2021年5月25日(火)発売の、PS4, Xbox One, PC向けオープンワールドRPG『バイオミュータント』(Biomutant)。
本作は、文明の崩壊した世界において、ケモノのような姿のミュータントを操作して冒険を繰り広げるオープンワールド型のアクションRPGです。
トレーラー映像が公開されて以来、その独特な世界観と美しいグラフィックにより全世界で期待が高まっていた完全新規IPです。
ハード | PS4(PS5), Xbox One(XSX|S), PC |
開発元 | Experiment 101 |
価格 | 7,590円(税込) |
ジャンル | オープンワールドロールプレイングゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年5月25日(火) |
このゲームについて:
BIOMUTANT®は、文明崩壊後の世界を舞台にしたオープンワールド・アクションRPG。ユニークなマーシャルアーツと剣術や射撃、ミュータントの特殊能力を組み合わせたバトルが楽しめる。
大地は病み、生命の樹はその根から弱り死にかけている。種族は分断し対立。混迷する世界を探索し、その運命を決める者は、果たして救世主か、それとも世界をさらなる闇に突き落とす破壊者か……
本作では動物のような見た目をしたミュータントを操作して、広大なオープンワールドを徒歩や乗り物に乗って旅していきます。
主人公の外見は種族からパーツに至るまで細かくカスタマイズ可能。ゲーム性自体は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『ラチェット&クランク』『デビル メイ クライ』『バットマン:アーカム』シリーズなどから影響を受けたと述べられています。
武器や防具といった装備も豊富に用意されており、道中で拾ったパーツを組み合わせて自由度の高いカスタマイズを行うことも可能となっています。
物語の舞台となる世界には6つのトライブ(種族)が存在しており、どこに属するか・どのような行動を選択するかによって進行が変化していくシステムになっているとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
XboxAddict -何度も遊びたくなるオープンワールドRPG
Score:95点
本作の冒険の舞台は、非常に広大で美しく、細部まで作り込まれているため探索のし甲斐があります。
オープンワールド上には遺跡から森林、水辺、山脈に至るまでバリエーション豊かな環境が揃っており、各地にはサイドクエストや謎解き要素、隠しアイテムなどが豊富に用意されているため、夢中になって探索することが出来ました。
武器・装備カスタマイズの自由度も高く、自分だけの完全オリジナル武器を作って敵を打ち倒していくのは実に楽しい体験です。
本作を20時間ほどプレイしてクリアした後でも、装備品などをすべて引き継いで高難易度のニューゲームを楽しむことが出来るなど、長く遊び続けられるコンテンツとなっています。
オープンワールドRPG好きであれば、絶対プレイすべき逸品です。
良かった点
- 何度もプレイしたくなる中毒性
- 広大で美しいオープンワールド
- 非常に豊富なカスタマイズ要素
- 多様性のあるマップ環境
- やり甲斐のある探索要素
悪かった点
- いくつかのバグ
But Why Tho? -非常にゴージャスなグラフィック
Score:85点
本作のオープンワールドは広大なだけでなく非常に美しく、どのような場所を訪れてもアニメーションや照明効果など細部までゴージャスに作り込まれているため、初めて訪れた場所でビジュアルに驚かされることもあります。
この広大なワールドには各地にファストトラベルポイントが設定されており、離れた場所でもストレスなく快適に移動することが可能となっています。
また、豊富なビークル(乗り物)も存在しており、それらに乗って飛んだり滑走したりするのは実に楽しくて飽きません。
道中にはたくさんのカスタムパーツ・ギアを手に入れることができ、それらを用いて自身や武器を絶え間なくカスタマイズしていくなど、ハクスラ要素も取り入れられています。
全体的に優れたゲームプレイと環境(オープンワールド)を提供している作品です。
原文
良かった点
- ゴージャスなビジュアル
- 深みのあるカスタマイズ要素
- 広くて探索要素の多いワールド
- 快適なファストトラベル機能
- 多くのビークル(車両)
悪かった点
- ストーリーの内容自体は薄い
TheXboxHub -傑出した戦闘システム
Score:80点
本作には見事なグラフィックや、豊富なクラフト・アップグレード要素な、楽しめる点がたくさん用意されています。
特に戦闘に関しては傑出したクオリティとなっています。自分でカスタムした武器を活用し、時には自身の鍛えた体でトリッキーなカンフー技を繰り出して敵を倒していくのは実に爽快です。
メインストーリー以外にもマップ上には多くのミッション・サイドクエスト・隠し要素等が存在しており、満足度の高いやり込み要素を備えています。
全体を通して本作は、完全に夢中になることのできる楽しいカンフーRPGであると言えます。
良かった点
- 流動的で爽快感のある戦闘
- ユニークなナレーション音声
- 見事なグラフィック
- 多くの戦利品・クラフト・アップグレード要素
- 広大なワールドの探索要素
悪かった点
- ミニマップが無いのが不便
- たまにカメラワークが悪くなる
IGN -優れたキャラクターデザイン
Score:60点
本作に登場する敵キャラクターは、いずれも素晴らしいデザインがなされており多様性があります。
戦闘やカスタマイズ要素の自由度も高く、多種多様なモンスター達と様々な手法を用いて戦闘を繰り広げるのは、実に楽しい体験です。
