 主人公(マリー)はゲーム序盤で出来ることが少ない
GameSpew -新規プレイヤー、シリーズファンのいずれにもオススメできる作品
Score:80点
このリメイク版は、オーディオビジュアルの刷新とゲームプレイの一部改良により、現代のゲーマーにとっても魅力的な体験が可能となっています。特にシリーズのファンにとっては非常に魅力的なリメイク版です。
1997年に初リリースされたオリジナル版の忠実なリメイクであるため、シンプルな構造を保っていますが、これが初心者にとっては逆にアトリエシリーズに触れる良い入口となるでしょう。
本作は戦闘だけでなく、アトリエでアイテム合成や錬金を楽しむ場面が多く、全体的にリラックスしたプレイが可能です。また、キャラクターモデルはチビキャラ風で、これまで以上に可愛らしく、より親しみやすい見た目になっています。
リメイク版の特徴として、5年間の制限を無くす無制限モードが新しく追加されています。このモードでは、5年が経過した後にいつでもゲームを終了することができ、何かを作り上げる時間を増やすことが可能です。戦闘は旧来のターン制ですが、オートバトルモードをオンにすることで戦闘の様子を観察したり、必要に応じて介入することが可能です。
全体として、本作はシリーズの起源を再体験したいファンや、新規プレイヤーにとって良いエントリー作品となり得る、価値あるリメイク版だと言えるでしょう。
良かった点
- 現代向けにゲームプレイとビジュアルがクオリティアップ
- アトリエシリーズの原点を体験するための魅力的なゲーム内容
- 古風だが懐かしさの感じられるターン性戦闘
- ゲームプレイの自由度が高い
- 新規プレイヤー、シリーズファンのいずれにもオススメできる作品
悪かった点
- 最近のアトリエシリーズのゲームと比較すると、全体的にゲームプレイが簡単すぎる
- 探索エリアが小さく、大冒険を期待しているプレイヤーには物足りないかもしれない
- ミニゲームの一部が面倒で、ゲーム体験を中断する可能性がある
- 一部の要素が反復的であったり、時にはイライラさせる可能性がある
PlayStation Universe -シンプルなストーリーと魅力的なビジュアルが特徴の素敵なリメイク
Score:80点
アトリエシリーズの原点である本作は、シンプルなストーリーと魅力的なビジュアルが特徴の素敵なリメイク作品であり、シリーズの起源を体験する機会を与えてくれます。ストーリーは、マリーが大学で最低の錬金術師として特別なアイテムを作り上げることで卒業を目指すというシンプルなもの。錬金術は近年のアトリエシリーズほど複雑ではなく、素材を配置してアイテムを生産するだけです。
このゲームはタイマー制で、4年間でレアアイテムを作らなければならないプレッシャーがありますが、リメイク版では無制限モードが用意されており、時間制限なしで楽しむことが可能となっています。
戦闘は単純ながらも楽しいです。また、色鮮やかでキュートなビジュアルデザインは、このリメイクの最大の魅力の一つです。
本作はシリーズ中最高の作品ではないかもしれませんが、ファンにとってはアトリエシリーズの原点を確認するための優れたリメイク作品であり、新規プレーヤーにとっては新たな発見を楽しむ絶好の機会となるでしょう。
良かった点
- シンプルなストーリーが楽しめる
- ゲーム内の錬金術は複雑さがなく、手軽に楽しむことができる
- 高品質なリメイクにより、美しく鮮やかなビジュアルデザインに生まれ変わった
- より高度なアイテムを作り出す過程が魅力的
- シンプルながらも楽しい戦闘システム
- シリーズの原点を体験することができる
悪かった点
- ゲーム内の通貨が得にくい
- 新しい場所に移動するたびに時間が経過し、資源収集や戦闘が難しくなる
- イベント参加には日程の管理が必要で、手間がかかる
PSX Brasil -JRPGの伝統的なシリーズの原点を見事に再構築
Score:75点
本作は、JRPGの伝統的なシリーズの原点を見事に再構築したもので、新旧のファンにとって大きな魅力となっています。
