2021年10月5日(火)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けのアクションゲーム『Alan Wake Remastered』(アランウェイク リマスター)。
本作は、2010年にXbox One向けに発売されたサイコスリラー作品『アランウェイク』を、現行機向けにリマスター化した作品です。
4Kグラフィックや更新されたテクスチャのほか、オリジナル版アランウェイクの2つの追加コンテンツやメイキング解説機能など要素も追加されています。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Remedy Entertainment |
価格 | 3,080円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年10月5日(火) |
このゲームについて:
『Alan Wake Remastered』では、ゲーム本編の『Alan Wake』と2つの拡張コンテンツ「The Signal」と「The Writer」が新たに迫力ある4K解像度で提供され、完全な体験をお楽しみいただけます。
緊迫したエピソード形式のストーリーは、予期せぬ展開や心臓が止まるような緊張する場面、弾丸以上のものが必要となる闇との死闘が満載です。
カットシーンや個性的な登場人物たち、太平洋岸北西部の雄大な景色はさらにグレードアップされ、不穏な雰囲気を添えるだけでなく、視覚的なインパクトも与えています。
本作は、湖畔の町ブライトフォールズにやってきた小説家 "アラン・ウェイク" の闇を描いたホラーアクションアドベンチャーです。
アクション性とアドベンチャー性、そしてホラーミステリーの要素が見事な融合を果たしており、先の気になるストーリーも相まって、オリジナル版の時点で高く評価されていた作品です。
リマスター版となる今作では4K解像度への対応、テクスチャの刷新、パフォーマンスの向上などが図られており、オリジナル版よりも体験が強化されています。
また、2つの拡張コンテンツ “The Signal” と “The Writer” を収録しているほか、メイキング解説機能も搭載。まさにアランウェイクの決定版とも言える作品となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Gfinity -10年以上経った今でも魅力的な作品
Score:90点
ホラーサスペンスを基調とした本作のストーリーは実に魅力的な内容であり、登場人物のキャラ性もキチンと確立されているため、全体を通して説得力のある物語となっています。
リマスター化されたことで4K・60fpsに対応し演出面が向上。2つのDLCも含まれており、コンテンツボリューム的にも満足度が高いです。
ゲーム全体を通して探索や謎解き、戦闘、運転などバリエーション豊かなゲームプレイ要素が用意されており、退屈することなく変化に富んだゲーミングが可能です。
オリジナル版の発売から10年以上経った今でもなお、魅力的な作品となっています。
良かった点
- 今だに魅力的なシナリオ
- 2つのDLCを搭載
- 4K・60fpsゲームプレイに対応
- 探索や謎解き、戦闘、運転などバリエーション豊かなゲームプレイ
- スローモーションを取り入れた楽しい戦闘
悪かった点
- カットシーンが途中で途切れる不具合
God is a Geek -ビジュアルが大幅に向上
Score:90点
本作は次世代機において4K・60fpsのゲームプレイに対応したことにより、見栄えが大幅に向上しています。
木や人物などのテクスチャから光と影の描画まで改善されており、カットシーン中でのリップシンク(唇の動き)も修正されたためストーリーへの没入感が高まっています。
PS5版ではデュアルセンスコントローラのアダプティブトリガーやハプティックフィードバック機能に対応しており、主人公の歩く場所の感覚を直に感じられるなど、新しい体験を提供しています。
そして何よりストーリーは相変わらず素晴らしい内容であり、密度が濃く、常に先の気になる展開を提供します。
アランウェイクを遊んだことのない方には、ぜひオススメしたい一作です。
良かった点
- ビジュアル面での向上
- 素晴らしいストーリー
- エキサイティングなアクションの数々
- デュアルセンスコントローラの機能に対応(PS5版)
悪かった点
- たまにカメラワークが悪くなる
Press Start Australia -誰もが一度は体験すべき作品
Score:85点
本作特有の不気味で緊張感のある雰囲気は、他の作品に類を見ない魅力を放っています。
世界観はもちろん、登場人物たちも魅力的な存在であり、各エピソードのテーマを巧妙に繋ぎ、ストーリーをテンポよく展開させるという重量な役割を果たしています。
ゲーム内のアートスタイルは時代を超えたセンスを放っており、次世代機により改善されたテクスチャと60fpsの滑らかな描画のおかげで、魅力がさらに増しています。
銃撃を始めとする各種アクションの出来も良く、アクションゲームとしてもクオリティが高いです。
未プレイの方はもちろん、オリジナル版プレイ済みの方でも再度遊ぶ価値のある作品でしょう。
良かった点
- 魅力的な世界観とキャラクター達
- 満足度の高い銃撃戦アクション
- 緊張感のある雰囲気
- 改善されたビジュアル
- パフォーマンスの向上(60fps対応)
- 時代を超えたアートスタイル
悪かった点
- ゲームプレイはやや繰り返し感が強い
- ザコ戦は次第にイライラするようになる
- 武器や弾薬を集めすぎると簡単になってしまう
Worth Playing -次世代機でさらに体験が向上したリマスター版
Score:82点
本作は、次世代機(PS5・XSX|S)に対応したことで体験がさらに向上しています。
