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ガジェットレビュー

『Beelink MINI S12』レビュー!安価で実用的な性能の小型デスクトップPC

  • 在宅ワークやオンライン授業用のPCが欲しい!
  • 実用的なスペックのモデルがいい
  • でも場所をとる大きさはイヤ...

PC選びの際、上記のように考えている方も多いのではないでしょうか?

新型コロナウイルスの影響により、最近では在宅ワーク(テレワーク)やオンライン授業など、自宅でPCを用いて作業する方も増えてきました。

安定したパフォーマンスで作業したい場合は "デスクトップPC" がオススメですが、ノートPCやタブレット端末と比べてサイズが大きく、自宅のスペースを取ってしまうというデメリットもあります。

そこで今回紹介するのが、手のひらサイズにもかかわらず、大型PCに負けず劣らずの性能を発揮するBeelink MINI S12です!

▼手のひらサイズの小型PC

ブランド Beelink
型名 MINI S12
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Alder Lake-N N95プロセッサー
RAM 8GB ‎DDR4 3200MHz
ストレージ 256GB ‎SSD
グラフィック ‎Intel UHD Graphcs 1.20GHz
インターフェース 電源コネクタ ×1
USB3.2 Gen2(10Gbps)×4
HDMI ×2
3.5mm オーディオ (HP&MIC) ×1
有線LANポート ×1
盗難防止ロック穴
本体サイズ ‎115×102×39mm
本体重量 約280g

今回紹介する『Beelink MINI S12』は、ミニデスクトップPCを多く開発・販売してきたBeelinkより、2023年2月に発売された最新モデルです。

OSには最新のWindows 11 Pro(64bit)を採用。CPUには "Intel Alder Lake-N N95プロセッサー"、RAMは8GB ‎DDR4を搭載しており、一般的なPC作業を快適にこなせるだけのスペック構成となっています。

ストレージには256GB SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能です。拡張性にも優れており、2.5インチHDDの増設をサポートしています。

▼旧モデルより全体的に優れたスペック構成となっています。

通信規格はイーサネット(有線LAN)に加え、Wi-FiとBluetoothに対応。

そして最大4K解像度の映像出力に加えて、2つのHDMIポートを介した 2画面同時出力にも対応しています

そして何より筐体サイズが115×102×39mm、重量が約280gと 非常にコンパクトかつ軽量 で、持ち運びにも適した大きさとなっています。置き場に困らず、外出先での作業用デバイスとしても重宝するでしょう。

筐体には充実したポート類が用意されており、一般的なデスクトップPCとほぼ同様に扱うことが可能です。

【搭載インターフェース】

  • 電源コネクタ ×1
  • USB3.2 Gen2(10Gbps)×4
  • HDMI ×2
  • 3.5mm オーディオ (HP&MIC) ×1
  • 有線LANポート ×1
  • 盗難防止ロック穴

このように、実用的な性能・省スペース性・携行性のいずれにおいても優れた、オススメの小型デスクトップPCとなっています。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきます!

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

  • ミニPC本体
  • 電源アダプタ
  • 説明書
  • HDMIケーブル(100cm)
  • HDMIケーブル(25cm)
  • モニター裏取付け用ブラケット&ネジ

▼説明書は日本語にも対応しています。

▼付属の金具マウント&ビス類を使って、モニター裏への取り付けが可能です。

▼電源アダプタのほかに、HDMIケーブルが2種類(長・短)付属しています。

▼電源アダプタは比較的コンパクトなサイズに収まっています。

▼持ち運び時にもそこまで邪魔にならないでしょう。

PC本体の外観

▼PC本体の外観。黒を基調としたスタイリッシュなデザイン。

▼片手にスッポリ収まるほどのサイズ。

‎115×102×39mmの軽量かつコンパクトな筐体サイズのおかげで、どこに設置しても邪魔になりません。

▼厚みも3.9cmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。

▼背面の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、マウント取り付け用の穴が空いています。

インターフェース構成

続いて本体インターフェースについて紹介していきます。

▼本体正面には、画像左から『USB3.2 Gen2ポート』×2『イヤホンジャック』『電源ボタン』が搭載。

▼両側面には吸排気用の穴が空いています。

▼背面の様子。画像左から『USB3.2 Gen2ポート』×2『LANポート』『HDMIポート』×2『電源(DC)ポート』『盗難防止ロック穴』が用意。

以上の通り、限られたスペースに充実のポート類が集約されたインターフェース構成となっています。

HDMIポートを2つ使用して2画面同時出力が可能。作業用PCとしても十分に実用性の高い構成と言えます

2.5インチHDDの増設をサポート

ドライバーを用いて背面カバーを取り外すことで、2.5インチHDDの増設が可能です。

▼背面のゴムタグをつまむことで、カバーを持ち上げられます。

▼2.5インチHDDの増設ポートが用意。

実際に使用した感想

それでは、『Beelink MINI S12』を実際に使用した感想を紹介していきます!