現代の視覚に合ったグラフィックに生まれ変わり、ゲームプレイはオリジナル版の魅力を保ちつつ、ユーザーフレンドリーな要素が追加されました。新しく設計されたインターフェースやチュートリアルなど、プレイのしやすさを大幅に向上させる改善がなされています。
物語はシンプルで、5年間を通じて錬金術師として成長する主人公の旅を深く描いています。
このリメイク版は、シリーズ初の作品に新たに触れる機会を新旧のファンに提供し、そのシンプルさの中にも深い魅力を感じさせてくれる作品となっています。
良かった点
- 歴史的なシリーズの初代作品を現代のプレイヤーに適した形で再構築している
- ゲームをリラックスしたペースで楽しめる『無期限モード』の追加
- ユーザーインターフェースの改善、高速移動システムの導入など、多くの質の高い改良が加えられている
- シンプルながらも魅力的なストーリーテリングとキャラクター関係
- ビジュアルの大幅なアップグレード
悪かった点
- ゲームコンテンツは基本的にオリジナル版(PlayStation版)と同じ
- 先頭やアイテム合成のシステムは、現代のアトリエシリーズと比べるとかなり単純
- ゲームの全てのキャラクターを深く理解するには、設定された時間制限内ではほぼ不可能であると感じられる
- ゲームシステムは、古臭さや単純さが目立つ
GamingBolt -シンプル過ぎて、期待したほど満足感を感じられない
Score:60点
本作は、オリジナル版の魅力を再現する意図は感じられますが、残念な点もいくつかあります。
現代のアトリエシリーズに慣れている方々にとっては、ストーリーやキャラクターの深み、戦闘のスピード感、アイテム作成の複雑さ、ゲームの自由度など、期待したほど満足感を感じられないでしょう。特に、新たな時間経過システムは、一つのアイテムを拾うだけで一日が経過するという厳しすぎる設定に戸惑うかもしれません。
錬金術の部分も基本的過ぎて、もう少し深みがあるといいなと感じました。
フル3Dのビジュアルは美しいですが、それだけでゲーム全体の満足度を補うには少し足りないです。
コンテンツ内容に対して価格が高いので、このゲームを手に取るかどうかは、シリーズの熱烈なファンであるかどうかによるでしょう。
良かった点
- シリーズの起源を鮮やかなリニューアルビジュアルで体験できる
- 都市や周辺地域を探索し、住民と交流したり、素材を集めたりするゲームプレイは自由度が高い
- 多くのキャラクターとの交流が可能で、それぞれがユニークな個性を持っている
- フル3Dのビジュアルは鮮明で美しい
- 音楽はアレンジされているが、オリジナルに戻すことも可能
悪かった点
- 新しいゲームメカニクスや現代のゲームに合わせたユーザビリティ機能が不足している
- 時間経過システムが厳しく、一つのアイテムを拾うだけで一日が経過する
- 錬金術のパートが基本的過ぎて、深みや複雑さが不足している
- 強力なストーリーテリング、深いキャラクター描写、スピーディな戦闘、深遠なクラフト、高い自由度などを含んだ現代のアトリエ作品に慣れている人にとっては、本作は物足りない
- カットシーンが低解像度で、フレームレートが低い
- コンテンツ内容に対して価格が高い
総評:オリジナル版の良さを引き継ぎつつ、現代向けにアップグレードしたリメイク版
総合Score:78点
GOODな点
- オリジナル版の良さを引き継ぎつつ、現代向けにアップグレード
- 幾つかの改善点により、全体的なゲーム体験が向上
- 非常に精巧で美しいアートスタイル&アニメーション
- 素晴らしいサウンドトラックの数々
- オートバトルや早送りなどの新しい要素が追加
- 新規プレイヤー、シリーズファンのいずれにもオススメできる作品
- ゲームをリラックスしたペースで楽しめる『無期限モード』の追加
BADな点
- 最近のアトリエシリーズのゲームと比較すると、全体的にゲームプレイが簡単すぎる
- 錬金術のパートが基本的過ぎて、深みや複雑さが不足している
