2023年2月24日(金)発売の、PS4, PS5, Nintendo Switch, PC向けRPG『オクトパストラベラーⅡ』(OCTOPATH TRAVELER Ⅱ)(オクトラ2)。
※Steam版は2023年2月25日(土)発売予定です。
本作は、2018年に発売され、全世界出荷+ダウンロードが300万本(2022年9月時点)を突破したRPG「オクトパストラベラー」シリーズの新作です。
ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」のグラフィックが、さらなる進化を遂げて登場。新たな大陸、新たな8人の旅人たちが織りなす物語を楽しむことが出来ます。
ハード | PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, PC |
開発元 | アクワイア & SQEX浅野チーム |
価格 | パッケージ版 7,800円(税込) ダウンロード版 7,800円(税込) e-STORE限定豪華版 19,800円(税込) |
ジャンル | RPG(ロールプレイング) |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年2月24日(金) ※Steam版は2023年2月25日(土) |
このゲームについて:
物語の舞台となるのは、分かつ海を隔て
東西に大陸が位置する“ソリスティア”と呼ばれる地域。航路が開拓され大型船が海を往来し、
蒸気を使った新技術の発明に湧く時代。華やかな産業や文化に胸躍らせる者たちも、
戦乱や疫病や貧困に涙する者たちも存在する世界。そこで君は、
生まれた場所も、旅の目的も、
そして特技も異なる8人の旅人の一人となり、
自由に旅することができる。旅立とう、君だけの物語へ——
無印版「オクトパストラベラー」で注目を集めた、ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」のグラフィックが、さらなる進化を遂げて登場します。
物語の舞台となるのは、海を隔てて東西に多様な文化が広がり、新時代の産業が花開く大地“ソリスティア”。新たな大陸、新たな8人の旅人たちが織りなす物語を楽しむことが出来ます。
主人公ごとに異なるアクション「フィールドコマンド」を使って、町の人々とバトルをしたり、一緒に連れて歩いたり、アイテムを入手したりと、何処に行くのか、何をするのかはプレイヤー次第。
今作では、新たな主人公たちによる新たな大陸での冒険となるので、前作(無印版)との接点はほとんどありません。そのため、前作を未プレイの方でも問題なく遊ぶことができます。
本作では新たに、昼と夜の概念が追加されており、時間帯によって使用できるフィールドコマンドが異なります。また、船を入手して水上移動が可能になったり、ゲームスピードをいつでも変更できるなど、新たな機能・要素が多数用意されています。
オクトラ2における主な新要素
- 昼夜の概念を追加
- 主人公たちの個性を活かした新バトルアクション「底力」
- 船による水上移動&水上バトル
- 「ゲームスピード」を自在に変更可能
『オクトパストラベラー』から正統進化した完全新作となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Dexerto -JRPGジャンルの頂点に君臨する作品
Score:100点
本作は、ニンテンドースイッチでプレイすると一口サイズの手軽なゲームに、PS4やPCでプレイすると壮大な冒険の旅へと化ける作品です。
昔ながらのファイナルファンタジーシリーズに似たレトロなJRPG体験を提供すると同時に、現代向けに洗練されたメカニズムが導入されており、前作(無印版オクトパストラベラー)の体験を全体的に改善した内容を楽しめました。
複数の仲間とパーティを組み、世界各地を探索することはリラックスできる魅力的な体験です。ワールド自体も、東洋チックな場所からヨーロッパ、バイエルン、イスタンブールを豊富とさせる町など、文化的な多様性のある世界が構築されています。
そして本作が他のJRPGと一線を画している点は、なんといっても奥深く戦略的な戦闘システムでしょう。敵を倒す方法は実に多岐に渡るため、いかに効率的に強大な敵を倒すか考えるのは実に有意義でした。
JRPG好きにとって、まさにこのジャンルの頂点に君臨する作品でしょう。
良かった点
- 奥深く戦略性の高い戦闘
- 豊富なコンテンツボリューム
- 多様性のあるワールド
