2022年8月25日（木）発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けRPG『ソウルハッカーズ2』（SOUL HACKERS 2）。
本作は、『真・女神転生デビルサマナー』や『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の流れを汲む、デビルサマナーシリーズの完全新作です。
ゲームシステム的には『真・女神転生III』や『ペルソナ5』などでおなじみの "プレスターン・バトル" を採用しつつ、新システム「サバト」の導入など前作からの変更点も多く見られます。
| ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
| 開発元 | アトラス |
| 価格 | 通常版：9,878円（税込） 限定版（パッケージ版）：17,380円（税込） 限定版（ダウンロード豪華版）：15,378円（税込） |
| ジャンル | RPG |
| プレイ人数 | 1人 |
| リリース日 | 2022年8月25日（木）※Steam版は2022年8月26日（金） |
このゲームについて：
『真・女神転生』『ペルソナ』のアトラスが贈る、ニューハードボイルドRPG。
人の世を見守る存在「Aion」の一人であるリンゴは、世界の破滅を回避するため、悪魔召喚師（デビルサマナー）たちと奔走する。裏社会で生きるアウトローたちは、世界の終焉を回避できるのか。
人の世を見守る存在「Aion」の一人であるリンゴは、悪魔召喚師（デビルサマナー）たちと協力し、世界の破滅を回避するために奔走します。
悪魔合体やＣＯＭＰの改造を行って仲間を強化したり、新システム「サバト」を駆使して強敵を撃破していきます。
本作ならではのドラマ体験「ビジョンクエスト」を活用し、バーやアジトで仲間たちと交流。時にはサマナーたちの過去を追体験できるビジョンクエストを行うなどして、仲間との絆を深めていきましょう。相互に理解することで力を増し、物語もまた核心へと近づいていきます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか？
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数（メタスコア）と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います！
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア＆レビューコメント
Digitally Downloaded -真・女神転生の伝統に基づく刺激的な作品
Score：90点
本作は、真・女神転生の伝統に基づいて制作された、刺激的かつ古典的な部分も含まれた作品です。
物語自体が興味を惹かれる深みのある内容となっており、登場キャラクター達はいずれも魅力的な存在です。
ソーシャルシステムにより、何気ない会話でキャラクター達との関係性を深めることによって、物語への理解度をさらに高めることができます。
古典的なターン制バトルに苦戦する人もいるかもしれませんが、3段階の難易度システム（イージー、ノーマル、ハード）が用意されているおかげで、ストレスを感じることなく自身に合ったスタイルでゲームを進めることができるでしょう。
掘り下げていくことで、より多くの魅力に気が付く作品となっています。
良かった点
- 魅力的な物語
- 戦略性の高い戦闘
- キャラクター達との何気ない会話
- 柔軟な難易度オプション
悪かった点
- エリア間移動時のロード時間が長い
- 戦闘時の派手さに欠ける
The Mako Reactor -今年最高のJRPGの１つ
Score：90点
本作はまさに、伝統的なアトラスのJRPGといった感じで、私がまさにアトラス作品へ求めていたものであり、今年最高のJRPGの１つと言っても過言ではありません。
キャラクターモデルから背景まで見栄えの良いビジュアル、素晴らしい音楽、魅力的なキャラクター達、そして楽しいコアゲームプレイなど、全体的に高いクオリティで仕上がっています。
過去のアトラス作品と比べてインタフェースやシステム面でも改善・合理化されており、悪魔合体など各操作をスムーズに行えるようになりました。
１作目のソウルハッカーズと同じようなものを期待している方はガッカリするかもしれませんが、JRPGとしては確かに完成度の高い作品です。アトラスが同シリーズの続きを制作してくれることを願います。
良かった点
- 魅力的なサウンドトラック
- 素晴らしいキャラクター達
- 楽しいコアゲームプレイ
- 伝統的なJRPGの要素
- 優れた声優の演技
- 見栄えの良いビジュアル
悪かった点
- 戦闘時のアニメーションスキップや、スピードアップ機能が無い
- 一部カメラワークの悪い部分がある
- DLCコスチュームは戦闘中にしか反映されない（移動中は変わらない）
CGMagazine -ペルソナを含むシリーズファンにはオススメ
Score：85点
本作は、真・女神転生シリーズにおけるダンジョンクロールアクションと、ペルソナシリーズにおけるキャラクター達との交流要素との間の絶妙なバランスをとった作品であると言えます。
典型的なターン制バトルは洗練されており、深みのある戦略性を与える一方で初心者でもプレイしやすいように設計されています。ただ、人によってはやや時代遅れのシステムに感じるかもしれません。
