2022年10月18日(火)発売の、PS5, ニンテンドースイッチ, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『A Plague Tale: Requiem』(プレイグ テイル -レクイエム-)。
※元々日本語にも対応予定でしたが、発売前に急遽日本語が対象外となりました。
本作は、2019年に発売された、姉弟の逃避行アクションアドベンチャー『プレイグ テイル -イノセンス-』(A Plague Tale:Innocence)の続編にあたる作品です。
発売時点で日本語非対応となっていますが、前作も発売後に日本語が追加された経緯があるため、本作も期待できるかもしれません。
ハード | PS5, Nintendo Switch, XSX|S, PC |
開発元 | Asobo Studio |
価格 | 7,750円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2022年10月18日(火) |
このゲームについて:
海のはるか向こうで、島が呼んでいる…
超自然的な力によって歪んでしまった、残酷で息を呑むような世界へと、胸が張り裂けるような冒険の旅に出よう。
荒廃した故郷を脱出し、新たな地、活気ある都市を目指して遠く南方へと旅をするアミシアとユーゴ。そこで二人は新しい生活を始め、ユーゴの呪いを制御しようと試みる。
しかし、ユーゴの力が再び目覚めたとき、死と破壊がネズミの大群となってまたもや押し寄せてきた。再度逃亡を余儀なくされた姉弟は、ユーゴを救う鍵となり得る、予言の島に一縷の望みを託す。
生存をかけた絶望的状況の中で、愛する者を救うために必要な代償をあなたは知ることになる。さまざまな武器や道具、不思議なパワーを利用して、相手の不意を突いて攻撃したり、恐怖の力を解き放ったりすることで、敵や困難に立ち向かえ。
主人公である "アミシア" と弟の "ヒューゴ" が、残酷で無慈悲な世界を生き抜くためなら何でもしながら、危険な新しい冒険に挑むアクションアドベンチャーゲームです。
前作『プレイグ テイル -イノセンス-』の冒険の後、しばらく静かな生活を送っていた姉弟でしたが、ヒューゴの中に秘められていた呪いにより死と破壊が周囲を飲み込み、2人は再び追われる運命となります。
クロスボウ等のさまざまな武器や道具を使ったアクションやステルス、不思議なパワーを利用して、相手の不意を突いて攻撃したり、恐怖の力を解き放ったりすることで、敵や困難に立ち向かっていきましょう。
前作では黒死病の恐怖を表現したという「5000匹のネズミの大群」が大きな特徴でしたが、今作ではその60倍の「30万匹」に増えているとのこと。ヒューゴの怒りによって、まるでうねる波のようにネズミたちが敵に襲いかかる様が描かれます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
The Enemy -前作の良さを継承しつつ、ゲームプレイで大きな成長を果たした続編
Score:100点
本作は、1作目の良さをそのまま受け継ぎつつ、あらゆる要素を大きく成長させた続編となっています。
装備や能力などのアップグレード要素は大幅に拡張されており、それに伴ってアクションの多様性も増しています。ステルスで敵から隠れて進んだり、気絶させて逃げるための時間を稼いだりと、プレイヤーごとに全く異なった遊び方が可能です。
探索の自由度が増し、ゲーム中盤以降は非常に広いエリアを冒険できます。
サウンド、グラフィックの質はいずれも優れており、特に効果音に関しては、数万のネズミが這いまわる音などをリアルに表現しており、ゲーム内の雰囲気が良く伝わってきました。
ストーリーも感動的な内容となっており、想像を絶する冒険体験を体験できる作品です。
良かった点
- 雰囲気を盛り上げるサウンドトラック
- 没入感のある効果音
- 素晴らしいグラフィック
- 自由度の高い探索
- 大幅に拡張されたアップグレード要素
- 多様性の高まったアクション
悪かった点
- たまにロード時間が長くなる場面がある
COGconnected -前作経験者なら絶対にプレイすべき続編
Score:94点
グラフィックやサウンド、戦闘システム、謎解き要素など、あらゆる点において前作よりも洗練された続編となっています。
魅力的な世界観とキャラクター達によって織りなされるストーリーは相変わらず惹き込まれる内容であり、最初から最後まで夢中になってプレイすることが出来ました。
クロスボウやナイフを利用してステルス行動をとったり、ネズミの大群に敵を襲わせる能力などは実に楽しい体験です。
冒険の舞台となる街並みや自然環境のデザインもクオリティが高く、活き活きとしており、ゲーム内の雰囲気が非常に良く伝わってきます。
前作を遊んだことのある方はもちろん、そうでない方でも、間違いなくプレイすべき作品でしょう。
良かった点
- 素晴らしいアートデザイン&ステージ設計
- 魅力的なストーリーとキャラクター達
- 出来の良い戦闘システムと謎解き要素
- 安定したパフォーマンス
- あらゆる点で前作より洗練されている
悪かった点
- カメラワークと操作性にイライラすることがある
- たまにテクスチャがチラつく
TierraGamer -2022年に最高に楽しんだ作品の1つ
Score:88点
本作のグラフィックは、キャラクターからステージ背景にいたるまで、今年見た中で最高クラスです。地中海の美しいパノラマビューからグロテスクな表現まで、より一層印象的に表現されるようになっています。
ストーリー自体は約15時間ほどでクリア可能。ボリュームがあるだけでなく、最初から最後まで魅力的な展開を見せます。クリア後には新しいゲームモードが解除される特典も用意。
特にPS5版ではデュアルセンスコントローラの触覚フィードバック機能をうまく活用しており、泥の中を歩く重さ、パチンコの力強さ、敵から逃げるときの足音のうなりをリアルに感じられて没入感が高まります。
ストーリー、ゲームプレイ、キャラクター、グラフィック、サウンドのあらゆる点が優れており、前作プレイの有無にかかわらず、是非プレイすべき作品です。
良かった点
- 長くて魅力的なストーリー
- ユニークなゲームプレイ
- 魅力的なキャラクター達
- ハプティックフィードバックの機能を活用(PS5版)
- 実にリアルなグラフィック
- 印象的な風景
悪かった点