- 仲間たちと旅をするのが楽しい
- 魅力的なレトロスタイルのアートデザイン
- 壮大な物語
悪かった点
- レトロスタイルのJRPGが好みでない方には、合わないかもしれない
Atomix -実に見事なHD-2Dビジュアル
Score:92点
前作から受け継がれたHD-2Dによるピクセルアートスタイルのビジュアルは、見事というほかありません。優れたサウンドトラックも相まって、ゲーム内の世界観を素晴らしく演出できています。
戦闘に関しては、前作で良かった要素をそのまま受け継ぎつつ、時間帯に応じて変化するアクションや、新バトルアクション「底力」が実装されたおかげで、より多様性を増した楽しいシステムへと進化しています。
コンテンツボリュームは膨大であり、用意された8つのストーリーの1つを完了するだけでも約50時間はかかりました。特殊武器が隠されているダンジョンや、NPCとの交流要素、そして中毒性の高い戦闘などのおかげで、終始飽きることなくプレイできます。
オクトパストラベラーⅡは素晴らしいJRPGであり、この手のジャンルの作品が好きな方にとって、まさに必見の一作でしょう。
良かった点
- 相変わらず素晴らしいHD-2Dビジュアル
- 優れたサウンドトラックの数々
- より多様性を増した戦闘
- 膨大なコンテンツボリューム
- 非常によく構成された8つのストーリー
悪かった点
- ピクセルアートスタイルの作品なので人を選ぶ
Nintendo Life -最高のJRPG作品の1つ
Score:90点
本作は、前作(オクトパストラベラー)において確立された基盤の上に、新しいアイデアやシステムの微調整などを盛り込むことによって、全体的により優れたゲーム体験を実現しています。
戦略的な戦闘システム、制限のないキャラクター育成、よく作り込まれたストーリー、ゴージャスなHD-2Dビジュアル、そして素晴らしいオーケストラサウンドトラックのすべてが合体し、これまでで最高のJRPG作品の1つとなっています。
声優の演技も良く、興奮やイライラなどの感情はもちろん、主人公らの出自を反映した喋り方をも演技分けしている点は実に見事です。
美しく、新たなJRPGを探している方には、強くオススメしたい一作です。
良かった点
- 前作から全体的に体験が進化
- 戦略的で魅力的な戦闘
- 深みのあるキャラクター育成
- 驚異的なHD-2Dビジュアル
- 優れたオーケストラサウンドトラック
- よく作り込まれたシナリオ
悪かった点
- ゲーム体験自体は前作から大きく変わっていない
Press Start Australia -前作を超える体験を提供
Score:85点
新バトルアクション「底力」では、各キャラの潜在的な力を発揮でき、戦闘の戦略性をより増しています。昼夜(時間帯)の概念が追加され、一部のアクションが時間帯に応じて変化したり、夜になるとより強力な敵が登場するなどの変化をもたらします。その他、海上での戦闘が追加されるなど、戦闘に関しては多様性がかなり増しています。
そして何より、美しいHD-2Dビジュアルは最高の表現です。レトロなピクセルアートがゲーム世界に独特な雰囲気を生み出しており、見事な演出とカメラワークが臨場感に拍車をかけています。
サウンドトラックは決して裏切らないクオリティであり、私(レビュアー)が今までに聴いたなかで最も美しいサウンドトラックの1つだと言えます。
前作以上の体験を提供してくれる、素晴らしい演出と堅実なゲームプレイシステムとを兼ね備えた傑作JRPG作品となっています。
良かった点
- 美しいHD-2Dビジュアル
- 柔軟性の強いジョブとスキルシステム
- 見事なカメラワークと壮大な演出
- 非常に素晴らしいサウンドトラックの数々
- ユニークな昼夜(時間帯)概念の追加
悪かった点
- ストーリーは期待していたほど絡み合っていない
- 時代遅れにも感じるデザインは、やや退屈に感じるかもしれない
Inverse -前作(オクトパストラベラー)と比べて、際立った変化はない
Score:70点
本作のベースは古典的なJRPGですが、見事なHD-2Dビジュアルと没頭できるストーリー、「底力」などの新機能によって、クラシックなRPG体験を底上げすることに成功しています。
特に「底力」はFF7におけるリミットブレイクのような要素であり、各パーティメンバーの個性を強め、退屈で長引くボス戦の戦闘をより面白くする優れた機能となっています。
ストーリー攻略に加えて探索も楽しんでいると、1つのストーリーで優に50時間以上は遊べるボリュームがあり、コンテンツの満足度は高いです。