▼今回のレビューではウルトラワイドモニター(3440×1440)に接続して使用しました。

▼映像出力情報。HDR描画に対応。

▼実際に接続した様子。主要USBポートが背面に集約されているため、スタイリッシュに利用したい方は、Bluetooth対応マウス&キーボードを接続すると良いでしょう。

電源アダプタがコンセント側に位置しているため、デスク上をスッキリと保てる点がGOOD!

▼マウスと並べた様子。筐体のコンパクトさが際立ちます。

▼デバイスの仕様。今回のレビューでは8GB RAM + 256GB SSDモデルを提供していただきました。

▼256GBストレージモデルでは、208GB分が利用可能領域として割り振られています。

CrystalDiskMark ベンチマークテスト結果

各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフト『CrystalDiskMark』の計測結果は以下の通りです。

一般的な作業は快適にこなせる性能

最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。

ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。

▼ページスクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。

▼画像や動画といった埋め込みファイルもスピーディに描画されます。

また、YouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。

4K動画もスムーズに視聴可能!ただし再生時の快適さは通信速度に依る部分もあります。

▼HDR描画に対応しているため、実にカラフルな映像を楽しめます。

そして Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して、様々な作業を行ってみました。

この場合においても、計算処理や描画処理、ファイル出力などがスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。

▼複数ウィンドウを同時表示した場合でも、快適に作業をこなすことが可能です。

このように、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。

8GB RAMのおかげで、いくつかの作業を並行して行った場合も、いたってスムーズに動作します。

リモートワーク用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。

ゲーミングはキツい

本製品のゲーミング性能についても確認してみました。

FF14ベンチマークテスト』を実行してみました。

テスト条件

  • 1920×1080
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード
  • DirectX 11

上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1362点、評価は "設定変更が必要" でした。

さすがにオンボードグラフィックのため、ゲーミングには適していないという結果に。

ブラウザゲーム程度であればスムーズに遊べると思いますが、FF14やマインクラフトなど処理の重めな3Dゲームを遊ぶ用途には適していないと言えます。

ミニPC最新モデル FF14ベンチマークスコア比較表

当サイトで今まで紹介したミニPCの最新モデルについて、FF14ベンチマークテストを実行した際のスコアを一覧で紹介しています。

ミニPCのゲーミング性能に興味のある方は、是非参考にしてみてください!

※いずれもレビュー時点で配布されていたベンチマークテストツールによる、1920×1080ウィンドウモードでの実測値です。

モデル名 スコア
標準品質 高品質
MINISFORUM TL50 6719 4002
Beelink GTR5 6161 3805
MINISFORUM EliteMini HX90 5144 3053
Beelink SER4 4962 3190
Minisforum EliteMini HM90 4680 2980
GMK NucBox2 3640 -
Beelink SEI 8 3282 1738
Beelink SER3 2201 1381
NiPoGi Radeon Vega 3 1883 -
Beelink U59 1190 -
ACEPC Mini PC AK2 1184 -
Beelink MINI S 1137 -
CHUWI LarkBox 1052 -

なお、スコア値の目安は以下の通りです。

引用元:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークとは

実に優れた廃熱性・静音性

本製品は、発生する熱を内蔵ファンによって外部へ逃がします。

高負荷時にはファンが高速回転してPC動作音がフォーンと大きくなりますが、それでも耳を近づけない気にならないほどの動作音でした。

▼耳を近づけると、かすかに排気音が聞こえてくる程度

静音性に関しては非常に優れていると言えます。

ちなみに、レビュー時には重めの処理を実行するなどして、本製品を4時間ほど連続使用して、本体に負荷を与えてみました。

それでも、ファンの音は気にならず、本体もほとんど熱を持ちませんでした。

▼数時間連続使用しても、全然熱くならない。

▼背面に手を当てると、わずかに暖かい風を感じる程度。

以上の通り、優れた静音性・排熱効率を実現できていると言えます。

長時間の作業用途を前提にミニPCを探している方でも、安心して利用することができるでしょう。

安価で実用的な性能の小型デスクトップPC

【個人的な評価】

  • 性能:(☆4)
  • デザイン:(☆5)
  • 扱いやすさ:(☆5)
  • 価格(コスパ):(☆4.5)
  • 総合評価:(☆4.5)

今回紹介した『Beelink MINI S12』について、特徴をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
  • スタイリッシュな見た目
  • HDR対応
  • 一般的な作業はスムーズにこなせる実用的な性能
  • 優れた静音性と廃熱性能
  • リーズナブルな価格

悪かった点

  • ゲーミングには適していない

以上のように、ウェブサイト閲覧・動画視聴・軽作業など、幅広い用途に適した実用的な性能を擁するミニデスクトップPCとなっています。

この性能と充実したインターフェース構成にもかかわらず、本体サイズおよび重量は実にコンパクトかつ軽量なため、ディスプレイ裏に取付けるも良し、外出先に持参するも良しの、汎用性に優れたモデルと言えます。

また静音性や廃熱性能も優れており、長時間の連続使用時でも顕著なパフォーマンスへの影響は見られませんでした。

流石にゲーミングには向いていませんが、最低限の作業を行うには十分な性能とコスパのモデルだと言えます。

手ごろな価格で実用的なPCを探している方には、是非オススメしたいモデルです!

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