- 遠隔戦闘やステルス行動はイライラすることがある
- いくつかのバグが発生(テクスチャの歪み、フレームレート低下など)
Press Start Australia -魅力的なダークファンタジーストーリー
Score:85点
本作はアンチャーテッドシリーズのような直線的アクションアドベンチャーゲームの、魅力的なダークファンタジー版です。
主人公と弟の姉弟関係が綿密に描かれており、両社の内なる葛藤や絆がストーリーの説得力を強めています。
洗練されたアクションや更に恐ろしさを増したネズミ能力など、ゲームプレイに関しては全体的に大幅に向上。グラフィックおよびサウンドに関しても質が高まっており、特に各ステージの風景は、細部のディテールにいたるまで非常にクオリティが高く作り込まれています。
サウンドトラックは陰鬱でホラーな雰囲気を絶妙に醸し出しており、感動さえ覚えます。
魅力的なアクションアドベンチャーと、身の毛もよだつ体験を楽しみたい方には、必須と言える作品でしょう。
良かった点
- 素晴らしいキャラクター達
- 魅力的なダークファンタジーストーリー
- 見事な風景(ディテール)
- 向上したゲーム体験
- さらに恐ろしさを増したネズミ能力
悪かった点
- フレームレート低下が頻発する
- 近接アクションがぎこちなく感じられる
VGC -技術的なパフォーマンスの低さと反復的なゲームプレイ
Score:40点
本作は確かに魅力的なアクションアドベンチャーゲームであり、ステルスアクションや謎解き要素は楽しいです。
グラフィックのクオリティも高く、今年最高クラスの1つに数えられるレベルでしょう。
一方で、一貫してフレームレートが安定せず、時に大量のネズミが蠢くような場面では、PS5版ですら酷くカクつきます。
テクスチャがポップアップするなどの不具合(バグ?)も見受けられ、技術力の欠如が伺えます。
ストーリー自体は魅力的な内容ですが、ゲームプレイは次第に反復的になっていくため、結果的に長く退屈に感じられました。
せっかくの素晴らしいコンテンツが、技術的なパフォーマンスの低さと反復的なゲームプレイのせいで台無しになっています。
良かった点
- 優れたグラフィック
- 見事な声優の演技
- 楽しいステルスアクション
悪かった点
- 戦闘要素の出来が悪い
- パフォーマンスが酷い(フレームレート低下が頻発)
- ストーリーが長すぎる
- バグがたくさん
総評:最高クラスのグラフィックを備えた魅力的なダークファンタジーアドベンチャーゲーム
総合Score:85点
GOODな点
- 素晴らしいグラフィック
- 没入感の高いサウンド
- 大幅に拡張されたアップグレード要素
- 多様性の増したアクション
- 魅力的なストーリーとキャラクター達
- ハプティックフィードバックの機能を活用(PS5版)
- 見事な風景(ディテール)
BADな点
- カメラワークと操作性にイライラすることがある
- いくつかのバグが発生(テクスチャの歪み、フレームレート低下など)
- 遠隔戦闘やステルス行動はイライラすることがある
- パフォーマンスが酷い(フレームレート低下が頻発)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『A Plague Tale: Requiem』についての海外メディアの感想となります。
没入感の高いアクションアドベンチャー体験
本作のグラフィックとサウンドの質はかなり高く、特にグラフィックビジュアルに関しては、昨今の他タイトルと比べても非常に優れていると絶賛されています。
ステージのディテールは細部まで凝っており、サウンドの出来の良さも相まって、高い没入感で恐怖とワクワク感を感じることが出来るとのこと。PS5版ではデュアルセンスコントローラのハプティック(触覚)フィードバック機能も利用できます。
ストーリーも魅力的な内容であり、クリアまでの約15時間のあいだ、終始没頭することが出来ます。
その他、アクションやアップグレード要素、探索など、あらゆる点で前作よりも洗練されたアクションアドベンチャーゲームとなっています。
パフォーマンスの面で難あり
一方で、ネズミなどの大群が蠢くような場面においてフレームレート低下が頻発したり、テクスチャがポップアップしたりなどパフォーマンスが安定しない点が指摘されていました。
アクションに関しては概ね評価が良いものの、戦闘やステルス行動に関しては、カメラワークの悪さも相まってストレスが溜まるなど、不満を述べる声が多く見受けられました。
前作未プレイでも遊ぶ価値のある作品
いずれにせよ、多くのレビュアーが『前作プレイ済み・未プレイに関わらず体験すべきアクションアドベンチャー』であると、非常に高い評価を付けていました。
グラフィック・サウンドの質が実に高く、世界観やステージデザインも凝っているため、没入感の高い体験が可能となっています。
ストーリーは魅力的な内容で、約15時間ほど続くため、コンテンツボリューム的にも満足度の高い作品であるとのこと。
最高クラスのグラフィックを備えた魅力的なダークファンタジーアドベンチャーゲームを、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
リマスター版『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2022年10月21日(金)発売の、PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けRPG『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(P5R リマスター版)。 本作は 2019年10月に ...
続きを見る
-
『ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディション』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2022年10月6日(水)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションRPG『NieR:Automata The End of YoRHa Edition』(ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ ...
続きを見る