2023年3月3日(金)発売の、PS4, PS5, Xbox one, XSX|S, PC向けアクションRPG『Wo Long: Fallen Dynasty』(ウォーロン)。
本作は、『仁王』や『NINJA GAIDEN』などの作品で知られるコーエーテクモゲームスの開発チーム「Team NINJA」が手がける、新作アクションRPGです。
インタラクティブエンタテインメントに所属し、過去に『ブラッドボーン』や『TOKYO JUNGLE』などの作品にも携わってきた "山際眞晃" 氏も開発プロデューサーとして参加・いわゆる「ダーク三國死にゲー」として、国内外から大きな注目を集めていました。
ハード | PS4, PS5, Xbox one, XSX|S, PC |
開発元 | Team Ninja |
価格 | 通常版:8,580円(税込) TREASURE BOX:13,530円(税込) Digital Deluxe Edition:11,880円(税込) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1~3人(オンライン強力プレイ対応) |
リリース日 | 2023年3月3日(金) |
このゲームについて:
「仁王」シリーズなどを手掛ける「Team NINJA」が送るダーク三國死にゲー。
西暦184年、後漢末期の中国。世は戦乱と荒廃に支配されていた。
長きにわたって繫栄した王朝も、今や崩れ落ちようとしている。
プレイヤーは名もなき義勇兵として、中国武術を駆使した流麗な剣戟アクションを用いて、
超人的な武将や妖魔はびこる三国乱世の逆境に立ち向かう。
歴史とファンタジー、そしてアクションに満ちたダーク三國アクションRPG。乱世の闇に、龍が目覚める―
本作の舞台は後漢末期の中国、いわゆる “三国志” の時代。戦乱にくわえて異形の存在「妖魔」がはびこるダークファンタジー風の世界観となっています。
「劉備」や「曹操」、「孫堅」といった三国志の英雄たちも多数登場。プレイヤーキャラクターである名もなき義勇兵は、彼らと出会いながら乱世へと吞み込まれていきます。
中国武術をベースとした流麗かつスピーディーに攻防が転じる剣戟アクションが特徴。苛烈に攻め、敵の攻撃を刹那に捌く、緊張感あふれるバトルが展開されます。
大刀や双剣などの豊富な武器から、五行の力を引き出す秘術「仙術」、朱雀や白虎などの「神獣」の力を呼び出すなど、多彩なプレイスタイルが可能となっています。
逆境を乗り越えるほど強くなる 「士気」システムも用意されており、あえて逆境に挑むことで強くなるか、慎重に攻略していくのか。プレイヤーそれぞれの闘い方を楽しめます。
最大3人でのオンライン強力プレイにも対応。強力な敵を協力して打倒していきましょう。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Attack of the Fanboy -楽しく、やりがいがあり、完成度が高いゲーム
Score:100点
本作は一見すると「仁王」の三国志バージョンや「仁王3」、「仁王2」のDLCのような作品だと思われがちですが、中身は全く異なった新鮮なソウルライクゲームとなっています。
楽しく派手な戦闘と、病みつきになるゲームループを備えており、最初から最後までやり甲斐のあるゲームプレイを楽しむことが出来ました。
ビジュアルデザインは実に優れており、ステージ背景から敵の見た目にいたるまで、見ごたえのあるものばかりです。
刀、薙刀、杖、その他の武器を駆使した、素早く流れるような動きの戦闘は、もはやダンスに見えるほど爽快で気持ちの良い体験でした。
「仁王」の体験を拡張し、不要な部分を排除して、新鮮味のある新しい要素を多く取り入れた素晴らしい作品となっています。
良かった点
- 楽しくてやりがいのあるゲームプレイ
- 記憶に残るストーリー
- 優れたビジュアルデザイン
- 素早く滑らかな動きの戦闘
- 仁王の体験を修正&拡張
悪かった点
- 特に無し
Hardcore Gamer -やりがいと達成感のある難易度
Score:90点
本作の難易度は高めに設定されていますが、決して理不尽や不公平ではなく、敵の戦闘スタイルを学び対策することでキチンと攻略できる、やり甲斐のある調整がなされています。
時にはイライラすることもありますが、バリエーションに富んだ戦闘スタイルを学び、スキルをマスターし、最終的に強力な敵を打倒すことが出来るとこの上ない達成感があります。特に協力プレイは楽しい体験でした。
グラフィックの質も高く、ビジュアルデザインも優れています。三国志の時代背景をソウルスタイルのゲーム作品の融合させたコンセプトは見事と言うほかありません。
技術的なデザインからゲームプレイにいたるまで、あらゆる分野で優れた作品です。
良かった点
- やりがいのある難易度
- 学ぶのが楽しい戦闘システム
- 魅力的な三国志の時代背景
- 優れたグラフィック
- 楽しい協力プレイ
- バリエーションに富んだ戦闘スタイル
悪かった点
- 特に無し
Gamersky -「仁王」よりもシンプル化され、迫力を増したアクションゲーム
Score:88点
本作は、仁王と比べると(良い意味で)ゲームプレイが単純化されており、特に難しいことを考えることも無く、迫力と爽快感のあるゲームプレイを楽しむことが出来ます。
操作自体もシンプルで、少しのボタン操作のみで簡単にコンボ技を繋ぐことが可能。一方で火傷、感電、中毒などのさまざまな異常状態を生じさせる「仙術」要素なども用意されており、戦闘にはキチンとした深みがあります。
マップ内の旗を上げるたびに戦闘力が増加する「士気」システムもユニークであり、マップ探索をより有意義なものにしています。
三国志を取り入れたストーリーも、満足度の高い内容となっています。
やり甲斐のある高難易度と、遊びやすく単純化されたゲームプレイを両立した作品です。
良かった点
- 面白い「士気」システム
- 戦闘に深みを生む「仙術」要素
- 満足度の高いストーリー