ビジュアルが4K・60fpsに対応したことでゲーム内の雰囲気がより感じられるようになっており、PS5版ではデュアルセンスコントローラの機能を上手く活用して没入感を高めることに成功しています。
またPS5の高速SSDのおかげで、ほぼゼロのロード時間でゲームを楽しむことが出来ました。
そして何より本作のサウンドデザインは並外れて優れており、ぜひ高品質なヘッドホンを装着して、ゲームの不気味な雰囲気を最大限に体験してほしいと思います。
10年以上経過した今でもなおプレイし甲斐のある作品となっています。
良かった点
- 並外れたサウンドデザイン
- 高速ローディング(次世代機版)
- デュアルセンスコントローラの活用(PS5版)
- ビジュアルの向上
- 4K・60fpsへの対応
- 未だに面白いストーリー
悪かった点
- カメラワークの問題にイライラする
- 車両運転時のハンドリングが酷い
- 謎解き要素がもっと欲しかった
Push Square -単調で反復的なゲームプレイ
Score:60点
アランウェイクは素晴らしいダークな雰囲気、巧妙な謎解き要素、そして考察しがいのあるミステリー要素を含んだシナリオを併せ持った優れた作品です。
リマスター化された今作では技術的な向上やコンテンツの追加が成されており、アランウェイクをプレイするには最善の方法でしょう。
一方で、本作に登場する敵やステージは多様性に欠けており、同じような戦闘や攻略が続くため、次第に繰り返し感が強くなってきます。
特に戦闘は単調であり、緊張や恐ろしさを感じるよりも退屈さが強くなっていきます。
また運転セクションに関して、個人的にはただ面倒なだけで不要に感じました。
確かに魅力的なミステリーを含んだ作品ですが、ゲームとしては刺激が足りないと言わざるを得ません。
良かった点
- 素晴らしい雰囲気
- 巧妙な謎解き要素
- 考察し甲斐のあるミステリー
- トップクラスのサウンドトラック
悪かった点
- 戦闘はつまらない
- 単調で反復的なゲームプレイ
- 運転セクションは面倒で不要
- 最後の展開は魅力に欠ける
総評:次世代機のパワーで体験がさらに向上した傑作
総合Score:83点
GOODな点
- 魅力的な世界観とキャラクター達
- 考察し甲斐のあるミステリー
- 緊張感のある雰囲気
- 4K・60fpsへの対応
- 高速ローディング(次世代機版)
- デュアルセンスコントローラの活用(PS5版)
- トップクラスのサウンドトラック
BADな点
- 戦闘はつまらない
- 単調で反復的なゲームプレイ
- 運転セクションは面倒で不要
- カメラワークの問題にイライラする
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Alan Wake Remastered』についての海外メディアの感想となります。
10年以上経過した今でも魅力的な物語
アランウェイクは、その独特な雰囲気と魅力的なミステリー要素により、オリジナル版の時点で高く評価されていた作品です。その魅力は10年以上経過した今でも衰えておらず、次世代機のパワーによって体験がさらに向上しているとのこと。
4K・60fpsに対応したことでゲーム内の雰囲気がより深まっており、PS5版ではデュアルセンスコントローラの機能を活用することでプレイヤーの没入感を増しています。
また高速ローディングに対応することで、ほぼセロのロード時間を実現。プレイアビリティの面でも進化しているようです。
惹き込まれるストーリーのほかにも、魅力的なキャラクター達が登場し、まるで海外ドラマをプレイしているかのような感覚を味わる作品となっています。
戦闘に関しては賛否両論
本作の戦闘に関して、ストーリーに集中できる丁度良い難易度であると評価するレビュアーと、単調かつ退屈であり、次第にうんざりしてくると述べるレビュアーとの間で評価が2分されており、ヒトを選ぶコンテンツであると言えるかもしれません。
また、多くのレビュアーがカメラワークの悪さを指摘しており、イライラするとも述べています。リマスター化に伴いこの点は改善していてほしかったですね。
未プレイ・既プレイどちらのゲーマーにもオススメ!
いずれにせよ『未プレイ者はもちろん、既プレイ者も再度プレイする価値のある作品』であるとして、多くのレビュアーから高い評価を得ている作品です。
ミステリー要素が含まれた魅力的なシナリオに、独特でダークな雰囲気が合わさっており、まるで海外ドラマを操作しているかのような感覚で楽しむことができます。
また、道中には幾つもの謎解き要素や収集要素が用意されているため、アクションアドベンチャーとしても優秀な作品です。
オリジナル版と比較しても、ビジュアル・サウンド・コンテンツの全ての面でパワーアップを果たしています。
2010年に大きな反響を呼んだ傑作を、次世代機で再度体験してみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『デス・ストランディング ディレクターズカット』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年9月24日(金)発売の、PS5向けアクションアドベンチャー(ストランド)ゲーム『デス・ストランディング ディレクターズカット』(DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT) ...
続きを見る
-
『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年10月7日(木)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けのアクションゲーム『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』(Supe ...
続きを見る