2020年4月2日(木)発売の、 ニンテンドースイッチ向け全方位型レールシューティングゲーム『パンツァードラグーン:リメイク』(Panzer Dragoon)。
本作は、1995年にセガサターン用ソフトとして発売されたシューティングゲーム『パンツァードラグーン』を、ニンテンドースイッチ向けにフルリメイクしたものです。
幻想的な原作の雰囲気を忠実に再現しつつ、グラフィック・サウンド楽曲の両面で現代の技術に合わせたリメイクを施しています。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | Forever Entertainment, MegaPixel Studio |
価格 | 約3,000円 |
ジャンル | 全方位型シューティングゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年4月2日(木) |
このゲームについて:
原作に忠実でありながら、現代に進化したグラフィックとプレイ感覚を持つ、パンツァードラグーンの最新リメイク!
果てしない遠くの星に、古代から目覚めた二匹のドラゴンに遭った。
古代から伝わる銃を手にして、青いドラゴンの導きに従い、命を惜しまず、使命を果たしてプロトタイプドラゴンがタワーに到達することを阻止しろ!
- 水没都市から複雑な地下遺跡まで、7つのステージを駆け巡る
- 巨大ハチ、サンドワーム、古代無人兵器と空中戦艦とともに現れるプロトタイプドラゴンと戦う
- 全方位化無慈悲な波状攻撃に対し、進化した360度コントロールとロックオン射撃
本作では青いドラゴンに乗って、人類がかつて生み出した生物兵器や帝国軍を相手に、ショットとロックオンレーザーを駆使して戦います。
水没都市から地下遺跡まで、多種多様な全7種類のステージが用意されています。
グラフィック・サウンドの両面でリメイクが施されただけでなく、フォトモードが実装されており、操作性などに関しても最適化をはかっているとのこと。
なお、ゲーム中の楽曲についてはオリジナル版 ⇔ リメイク版との間で切り替えが可能です。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
SpazioGames -優れた改善が施された名作
Score:70点
今作では、グラフィック・サウンド・システム面のいずれについても、原作から優れた改善が施されており、私のような長年のファンにとっては嬉しい限りです。
画面上に非常に多数の敵が表示されても、フレームレートの低下などは見られずパフォーマンスは安定しています。
古き良きアーケードゲームの感覚を、再びスイッチで蘇らせてくれます。
ただし、新しい追加コンテンツが何もない点と、全体的にボリュームが短すぎる点は残念です。
GOODな点
- グラフィックや操作性などの優れた改善
- 素晴らしいサウンドトラック
- 安定したフレームレート
BADな点
- 新規コンテンツは無い
- 内容に対して値段が高い
- 全体的に短すぎる(2時間ほどでクリア可能)
Metro GameCentral -長年のファンが待ち望んでいたゲーム
Score:60点
オリジナル版の楽しいレールシューティングのゲーム性を維持しつつ、グラフィック(見栄え)の向上、優れたサウンドトラックの収録などによって、長年のファンが待ち望んでいたゲームとなっています。
ゲーム性自体は今でも十分に遊ぶことが出来るものですが、操作性に関しては時代遅れと言わざるを得ません。
敵が小さいためロックオンしづらく、さらにドラゴンの羽が邪魔で敵が見えないこともあるためイライラします。
また、せっかくリメイクしたにもかかわらず、わずか2時間ほどのボリュームではもったいないように感じます。
GOODな点
- グラフィックの向上
- 優れたサウンドトラック
- 楽しいレールシューティングゲーム
BADな点
- ロード時間が長い
- グラフィックはアップグレードされているものの、そこまでレベルは高くない
- 時代遅れの操作性
- わずか2時間ほどのボリューム
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Destructoid -操作性の悪さ
Score:60点
最高のサウンドトラックと、個性的なステージの数々によって、原作同様の神秘的で魅力的な世界観が存分に表現されています。
ファンであれば、この最高のクラシックゲームを喜ぶことが出来ます。
しかし、追加要素自体は何もありません。
また、操作の感度が調整できない点も問題であり、この操作性に耐えられなくなる人もいるかもしれません。
GOODな点
- 最高のサウンドトラック
- 神秘的で魅力的な世界観
- 個性のあるステージの数々
BADな点
- 感度など操作の調整ができない
- 追加要素はない
Nintendo Life -ファンでなければ満足できないかもしれない
Score:60点
今回のリメイク作では、オリジナル版のステージデザインに優れたリメイクが施されており、見栄えが良くなっています。
サウンドトラックも疑いようのない素晴らしさになっており、原作を初めてプレイした時と同じようなインパクトを与えてくれます。
また、新たにツインスティック(両方のアナログスティック)での操作方法に対応したことで、一定の場所にとどまりつつ照準を定めるといったことが可能になっており便利です。
一方で、価格に対してボリュームが少なすぎます。
原作のファンでなければ、1~2時間ほどで終わってしまうボリュームに対して約3,000円を払うことが出来るか、微妙なところです。
GOODな点
- オリジナル版をリメイクした素晴らしいステージデザイン
- 新しいツインスティック操作方法でプレイしやすい
- 優れたサウンドトラック
BADな点
- 敵をロックオンしづらい
- 価格に対してボリュームが短い
総評:同ジャンルの中でも一二を争う、非常に洗練されたVRコンテンツ
総合Score:61点
GOODな点
- 優れたサウンドトラック
- グラフィックの向上
- 神秘的で魅力的な世界観
- 個性のあるステージの数々
- 楽しいレールシューティングゲーム
BADな点
- 価格に対してボリュームが短い(クリアまで2時間ほど)
- 敵をロックオンしづらい
- 追加要素はない
- グラフィックはアップグレードされているものの、そこまでレベルは高くない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『パンツァードラグーン:リメイク』についての海外メディアの感想となります。
神秘的で魅力的な世界観が蘇る
原作では神秘的な世界観によって多くのファンを生み出したパンツァードラグーンですが、リメイク版の今作においても、その魅力的な雰囲気は健在なようです。
全体的にグラフィック(ビジュアル)が向上しているほか、評価の高いサウンドトラックも再集録されており、昔ながらのファンにとっては非常に嬉しい出来となっています。
各ステージとも個性豊かな構成となっており、見ているだけでも楽しい作りになっています。
操作性についてはSwitch版から新たに両方のスティックによる操作に対応しており、移動&照準の同時操作がしやすくなったと好評です。
また、元々のゲーム性自体が面白いため、数十年経った今でも十分に遊ぶことが出来るゲーム内容であると、評価されています。
追加要素・ボリュームの面で不満が目立つ
ただし、ほとんどのレビュアーが、2時間ほどでクリアできてしまう本作のボリュームについて不満を述べています。
約3,000円ほどの価格に対してこのコンテンツ量は見合っておらず、原作ファンでなければ満足できないだろうとも指摘されています。
また、追加要素が無い点についても、がっかりしているレビュアーがいました。
昔ながらのファンであればオススメ
多くのレビュアーが価格に対するボリューム不足を指摘しており、単純なコンテンツ量を求めている方にとっては満足できないかもしれません。
しかし、グラフィック・サウンド・操作性などゲーム自体のクオリティは確実に向上しており、神秘的な世界観をより際立たせることに成功しています。
昔ながらのパンツァードラグーンのファンであれば、買っても損は無いかもしれませんね!(゚∀゚)