- 爽快感のあるアクション
- 操作自体はシンプル
- (良い意味で)単純化されたゲームプレイ
悪かった点
- たまにフレームレート低下が生じる
- エンドコンテンツのボリュームは不足(DLCに期待)
- マップデザインは繰り返し感が強い
- 敵の種類が少ない
GameSpew -プレイヤーが学び、成長できるゲームデザイン
Score:80点
本作における戦闘では、攻撃を反らしたり、受け流す等の行動が非常に重要になってきます。これらのアクションが苦手な場合、最初のボスさえクリアできないかもしれませんが、判定自体は緩いためすぐに慣れることが出来るでしょう。プレイヤーが徐々に学び、成長し、クリアできるようにキチンと設計されています。
敵や各キャラクターのビジュアルなど、全体的な見栄えは良いです。サウンド面に関しても、臨場感と迫力を増すトラックが多く用意されています。
根本的なゲームプレイ感は「仁王」に近いですが、ゲームプレイのペースが向上し、「士気」システムをはじめとする独自性の強い要素が多数取り入れられているなど、差別化が図られています。
ソウルライクゲームの新たな解釈の1つと言えるでしょう。
良かった点
- 全体的に見栄えの良いゲーム
- 素晴らしいサウンドトラックの数々
- プレイヤーが進歩できるゲームデザイン
- ペースの早いゲームプレイ
- 重要で独自性の高い「士気」システム
悪かった点
- 一部のシステムが説明不足
- 細部を見ると、やや開発不足に感じる部分もある
VGC -パフォーマンス上の問題が頻発
Score:60点
本作のゲーム性は基本的にソウルライクなものですが、「士気」システムのように、このジャンルに新たなひねりを加えたユニークな要素も多数取り入れられています。
三国志とダークファンタジーを融合させたビジュアルデザインは実に独創的であり、ボス敵たちはいずれも大胆で迫力があり、攻略しがいがあります。
一方で、多くの敵が登場する場面などにおいてフレームレート低下が頻発し、ゲームプレイに支障をきたします。
また全体的なビジュアルクオリティは高いように見えますが、キャラモデルや一部のテクスチャなどの質が低く、やや時代遅れに感じる部分も見受けられました。
プレイし甲斐のある難易度ですが、たまに簡単すぎると感じる場面もあり、調整不足に感じられます。
全体を通して楽しい体験が出来ましたが、クリア後に特に名残惜しさを感じることもありませんでした。
良かった点
- 芸術性と想像力に富んだビジュアルデザイン
- スピーディで滑らかな戦闘アクション
- 大胆で迫力のあるボス敵たち
- ソウルライクジャンルに興味深いひねりを加えた「士気」システム
悪かった点
- 一部のキャラモデルやテクスチャの質は低い
- フレームレートが頻繁に低下するなど、パフォーマンス上の問題
- 簡単すぎると感じることが多い
- 味方AIの頭が悪い
総評:「仁王」や「ソウルシリーズ」の体験をベースに、独自性の強い要素を多数取り入れたダーク三國志ゲーム
総合Score:82点
GOODな点
- やりがいのある難易度
- 学ぶのが楽しい戦闘システム
- バリエーションに富んだアクション
- 記憶に残るストーリー
- 芸術性と想像力に富んだビジュアルデザイン
- 楽しい協力プレイ
- ユニークで独自性のある「士気」システム
BADな点
- マップデザインは繰り返し感が強い
- 敵の種類が少ない
- フレームレートが頻繁に低下するなど、パフォーマンス上の問題
- 一部のキャラモデルやテクスチャの質は低い
- 味方AIの頭が悪い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Wo Long: Fallen Dynasty』についての海外メディアの感想となります。
「仁王」の体験を再開発したソウルライクアクション
本作のゲーム性は「仁王」に近いですが、仁王で不要だった部分を排除し、「仙術」や「士気」システムをはじめとする独自性の強い要素を多数取り入れることで、キチンと差別化が図られた新作となっています。
難易度は高めに設定されていますが、決して理不尽や不公平に感じることは無いとのこと。
戦闘では攻撃を反らしたり、受け流す等の行動が非常に重要になってきますが、判定自体は緩いため、すぐに慣れることが出来ます。プレイヤーが徐々に学び、成長し、ちゃんとクリアできるように設計されているようです。
三国志とダークファンタジーを融合させたビジュアルデザインは実に独創的であり、サウンドトラックの質も高く、演出面に関しては高く評価されていました。
パフォーマンス上の問題が散見
一方で、多くの敵が登場する場面などにおいてフレームレート低下が頻発し、ゲームプレイに支障をきたす等、パフォーマンス上の問題が報告されています。
また、全体的なビジュアルクオリティは高いように見えますが、キャラモデルや一部のテクスチャなどの質が低いとのこと。
マップデザインは似たようなものが多く、敵の種類も少ないため、徐々に繰り返し感が強くなっていくとも述べられていました。この点は「仁王」の時と同じ指摘を受けていますね。
やりごたえのあるアクションゲーム好きにオススメ
いずれにせよ『やりごたえのあるアクションゲーム好きにオススメ』であるとして、多くのレビュアーから高い評価を付けられていました。
根本的なゲームプレイ感は「仁王」に近いですが、ゲームプレイのペースが向上し、「士気」システムをはじめとする独自性の強い要素が多数取り入れられているなど、差別化が図られています。
グラフィックの質も高く、敵や装備のデザインも優れています。三国志の時代背景をダークファンタジーと融合させたコンセプトは見事だと評価されていました。
「仁王シリーズ」や「ソウルシリーズ」のような高難度アクションを求めている方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!
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