しかし一方で、ストーリー上のミッションが "モノを届ける" などのワンパターンな内容のものが多く、次第にゲームプレイが反復的に感じるようになってきます。
また、ゲームプレイ中にバックグラウンドで流れるナレーションは、楽しい瞬間もありますが、だんだんと鬱陶しく感じてきます。
収集要素や戦闘・カスタマイズ要素などはよくできていますが、ストーリーやミッションといったゲーム展開に関わる部分に関しては、2世代ほど遅れた出来になっていると言わざるを得ません。
良かった点
- 優れたキャラクターデザイン
- 自然豊かで多様性のあるワールド
- 自由度の高い戦闘とカスタマイズ要素
悪かった点
- 次第に繰り返し感が強くなってくる
- ナレーションが次第に鬱陶しく感じてくる
- ストーリー展開がワンパターン
CGMagazine -表面だけで中身は薄いゲーム
Score:40点
私は発売前トレーラーで、本作の広大なワールドと、魅力的な世界観を目にしてから本作にかなり興味があり、期待していました。
しかし、実際にプレイしてみると中身が薄いことに気づかされます。
ストーリーは興味の惹かれる内容ではなく、しばしば鬱陶しいナレーションによる説明が入るため、イライラさせられます。
戦闘は一見すると爽快感がありますが、どのような武器を使っても基本的にボタン連打していれば勝てるため、徐々に作業的に感じてきます。
また、ワールド上のミニボスと戦っていた際、もう少しで倒せそうだという時にいきなり敵が範囲外へフェードアウトしてしまい、再びエンカウントした際は体力が全回復してしまったという経験もありました。一気にやる気がなくなってしまいます。
そして何より技術的な問題(バグを含む)が多く、テクスチャの貼り遅れが発生したり、フレームレートが頻繁に低下するためゲームプレイに支障をきたします。
期待していたほど面白くなかったためガッカリです。
良かった点
- 広大で美しい世界
- 魅力的な世界観
悪かった点
- 20fpsの低フレームレート
- 人口密度の高いエリアでは頻繁にFPSが低下する
- テクスチャ貼り遅れなど、いくつかのバグ
- 不愉快な戦闘システム
- 戦闘はボタン連打で完了する
総評:広大で美しいワールドを探検できる独特なアクションRPG
総合Score:68点
GOODな点
- 広大で美しいオープンワールド
- 非常に豊富なカスタマイズ要素
- 多様性のあるマップ環境
- 何度もプレイしたくなる中毒性
- やり甲斐のある探索要素
- 流動的で爽快感のある戦闘
BADな点
- ストーリーの内容自体は薄い
- ミニマップが無いのが不便
- 次第に繰り返し感が強くなってくる
- ナレーションが次第に鬱陶しく感じてくる
- テクスチャ貼り遅れなど、いくつかのバグ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『バイオミュータント』についての海外メディアの感想となります。
冒険しがいのあるオープンワールド
本作の冒険の舞台となるオープンワールドは実に広大で美しく、遺跡から都市部、森林から山脈まで豊富なロケーション(環境)が広がっており、探検のしがいがあると好評です。
各地には隠し要素やサイドクエストも用意されているため、長時間やり込めるボリュームになっているとのこと。
戦闘もスタイリッシュで爽快感があり、武器・装備カスタマイズの自由度の高さも相まって、何度でも遊びたくなる楽しさがあります。
全体的なグラフィックや敵キャラクターのデザインなど、ビジュアル面でのクオリティも高く、世界観に没入できる作品となっています。
細部への詰めが甘い
一方で、本作は見た目こそ良いものの、細部への詰めが甘いとも評されています。
たとえば、世界観は確かに魅力的ではあるものの、肝心のストーリー内容が薄く、そこまで惹き込まれる内容ではないとのこと。
またストーリー上で発生するミッションの数々に関しても、内容が似たり寄ったりのものが多く、次第に反復的に感じるようになってしまうと述べられていました。
そしてシステム面では、フレームレートの頻繁な低下やテクスチャ貼り遅れなどの技術的な問題(バグ?)が発生しており、改善を求める声が多く見受けられました。
オープンワールドゲーム好きにはオススメの作品
いずれにせよ、本作の広大で美しいワールドは細部まで作り込まれており、独特な世界観も相まって、オープンワールド作品が好きな方であれば是非プレイしてほしい作品となっています。
キャラクターの育成や武器カスタマイズの自由度も実に高く、RPGやハクスラ系の要素も取り入れているため多くの楽しみが詰まっています。
自然豊かなオープンワールドを隅々まで探検して、ぜひ非日常感を味わってみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『Subnautica: Below Zero』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年5月14日(金)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けサバイバルアクションアドベンチャーゲーム『Subnautica: Below Z ...
続きを見る
-
『Mass Effect Legendary Edition』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2021年5月14日(金)発売の、PS4, Xbox One, PC向けアクションRPG『Mass Effect Legendary Edition』(マスエフェクト レジェンダリーエディション)。 ...
続きを見る