主要キャラクター達はいずれも成熟しており、親近感を感じる存在です。ビジョンクエストダンジョンを介して彼らとの距離を縮めていく体験も面白いものです。
古典的なJRPG要素を取り入れつつも近代向けに進化したシリーズ最新作であり、ペルソナを含むシリーズファンの方々には是非プレイしてほしい作品となっています。
良かった点
- 初心者でも遊びやすい作品
- 真・女神転生シリーズとペルソナの要素の絶妙なバランス
- 親しみを感じるキャラクター達
悪かった点
- ダンジョンのデザインは不毛で刺激に欠ける
- 根本的なゲーム性をやや時代遅れに感じるかもしれない
RPG Fan -欠点も多いが、洗練された作品
Score：73点
本作は多くの点で洗練された作品であり、質の高いビジュアルデザイン、優れたサウンドトラック、堅実で興味を惹かれる登場人物たち、そしてたくさんの過激な悪魔たちなど、楽しみを感じられる点がたくさんあります。
特にキャラクター達と一緒の時間を過ごし、彼ら・彼女らとの関係が成長する過程を見るのはとても好きでした。
ゲームは常にスムーズに展開されていきますが、たまに不満を感じる点もありました。
例えば基本的にゲームシステムが単調で、難易度も低く挑戦しがいに欠けます。
また、ダンジョン（ソウル・マトリクス）の攻略も基本的に単調で反復的な体験であり、魅力を感じられませんでした。
シリーズの中では一歩劣る作品かもしれませんが、それでも確かな魅力を含んでいることも確かです。
良かった点
- 見栄えの良いビジュアルスタイル
- 優れたサウンドトラック
- 魅力的な悪魔たち
- 堅実なキャラクター達
悪かった点
- 挑戦し甲斐に欠ける難易度
- システムが単純すぎる
- ストーリーも単純
- ソウル・マトリクスは反復的な体験
MGG -あらゆる点で平凡
Score：65点
本作の世界観や設定は確かに興味を惹かれるものであり、コアゲームプレイには所々にユニークなアイデアも取り入れられています。
しかし、根本的なゲームプレイ（ゲームループ）が非常に単純であり、すぐにその限界を示す体験となります。
ターン制の戦闘は古典的であり、この手のシステムに魅力を感じるプレイヤー以外には、時代遅れに感じられるでしょう。
そしてダンジョン（ソウル・マトリクス）は実に個性の欠ける不毛な空間であり、攻略は退屈で、冗長に感じられます。
本作はただペルソナの "スタイリッシュな" 雰囲気を模倣しただけであり、体験自体は実に平均的な作品であると言えます。
良かった点
- 面白い世界観
- 良いアイデアが多数含まれている
悪かった点
- 飽きやすいゲームループ
- 平凡なステージデザイン
- ペルソナを模倣した雰囲気
- 戦闘スタイルが古典的
総評：真・女神転生、ペルソナシリーズファンにオススメの洗練されたJRPG
総合Score：79点
GOODな点
- 面白い世界観
- 魅力的な物語
- 戦略性の高い戦闘
- 見栄えの良いビジュアル
- 優れたサウンドトラック
- 親近感を覚えるキャラクター達との交流
BADな点
- ダンジョン（ソウル・マトリクス）のデザインは不毛で刺激に欠ける
- システムが単純すぎる
- ストーリーも単純
- 戦闘スタイルが古典的
- 飽きやすいゲームループ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ソウルハッカーズ2』についての海外メディアの感想となります。
古典的な要素を取り入れつつ近代向けに進化した最新作
本作は、真・女神転生シリーズにおけるダンジョンクロールアクションと、ペルソナシリーズにおけるキャラクター達との交流要素との間の絶妙なバランスをとった作品であるとして、シリーズファンにはオススメのコンテンツであると評価されています。
戦闘には古典的なターン制を採用。インターフェースやシステムを洗練させたことで、より深みのある戦略的な戦闘を楽しめるとのこと。
主要キャラクター達はいずれも親近感を感じる存在であり、日常会話やダンジョン攻略を介して彼らとの距離を縮めていく体験は面白いものです。
全体的なビジュアルも優れており、特に悪魔たちのデザインはユニークで必見。サウンド面でもクオリティが高く、世界観に没入することが出来ます。
刺激に欠け、単調に感じる部分も
一方で、真・女神転生やペルソナシリーズと比較すると、全体的な体験に刺激が欠けており、プレイ中に単調に感じられる部分も多々あるとのこと。
例えばダンジョン（ソウル・マトリクス）のデザインはどこも似た感じで単調。攻略が不毛に感じられ、退屈になってくると指摘されていました。
また、ターン制のバトルを評価する声もある一方で、時代遅れで魅力に欠けるという意見も見受けられました。
他には、ストーリーが単純、ゲームループが飽きやすいなどの声もありました。
確かな魅力を含んだ、アトラス伝統的のJRPG
いずれにせよ、多くのレビュアーが『真・女神転生、ペルソナシリーズファンにはオススメ』であるとして、中々に高い評価を付けていました。
ゲーム性やダンジョンデザインなどに関して不満点が多く見受けられますが、独特の世界観や親近感を覚えるキャラクター達の存在など、確かな魅力も含んだ作品となっています。
バトルシステムに関して賛否あるかもしれませんが、悪魔たちのデザインはユニークで見ているだけで楽しく、難易度オプションも複数用意されており、初心者でも安心して楽しめます。
アトラス作品が好きな方は、ぜひ本作もプレイしてみてはいかがでしょうか！
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