一方で、上述した通りベースは古典的なJRPGのため、この雰囲気を "時代遅れ" に感じてしまうプレイヤーにとって、本作は合わないでしょう。
また、いくつかの機能追加や修正はなされたものの、前作(オクトパストラベラー)と比べて、際立って革新的な変化は無く、根本的なゲーム体験は同じです。
それでも、真に創意に富んだ作品を求める方にとって、本作は十分にプレイする価値のある作品と言えるでしょう。
良かった点
- 見事なHD-2Dビジュアル
- 没頭できるストーリー
- ボリュームのあるコンテンツ
- 面白い新バトルアクション「底力」
悪かった点
- 根本的なゲーム体験は古典的
- 前作(オクトパストラベラー)と比べて、際立って革新的な変化はない
総評:前作の体験をさらに飛躍・進化させた、JRPGジャンルの傑作
総合Score:86点
GOODな点
- 相変わらず素晴らしいHD-2Dビジュアル
- 優れたサウンドトラックの数々
- 膨大なコンテンツボリューム
- 非常によく構成された8つのストーリー
- より戦略性を増した戦闘
- 面白い新バトルアクション「底力」
- ユニークな昼夜(時間帯)概念の追加
BADな点
- 根本的なゲーム体験自体は前作から大きく変わっていない
- レトロスタイルのJRPGが好みでない方には、合わないかもしれない
- ピクセルアートスタイルのビジュアルは人を選ぶ
- ストーリーは期待していたほど絡み合っていない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『オクトパストラベラーⅡ』についての海外メディアの感想となります。
前作を超える体験を提供
本作は、前作(オクトパストラベラー)において確立された基盤の上に、新しいアイデアやシステムの微調整などを盛り込むことによって、全体的により優れたゲーム体験を実現しているとのこと。
新バトルアクション「底力」では、各キャラの潜在的な力を発揮でき、戦闘の戦略性をより増しています。昼夜(時間帯)の概念が追加され、一部のアクションが時間帯に応じて変化したり、夜になるとより強力な敵が登場するなどの変化をもたらします。その他、海上での戦闘が追加されるなど、戦闘に関しては多様性がかなり増しているようです。
特に「底力」はFF7におけるリミットブレイクのような要素であり、各パーティメンバーの個性を強め、退屈で長引くボス戦の戦闘をより面白くする優れた機能となっています。
HD-2Dビジュアルで演出される世界は相変わらず美しく、オーケストラによる素晴らしいサウンドトラックも相まって、世界観に没頭して遊ぶことが出来ます。
前作以上の体験を提供してくれる、素晴らしい演出と堅実なゲームプレイシステムとを兼ね備えた傑作JRPG作品として評価されています。
レトロスタイルな作風は人を選ぶ
一方で、確かに多くの修正や追加要素が取り入れられているものの、根本的なゲーム体験自体は前作から大きく進化はしていないとの指摘が見受けられました。
また、「ピクセルアートスタイルのビジュアルは人を選ぶ」「古典的でレトロスタイルのJRPGが好みでない方には合わない」といった意見もありました。これらの点に関しては、それを織り込み済みで購入する方がほとんどだと思うので、人によって評価が分かれるかもしれませんね。
他には、各主人公のストーリーは期待していたほど絡み合っていない等の不満点も見受けられました。
JRPG好きにとっては間違いなく必見の一作
いずれにせよ「JRPG好きにとっては間違いなく必見の一作」であるとして、多くのレビュアーが高い評価を付けていました。
計8つ用意されているメインストーリーは、内容が優れているだけでなく、1つ1つが数十時間は遊べるボリュームを擁しており、全体的には100時間を超えて楽しめる大ボリュームな作品となっています。
ベースは古典的なJRPGですが、見事なHD-2Dビジュアルと没頭できるストーリー、「底力」などの新機能によって、前作から受け継いだクラシックなRPG体験を底上げすることに成功しています。
今作では、新たな主人公たちによる新たな大陸での冒険となるので、前作(無印版)との接点はほとんどありません。そのため、前作を未プレイの方でも問題なく遊ぶことができます。
前作プレイ済みの方はもちろん、未プレイでもRPGが好きな方であれば、是非オススメしたい一作です!
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