- 強力なストーリーテリング、深いキャラクター描写、スピーディな戦闘、深遠なクラフト、高い自由度などを含んだ現代のアトリエ作品に慣れている人にとっては、本作は物足りない
- コンテンツ内容に対して価格が高い
- ゲームシステムは、古臭さや単純さが目立つ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』についての海外メディアの感想となります。
全体的なゲーム体験がオリジナル版から向上
本作はトリエシリーズの原点への回帰であり、リメイクされたことでオリジナル版の魅力をさらに引き立ててることに成功しています。
シリーズの起源を、美しく滑らかになったビジュアルとアニメーションで体験できるのはとても興奮させられるとのこと。アレンジされた楽曲の雰囲気も、オリジナル版に忠実です。また、住民との交流や素材の収集といった自由度の高いゲームプレイは、プレイヤーにより深い没入感を提供します。
幾つかの改善点により、全体的なゲーム体験が向上しており、特に「無期限モード」が追加されたことで、ゆったりと落ち着いてプレイすることが可能になった点は好評な様子でした。
また、本作ではプレイヤーの行動がゲームの進行に直接影響を与え、物語の結末がプレイヤー自身の選択によって変わる、という要素も楽しめます。
全体的にゲームプレイが単純で簡単すぎる
一方で、元々がPS1向けタイトルであった作品のリメイクであるため、現代のアトリエシリーズ作品と比較してストーリーテリング、キャラクター描写、戦闘、クラフト要素、自由度などの点で劣っていると指摘されていました。錬金術のパートに関しても単純過ぎて、深みや複雑さが不足していると述べられています。
ゲームはある程度の自由度を提供しているものの、ミニゲームやキャラクターとの相互作用は限定的で、プレイするうちに同じ作業の繰り返しになりがちであるとのこと。
ビジュアル面では、全体的に見て美しいものの、一部のカットシーンは低解像度&低フレームレートで再生される点が気になるといった意見もありました。
新規プレイヤー、シリーズファンのいずれにもオススメできるリメイク版
いずれにせよ『新規プレイヤー、シリーズファンのいずれにもオススメできるリメイク版』であるとして、多くのレビュアーがそこそこ高い評価を付けていました。
アトリエシリーズの原点の魅力を再現したリメイク作品であり、ゲームのビジュアルは完全に3D化され、鮮やかで美しく、キャラクターたちは愛らしいちびデザインとなっています。また、ゲームの音楽もアレンジされ、オリジナルのメロディを新鮮に感じることができます。
ゲームプレイはシンプルながらも、プレイヤーの選択によって物語が進行するなど、個々の要素がしっかりと組み合わさっています。物語を進行させながら、プレイヤー自身のアトリエを運営する楽しさを味わうことができます。
RPG要素と冒険、アイテム作成の楽しさを満喫できる作品であり、PS1版をプレイ済みのシリーズファンはもちろん、アトリエシリーズを遊んだことのない方も、是非この機会に本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『ゴースト トリック』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2023年6月30日(金)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向け謎解きミステリーアドベンチャーゲーム『ゴースト トリック』(GHOST TRICK: PHANTOM D ...
続きを見る
-
【2023年5・6月版】海外ゲーマーが選ぶ!おすすめゲームランキングTOP9
めちゃくちゃ暑くなってきた!(;'∀') 2023年に入って半年が経過し、いよいよ本格的に夏の暑さが感じられる季節になってきました。 梅雨も徐々に明けてきており、徐々に海水浴やキャンプなどに出かける方 ...
続きを見る